越前敏弥のレビュー一覧

  • デセプション・ポイント(上)

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    引き込まれる!

    未確認生物が見つかった…?ってな感じで、大統領選も絡んでくるSF作品。

    理系的にも惹かれる感じの無理ないSFでした。
    上下あっても読みやすかった◎

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    2023年07月02日
  • 天使の傷 下

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    ネタバレ

    (上巻より)

    ざっくりというと、イーヴィの過去のお話だった。
    一読者としては、いずれ触れてほしい点だったが、
    もうちょっとサイラスとの信頼関係が確固たるものになってから
    展開されるのかと勝手に考えていた。

    イーヴィを監禁していていたと考えられていた男、テリーは、
    彼女を「送り迎え」する車の運転手役の男で、
    実は彼女を監禁から救い出した男だった。
    予想外ではなかった。

    前作から登場している、サイラスの守護天使の大富豪は
    うさんくさい奴だと思っていたが、
    案の定、怪しげな組織に関わっていた。
    が、まさか追及されてサイラスの前で、
    飛び降り自殺をするとは思わなかった。
    ちょっとひねりがない。

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    2023年06月30日
  • 天使の傷 上

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    ネタバレ

    エンジェル・フェイスの二作目。

    イーヴィはサイラスとの暮らしから児童養護施設に戻され、
    相変わらず問題行動を起こしている。

    一方、サイモンはとうとうサシャを見つける。
    殺人事件の起こった家で隠れて暮らしていた
    エンジェル・フェイスことイーヴィを発見した特別巡査だ。
    イーヴィを知り、助けるために重要な人物。
    そこへ、元警視が自殺したと連絡が入る。

    あっという間に自殺ではなく、殺されたと判断された元警視は、
    過去の子供の連続誘拐殺人事件を調べていたことがわかる。
    その中には、「エンジェル・フェイス」の文字が。
    そしてその調査の資料を求めて偽の刑事が遺族を訪れ、さらに人が殺される。

    (下巻へ

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    2023年06月30日
  • 真っ白な嘘

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    SNSで見かけて、ずっと気になっていた短編集。
    海外の短編は苦手なものも多いけど、これは面白かった!
    ひとつひとつも短く、私でも読みやすい。

    みんな書いているけど、最後の「後ろを見るな」が抜群。背筋が寒くなった。

    寒くなったまま読み進めると、小森さんが小森節で解説をしてくれる。
    ちょっとだけホッ。

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    2023年06月28日
  • 解錠師

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    スティーブ・ハミルトンなる兼業作家の青春犯罪小説。2011年上梓。IBMに勤めているらしい。

    さすが、ハヤカワポケットミステリ!はずれるわけがない。主人公マイクルの特殊スキルとトラウマ、アメリアの思春期性かつ献身的なヒロイシズム、援助者ゴーストと暗躍するあれやこれや。

    グレマスの物語構造論にピッタリ当てはまるようなベタなキャラクター造型にロードトリップの要素が加わって、もちろん金庫泥棒の場面はハラハラするし、言うことなしに面白い!あとマッチョな大学生にその富裕層の親とか、ベタすぎるけど面白い!

    2つの時間軸が交互に進む構成も相応に効果的だったけれど、後半からちょっと煩わしさを感じた。

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    2023年06月24日
  • クリスマス・キャロル

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    不平等な運命の埋め合わせを社会が担わなければならないことに気づかない主人公のスクルージが、改心して気づいてから行動していくのがすてきだったな

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    2023年06月18日
  • オリジン 上

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    ネタバレ

    相変わらず面白い。
    ウィンストンというAIが出てくるが、IBMのワトソンと関連あるのかと思ったらウィンストン・チャーチルが由来でした。
    主人公と毎回変わる相手役が『007』のジェームス・ボンドとボンド・ガールみたいでちょっとマンネリを感じてしまいましたが、内容としては全然マンネリじゃなくて上中下巻をほぼ一気に読んでしまいました。

