越前敏弥のレビュー一覧

  • ターングラス 鏡映しの殺人

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    面白かった。
    エセックス篇は1800年代のイギリスの陰鬱な雰囲気満点(小説好きが求めるイギリスはコレだろ、って感じ)、カリフォルニア篇はアメリカらしい躍動感あるサスペンス。
    どちらもきっちり終わる。
    そして、本の作りが凝ってる割に(というか、この作りだからこそ)シンプルな物語に仕上がっている。
    謎解きを楽しむというより、文章からにおい立つ雰囲気を味わう小説。なので、ミステリー苦手な人におすすめ。
    どちらから読んでも良いとされているけど、カリフォルニア篇読むとネタバレ?食らうので、エセックス篇から読んだ方が素直に楽しめると思う。
    翻訳も読みやすく、雰囲気満点で良かった。

    この訳者さんが訳したシ

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    2025年12月03日
  • シークレット・オブ・シークレッツ 下

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    ネタバレ

    【シークレット・オブ・シークレッツ】 ダン・ブラウン 著

     これはすごいです! さすが、ダン・ブラウン!

     「トラブルの中心地に居合わせるという厄介な習性」のあるラングドン教授のミステリー&アドベンチャーのハラハラ・ドキドキはいつもの通り。すごいのは今回の主題です。脳(脳科学)、意識とは何か(局所性・非局所性)、夢や幻覚の原因、遠隔透視、さらには、死ぬときに何が起こるのかという「秘密のなかの秘密(Secret of Secrets)」を解き明かしているところです。トンデモ本かと思いきや、冒頭には「実験、テクノロジー、科学的成果はすべて事実」と書かれており、ほぼ一気読みでした。

     舞台が一

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    2025年11月28日
  • シークレット・オブ・シークレッツ 下

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    いままでのシリーズで一番面白い!
    意識とは何か?

    こんな壮大な問いでさえ、実際の実験や科学的根拠を示して語られると、もう、読む前には戻れない!
    読んだ後、世界が変わる

    もし、10年後、いまよりも脳や意識の解明が進んで、まさしく人工神経細胞なるものが作られたら、と思うと本当に怖い。

    ニューラリンクの脳チップを中国が大量買いして、研究していることもどうやら事実のようだし。実はもう、私たちが知らないだけで、あらゆることが起こり始めているのかも。

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    2025年11月28日
  • シークレット・オブ・シークレッツ 下

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    上巻、下巻の分け方が巧妙。
    上巻にて絶妙に謎を残しながら下巻は疾走感があり、夢中になって読んでしまった。年甲斐もなく徹夜してしまう程だ。
     ラングドンが辿り着く真相しかり、キャサリンが知らず知らずに命を狙われる原因。読者はラングドン教授になりきるのではなく傍観者としてこの物語に関わった方が健全に思う。最終最後まで読めば少し納得のいかない部分もあるが、そんな事は些細に感じてしまう程、ラングドン教授シリーズは面白い。
     ゴーレムがサーシャを命をかけて守ろうとする意味、ゴーレムが命を賭けて守ろうとしているものはとても切なく、単純に危険人物としての印象がガラリと変わってしまう。ゴーレムの非情な行いにつ

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    2025年11月26日
  • 天使と悪魔(下)

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    えーっ、怖かったー
    怖かったけど、面白かったーっ

    ミステリーもあまり読んでこなかったし、
    翻訳本は避けてきたし、
    いや、でもこれは読んでよかった。

    そろそろ終わる?と思っても、まだページはかなり残っている。
    この人が悪もん?え?えっ?どういうことーっ???
    この連続で、ページを捲る手が止まらなかった。

    ヴァチカンやローマに行くことは今後もないだろうけど、映像でいいからこの小説の舞台の雰囲気を味わってみたい。
    また、映画「教皇選挙」を配信で見ることとしよう。

    この小説の映画化されたものは、今のところ見る予定はなし。
    だって、残酷なシーンを映像で見たくない。
    私の拙い想像の範囲で留めておき

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    2025年11月17日
  • シークレット・オブ・シークレッツ 上

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    はやく!はやく下巻が読みたい!

    本書の脳に関する説は、

    田坂宏志の「運気を磨く」に出でくるゼロポイントフィールド仮説とも重なるところがあり、さらにダンブラウンの説得力ある展開に、もう手が震えっぱなし!

