maruさんのレビュー一覧

炎と水

『ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない』の続編となり、師ルトフェルとニコルの孫ルイスと、アリステアとララの娘リリアが主人公の物語。
大人気ない超過保護な大公閣下の猛反対にも屈せず愛を自ら掴み取りにいくヒロインの行動力、そしてその強さと愛の重さに既視感を覚えるのだが？さすが親子ですね(笑)
まわりのキャラが濃すぎるせいかヒーローの普通さが逆に新鮮。
前作のアリスとララが望んだ優しい世界を守り、更に発展させるであろう彼等の未来をまた覗いてみたい。

優しい世界を

続編が出たので何度目かの再読。
ララを想い、ララを待ち続け、ララの為に立派な領主となり、ララの為に生きてきたといっても過言ではない最強魔術師ヒーロー。
いつ解かれるかもわからない石像を愛でながら、気が遠くなりそうな日々を耐え忍んだその想いに何度読んでも泣けてくる。
師弟関係から最愛の人へ。何年たっても変わらない、むしろ執着を増していく愛弟子の愛情に震えが止まらないわ。
神の代理人たる者とその救世主が過ごす世界が、いつまでも優しいものでありますように。

すみっこ愛

努力の結果、薄~い存在感を醸し出し人々の記憶に残らないという特技(？)を身に着けた実は類稀な美少女ヒロイン。
謎多き小さな毛玉『キューラ』の研究者としてひっそり過ごす日常に満足していたが、何故か婚活市場ダントツ人気No.1ハイスペ公爵ヒーローには存在がバレる。必ず見つかる。で、話しかけられる。何故？
グイグイ迫るハイスペ。恥じらい逃げ惑う乙女。何だこれ、最高じゃん。
前作高級娼婦目指すやつも面白かったし、作者様の今後に期待しかない。

大人の本気

師匠と弟子の関係から艶めいた流れに戸惑うヒロインが可愛いなぁ。尊敬と愛。埒が明かないとばかりに強硬手段をとることにしたヒーローが想像以上にヒロイン大好きで悶えたわ。
「饒舌な表現」素敵な言葉だね。

ロマンチック

これぞまさに大人の男。スマートで色気があり鼻血出そう。
愛なんて…頑なだったヒロインを甘く溶かす。カクテルとともに味わう極上のラブストーリーでした。

愛と憎しみ

襲撃をうけ、一夜にして祖国を失ったヒロイン。
一時的に閉ざされた視界の中で膨れ上がる絶望と復讐心。
気丈で誇り高いヒロインが好ましい。
固く閉ざされたその心に真摯に寄り添うヒーローも苦しかっただろう。
それでも、ヒロインを守り抜くと誓った大きな愛に感動せずにいられない。

愛され翻訳家

策士ってほどでもなかったが、必ずヒロインを手に入れるという気持ちは伝わった。
短いお話ながら纏まりよく盛り上がりもあって面白かった。

続編

言葉を重ねれば重ねるだけ拗れる仲。言葉を重ねなくても労り合える仲。
血の繋がりの有無など関係ない。
重く深い。そして熱いまるで映画のような物語でした。
極道ものが好きな方は勿論、そうでない方にもこの世界観は一度でいいから味わってもらいたい。

ディープな世界観

何だよこの重量感。TLでここまで本格的な内容も珍しいんじゃないかな。でも嫌悪感を抱くどころか不思議とワクワクが止まらない。
始まりの痛々しさと終盤の温度差。作者様は巧いなぁ。
続編も買っといて良かったよ。

淫魔

サキュバスを羽虫呼ばわりする拗らせヒーローが思いのほか面倒くさい(笑)
初恋が実ったのは素直で可愛らしいヒロインのおかげだぞ！

レッスン

仕事に行き詰るトラウマ持ちの小説家にあの手この手で男を刻むエリートヒーローの優しさと強引さが良い。
偶然と必然。初心なヒロインが心許していく様子、女嫌いなヒーローが手放せなくなっていく様子、二人の視点にこっちのテンションも上がりまくりの内容でした。

