あらすじ
――俺をこんな気持ちにさせるのは君だけだ。
たった一人で森で暮らすエノーラは、亡くなった祖母から、なぜか、髪を染めることと森を出ないことを厳命されていた。
だがある日、狼に襲われそうになっていた元軍人エルネストを救う。
怪我で将軍職を辞した彼は、どんな病や怪我も治すという「森の魔女」の噂を聞いて森にやってきたらしい。
祖母以外の人間を知らないエノーラと、ある事情から人嫌いなエルネスト。
孤独な二人は次第に心を通わせるようになるが、彼らの邂逅は国を揺るがす事態に発展し……。
人嫌いな英雄×薄幸の森の乙女、一途な想いは頑なな男の心を溶かしてゆき……。
【目次】
プロローグ 星
第一章 邂逅
第二章 森の外
第三章 嫉妬
第四章 襲撃
第五章 別離
第六章 蓋を開く
第七章 森の娘
エピローグ 夢
あとがき
感情タグBEST3
匿名
ただの甘々なお話ではなく、サスペンスのような話の展開で、さらに最後の最後に、予想外の黒幕!びっくりです。
引き込まれました。
甘い絡みは思ったより少ないです。
意外すぎる展開だった
作家さん買いです。
ものすごくおもしろくて、エノーラはかわいいわ、エルネストはかっこいいわでするするっと読み進めてしまって寝不足になりました…。
森の中で生きるエノーラは、世間知らずだけど森のことはすごくよく知っていて、『ゴールデンカムイ』のアシリパさんを思い出しました。
性格もまっすぐなとこが似ている気がしました。
終盤の展開には本気でびっくり。
そしてエルネストの許すという叫びがすごく印象的でした。
切なくてかわいくて優しいお話でした。
ジョージは大変だったろうなぁ。
何度でも読み返したいお話でした。
純粋無垢なヒロインが可愛い
薬師の祖母に森の中で育てられたヒロインですが、とてつもなく可愛い娘です。
ヒーローは癖はあるものの、基本的には善良で真っ直ぐ男性でした。
ヒロインの素性や王の秘密など、ストーリーにも意外性があって面白く読むことができました。
Posted by ブクログ
まさか国王から森を出ては行けない、髪を染める事を強制されてたなんて
おばあちゃんはある意味国王から監視されながら孫娘と生きる事を守ってたのかなぁ
エノーラは本当に純粋だ
外の事を何も知らないからスポンジの様に物事を吸収していく
そんなエノーラにエルネストはどんどん惹かれてくけど保護者だからと自重しちゃう
しかも国王は前王の子供じゃないしエノーラとは異母兄妹になるし
でも無事エノーラが初恋を実らせてエルネストにあんなに愛されて過ごせて良かった
ヒロインの可愛さに悶絶。
ほんとにソーニャ?と思うほど良い意味で普通のストーリーだったが、終盤にきてなるほど納得。あんただったのかと。
確かにソーニャらしいがわりと軽めなので個人的にはちょっと物足りなかったな。
匿名
そこまで
歪んでる感じもなく、普通の恋愛ものとして読んでました。
ツンデレ要素も低め、ヒロインは素直で可愛かったけど、大きな危機もなくで盛り上がりに欠けた感じでした。
思ったよりも
思ったよりもサクサク読めました。読み終わってソーニャさんだったんだと驚いたほどに。作者様でソーニャさんならもう少しドロドロと重たくてもいい気もしますがソーニャさんらしくないほどあっさりでした。
森で祖母に隠されるように育ったヒロインと人嫌いなヒーローの出会い。全て策略だったなら、なるほどという感じでした。ただヒーローの兄がヒロインをどうしたかったのか。もし仮にヒーローが王になったとしてもヒロインは森の中?なんてことはないだろうし。悪人の娘が王妃になっていてもよかったのか。ちょっとその点だけ疑問でした。ただラストはハッピーエンドで少しだけ甘くデレたヒーローが見れて良かったです。
Posted by ブクログ
このレーベルらしい性格だったのは、意外にもヒーローではなく某キャラだったという。
序盤、割とコメディのノリだったし、エノーラに課せられるた様々な禁止事項は何のためか気になりはしたものの、主役二人の交際は順調のように思えたので。
倒すべき敵は案外あっさり自滅しましたし。
だから終盤になって「いや、お前が重くて病んでるんかい!」な展開にはかなりビビりました。
そう来るとは思わなかった!
それに、後半のミステリな展開、ミスリードを誘う展開も意外性あってよかったです。
一番意外だったのは、そんな二人の濡れ場が最後の最後に一回だけだったことかも。
奥手でしたな、英雄さん。