    『我々はどこから来てどこに行くのか』という問いに対する回答を見つけた、というコンピューター科学者であり未来学者であるエドモンド・カーシュがその回答を全世界に向けて発表するために用意した会場で殺害される。
    会場に招待されていたラングドンはカーシュの協力者の美術館館長で

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    2023年06月07日
  • 天使の傷 下

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    漠然と感じていた彼女の過去が全く違っていたと知らされる、何とも言えない切なさの作品。前作はひたすらに面白かったが、今作は悲しみに溢れている。

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    2023年05月20日
  • ダブル・ダブル〔新訳版〕

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    とびきりキュートで理知的だけど、世慣れてなくて薄幸なヒロイン、リーマを楽しむ物語といってもいいかもしれない。
    「はちみつとクローバー」のはぐちゃんをぼんやりイメージするのは私だけ?

    マザーグースの見立て殺人。ヴァンダインもアガサクリスティも取り上げていたのを読んで、「マザーグースを知ってたら、きっともっとぞくぞくわくわくするのに!」と、どこか悔しい思い。
    エラリークイーンは神学的モチーフも絡んでくるので、楽しむためにも予備知識を仕入れたいなあと思います。

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    2023年05月12日
  • ダ・ヴィンチ・コード(下)

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    面白かったけど、主人公の、清く正しくスマート的なラングドンが個人的に好みではなかった…。
    シリーズ次作のロストシンボルはひとまず積読。

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    2023年05月09日
  • インフェルノ(下)

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    ネタバレ

    下巻で一気に物語が進む。
    冒頭の主人公の記憶喪失、相棒だった女性の正体など、ドンデン返しが続く。

    小説の結末は、映画と大きく異る。
    個人的には、映画の方がスッキリ分かりやすくて良かったかなと感じる。WHOの女性との関係も含めて。

    人口爆発は確かに人類存続の危機だけど、子孫を残せない遺伝子操作なんて、あまりにも残酷すぎる。

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    2023年05月08日
  • インフェルノ(上)

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    ネタバレ

    ダンテの「神曲」を題材にしたミステリー。
    主人公のラングドン教授が記憶喪失で、正体不明の殺し屋に襲われるという、冒頭から一気に引き込まれる。

    しかし、登場人物が多く、内容にうんちくも多いため、ストーリーの本筋が分からなくなってしまう箇所が多々ある。

    できれば、原作読んで映画を見て、もう1回原作を読んだ方がより理解できる。

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    2023年05月08日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    ネタバレ

    初めて読んだエラリイ・クイーンの小説。
    前半では、田舎町の良い面も描かれるが、事件後は圧倒的に悪い面が多く描かれる。
    登場人物たちの濃い人間関係によって拗れていく事件が、緻密な人間描写によって、なんの無理もなく展開されていく様子は、圧巻だった。
    こうした、ドロドロとした関係のミステリ、そして、探偵が気付くのがあまりにも遅いミステリは、イライラして読むのが辛いこともあるのだが、今作は、エラリイの人柄もあって、スルスルと読めた。
    真犯人が被害者となるはずだったノーラであることに関しては、状況的に考えて、わりとすぐわかるのだが、ジムの姉にまつわる謎解きは、最後までわからなかった。
    何より、意外だった

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    2023年05月07日
  • ダ・ヴィンチ・コード(下)

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    ヨーロッパを舞台にした聖杯をめぐる サスペンス。ハラハラドキドキ。危機一髪の連続。
    徐々に明らかになっていく聖杯の行方。キリスト教の歴史にそこまで詳しくない私には、どこまでがフィクションでどこまでがリアルなのかが分からない。

    本当にそこに聖杯が眠っているような気がする…。
    読後そんなふうに思ってると、いろいろと想像がふくらんできて、ヨーロッパへ行きたくなった。

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    2023年05月04日
  • 十日間の不思議〔新訳版〕

