ブックライブの書店員おすすめレビュー

すべて のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    「時代や環境が違うので勿論、一概には比べられないのだが…
    大谷翔平の高校時代…
    松坂大輔の高校時代…
    江川卓の高校時代…
    誰が一番すごかったのか…?
    その答えは『江川』なのである!」
    この文章に「ムム!?」と思った方、是非『江川と西本』を読んでみてほしい!
    野球マンガでは「ボールがホップする」という表現が多用される。『江川と西本』の本文から引用すると、物理的に、ボールがホップすることはあり得ない現象だという。マウンドから投げるボールの放物線の軌道によって、「ホップしているように感じる」のが、一般の解釈とされている。
    しかし、江川のボールは「ホップしていた」。
    バッター側の目線として、ボール3個分上を振っても、ボールは更にその上を通過していくと言う。
    高校3年間、ノーヒット・ノーラン9回という異次元の記録を出した「怪物」江川。そして同時代を生きた「雑草」西本。そのライバル伝説に刮目せよ!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    アイザック・アシモフの数ある作品の中で『映像化不可能』と言われている作品です。そう言われるだけあって読み応えあります。
    アシモフの作品には、有名な「ロボット三原則」のようにシリーズ毎に一貫したテーマがありますが、この「銀河帝国興亡史」では「心理歴史学」です。
    「銀河帝国はどのような滅亡の道を辿るのか?」、「ファウンデーションはどうやってその危機を乗り越えるのか?」、「そして、ハリ・セルダンの予言とは何なのか?」
    そう思いながら物語を読み進めていくと、あっという間に三部作を読み終えてしまいます。
    他のアシモフ作品につながるテーマが要所に盛り込まれている、アシモフファン必読の三部作です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    二次元アレルギーなカタブツ男子×腐女子なボクっ娘(可愛い)。
    普通に生活してたら絶対に関わりもなさそうな2人が運命的に出逢ったら!?
    不器用ながらも一生懸命な主人公「ブンガク」。
    知らないことも理解できないことも、それでも彼女が好きだから、彼女を形作るものを理解したい!
    そうやって歩み寄って徐々に距離を縮めていくブンガクの一途さは純粋そのもの。
    二人の純愛物語だけではなく、純文学作家志望なのにラノベ作家として成功してしまったことの葛藤と向かいあい、答えを出していくブンガクの姿にも感動確実。
    大切な答えって思いがけないところに転がっているものかも、と感じさせてくれます。
    個人的にはブンガクの親友「圭介」にぜひ注目していただきたい。
    チャラく見えて、誰よりも主人公の理解者。最強の友人キャラ、格好よすぎますって!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    自分自身に存在価値を見出せず、投げやりになっていた昭彦の命を救ってくれた青年・和重。彼は、永遠の命を持つ吸血鬼だった…。

    みちのくアタミ先生の新作は、なんと吸血鬼もの!
    吸血鬼とはいえ人を襲うことはせず、輸血袋で食欲を満たす和重は「僕にできることがあれば言ってほしい」という昭彦の言葉に、だったら俺を殺してくれと言い放ちます。
    昭彦はもちろん断るのですが、望まずして吸血鬼になってしまった和重の苦悩は深く、彼の半生がいかほどのものだったかと、想像しただけで涎……じゃない、涙が出てきます。
    愛する人たちに次々と先立たれた吸血鬼の和重と、天涯孤独な昭彦は、同じ孤独を抱えるもの同士、ひそやかにその心の距離を縮めて行くのですが、和重を吸血鬼に変えた男・将門の登場を機に不穏な空気が漂い始めます。

    2人に幸せは訪れるのか。そして、冒頭で和重が墓参りをしていた墓標の名前は……と気になることがモリモリの本作。続きが楽しみすぎます。
    それにしても、吸血シーンってなんてエロいんでしょうか……将門に血を吸われる和重の表情はまさにエロスそのもの!仄暗い色気にぜひノックアウトされてください。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    揺れる乳!弾ける汗!仕上げられたカラダ!
    ここは天国?否、学校。

    陸上ばかりやっていたゴリマッチョの金田武蔵。
    女子との交流を断ってきた彼は義姉で理事長の足コキに5秒と持たない。
    そんな男が女子陸上部の顧問!?

    あんたにはもったいない。俺と変わってくれ。

    爆乳がコンプレックスのGカップスプリンター!
    身体の硬いスレンダー美女!
    Vゾーンがドエロいドジっ子ハードル選手!

