あらすじ
太一(たいち)の退部後、自らもかるたから離れていた千早(ちはや)に新(あらた)から届いた1通のメール。そこには千早と太一、二人と同じ場所で出会うためにチームを作るという新の決意が――。思いに突き動かされ、千早が向かった先は全国大会東京都予選。しかしルール変更や奔放な新入部員に、瑞沢高校かるた部はかき乱されてしまう。かるたを手放した時間が千早にもたらす罠とは? 仲間と戦う最後の夏。全国大会東京都予選で、千早が誓う夢がある!
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ベスト・オブ・オトコがハマる少女マンガ!!
競技かるたというマイナーな題材を扱った漫画ですが、これが非常に面白い! 主人公・千早(ちはや)の、かるたに賭ける情熱とひたむきさに、読んでいるこちらの胸まで熱くなります。
「かるたなんてただの遊びでしょ。やってどーすんの」というクラスメイトに「やらない理由なんかどーでもいい」と反論し、無理矢理かるたの世界に引きずり込む、千早のパワーと『かるたバカ』っぷりに思わず笑ってしまうことも。
また、千早に思いを寄せる太一、千早にかるたを始めるきっかけを作った新(あらた)との三角関係と、千早が高校時代に創部したかるた部の、個性あふれる仲間たちや強豪校のライバルたちのそれぞれのストーリーも魅力的。肉まんくん、机くん、ドSの須藤さん、ひょろくん、クイーンの詩暢(しのぶ)ちゃんなど、それぞれの立場で成長する姿から目が離せませんっ!!(書店員:水玉)
感情タグBEST3
千早と太一が抜けたかるた部をまとめようと奮闘する3年生がかっこよかった。個人的には主将になったのに負けっぱなしのヒョロを応援したいです。
Posted by ブクログ
全編で太一不在。千早と太一で作ったかるた部が、二人のものからみんなのものへ?な感じ。
・145 田丸の行動は、承認欲求でした
・146 変化の必要性で板挟みな肉まん
・147 創部の苦労を知らない北央の不届き者へ、千早がポニテで往復ビンタ。ツインテールだったらなおよし。
匿名
帰ってきた千早。ジェネレーションギャップみたいになってんね。
ちょいと休むと時代が変わるっていう。エースでもなくなっちゃう。
太一は…どーしたいんですかね?てか男としてどーなんっすかね。
菫ちゃんの爽やかな振られっぷりを思い出すと、ほんと、なんか残念な男。
もう、かなちゃんと机くんメインでやってくかってぐらい2人は安定感あるよね。
最後の福井予選の4コマでほっこり。新、かるた凄いのにリーダースキル皆無とかw
そのチーム、ホントに強いの?って思っちゃうよ。でも瑞沢と対戦すんだよね?
個人的に、応援好きの可愛い後輩が好き。どんな強さか気になる。
なんにしろ、太一は早く帰ってこい。とにかく責任取れる男になれ。
Posted by ブクログ
一緒にかるた部を引っ張ってきた太一の退部という事実を受け入れられず、自身も休部してひたすら受験勉強に専念していた千早。おそらく彼女は、これを機にかるた部から抜けようと思っていたに違いない。しかし他の部員が一生懸命に活動している様子を目の当たりにした彼女は、やっぱり自分にはかるたしかないと思ったのだろう。東京都予選直前に電撃的に復帰を果たしたが、休部していたブランクは大きかった…。創設者不在の状況というハンディを克服したかに見えるかるた部メンバーだが、太一が抜けた穴はやっぱり大きかった…。メンバーは短期間でそれなりに成長しているが、それが「チーム」に還元されていないのがもどかしい。実は、千早は「かるたバカ」ではなく、ちゃんと勉強すればそれなりにいい成績がとれる生徒だということが判明する巻だったりする。
Posted by ブクログ
作中のセリフにもあったのですが、千早、太一が抜けることで今後のかるた部の道筋が見えた気がしました。確かに、この巻を読むまでは、二人を含む現3年が抜けたかるた部が想像できなかったのですが、個性的な1,2年にスポットをあてることで今後のかるた部も大丈夫だなぁと思いました。
Posted by ブクログ
チームがバラバラになったとき、できることは?想いは一つになるのかな。太一はなにしているのかな。こんなとき太一ならって、考えてしまう。きっと瑞沢のみんなの心の中にも。できることをしようと動き出すこのチーム。新しく生まれ変わっていけるのか楽しみ。ちゃんと全国行って、連覇してね。
Posted by ブクログ
真島を欠いた部活のあり方。
日常を大切にする部員たち。
すべての形に統一性があって面白い。
机くんが一番好き。
