日本人で二十七歳独身女性の中身を持つ、五歳児のレティシアが可愛くて仕方ない。
冷遇されていた祖国から十二歳も年上の王弟のもとへ嫁いだヒロイン。この旦那様もまた、微妙な立場なわけだが…。
竜や魔法といったファンタジー色強めな内容ながら、この巻はほのぼのとしたやり取りに癒やされながらそれぞれの背景を把握する感じ。
ヒロインの転生にレーヴェは関わっているのかなぁとか、不穏な王太后やガレリア、サリアはどのタイミングで絡んでくるのかとか想像を巡らせるのがとても楽しい。
さて、次巻ではもう少し動きがあるかな?