    「ほんと…コーチの…おいしい♡」
    「は…激しいのを…お願いします♡」

    美女たちに囲まれたこの環境。

    やっぱここ、天国でした。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    かつてないほどカッコいい今川義元!
    そして、もちろんカッコいい若かりし頃の織田信長!
    両雄が激突する桶狭間の戦いを濃厚に描き切った今作。合戦自体のしっかりとした描写はさることながら、当時の世相と戦いまでの背景の密度にがっちり引き込まれる。
    そして、クドいようだが今川義元が非常にカッコいい!ごくごく個人的で勝手な今までの今川義元のイメージが覆り、惚れた。
    『センゴク』の外伝ではあるが『センゴク』未読の方も是非、読んでもらいたい作品。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    少女漫画界の哲学家・カーラ教授こと川原泉の最新作!
    ある夜、女子寮の裏で火星人(と自称する2.5頭身の生き物!)と学校の事務長・鷹彦(たかひこ)が会話をしている現場に遭遇してしまった女子バレー部員の真世(まよ)。
    バーナム効果とは、「誰にでも該当するよーな曖昧で一般的な性格を表す事柄を、自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理学上の面白現象」のこと(本編24Pより)。
    「火星人を見た」なんて、ただのバーナム効果!気のせいだ!……とはいかなかった。寮で見かけた火星人は実在していて、どんなものでも金や銀やダイヤモンドに変えられる化学元素変換器やら、瞬間移動できる転送システムやら未来の道具で人間たちを翻弄する。
    しかし、本作の面白いところは、そんな未来の道具を持っているにも関わらず、このおっとりした火星人のやっていることが、夜の音楽室でピアノを弾いたり、生物室の骸骨と踊りつつ歌ったり、という驚くほどの小スケールという点だ。
    そのせいか火星人と交流する鷹彦と真世には何の緊張感もない。火星人を間に挟んで全然関係のないことでケンカを始めては、火星人に仲裁をさせる始末。

    川原泉作品に出てくる登場人物たちは高頻度で不思議な体験や現象に見舞われるが、それらの謎よりも詳細に描かれるのは、ごくありふれた日常の中で生きる人の心の機微である。
    未知の生物にアレコレ考えを巡らせるよりも、目の前の人間と血の通ったコミュニケーションをとることの方が複雑に頭を使うしエネルギーも消耗する。
    『バーナム効果であるあるがある』は、そんな「ごくありふれた日常」で生きる人々に対するカーラ教授の変わらない眼差しが感じられ、気持ちが温かくなる。
    また、既刊の「〇〇がある」シリーズの登場人物も多数出演しているので、過去作品を読んだことのある人はよりニヤリとできる演出も!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    二人の男性に取り合われたい、と思ったことはありますか?(個人的には、「私のために争わないで!」という台詞は、機会があれば是非とも言ってみたいものです。)
    この作品は、ずっと面倒を見てくれたはとこの由と、彼氏の朔夜の2人のイケメンから求められる、ヒロイン・香鳴の物語。“由にい”と慕ってきた由も色っぽくて魅力的ですが、彼氏の朔夜が優しくてきゅんとしてしまいます!
    二人がライバルに対して見せる嫉妬も、愛されているなぁと羨ましく思えちゃいますね。
    彼らの三角関係を、是非お楽しみください!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「たいへん遺憾ながら、淫乱な母から美しく生まれてしまった」少女、川村七竈(ななかまど)。
    出奔を繰り返す母親、実父を語る男性、幼馴染みの少年、元タレントの芸能マネージャーが、少女の繊細な心を揺らす。
    登場人物の芝居がかった台詞も印象的。
    美しい少女と少年に憧れる、平凡な後輩が言う台詞。「憧れなんて、勝手にするものよ。ほうっておいて」
    少女は、女性にとって大事なものを自分から失うことで、前に進もうとする。
    環境に負けることなく前向きに進む姿に勇気をもらえる作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    時代物×ファンタジーな世界観の作品ですが、BLという枠組みを超えておすすめしたい!

    剣豪・草薙が出会った盲目の座頭・千載こと千。彼は人の望みを叶え、その魂を喰らうという能力の持ち主でした。魂を喰われた人間は輪廻の枠から離れ、人々の記憶から消えてしまうのですが、千もまた魂喰らいとして輪廻から逸脱し、痛み以外のすべての感覚を失っています。
    そんな千に興味をもった草薙は、千のことを知りたいと、彼の旅路の伴となります。
    千と契約を交わす人々はみな、誰かのために自分を犠牲にしようとします。千はそんな彼らの願いを叶えつつ、残された人々の気持ちに寄り添おうとします。願いの行く先は悲劇であることも多いのですが、根底に流れる愛情の強さ、深さに思わず涙してしまうことも。

