あらすじ
状況が飲み込めないままレイチェルが連れて行かれたのは、北極だった。棚氷に埋まった巨大な隕石から等脚類の化石が大量に発見されたのだ。これは地球以外にも生物が存在する証拠であり、まさに世紀の大発見だった。選挙戦は一気に逆転し、大統領が対立候補の娘である自分を情報分析官に選んだ理由を悟る。だが、科学者チームと調査を進めるうちに、レイチェルは信じられない謀略の深みにはまりこんでゆく……。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人喰いザメから逃れる方法にそんなものがあるなんて!と驚き、もしもの時のために記憶の片隅にしっかりメモした覚えがある。嗅覚が異様に発達したこの種類限定なんだろうけど。
美術系のうんちくを楽しむにはラングドンシリーズが最適だが、本書もエンタメとして何度読んでも面白い。よくこんな専門的に踏み込んだトリックを考えつくものだと感嘆する。UFOや地球外生命体には興味がないが、そんな人でもワクワクドキドキさせられる。ラストのメガプルームの凄さがいまひとつ伝わらないので、ぜひ映像で観てみたい。
登場した小道具はもう現役?
ラングドン教授シリーズには無いスリリングな展開で一気読みでした。っていうか、最初に読んだダン・ブラウンの小説は、偶然に神保町古書店で見つけたこの作品のペーパーバック版でした。
舞台回しに登場する小道具は、別ルートのネットニューズで、なんと2009年には現実世界でスタンフォード大学研究室でプロトタイプがほぼ出来上がったと言った事に驚かされました。
氷床場面に登場した昆虫型監視ロボットのことです。この様にダン・ブラウンは実際の研究室プロトタイプへもアプローチした、しっかりした取材をしていたと気付かされました。
SFスタイルですけれど、有りそうな明日の世界と思わせるダン・ブラウンも好きです。
Posted by ブクログ
手に汗握り、必死で読み進んでしまった
ε=ε=ε= ヘ( `Д´)ノ
ともかく面白い!!
ダン・ブラウンの作品は、どれもウンチクの塊で
ヘ~と言うことばかりだけれど、今回も知らないことだらけ。
ミルン棚氷って何?
エアフォースワンが2機もあるの?
超音速輸送機が本当にあるのね~
等と言うミーハーな事ももちろんですが
アメリカ大統領と大勢の科学者を巻き込んでの、
とてつもなく素早い展開に、一気読みしてしまいました♪♪
宇宙と、古代と、科学と化学
ウ~~~ン
犯人が以外!!
きっと映画になるんでしょうね~
オススメします♪♪
゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
Posted by ブクログ
素晴らしい。前半は面白くもアメリカ映画的ストーリーはお腹一杯なんだよな感があったが、後半はそれも吹き飛ばす面白さ。状況が2転3転、4転5転して持ってかれちゃう。誰に勧めても好評だと思う一作。
Posted by ブクログ
下巻になると、科学的な蘊蓄はほとんどなく、ノンストップムービー的な危機、また危機の連続、そして交錯する人物関係に惑わされながら、ストーリーが加速していきます。
ハリウッド映画が好きな人ははまると思います。
面白いです。これはなんで映画化しないのでしょう?