    だって、本書に出でくる実験や事例、仮説はすべて事実なんですよ!

    たしかにたしかに!言われてみれば!の連続で怖いし面白い!

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    2025年11月17日
  • シークレット・オブ・シークレッツ 下

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    純粋知性科学という分類で合っているかどうかも確かではないけれど、お陰様でアカデミカルな時間を過ごすことが出来ました。
    プラハのガイドブックを手元にそして、意味を自分自身に分からせるために何度も読み返したり。最後の最後まで、ひっくり返るのではないかとドキドキしたり。一気読みでした。今にしてはもったいないという思いも。
    もっと楽しい時間を長引かせればよかった。

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    2025年11月14日
  • シークレット・オブ・シークレッツ 上

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    ネタバレ

    お久しぶりのラングドン教授。上下左右どころか宇宙規模で脳をゆさぶられています。

    下巻へすぐに突入。

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    2025年11月14日
  • シークレット・オブ・シークレッツ 下

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    緻密で美しい文章が
    素晴らしい。 

    初めてのダンブラウンですが
    まるで難解なジグソーパズルの様
     
    上巻から
    ん?あれ?このピース変?と
    思った箇所がチラチラあっても
    開示された情報ピースを
    見直し探すと
    なんとなく、それっぽいピースがあり
    それをはめて先に進んでしまい。
     
    ラストのラストまで
    間違ったピースに気がつかない笑
     
    凄く計算された
    美しい数式の様な物語に
    大満足しました。
    他の作品を読んでいないので
    余計にかもしれません。 
     
    映像化も念頭にあるのか?は
    わかりませんが
    プラハやチェコでチェックするべき
    いわくつきの場所が可能な限り網羅されていて
    物語に上手く組み合わされて

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    2025年11月11日
  • シークレット・オブ・シークレッツ 上

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    はじめてのダンブラウン
    老後は チェコ共和国に移住したいレベルのプラハマニアです。プラハが舞台ということで予約注文しました。
     
    物語の中に出てくる場所には
    すべて脚を運んでいて
    (十字架砦 地下シェルター 大使公邸以外)
    どれも素晴らしい場所なので
    読んでいて本当に楽しく嬉しく

    地図を広げ
    撮りためた写真を見ながら
    素晴らしい読書体験ができました。 
     
    プラハは作中にもある通り
    大戦を生き残った奇跡の古都であり
    その位置付けを日本語にするなら
    「ヨーロッパの京都」
     
    このひと言で日本人なら
    理解できると思っています。
    (実際に京都とは姉妹都市)

    プラハの名所や歴史
    伝承を巧みに織

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    2025年11月11日
  • 天使と悪魔(下)

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    緊張感あふれるストーリー。数々の凄惨な事件。多層構造のどんでん返し。息づく暇もない展開に背中を押されるように
    一気に最後まで読まされた。そしてその後の満足感。小説としてこの上ないこの本を手に取れた幸運を感謝したい。実写映画も絶対に見ようと思った。美術、宗教、オカルトのトリビアや冴えた頭脳と閃きで暗号を解読するラングドンの姿をもっと見たい!いい作品でした、おすすめです!

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    2025年11月10日
  • シークレット・オブ・シークレッツ 上

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    久しぶりのダン·ブラウンの新作!この本が出ると知ってから、ずっとわくわくして待っていた。上巻を読み終えて、謎が多く、これらがどのように解明していくのか先を読むのが楽しみになった。展開も謎も面白い!結末に期待。

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    2025年11月10日
  • 天使と悪魔(上)

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    ダン・ブラウン氏の小説は肌に合っているのかもしれない…。 ダ・ヴィンチ・コードを読んで、同作の映画を見て過去作も読んでみようとこの本を手に取りました。どんどん先へ先へと読み進めてしまいます。ストーリーの展開が上手い!情景描写も過去の回想シーンも丁度いい塩梅、かつちゃんと感情を揺さぶられる組み立てをしているのでダレずに読めました。
    こうした小説に出てくる専門知識や豆知識はあまり鵜呑みにしないようにしているのですが、ブラウン氏とラングドンの知識には脱帽します。冒頭に事実がどうのという一文がありますが、そういう解釈もできなくはないか…?という姿勢で楽しんでます!中巻も続けて読んていきたいと思います