御曹司と元使用人の娘

恋人関係をすっ飛ばして夫婦となった身分差ある幼馴染み。
ヒロインを手に入れる為に時間と手間は厭わない。ヒーローの本気に震えるわ(笑)
愛し愛される二人に訪れる様々な出来事も良いスパイスとなり、更に絆の深まり甘々な後味の物語でした。

ほのぼのとしたプロローグに悶絶

完璧御曹司の呼名を持つ初恋を拗らせた魔法使い一歩手前のヒーローが最強すぎる。
愛おしい天使を守り抜いたその男気に惚れた。

蜜月五カ条

幼い頃から許婚の関係だったお嬢と若頭。発展しない関係を打破すべく頑張るお嬢が可愛くて。可愛いの連打に若頭大変だな！とニヤニヤが止まらない。
ヒーロー目線もあり。
全体的に甘々で極道ものとしてはライトな読み口なので、血なまぐさい描写が苦手な方でも楽しめると思います。

捨てる神あれば拾う神あり

婚約者に裏切られ全てを失ったヒロイン、やけ酒からの一夜の過ち、社長の溺愛。
元婚約者と浮気相手の浅はかで傲慢な態度には失笑もん。
名前の誤表記や文章の拙さが気になるが、テンプレ展開なので安心して読めるかな。

手錠プレイ

自分の中の不安要素を可愛い可愛いと言ってくるイケメン。動揺やそそっかしさは全部俺のせいにしろなんてさらっと言ってくるイケメン。
惚れるなと言う方が無理では？
二人で完結する安心の溺愛物語でした。

商人の娘の矜持

矜持ばかり高い貴族社会特有の息苦しさの中、それでも諦めず自分の感性や理念を誇り、夢を追い求める勝気なヒロインが素敵だった。決して否定せず、背中を押し続ける父親も良いパパだ。
魔法使い一歩手前のヒーローの深い愛情も良かった。

空気清浄機

6年間見守りという名のストーキング行為後、ようやく連れ去ってきたというのに餌付けと添い寝としれっと王妃教育だけでよく我慢できたな！チェリー王子の我慢強さ！
で、説明もなく追い出すとか何なんだよチェリー。
王弟の暴走などもあり細やかな設定がとっても魅力的な転生もののラストは満を持しての桃色シーン。
やっと！

マグロの呪い

はじめからヒーローの気持ちがだだ漏れの中でのジレジレ展開。浮気者たちの横槍や勘違いもあったが、エロ多めの甘々なストーリーでした。

お似合い

恋人たちが欲望のまま致しまくるストーリーだけど、不思議とくどくない。
ほぼ二人で完結しているのでそういった意味では刺激はないが、安心して読みたい方にはおすすめです。

理想郷

作者様は植物がお好きなのかな。
金木犀…謙虚、初恋、真実の愛。

不確かな再会の約束、裏切り、再建。
変わるものと変わらないもの。そのコントラストが素敵でした。

リリーたん☆

本音だだ漏れ展開好きの作者様買いで大当たり。
序盤の重苦しさは幻か？リリーたんからの意図せぬ言葉攻め。羞恥プレイ！笑
ヒロインの適応能力の高さと憤死覚悟のヒーロー。二人には申し訳ないが笑わせていただきました。

真実の愛

ツンデレヤンデレはじめすべての装備を身に着け、文字通り全身全霊をかけて愛をぶちまけるヒーローがほんと愛おしい。
そんな愛おしい男を貶める者に真っ向から立ち向かうヒロインにも震えたわ。
愚か者は最後まで愚かだったが…その存在があったからこそか。守り生き抜く覚悟を決めた英雄を誇りに思う。