Posted by ブクログ
安定のダン・ブラウン。初めてラングドンシリーズ以外を読んだが、しっかり面白かった。ただ、内容については、テーマ性は毎回異なるものの大きな流れは似ている気がする。ある意味、先が読めないようで、ダンブラウン的にはこうだろうと、予測できてしまう感じ。まあ、それを差し引いてもエンターテイメント性、文学性、ミステリー性、インテリジェンスいずれも高いレベルを兼ね備えたすばらしい作家であると感じる。
Posted by ブクログ
大統領選挙を舞台にした一大スペクタクルの下巻。
もはや大統領選挙は主題では無い気もする。
下巻のあらすじを書くと言うのは上巻のネタバレが大前提になってしまうので書きづらい。
でも書いてしまおう。
隕石の秘密を知った3人(レイチェル・トーランド・コーキー)は
デルタフォースに狙われながらも何とか潜水艦によって助け出され、
レイチェルの上司、ピカリングの指示でNRO本部へ戻るべくヘリコプターに乗り込む。
それをしったNASA長官のエクストロームと大統領側近のマージョリー・テンチは
レイチェル達が事実を発表するのを阻止するために暗躍する。
一方、隕石についての大統領の発表を受け大打撃を受けたセジウィック・セクストン上院議員だが、
その裏にある秘密を知り、逆転を試みる。
そして最終的には娘の安否よりも大統領の座を目指すようになってしまう。。。
レイチェルたちは大西洋上に浮かぶ「ゴヤ号」(トーランドの調査船)にて、
デルタフォースの襲撃を受ける。
その船上でデルタフォースの司令官と対面するレイチェルは、新たな衝撃を受ける…
と、ネタバレ満載で書いてみた。これでも抑えてる方だが。
とにかく息もつかせぬ展開とはこのことで、ラングドンシリーズに負けず劣らず面白い。
こちらはシリーズ化出来そうにない役どころだが…
それにしても、ダン・ブラウンは必ず「ビックリ人事」を用意するようで。
『天使と悪魔』『ダ・ヴィンチ・コード』の黒幕にもビックリしたが、
今作もビックリする事請け合い。たぶん。
最終的には色んな事がキレイにまとまってて読後感も良い。
しかし、テンチはどこまで絡んでたのかがちょっとだけ疑問。読み直せばわかるのかも。
Posted by ブクログ
「天使と悪魔」と「ダ・ヴィンチ・コード」の間、ダン・ブラウンの第3作
綿密な取材に裏付けられた上で、虚実織り交ぜたエンターテインメント作品
やはり面白いです
ちょっと下ネタは多めかな?
Posted by ブクログ
面白かった。
ダ・ヴィンチ・コードとか天使と悪魔並のどんでん返しなんて無いでしょってどっかで思ってたからか、そこまで疑うこともなく普通にテンチが黒幕やろうと思ってしまってた。何よりも誰よりも上手の指揮官がいたとは。
どう見てもセクストンが所謂悪役というか、「最終的に倒されるべき腹の立つ敵」的なポジションやけど、それとは別に「犯人」的存在もいて、単純な敵味方の二極構造じゃなかったところが、掴みにくかったけど面白くもあった。
めーちゃくちゃよく作られてる話。すごい。
けどこの人(ダン・ブラウン)はアメリカ大好きアメリカ人なんやろなって思った。世界一の国家アメリカって思ってはるんじゃないかな。『天使と悪魔』でキリスト教第一主義みたいなことも感想に書いたけど、それに近いものというか。
普段は結構同じ作家さんの本を続けて読むことが多いけど、なんかそのアメリカアメリカしたところ、要するに強大な軍事力とか、最先端の軍事的技術とか、兵器とか戦闘機とか、そういうのに疲れて、ちょっと一旦ダン・ブラウンはもういいやってなった。次の本は違う人のを読もう。
Posted by ブクログ
上巻では隕石の謎が明らかになり、下巻ではその謎を知った者が何者かに追われ、命を狙われる。。。
同時進行でさまざまな陰謀が動く。首謀者は誰か?何のために?
上巻と同じく専門用語が多くてなかなか読み進まなかったところもあるが、それでもスリルたっぷりで、とにかくやっぱり面白かった!