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    2025年11月07日
  • ダ・ヴィンチ・コード(下)

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    歴史ミステリーとして面白く、少し陰謀論めいた部分もあったがそれは出鱈目ではなく、きちんと裏付けのあるものであったように思う。

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    2025年11月03日
  • ダ・ヴィンチ・コード(下)

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    ネタバレ

    司教が生き残るならシラスも生き残ってほしかった
    映画と違ってソフィーがハッピーそうな終わりで良かったけどラングトンとソフィーは恋愛関係ないバディーでいてほしかったな

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    2025年10月24日
  • 穢れなき者へ(新潮文庫)

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    ★5 父親殺しの男とDVを受けている少年、登場人物たちの息づかいが聞こえてくる物語 #穢れなき者へ

    ■あらすじ
    メイン州の島に住むにイズレルは、豪華なヨットで惨殺されている七人の死体を発見する。かつてイズレルは自身の父を殺害した前科があり、第一発見者の彼が事件の容疑者となってしまったのだ。

    一方、近くの島に住む十二歳の少年ライマンは、いつも父の暴力に耐えかねていた。ある日父の機嫌の悪さを察した彼は、近くの廃屋に逃げこむ。するとそこには手斧を持った少女が隠れ潜んでいた。大量惨殺事件を背景に、父親殺しと少年少女には何があったのか…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ★5 登場人物との距離がめっち

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    2025年10月23日
  • 穢れなき者へ(新潮文庫)

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    複数の事件が絡み合うけれど、何より辛いのが子ども、ティーンへの迫害。胸が痛くなる。いい大人になる、と言われただけで心強くなるって酷すぎる。親がクズだと不安になるよね、ひどい大人が多数登場し、いったい何?と思わされるばかり。二人は幸せに真っ当に生きてほしい。そして、イメージはしたけれど追いきれない、彼の走りと跳躍、映像で見たいとしみじみ感じました。

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    2025年10月20日
  • 老人と海

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    月並みの感想になるが、この本は読む環境や年齢によって形を変える物語だと感じた。近年の物語のようなダイナミックさは無い。なんせおじいさんが漁をしているだけの描写といえばそうだからだ。そのため退屈に思う人も多いだろう。しかしこのしがないお爺さんに色濃くスポットライトを当て続けているからこそ、読者にも思い当たる節のある人間臭さを肌で感じることができるのでは無いだろうか。映画化したとしたらパーフェクトデイズのような静かな雰囲気になるだろう。歳を経て、また読みたい一冊だ。

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    2025年10月13日
  • ダ・ヴィンチ・コード(下)

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    ネタバレ

    ダ・ヴィンチ・コードの下巻。
    ついに真の黒幕”導師”の正体と”聖杯”の真実がわかる解決編。
    一気に押し寄せる真相と感動と衝撃で読む手が止まりませんでした。歴史(ついていくのが大変だったが)に詳しくなったような感覚もあり、とても勉強になりました。ミステリーとしては伏線の回収とどんでん返しが衝撃でした。犯人の正体も意外でとても驚かされ、そして暗号の謎は逆転に次ぐ逆転で、最後の余韻と謎を残すところがロマンを感じられました。登場人物たちが全員、人間臭くて最高に好きになりました。生きている人だけでも、ほかの作品で登場してほしいなぁと思いました。
    ほかの作品も出版されているようなのでそちらも読んでいきたい

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    2025年10月13日
  • ダ・ヴィンチ・コード(上)

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    ネタバレ

    ダン・ブラウン先生のレオナルドダヴィンチの作品と”聖杯”を巡り、謎を追う物語。上巻ながらも物語の導入とこれからのわくわくさせてくれる展開で中巻以降がとても楽しみになりました。序盤から美術や歴史の知識が多く出てきて、とても勉強になり、しかもすべて作者の取材に基づいた情報で構成されていてリアル感もあって面白かったです。中巻以降も読んでいきたいです。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
    ロバート・ラングトン:諏訪部順一
    ソフィー・ヌヴー:佐倉綾音
    ジャック・ソニエール:大塚芳忠
    マヌエル・アリンガローサ:大塚明夫
    シラス:津

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    2025年10月12日