越前敏弥のレビュー一覧
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翻訳家、越前敏弥さんのエッセイ。
二〇二〇年、「なんだか日々疲れるから夢中に読書をして癒されたい」という思いからエラリー・クイーンを読み返そうと決めたとき、越前さんは「エラリー・クイーン作品の新訳をしている人」として私の人生に登場した。それまで翻訳者の名前など気にしたことがなかったが、越前さんがこの新訳にまつわるあれこれについて語るトークイベントのアーカイブ動画を見つけて視聴したらとても楽しかったので、「気になる翻訳家」としてばっちり胸に刻まれた。
そして同じころにたまたま見つけて読んだ、『世界物語大事典』(二〇一九)というファンタジーやSFに重きを置いた文学事典の翻訳者も、偶然にも越前さんだ -
Posted by ブクログ
ネタバレスペインのあちこちにあるガウディの建築物がたくさん出てきて、実際に見てみたい気持ちに駆られました。
ガウディ以外にも、出てくる建物や場所は実際にあるので物語の動きと連動して、スマホで実際の場所など調べながら読むと、よりドキドキ感が増しました。
とてつもなく高度な知識を持つAI、ウィンストンが魅力的でラングドンとの軽快なやり取りを読んでいるのが心地良かったんですが…まさか、最後のお別れの瞬間に全ての主導者だったと発覚するとは…。
どんなに高度な知識があり、人間臭くなるように学習させられていても、命の重さや倫理観までは身につかない。
作る事が出来ない領域はあるという事が浮き彫りにされたと思いました -
Posted by ブクログ
実力派作家にも拘わらず日本での翻訳は不遇をかこつ実力派作家、マイケル・ロボサムの新訳が、魅力的なキャラクター・コンビを引き連れて登場した。
嘘を見抜く能力を持つ少女、イーヴィ・コーマック。拷問を受けて殺された謎の人物テリーの死体とともに発見された少女、新聞ではエンジェル・フェイスの呼び名で知られた少女。
本書では、少女スケーターが殺害された事件がメイン・ストーリーである。証拠を遺した性犯罪者がすぐに容疑者として逮捕されるが、家族や親族間という狭い世界で未成年の男女たちが複雑に絡む謎多い事件として、臨床心理士のサイラス・ヘイヴンが真相究明に乗り出す。
サイラスもまた凄惨な過去の記憶 -
Posted by ブクログ
実力派作家にも拘わらず日本での翻訳は不遇をかこつ実力派作家、マイケル・ロボサムの新訳が、魅力的なキャラクター・コンビを引き連れて登場した。
嘘を見抜く能力を持つ少女、イーヴィ・コーマック。拷問を受けて殺された謎の人物テリーの死体とともに発見された少女、新聞ではエンジェル・フェイスの呼び名で知られた少女。
本書では、少女スケーターが殺害された事件がメイン・ストーリーである。証拠を遺した性犯罪者がすぐに容疑者として逮捕されるが、家族や親族間という狭い世界で未成年の男女たちが複雑に絡む謎多い事件として、臨床心理士のサイラス・ヘイヴンが真相究明に乗り出す。
サイラスもまた凄惨な過去の記憶