あらすじ
嫁ぎ先の国を滅ぼしたとされる希代の悪妃、ラスカーダ帝国の皇帝妃イェルマ。ところが記憶も身体もそのままに三百年後に生まれ変わり、今では前世の行いを猛省して娼館で踊り子として働く日々。だが、再び三百年前、皇帝である夫ルスランの新妃との婚儀の目前に戻ってきてしまった! 今回の人生では愛する夫の国を守るため、彼が本当に愛していた新妃エジェンとの初夜を無事に成功させようと奔走するがなかなか成功せず、それどころかルスランはイェルマの閨を毎夜訪れ溺愛してきて……!? イェルマの前世の記憶には何か誤解が? 夫を想うがゆえに逃げまくるイェルマと、絶対に逃すまいとする皇帝ルスラン。二人の愛は歴史を変えるのか? 2023eロマンスロイヤル大賞、奨励賞受賞の異国情緒溢れる歴史改変溺愛ファンタジー!
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何が正解で、何が間違っているのか。
悪妃とはなんだったんだろうか。
多くの人達の様々な思惑に振り回されたヒロイン。自らの行いにも問題はあったかもしれないが、過去に戻り奔走する姿に何度も胸が苦しくなった。
だからこそ、裏側がすべて暴かれた後の余韻は格別だ。文句なしの面白さ。おすすめです。
面白かったです。
読みごたえがあり、最後まで面白かったです。三百年ごな生まれ変わったと思ったら、すぐに昔に逆戻りして最初は少し混乱しました。最初のヒーローの行動になぜ?ヒロインを愛してるんじゃないの?と疑問でしたが、読み進めていくうちにドはまりしてしまいました。先が気になって一気に読みました。ヒロインは自分がヒーローを不幸にしたと思い今度は身を引いて彼の幸せを願います。でももう一人の妃を愛してるはずのヒーローはなぜか離してくれなくてエッチな駆け引きがとても面白いです。主役2人も脇役もとても良いキャラで魅力的だし、悪役もいてイライラしますが、最後にざまあありますし、1度目の人生で、ふたりが不幸になった理由もはっきりし、ああ、そういうことねと納得しました。ボリュームもあり、事件やトラブルも起こり最後はハッピーエンドでとても良かったです。ぜひ読んでみてください。
最初は、なんでこんなおバカな王女様の話を買ってしまったのだろうと、思ったが、自分もヒーローも、周りが不幸にならないようヒロインが頑張る。おバカだから思いついた事をやってみる。良いんだか悪いんだか。でもだんだんと、女としても、妃もしても、成長したのではと思う。
悪い方は、恐ろしい一族でしたね。
おもしろかつた
どんな悲劇的なお話になるのかな、と思ったら、とんだコメディでした!
とんだコメディって日本語何?
イェルマがものすごく素直で、天然炸裂してましたね…
まさか、未来でネタバレ見てきて、元の世界で修正する話なんて思わないじゃないですか!
でも、いくらネタバレ見たって、素直に反省し周りに迷惑をかけたと認められる人物だったから、元の世界でやり直しができたのかもしれない…
最初こそ空回りしていたけれど、それすらも、どういう行いが誰の目にどう映るのかを気づかせるもののように感じました。
それにしても…エジェンとの初夜性交がなかなか成らないからって、膝から崩れ落ちて嘆かなくてもいいのに。大爆笑じゃないですか。
ルスランは溺愛の手を緩めてくれないし、思い通りにいかない!!って、いーーーーーっ( ≧Д≦)ってなってたけど、なんで、「自分は愛されてるから」の結論にいかないのかな…片思いだと思い込んでるのかな。ネタバレ見る前も後も。
あと、橋田壽賀子並の長台詞、段落つけましょうね…1ページまるまる1段落は読みにくい。
ちょっと最後の回収エピソードがもたついた印象があったので、☆ひとつ減らしたけど、4.5くらいの感想。
初めて読む作家さんでしたが、今後も期待です。
中古
なんとも可愛いヒロインでした!
タイトルやあらすじから、悲壮感溢れるキャラと展開を想像していたので、意外でした。
ヒロインと呪医のコミカルなやり取りが、何気にお気に入り。
惜しむらくは、種明かしパート。
会話で事件のあらましが延々と語られ、ちょっと退屈だったかな?
そこまでは、先が知りたくて一気読みでした。
総合して、面白かったです!
匿名
まさか
落語の「饅頭こわい」がまさかTLジャンルで活かされて出てくるとは思ってもなかったです。
男を誘う女ははしたなくて嫌だと聞いて、嫌われようと露出の高い衣装で挑むヒロインは素直で可愛かった。
あらすじと設定は面白い
どういう風に物語が展開していくのだろうかとワクワクしたが、途中から冗長な会話だけでストーリーが進むのが気になってしまい、設定を読んでいるだけの気持ちになった。ヒーローももう少しクールなキャラかと思ったら親しみやすい…悪く言えば庶民的。
最後は飛ばし読みしてしまった…。設定は面白いだけに残念