    千と草薙の関係は恋愛とは少し違うものの、確固たる結びつきを感じさせ、時に色っぽく、時に切なく胸に迫ります。バディものが好きな方にもおすすめしたい作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    無慈悲なる飯テロラノベ!(※ダイエット中の人にはオススメしません)
    エルフやドワーフ、賢者に騎士にリザードマン……そんな王道ファンタジーに東京の洋食店「ねこや」の扉が現れるお話。
    1話完結もので主人公はお客様、各話ごとに視点が変わるのでバラエティ豊かな食レポ(?)が楽しめます。
    名だたる大剣士も大賢者も「ねこや」では食事と酒を楽しむただのオッサン……しかも扉は7日に1度しか現れない焦らし仕様で「ついに、7日ぶりの……ドヨウの日が……!」と心待ちにしている姿は何とも和みます。
    料理への反応が皆純真で微笑ましく、味が想像しやすい定番メニューな事もあって読みながら食欲が湧いてしまうのが少々困り所。
    サクッとジューシーなメンチカツを求め洋食屋へ旅立った読者は私だけではないハズ。
    1話完結なので時間のない人にもオススメ! ……というのは大嘘で、読みやすさも相まって「もう1話だけ…」とつい読み続けてしまうので要注意です。
    やめられない止まらない、かっ○えびせん的飯テロ作品。
    個人的に1巻カレーライスの話がお気に入り、腹にも胸にもグッときました……!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    人類が全員石化して数千年…!生きのびた高校生2人の文明再建物語!!

    原作:稲垣理一郎(『アイシールド21』)×作画:Boichi(『サンケンロック』)による超大型SF大作が満を持して配信!
    科学バカの千空と体力バカの大樹……人類が石化した世界で数千年後に目覚めた2人が、文明をゼロから建て直すファンタジーロマンです。
    第1巻は、人類と世界を救うと意気込む千空の情熱がアツい!
    「『科学ではわからないこともある』じゃねえ わからねえことにルールを探す そのクッソ地道な努力を 科学って呼んでるだけだ……!!」
    「ファンタジーに科学で勝ってやんぞ 唆(そそ)るぜこれは…!」
    「科学の力で人類全員!もれなく助けてやるよ」
    ――科学の力を借りて、他者への愛・世界への愛を原動力に文明を作り替えようとする彼の心意気に脱帽です。
    もちろん大樹も見過ごせません。石化した片恋相手の杠(ゆずりは)…彼女への気持ちの深さに胸がいっぱいになります!愛は石化した彼女を貫き、心を手に入れることができるのか!?(ダブルミーニング)
    文明は科学によってつくられるかもしれないけれど、その根底には誰かから誰かへの強い思いがあるに違いありません。
    高校生2人のつくりあげる新しい世界は、石化した人類はどうなるの!?さっそく続きが待ち遠しい一冊!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    この作品は、気の強いヒロインである依子と、仕事上のライバルである同期の江田のラブストーリー。
    職場上でのただのライバル(依子からの一方的)であるはずの二人が、ある夜をきっかけに特別な関係に。
    いわゆるオフィスラブを描いた作品ですが、普段は勝気である依子が垣間見せる甘えと、完璧超人かつ意地悪な江田がふと見せる人間味が特に魅力的!
    イケメンの江田が弱っている姿には、女の子ならキュンとするはず!他の女の子が知らない、自分だけ見せる姿って、心にぐっと来るものがありますよね。
    片倉みっきさんの絵の可愛さもあって、二人を応援したくなる作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    伝説の殺し屋、1年休業で過ごすはじめての「ふつうの生活」

    裏社会で伝説と恐れられる、"殺しの天才"「ファブル」。
    幼少の頃から技を叩き込まれた彼が、1年間の殺し屋休業を命じられ、一般人に扮して「ふつうの生活」を送ることに。超一流の殺し屋ファブルは、はじめての平和な日常を、無事過ごすことが出来るのか!?というお話。