あと、とにかく広瀬すずの実写映画は本当にヤダ。
Posted by ブクログ
やっぱりよかったな
太一君気がかり
かるた部、かわっていくんだね
世の中は 常にもがもな 渚こぐ
あまの小船の 綱手かなしも
毎巻一首 これが好き
読んだ後では この一首がぐっと迫ってくるから
《 休部して 離れなれない 仲間たち 》
Posted by ブクログ
千早と太一がいない瑞沢高校。肉まんくん、かなちゃん、机くんの「最後の1年」を迎えた3人の成長。そして、瑞沢高校の変化。
太一のいない穴は技術がある1年生でも、成長した上記3人でも埋められない。ここでくるのはやっぱり千早。千早は穴を埋めるっていうより、穴をとりあえず塞いだ、もしくは千早自身が穴をまたいで架け橋になったっていう感じ。
なにはともあれ、太一〜;;;;;
Posted by ブクログ
太一の退部後、自らもかるたから離れていた千早に新から届いた1通のメール。そこには、千早と太一、二人と同じ場所で出会うためにチームを作るという新の決意が込められていた。思いに突き動かされ、千早が向かった先は史上最多の24校が集う全国大会東京都予選。しかし、思いがけないルール変更や、奔放な新入部員の振る舞いに、
瑞沢高校かるた部はかき乱されてしまう。かるたを手放した時間が、千早にもたらす罠とはーー
仲間と戦う最後の夏ーー。
全国大会東京都予選で、千早が誓う夢がある‼︎
Posted by ブクログ
言ってほしい言葉をくれる人間に人は簡単に操作されるよ
高校生で理解して人に注意できるのすごすぎw効果が抜群すぎるけどw
同じ方向を向くための何かって必要だよね。
かるた部が変わった…
3年生はすごいな。なかなか難しい田丸さんも何とか飲み込んで、一次予選突破。そこへ、急に戻った千早の噛み合わないこと…でも、やっぱり彼女は「キャプテン」なのね。いざという場面で、チームを引っ張っていくのでしょう。
Posted by ブクログ
千早は戻ってきたけど、太一のいないまま高校選手権予選。
参加校、なんと24校!
ルールまで変わって、大変なことに……。
田丸翠の性格の悪さの理由がここに判明。
でも、指摘してくれる仲間や先輩がいるっていいことだ。
机くんの言葉が重い……重すぎる。。。
Posted by ブクログ
千早休部中から全国大会都予選の第2予選。
田丸妹にイライラしつつも、
千早が戻ってきてくれて嬉しい。
ただ、今回は本当に全国大会出場は厳しそうだ。。
太一がいない中でどうやって戦う?
奇しくも、須藤さんが言った、あいつの穴なんてたいしたもんじゃなかった?の答えが出てしまっている。。。
頑張れ、瑞沢。
そして、机くん、カッコいいぞ。
ヒョロくんは、どうだろか。。。
Posted by ブクログ
離れていた時間、千早には必要な充電期間だったのだろうけど、かるた部がだいぶ変わっていて、新しい年の部に生まれ変わっていたね。
太一母が会場に来ていたことが意外だったけど、太一は戻ってくるのかな。
Posted by ブクログ
千早が帰ってきた。
でも、千早が帰ってきたからと言って、すべてが元通りになるわけではなかった。千早がかるた部を離れていた間ももちろんかるた部は活動を続けていたわけで、そこでは机くんやかなちゃんや肉まんくんや菫ちゃんや筑波くんが頑張って1年生と交流して関係を深めていたわけで。2.3年生が千早に思い入れがある分、1年生だって千早以外の2.3年生と思い入れがある。帰ってきたからといって元通りになるわけなんてないんだよね。
…上手いなぁと思う。リアルだなぁと。
元通りにはならないけれど、新しい形に確実になっていく様がまたしてもリアルで泣けてくる。
そして、一緒にはいないけれど、ずっとそばにいる太一。いないけれど、かるたをしていて思い出すのは皆太一だった。太一の言ってきたこと、やってきたこと。思い出してわかる太一の抜けた穴の大きさ。
Posted by ブクログ
かるた部を離れていた千早。
全国大会予選には参加したものの、自分がいた頃のかるた部とは雰囲気が違ってしまっていて。。
ちはやの気持ち、分かるなぁと。
少し離れて、人の入れ替わりがあったら、同じ場所でもそこは前いた自分の場所ではなくなっているんだよね。
太一もいないし、この巻は読者も読んでいて居心地が悪い巻になっていた。
今まで見守ってきたかるた部じゃないんだなぁと。
分かってはいるけど、やっぱり太一にも戻ってきてもらって、千早と一緒に頑張るあのかるた部がみたい。
Posted by ブクログ
この巻は机くんの“マツゲ4本発言”がナイス!