レイチェルとトーランドの恋バナももっとスリリングであれば言うことなかったのになぁ。。。なんてね(笑)
Posted by ブクログ
間一髪の回避の連続で、ずっとハラハラさせられっぱなしです。そして己惚れが強く、周りの全て(決して自分は含まない)を犠牲にしてでも権力に固執する政治家の怖さと情けなさにもう…。一度読み始めると先が気になり読み進めてしまう良き本でした。
Posted by ブクログ
専門知識のオンパレードがとにかくすごい。そして、めくるめくスピード感。なんかいろいろツッコミどころがあるような気もするんだけど、突っ込むヒマもなく読み切ってしまう(笑)。いや、あそこまで痛めつけられていたら、ふつう死ぬような気もするのですが(^_^;; でもよかった。最後の父親との残酷なまでの対決も含めて、きっちり落とし前をつけて終わるのもすっきりしていていい。
Posted by ブクログ
結果、面白かった。
解説にもあるように、ダン・ブラウンの作品にはいろいろな要素が詰まっている。
人間ドラマもあれば、サスペンスもありミステリもあり、
科学も自然もあり、本作品は派手な戦闘(でもないけど)もあり、
読んでいて飽きることがないと思う。
ただ本作品は良くも悪くもいろんなキャラが印象深く、主人公が目立たなかったな。
そして先にも書いた後半の戦闘的な部分は、もう少しサクッと行ってもよかったかも。
ラストへの流れと決着も、やっつけ感があったように思うのは気のせいか(笑)。
個人的に一番の読みどころは黒幕の正体だった。正直まったく予想していなかった・・・。
まぁボクはそういうの気づきにくいので参考にはならないけど。
(っていうか、あんまり先を予想しないのだ)
Posted by ブクログ
一気に下巻読み終わった~~。
面白かった~。で、最後はスッキリ終わってめでたしめでたし。
ハリウッド・エンターテイメント的な壮大さでスピーディーな展開が、映画を観てるように感じさせてくれる。
途中、船の上でのアクションシーンがいまいち、イメージしづらかったので、星4つ。
上巻を読んでるときは、テンチやエクストロームが一番悪い奴だと思ったけど、まさかアイツだったとは!
でも、一番イヤな奴だったレイチェルの親父・セクストン上院議員が、ああいう結果になって「ざま~みろ」と笑える結果に終わってよかった。
女を舐めたらあかんでー。
でも、もし本当の隕石を発見して、そこの虫が入ってたら。。。。と思うと、宇宙の世界はミステリアスでロマンがあるよね。
NASAに税金が半端なく使われてるのには、やっぱり疑問を抱きたくなっちゃうけど、でも、やっぱりそれもやむおえない事なのかな~。
やっぱり、ダン・ブラウンの本は面白かった。
Posted by ブクログ
一気に読み進めたほど面白かった。ダヴィンチコードと同じく男女が出会って大きな見えない敵から逃れながら問題解決していく流れは似ている。が、題材がNASAや大統領選と絡み、誰が黒幕かが最後まで分からず楽しめた。話のテンポも良く、作者のみならず翻訳の上手さもあるのではないかと思う。
Posted by ブクログ
良くも悪くも、ダン・ブラウン
これぞアメリカ、ハリウッド映画そのまま
本当かウソかわからないくらいのギリギリ知識をうまく使っているところはいいところ。
でも、大勢の人が傷つき仲間が死に物が壊れたのに主人公は九十九死に一生を得た後、すべて忘れてハッピーエンドみたいな終わり方は、チョット違和感がある。
Posted by ブクログ
ダンブラウン氏は典型的なビッグストーリテラー。典型的なんだけど規格外。bigというよりhuge。スケール感が違う。地球外生命体の線で始まり、SF好きには堪らない導入。陰謀や政治的対立、思惑など、泥臭い話に入ってからは臨場感が楽しめるが、若干の興醒め。最後がラブストーリーオチなのも、洋物だなー。
Posted by ブクログ
魅力的な女性主人公二人が数々の窮地をどのように脱するか、大統領選の行方がどうなるか、興味を掻き立てられる展開が続き、一気読みできてしまう。
