名称未設定さんのレビュー一覧
-
購入済み
小松左京が21世紀に転生?
原作者・小松左京が素晴らしいのは、語り部の力技で「プレート潜り込み仮説」を「SF噺」にするだけでなく、プレート潜り込みが引き起こす「大震災」を土台に、日本と言う「官僚主導国家」が、「大災害の危機管理」に「どの様に反応」し、「行動するのか?」、「国家ネーションステートを喪失した日本人はどうなるか?」と言う「壮大な社会実験」小説に組み立て、成功させた事ですよね。
何より、1973年当時の国会議員達も、霞が関の官僚達も、この「壮大なSF噺」と「新しい仮説」の「プレートテクトニクス」に基づく「大震災の可能性」に注目した結果、小松左京と言う「稀代の語り部」が、国会に参考人として招致され、彼の言葉が、後に深海探査の小型潜水艇建造計画まで波及効果を示したのは、「事実は小説よりも奇なり」でしたよ。
1973年3月に出版、「重版出来」を重ねたけど、当時は売り切れで買えなかった。1973年の9月、まだ東北新幹線が無かった当時、出張帰りの仙台駅ホーム売店で「カッパ・ブックス版上下2巻」を発見した時の嬉しさは、半世紀後の今でも覚えています。
当時のL特急は4時間半位で上野仙台間を運行したけど、上巻を読み終えた時は赤羽付近で、車窓に仙台銘産「あべの笹かま」看板が見えた頃だった。
今回は「新しい絵師」に依る旧作復活ですが、当時「新仮説」だったプレートテクトニクス仮説は、現代では、震災予測不可能を露呈しています。
更に、地球周回軌道上からの膨大な観測結果が、地震も火山噴火も、マントル上層部を移動する「熱エネルギー」のマグマが共通因子となって起こる現象で、その移動ルート解明が古い仮説のプレートテクトニクスに上書きされ始めました。
今後、この絵師と編集部が、どの様にまとめ上げるのかが、この作品を「重版出来」まで育て上げる別れ目。
今後も要注目ですねぇ。 -
購入済み
かなり突っ込み所満載ですね
逆説の日本史読者ならば、あるいはサピエンスの読者ならば、このまま例文に沿った回答をしたら、却って友人を失うと言う事がおわかりですよね。
ビジネスマナーでは政治と宗教を話題にするのは極力避けます。
2章の例文を暗記して応えてたら、よほど自分と打ち解けた人でないとケンカになるか、人としての信用を失います。
更に、日本史での時代区分、例えば平安時代とか江戸時代と言っても、聞き手には理解出来ません。
西暦年とか西暦時代区分、何世紀とかの説明無しでは、聞き手を混乱させるだけです。
日本人は何故神社仏閣を分け隔て無く詣でるのでしょうか?
アミニズム自然神をもとにした多神教だからです。
この辺りをきちんと相手に説明しないと、一神教の世界の人に誤解されるだけです。
もはや古典扱いの山本七平著『日本人とユダヤ人』『日本教は日本を救えるか』や新刊ならば、ユヴァル・ノア・ハラリ著
「サピエンス全史」を読んでから、日本人の宗教を説明する事をオススメします。
この本は教科書的な日本史をもとにしている様ですが、英語表現のボキャブラリー語彙を得る補助にはなりますが、著者の示す例文のママで無く、自分自身の考えを整理しないと使えませんね。 -
いや~良い翻訳だが辞書機能は?
内容は日本語版の英訳。素晴らしい英訳ですね。日本語版を英訳してもKindleに独占状態のマーケットだったから素晴らしい挑戦だと思います。だーケーどー!
ワンタッチ辞書のバックアップは何処やねん?
Kindle版も試すが、ワンタッチ辞書が日本語本と認識して国語辞典開くのでいちいち英和辞典選択し直す破目になった。
どっちも不完全燃焼。
内容が名著Sapienceの2nd opnionとして立派に通用するのに周辺機能が障害となっている。出版社と電子書籍プラットフォーム業者が初代Rideoの失敗から何も学んでないので著者に悪いけど★★★です。 -
購入済み
騎馬民族征服説にコダワリ過ぎ
著者視点はいいとこ突いているけど、騎馬民族征服説にコダワリ過ぎがうざい。
葬制の変化が異文化征服説と言うのは、大いに有りだと共感します。ブヨ族が南下して百済支配層になった様に、島根鳥取地方が銅鐸祭祀を止めて天孫族ヤマトに征服されたのは確実だし、男女、子供虐殺された事を示す遺跡が存在するので、迂闊に発掘調査が進まない事も事実なのです。
鉄のインゴットと銅鐸を埋葬したということは、当時の祭祀器具だけでは無く、当時の貨幣価値を持った鉄挺と言う疑似貨幣まで埋めた銅鐸の墓が在る事も事実です。荒神谷遺跡と九州北部との関係性がもっと注目されるべきですね。 -
ダィテス領攻防記
-
購入済み
-
-
登場した小道具はもう現役?
ラングドン教授シリーズには無いスリリングな展開で一気読みでした。っていうか、最初に読んだダン・ブラウンの小説は、偶然に神保町古書店で見つけたこの作品のペーパーバック版でした。
舞台回しに登場する小道具は、別ルートのネットニューズで、なんと2009年には現実世界でスタンフォード大学研究室でプロトタイプがほぼ出来上がったと言った事に驚かされました。
氷床場面に登場した昆虫型監視ロボットのことです。この様にダン・ブラウンは実際の研究室プロトタイプへもアプローチした、しっかりした取材をしていたと気付かされました。
SFスタイルですけれど、有りそうな明日の世界と思わせるダン・ブラウンも好きです。