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    ネタバレ

    エラリークイーン研究の新書で、エヴァンゲリオンに似ているという説を見て、興味惹かれて読んでみました。(とは言っても、エヴァと親しんだことがないので比較はできず。なんとなしのミーハー心です)

    事件前のエラリーの感情が太字で書かれ、意味を勘繰っていたけれど、感情的に入り込むことで判断が鈍って犯人にミスリードされてしまったのかな、、
    幕引きの仕方(自害を示唆する)がどこかドルリーレーンのような、自分で用意した舞台を終わらせた感じがしてしっくりこず。本人が法で裁かれることを望んでいないことは理解できたけれど、時代の法制度上、どのみち死刑になるということなのか?

    それでも、難しくて正直さっぱりだった

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    2023年05月02日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    ライツヴィルものの第1作。
    謎解きももちろん素晴らしいのだけど、今回読んでみてそれ以上に感心したのが、ライツヴィルの街そのもの。
    無責任で、人の不幸を待ち望み、煽るためなら嘘も厭わない街の人たち。これって現代と何らかわらない。ことにネットではなおさらで、人の本質ってものはこういうものかと納得してしまう。だからこそ理性的な振る舞いが求められるのでしょうね。

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    2023年04月29日
  • ダブル・ダブル〔新訳版〕

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    マザーグースの見立て殺人なんだけど、馴染みがないせいでまったく思いつけない。説明されて、「なるほどね、うまい見立てだ」と後付けで納得するしかないのが残念。とはいえ素材のアレンジは見事なもの。連続殺人の工夫はさすがだ。
    ライツヴィルにくるとクイーンの鋭さが鈍るのはご愛嬌ですかね。

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    2023年04月21日
  • オリジン 上

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     ダンブラウンの長編。ラングドン教授シリーズ。
    いつにも増して世界史的、宗教的、美術的側面が作中に散りばめられているが、その事にストレスを感じない程、不穏な雰囲気を纏って物語が進行していく。
     天才が発見した世界を覆す様な真実。宗教家達の衝撃と喪失感。序盤から目が離せないスピード感。
     探偵には相棒がいる事が多く、ワトソン然り、ヘイスティングス然り名探偵が持っている鋭さは持っていないが、人間的な魅力、愛嬌がある人柄が探偵の相方として相応しい様に描かれるが、今回ラングドンを導くのは、AI(人口知能)であるウィンストンであり、全てにおいて最高のバディだと感心してしまった。
     物語の導入から序盤の構

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    2023年04月19日
  • インフェルノ(中)

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    感想は上巻に記入。
    下巻には今シリーズについて少しだけ記入。
    まとめ読みしたため、中巻の感想はどうしようか。
    ダンブラウンは幾つかの作品を読んでいるが、ストーリーの盛り上げ方が上手で、更に人物も惹かれる様な人達(海外では当たり前なのかも知れないが、日本からほとんど出ない身としては登場人物の設定がとても新鮮に感じる。)
    今回、誰が味方、スリリングな場面がいくつもあり、更にラングドン教授は頭脳意外の特殊な能力などは当然無いため、ドキドキしてしまった。

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    2023年04月18日
  • インフェルノ(上)

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     上中下巻一気読み。今回は冒頭、ラングドン教授の記憶喪失状態で物語が進行していき、何が起きたのかを追体験していく様な感覚。『真実』が『真実』ではないという作品はいくつもあるが、インフェルノほど数多くの真実を隠し続ける作品は少ないだろう。
    歴史のウンチクは多いが、上中下巻とそれぞれ驚くべき山場があり、1つず真実が明らかになっていくストーリー構成は読後に余韻を与えてくれる。
    (読んだ当時にレビューをわけていなかったため、それぞれの巻ごとの感想では無く全体のレビューになるが)
    個人的にはもっとバットエンドによって欲しかったので(話は逸れるが、なぜハッピーエンドばかり受け入れられるのだろう)

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    2023年04月18日