変わらない、絶対

無表情ルカス。可愛いルカス。乱暴ルカス。意地悪ルカス。忘れるルカス。ルカス大盤振る舞い。
ヒロインと一緒に悶えるわ。

ルカス(英雄)がクローズアップされる今回は悲しみや苦しみを乗り越え、二人の絆と愛が深まる素敵なストーリーだった。

鬼畜の愛が重い

何度目かの再読だけど、転生の設定なくても…と毎度思う。
近年稀に見るヒーローの溺愛鬼畜っぷりがいっそ清々しい。ヒロインも可愛らしいしエロいし、キャラ設定やストーリーは概ね満足なのだが如何せん文字数が多い(笑)
目をしぱしぱさせながら2巻へgo！

守銭奴と氷壁

守銭奴というか経済観念がしっかりとしたヒロインとツンデレ気味のヒーロー二人だけでなく、他の視点もまざった構成がとても良かった。
魔法(魔導書)の設定も魅力的だし、何より、何より！ヒロインの赤×白ストライプドレス可愛い！

明るい未来

幼馴染みへの想いを秘めながら病と闘うヒロイン。
迷惑をかけたくない幸せになってほしいとの願いもむなしく、過保護という名の溺愛に拍車がかかるヒーロー。
愛し愛され、生きてさえいれば他には何もいらない。
目の前のささやかな幸せを噛みしめる二人の姿が愛おしい。

貞淑と官能

恋人と後輩からの酷い仕打ち。いつか去っていく上司。
裏切りと恋慕の香りにクラクラ酔いしれる。
作者様の紡ぐ切なく甘いストーリーが大好きだ。

次の自分へ

俺様の溺愛…最高じゃないか！
まっすぐなヒロインも格好良くて可愛くて。

たくさんの前向きな言葉が心に沁み渡る。
恋愛に仕事に、そして人生に真摯に向き合う姿がとても眩しかった。

成就

契約結婚とは…デロ甘じゃないか！
かわいいかわいいとヒロインを愛でまくる嫉妬深く独占欲丸出しのヒーロー。
そんなヒーロー目線もあり。ご馳走さまでした。

最高ですね！

まず、タイトルがいい。シンプル且つ印象深い。
あと、ソレイユもいい。極度の顔フェチ。潔し。
あぁ、ルイスよ…。残念イケメンだんだん癖になる。
屑でワンコで泣き虫で。でも、そこがいい。

大人の男

ヒーローの本気の囲い込み、お見事でした。
ヒロイン可愛いもんね。
イライラモヤモヤすることなく安心して読める、甘々な物語でした。

おかえり

アンティーク・キャラメリゼの番外編。
四十路男が酔って嫉妬して夏子に官能的に絡むの巻。
短いけど、これもまた粋だね。

目利き

鐘桜館と骨董。
古き良きものと新しいもの。
守るべきものと変えて行くべきもの。

二人の言葉と考え方が、心の奥底に沁み渡る。
大人の色気にくらりと酔いしれる…
味わい深く奥行きのある物語。

七回目の正直

割とぶっ飛んだ展開なのにすんなり受け入れられる作者様マジック。
ヒーローの一途さに泣けた。こんなふうに心から愛されたい。

取り戻したい

ドラマティックなストーリー、鮮やかな情景描写、甘く臨場感のあるセリフ回し。作者様の作品を読むたびにまるで映画や舞台を観ているようだと感じる。

離婚後、数年たってから再び動き出した二人の物語。
想いが深すぎた結果というべきか。
迷惑をかけたくない、求められたい。
こんなふうに愛されたいな。

主従逆転

恋心を拗らせ傲慢だった過去を悔いるヒロイン。
大切なものを守る為に全てを捨てたヒーロー。
白色と黒色。
理性と本能。
諦めと渇望。
相反するものは苦く、尊い。

ナデシコ＆依田コンビの癖がすごいがどっちも良いやつで物語の最高のスパイスだった。

ロマンチック

百回目のキスで目覚めた絵画の中の勇ましい覇王。
出だしから何やらロマンチック。
先見、兄弟の絆、時を越え叶えられた願い。

ヒーローに行動力がありとてつもなく前向きなのがいい。覇王に恋し、どんどん強くなるヒロインもとても魅力的だった。

不器用な大人たち

ヒロインは何も悪くないのに。
大人たちの都合に巻き込まれ、悪意に晒され、大切なものを傷付けられる。
言葉足りなく、噛み合わない歯車。
もどかしい。
でも、強く弱いヒロインの笑顔に救われた。