もっとも、その机くん自身のまつ毛が長いって話が
どっかの巻の4コマで出てた記憶があるんだけど。
そういう仲になって、机くんがスッピン披露したとき
嫉妬されなきゃ良いね(笑。
あとねぇ、この巻はユカリお姉さまがすてきやったな。
姉弟。
でもやっぱヒョロくんに勝っちゃいけないんやね(笑。
前巻で天才についてった太一くんも
そのお母様も気になるし
しのぶちゃんのバイトの件もどうなんのか。
28巻にして、まだまだ続刊が楽しみという稀有な漫画ですな。
Posted by ブクログ
今回は前回までの憎まれ役というか、後輩の田丸さん、肉まんくんの見せ場です。
千早は今回自分のことでいっぱいいっぱいで、ゆえにルール改正などわかっていないがゆえ振り回されている(蚊帳の外)感があります。
しかしキャラクターへの成長がうかがえ、決勝トーナメントへの道での終盤の千早の「夢」ではなく「目標」、飽くなき貪欲さがとても綺麗に描かれています。
一年生が今回は主に田丸さんが目立ちましたが、波田君のマネジメント部分、スポーツとしての部分はアスリートとしての一面が見えて、これまでの文化競技としてのものとは違う(かなちゃんの目線とは反対側から見た)ものではないでしょうか。
ヒョロくんの行動がどう出るのかも楽しみです。
Posted by ブクログ
詩暢ちゃんの部屋、スノーマルだらけ!ここまでとは…。千早ちゃん家もっこんぐらい金持ちやったら、部屋がデディベアだらけになるんかなぁ。
田丸のウザさは褒められたさからきてたんかー。そう言うことだったんかー。推せる!
カナちゃんのまつ毛が…四本…一本増えた。表紙もちゃんと四本になっとる!すごい!
Posted by ブクログ
奇しくも、同時期に読んだ「あさひなぐ16」と同じような展開に。自己主張のつよい後輩の入部。先輩になった自分の立ち位置。スランプ。
ストーリー的に、嫌なキャラも必要なのだろうけど、田丸妹はイラッとするね、イラッと。机くんのセリフがナイスだった。
千早はしばらく休部していたのに(どれくらい休部していたんだろう?ルールの改正も知らないぐらい?)、いきなり試合に行って、試合に出られると思ったんだろうか。自己中すぎてとてもガッカリした。
Posted by ブクログ
不調の千早にも「全力でとるよ」と言ってくれる先生が
相変わらず恰好良いし貴重な大人だと思う。
田丸妹は好きではないが、登場時の花野さんがこんなに成長したことを思うと
この先またうまくおさまっていくのかなとも思う。
花野さんが、真島先輩と綾瀬先輩が出ていないなんて瑞沢かるた部じゃない、
という気持ちもよくわかるし
それでも勝ち上がっていくことでこの先続いていくかるた部になったという
宮内先生の台詞もとても理解出来る。
三年生が三年生然としてきていて頼もしい。
手にした先を持て余していた”ボール”をキャプテンである千早が
分不相応に遠くに投げたことに、
一年生の波田君が上等だと応じるシーンが好きだった。
『真島の抜けた穴』という言葉はきつかったし
太一には戻ってきて欲しいとは思うが
やっと解放されたのかもしれないと思うとどちらにしても心苦しく
太一の思うようにしてもらうしかないのだなと思う。