あらすじ
ザクセン帝国アバロフ侯爵家の嫡子であり、皇太子の側近であるエルヴィンは皇太子の命により妻を娶った。相手はつい先日ザクセン帝国に敗れたばかりの隣国・リンドール大公国の伯爵令嬢レティアナ。リンドール大公国を統治する地盤を固めるため、公女との婚姻を求めていた皇太子だったが、肝心の公女は戦時の混乱に乗じて行方不明。そんな最中に見つけ出されたのがレティアだった。レティアナの境遇を憐れに思ったエルヴィンは、仮初めの夫婦として過ごし、ほとぼりが冷めた頃に離婚しようと提案する。しかしレティアナはそれを拒絶。さらには処女を散らしてほしいと懇願してきた。その理由は「亡霊に襲われないため」。亡霊を恐れ、涙を流すレティアナの姿に目を奪われたエルヴィンは、求められるままに彼女を抱いてしまう。この時のエルヴィンはまだ知らなかった。レティシアの抱える大きな秘密、そして彼女が清らかな身体を差し出した本当の理由を……。
...続きを読む感情タグBEST3
エルヴィンが壊れた笑
ヒロインの勇ましいことといったら!主人公とは、彼女のような人をいうのだろう。
艱難辛苦を乗り越えて、人に寛容で、知識欲にあふれ、矜恃を持ち決して自分を曲げない。
王子様のような夫に愛されて、物語のようにいつまでも幸せに過ごすに相応しい。
とフロレンティアを絶賛しつつ、きっと、行間で血のにじむような激務と、自分でも制御できない妻への思慕に翻弄されたんだろうエルヴィンの、最後の壊れっぷりは、完全にふりきれてた!
出なきゃ、皇太子にももっと大人な対応をしていただろうし、デイモンにも心象よく接する自制心を発揮しただろうに……
妻が勇敢で、人気者で、魅力的だから、男らしさを感じる場面がなかなか見られなくて🤣
でも、かっこよかった✨面白かったデス
真実を告げられず偽りの身分で愛される苦悩。
愛する妻への独占欲と懸念。
公女を探す次代の王。
聡い者たちそれぞれの想いが絶妙に絡み合う展開。
ちょっとした事件もあり、緩急のあるストーリーに無我夢中。
面白かった。面白すぎた。
全力でおすすめしたい。
めでたしめでたし!
なかなか食わせものな15才の皇太子が凄い。
為政者らしいというか何というか。
振り回されつつも、おさまる所にしっかりおさまって良かった。
レティの半分血の繋がったお兄様とも会えて良かったし、旦那様にとのバトルも面白かった。
お兄様一家もホントに翻弄された一家だったろうに、スゴいなぁとしか言えない。
お兄様の幸せを祈らずにいられない。
すっごくおもしろかった!
初めて読む作家さんでしたが、ものすごくおもしろかったです!
ハラハラするシーンもありましたが、エルヴィンの恋の行方やティアのかっこよさでおなかいっぱい。
とっても満足しました!
他の作品も読みます!
次回作も楽しみです。
焦らしプレイ
ヒロインもヒーローも、ちょっと簡単にどっぷり惚れすぎではない??とは思うけど、どんどん進んでいく話に追いつくにはそうなるしかなかったかも(笑)。
後半はなかなか二人で居られない2人のジレジレが長かった…。ヒロインは賢くて人を引き付ける上に凄い美女なわけで…ヒーロー視点になるとハラハラしました。
案外チョロかった。
不本意だったのは上巻の25%くらいまで、それ以降は本望です!と言わんばかりのメロメロさ加減、初夜以降2回目を期待してワクワクソワソワしてるのに皇太子のお蔭で忙しすぎてなかなか機会に恵まれないヒーローが可愛いやら憐れやら。
凛々しくて、天然人垂らしのヒロインに魅了されてく人々にヒーローヒロインを取られてなるものかと少々壊れぎみ、なんせヒロイン男前でカッコいい!
唯一魅了されない女、妄想大暴走女ルーシィ、あれ野放しでいいの?
匿名
とても素敵なお話でした!上下巻で終わるボリュームも丁度よく読みやすかったです。
手紙から入るのでグッと引き込まれ、その後も予想しない事が次々とおこるので、夢中になって読み進めてしまいました。
匿名
ドキドキ、ハラハラしながら、皇太子に振り回されるヒーローを応援したくなりました。
最後は色々ハッピーエンドで良かったです。
格好良いヒロイン
前半はヒロインの無双状態で、格好良いヒロインに惚れ惚れしました。
その分、ヒーローの見せ場が少なかったかも。
もちろんヒーローも好きなのですが、15歳にして底が知れぬ様相を見せている皇太子がいいキャラだなあと思いました。
格好良さから並べると、ヒロイン>皇太子>ヒーローになるでしょうか。
可愛さはヒーローが一番かもしれません。
面白くて一気に読めるお勧めの作品です。
おもしろかったです
冒頭の手紙からどんなストーリーになるんだろうとワクワクしながら読み進めることができました。
最終的にはヒーローはヒロインにデレデレでしたね。幸せになってください。
あれれ...ラブコメ?
上巻の勢いが嘘のように、読むペースが大失速しました...
美しく聡明で、人たらしなヒロインエピソード満載。
ヒーロー、どこ行った?w
ヒロインがヒーローを想うようになった過程も、もっと見たかったなぁ。
そのくらい、ヒーローの良さのわかるエピソードがないw
ヒーローがヒロインの身分に疑いを持ち始めた描写がありましたが、そっち方面で話を展開して欲しかったかな、あの事件よりも。
身分を明かすシーンも、主人公2人の内面?葛藤?の描写がもっと欲しかった...
ヒロイン、サッサと王太子と去ってしまって、ヒーロー茫然でしたねw
そこに愛はあるんか?
仕舞いには、ヒロインの取り合いで、ヒーロー、壊れてましたw
やっと出番が来た!と思ったら、振り回されっぱなしで、焼き餅焼きまくってばかりのヒーロー、初めてかも。
陰鬱な扉絵と、上巻の内容から、勝手にシリアス路線と思ってしまったので、こんな感想になってしまいました、ごめんなさい!