ビバ妄想

不自由な聖女生活で鍛えられた妄想癖。
たった一度会っただけの麗しの王子とのめくるめく逢瀬(妄想)が現実に？！
不眠の原因が早々に判明するので、ずっとニヤニヤしながら読むはめに(笑)
賑やかな三つ子王女と物言わぬセリーヌに感謝だな！

愛し子

前世の記憶、新たな聖女、愛しの婚約者。
ヒーローにだけ我儘になっちゃうヒロインが可愛くって。来るべき未来を嘆き、募る恋心に苦しみながら攻め込む乙女に身悶える。
神に嫉妬しちゃうヒーローの気持ちもわかる。堪らんよね。

初恋叶い

いずれは、終わる恋なのに

ゆっくりと、でも確かに育っていった恋心。
甘酸っぱい婚約者たちに忍び寄る滅びの足音。

ヒロインの心の変化、ヒーローの執念。
未来へと続く、晴れやかな結末に安堵した。

孤独な不夜王

国を統べる者が寝台の下でしか眠れぬ理由が切なかった。
そんなヒーローの期待に応えたい、支えたいと頑張るヒロインがゆるふわ可愛くって。
プロポーズから始まる恋物語。二人の子供は間違いなく可愛い。

呪いと癒やし

個性豊かなキャラと軽やかな会話にそぐわぬ教団の闇深さ。騎士団側と教団側の温度差よ…。
それぞれの思惑が複雑に絡み、たまに空回りしながらの見事な終焉に興奮が止まらない。最高！

作者様買い

女嫌いじゃなくただ上がり症ってとこがまず可愛い。
ラブドール相手でも遠慮がちなとこも可愛い。
結果、全て可愛いヒーローが尊い。

決して長いお話ではないのに、満足感や感動で胸がいっぱい。大好きな作者様の、大好きな物語がまた一つ増えました。

愛、だだ漏れ

ヒーロー大好き！なヒロインが可愛くて仕方ない。
こんなまっすぐに可愛く愛情をぶつけられたらヒーローも堪らないよなぁ。
甘々だけど全然くどくない。
最後のヒーロー目線に完全にやられたな。

覇王の深い愛

ヒロインの境遇に涙がでそうになる。
そして悪意ある者たちの態度に反吐が出る。退場しても尚苦い後味が残るが、糖度高めのヒーローの愛にほっこり。

主従永遠

あぁ、これはダメだ。
心にグッサグサ突き刺さる。

清廉で無垢なヒロインの境遇、主限定で饒舌超過保護なヒーローの行動原理や出自、王家の歪。

ハラハラドキドキのストーリー展開と魅力的なキャラに大満足です。

どうか、先っちょだけ

需要と供給。
禁欲的な世界で聖女として皇帝として生きていく上で必要な行為。
始まりはどうであれ、選ばれし者は決してチャンスを逃さない。
皇帝だけど皇帝らしくないヒーローがらしくてすっかり魅了された。

転生や聖女のカテゴリーは無限の可能性を秘めているのではなかろうか。
作者様買いでしたが、大満足です。

催淫の呪い

愛しい女の淫れた姿に何度も煽られながらもそれでもすぐに欲望のまま奪う事はせず、ぎりぎりまで歯を食いしばるエリアスの想いの深さよ。

ヒーロー目線あり。
ままならない状況や感情が極上のスパイスとなる展開に作者様の巧さを改めて感じた。