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Posted by ブクログ
この巻は、ただの決着ではない。「心が折れた状態から、それでも立ち上がる話」だった。
物語は虎杖と真人の戦いの最終局面。ここまでで虎杖は、順平・七海・釘崎と、大切な人たちを次々と失っている。さらに宿儺による大量殺人の責任も背負わされ、完全に限界の状態にある。実際、一度は完全に心が折れる。 
そこに入ってくるのが東堂。ここがこの巻の大きなポイントで、東堂は戦いを助けるだけじゃなく、虎杖の考え方を立て直す役割をする。「何のために戦うのか」をもう一度思い出させる存在になっている。
戦い自体もかなり激しくて、真人はさらに形を変えて強くなる。一方で虎杖も黒閃を何度も決めて、限界の中で食らいつく。た -
Posted by ブクログ
河合隼雄先生のこころの読書教室で紹介されていて手に取った。
主人公はドイツ人の少年。そのぼくと同じアパートに住むユダヤ人のフリードリヒ一家との交流や、時代の流れの中で否応なしに悲劇に巻き込まれていく様子がぼくの視点から克明に描かれています。
独裁者がどのような仕組みで社会を支配していったのかがよく分かります。レッシュのように率先して迫害を推し進めた者から、ぼくの一家やノイドルフ先生のように心を持って変わりなく接していた人たちもいた。ただそのような人たちにもユダヤ人に手を貸すと家族や自身が危険に巻き込まれる恐怖からそうできないように圧力がかけられて、どんどんユダヤ人を孤立無縁な状態にしていく -
匿名
無料版購入済みおもしろい
悪役令嬢が本気で悪女を目指したら一周まわって淑女になるんですね
でもただの淑女じゃなくて1回目の人生の経験値がすごい!でも立ちはだかる義母妹の質の悪さも強烈
こんな2人の攻防が繰り広げられるんだからそりゃおもしろいよ -
Posted by ブクログ
前情報がまったくないまま読み始めたけれど、最初は独特の語り口に少し戸惑った。
でも、すぐに慣れて、そのまま世界観に没入できた。
若さや滑稽さがユーモラスに描かれていて面白いし、何かくだらないことに巻き込まれていく過程さえ、実はかけがえのない瞬間なのかもしれないと思わされた。
人には変えられる部分と変えられない部分がある。
そんな中で、それでもどんな選択をしていくのか、ということも考えさせられた。
SF的な展開、人の心理描写、伏線回収の気持ちよさがうまく噛み合っていて、面白さと考えさせられる深さの両方がある作品だった。
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