上級顧問のマージョリー・テンチが黒幕の指揮官で、NRO局長のウィリアム・ピカリングを第四の脅威として排除するよう命じたのだとミスリードされてしまった。してやられた。
ミルン棚氷に埋め込み用の竪穴があったことを示すGPRのプリントアウト。
NASAの化石に似た現存するワラジムシの画像。
海底でも球粒ができるとの論文。
球粒のジルコニウム量が極めて低いことを示すマイクロプローブのデータ。
などなど、隕石が偽物である証拠が面白いくらい次々に見つかっていくあたり、やっぱり映画制作を意識した映画向けのエンタメ作品で、映像で見る方が楽しめると思った。
Posted by ブクログ
うーんうーん、詰まらない訳ではなかったのだけれど途中でダレてしまい読むのに時間がかかりました。
ダンブラウンの作品を何冊か読んでいると
黒幕がバレてからの締め。
という流れがわかってしまうので、ちょっとマンネリ。
NASAの話は物凄くワクワクして読んでいただけに
結末にガッカリ…。
いや、私は地球外生物いると思いますよ。
主人公と同じで、どうも海が苦手なので
海のシーンは読んでいて本当に恐怖を感じました。
閉じ込められて海に沈んでいくなんて、夢に見そうで嫌だなぁ。
Posted by ブクログ
下巻。隕石が氷に埋められた?というところで幕切れになった下巻は、割と静かに始まる。
しかし、そこから三転四転五転と行く、ジェットコースターのような展開が来るのがダン・ブラウンの楽しみ。しかし急に名前が出てこなくなる、叙情トリック的なのには引っかかりませんでした。
でまあ、面白いんですが、いつもと同じく上巻ほどは面白く無いんですよね。中間がないからダレないのは幸いなくらい。以前の作からそうだったんですが、戦闘機などの記述がものすごくしっかりしているのにもかかわらず、生物や鉱物の記載となるとからっきしダメ。ダビンチ・コードでも、絵画に関する記述でダメ出し。しましたっけねえ。
また、クライマックスでアレコレやるところで支離滅裂になって、何を書きたいのか苦笑しか出ないのも相変わらず。潜水艇がどうしたのか、どっちが上でどっちが下になったのか、要領を掴めない。ダビンチ・コードの箱の鍵の話もそうだった、と思いだした。
知り合いから「原著の英語も優しいから、そちらを読んだほうがいいよ」と奨められているのだけど、訳がいいのじゃなくて、元々文がわかりやすいらしい。その分アクションシーンの記述が、原作から追いついていないのであろう。
その他、オチが投げやりだった以外は、陰謀と捏造のストーリーは面白く読むことが出来ました。
Posted by ブクログ
『ダヴィンチ・コード』『天使と悪魔』の作者が書いています。
ダン・ブラウンと言う人は宗教や美術に造詣が深いというのは
以前から感じていましたが、科学や政治もいけるんですねぇ。
上巻の最初の方は「ちょっと失敗したかも・・・」
と感じましたが、中盤~下巻につれて、面白くなってきます。
科学的な内容も素人にもわかりやすく書かれているので、
ひたすら「へぇ~」という感じでした。
映画化したらおもしろそう。
ハリソン・フォードとか出てきそうな感じw
Posted by ブクログ
世紀の大発見とされた地球外生命体の化石が残った隕石。
しかしそれは国家的な陰謀の影に覆われていた。
偶然、その秘密を知った主人公たちは命を狙われる危機に陥っていた・・・。
下巻はかなり良いペースで読めました。
手に汗握る展開がひたすら続く、といった感じだったからでしょう。
ただ・・・ラストのオチはちょっと「これだけ?」と正直、拍子抜けでした。
まぁ、あの展開だと、あんな感じにもっていくしかないのかな、とは思いましたけど、もうちょっと捻ってくれてもよかったかも(笑)
デセプション・ポイントを読んで、私は政争劇は向かない、ということが判りました(笑)
「首都消失」でもそうでしたから間違いないみたいです(^^ゞ