    各巻表紙の危険な雰囲気そのまま、ハードなアクションや今時の裏社会など、シリアスな場面も読み応えがありますが、面白いのは結構な頻度で描かれる「ふつうの生活」。

    特に、ファブルと同じく正体を隠し妹を演じる女、洋子が面白く、ファブルとの絶妙な掛け合いや、ヒマ潰しに男を酔い潰すシーンなど、コメディーシーンが秀逸で、じわじわクセになる!
    バイオレンスだけじゃない、ちょっと不思議な殺し屋マンガ、この作品だけの独特な面白さが味わえます。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    堅苦しい小説は読むのが大変…。
    けど、萌え萌えしすぎるラノベもちょっと…。
    そんなあなたにうってつけの一冊。
    刑事ものですが、難しい推理はなく、テンポのいい会話とアクションで物語が進みます。
    登場キャラクターはおっさんが多く、女性キャラクターはヒロインのティラナ以外あまり出番がございません。
    最近主流の、美少女いっぱいライトノベルの真逆を突き進んでいます!(しかもヒロイン全然デレません…が、そこがいい!)
    主人公のおっさん刑事マトバと、異世界の美少女剣士ティラナの凸凹コンビが、お互いに理解を深め合いながら、様々な犯罪に立ち向かいます。
    海外刑事ドラマ風ハードボイルド作品!
    ぜひイラスト完全版でお楽しみください。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    伝説の宇宙海賊男と、元軍人で威風堂々な巨躯を誇る財閥令嬢が夫婦となって繰り広げる、破天荒な物語。
    いきなりすごい紹介ですが、誇張はゼロなので仕方ありません。
    「素晴らしい夫婦」という表現は見かけることもありますが「凄まじい夫婦」というのはなかなかに稀でしょう。夫婦ともに規格外、敵は正直やってらんないレベルです。
    物語は目を引くと言うより目を剥く展開の連続、もう飽きる暇がありません!
    初版を調べると1999年7の月、某占星術師が世界滅亡を予言した頃。発売から10年以上経った作品ですが、20代男の私、全力でめいっぱい楽しませていただきました!そして好きになった作品は他の人にも広めたくなるのが人情というもの。
    特に同年代の読者を増やし、感想など言い合ったりしたいです。
    5巻完結なので、まずは気軽に1巻をお試しあれ!読んだが最後、確実に2巻以降も手に取らずにはいられなくなるという孔明もビックリの巧妙な罠が……!まぁ割とよくある罠ではあるのですが(笑)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    初恋の人、幼い頃の思い出の人との再会を夢見た人、あるいは憧れの人に近づくため、色々とおまじないや占いを試した人、特に女性に多いのでは?
    本作品は、そんな女性たちにおススメの作品になっています!
    昔、とある手紙を貰った相手を探しているヒロイン・唯は、同じ職場の国崎さんがその相手ではないかと疑っている。そんなある日、所長から“モテメガネ”という怪しい道具を受け取り、かけた日に国崎さんと…!?
    果たして“モテメガネ”の効果なのか?手紙の相手の正体は??など、謎も多くて続きが気になる!
    作中に登場する様々な“秘密道具”にも注目しつつ、お楽しみください☆

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    隣の席に「闇の勇者」????

    15歳、高校1年生。進学校に入学して、学年成績1位を取ることに全力を尽くしている草原名雪だったが、学年1位を逃してしまう。学年1位は隣の席の「闇の勇者」、小松原誠。
    彼は、休み時間に「天使の涙と不死鳥の羽を引き換えに…魔界獣アルテメデス…降臨せよ--」などと唱えている……
    彼は、数学の先生のことを「数学マスター」と呼ぶ…
    彼は、貧血の名雪を保健室に、いや「回復の地」に連れて行ってくれる…
    彼は、急に「約束を果たしたいんだ。あの日からずっと草原名雪を愛している。」と告白してくる…
    彼は、デートに誘う時に「失われし記憶を探しに行こう」と言う…

    彼は、彼は、彼は…いったい何者なんだろう。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    まさかの商業ファンタジー、楽しみながら貨幣経済や商取引が学べてしまう恐るべき(?)ラノベ!
    中世ヨーロッパ風の世界観というと様々な作品がありますが、本作はメインとなる要素がかなり異色。主人公は25歳の行商人ロレンス、武器とするのは商人としての知恵や経験、発想力や交渉術とバトル要素はまるで無し、剣も魔法も使いません。
    商人なので勝負事は商売関連なのですが、これがまたどういう訳か物凄く熱い!
    騙し騙され裏を読んで裏をかく……全霊を掛けた商売の駆け引きはバトルにも負けない緊張感があるんですねー。
    ひょんなことから狼っ娘ホロと旅することになるロレンスですが、この狼っ娘が侮れない。
    少女の姿ながら数百年を生きる賢狼で知恵も機転も凄まじく行く先々でロレンスはもちろん歴戦の商人達も唸らせます。しかし普段は飄々としつつ時折弱さや儚さを見せることもあり……二人の行く末にも注目です!
    緻密なストーリー構成で推理モノや裁判モノに通じるハラハラ感とカタルシスがあり、それでいて文体はとても読みやすい本作。ラノベを敬遠する人にもぜひ読んでもらいたい一作です!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    宋建国の英雄、楊業(ようぎょう)の愚直な生き様に胸が熱くなる!
    軍人として圧倒的な力を誇る楊業は、帝の思いや政治が渦巻く国家の中で不器用なまでに軍人としてのみ戦い続け、その背中を見て育つ七人の息子たちもまた軍人として戦い続ける。
    北方謙三先生による手に汗握る戦争描写と精巧に書かれる政治と世相の中、楊業と七人の息子たちは躍動し輝きを放つ!
    濃厚な上下巻に訪れるクライマックスでは、熱い涙が自然と流れた。
    中国では「三国志」と並ぶ人気を誇る「楊家将」の世界を是非、体験してもらいたい。

    2022年07月20日