越前敏弥のレビュー一覧
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ミステリーとSFで知られるフレドリック・ブラウンのミステリー短編小説集。
1950年代の小説ではあるもののさほど古さも感じず、空いた時間に少しずつ読もうと思ってたのに、どの話も広げ方と畳み方が上手く次はどんな話なんだろうと途中から止まらず。
「叫べ、沈黙よ」はアンソロジーなどにも収録されている名作だけど、「世界が終わった夜」「背後から声が」「闇の女」なども面白く、表題作の「真っ白な嘘」は個人的に大好きなクリスティの「春にして君と離れ」を思い出す既視感も。
一番最後に読むようにと帯に書いてあった「うしろを見るな」は期待の割に驚きは少なかったけど、読者を巻き込む仕掛けがあり、短編集の最後の話に -
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あーおもしろかった
本当は出てくる場所を検索したりして写真などを見ながら読めると没入感が増して良いのだろうけど、早く謎が知りたくてついつい先を急いでしまう
映画だと兼ね備えてるんだな
実際に見てみたいなぁ
10年くらい前に読んだけどほぼほぼ忘れていたので楽しく読めた
あの時も「こーんな内容の小説…大丈夫なのかなぁ」と思ったけど、今回も心配になった
作者が危ない目に遭ってないといいけど
ソニエールの暗号、謎かけはすごい
薔薇の下、△▽のもとにあるマグラダのマリア
剣△と杯▽が守る血筋
この本を読んでいる間に「フランスに行ったからお土産どうぞ」と言われたり
先日フェスで初めて見たBUCK T -
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面白かった。
エセックス篇は1800年代のイギリスの陰鬱な雰囲気満点(小説好きが求めるイギリスはコレだろ、って感じ)、カリフォルニア篇はアメリカらしい躍動感あるサスペンス。
どちらもきっちり終わる。
そして、本の作りが凝ってる割に(というか、この作りだからこそ)シンプルな物語に仕上がっている。
謎解きを楽しむというより、文章からにおい立つ雰囲気を味わう小説。なので、ミステリー苦手な人におすすめ。
どちらから読んでも良いとされているけど、カリフォルニア篇読むとネタバレ?食らうので、エセックス篇から読んだ方が素直に楽しめると思う。
翻訳も読みやすく、雰囲気満点で良かった。
この訳者さんが訳したシ -
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ネタバレ【シークレット・オブ・シークレッツ】 ダン・ブラウン 著
これはすごいです! さすが、ダン・ブラウン!
「トラブルの中心地に居合わせるという厄介な習性」のあるラングドン教授のミステリー&アドベンチャーのハラハラ・ドキドキはいつもの通り。すごいのは今回の主題です。脳(脳科学)、意識とは何か(局所性・非局所性)、夢や幻覚の原因、遠隔透視、さらには、死ぬときに何が起こるのかという「秘密のなかの秘密(Secret of Secrets)」を解き明かしているところです。トンデモ本かと思いきや、冒頭には「実験、テクノロジー、科学的成果はすべて事実」と書かれており、ほぼ一気読みでした。
舞台が一 -
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上巻、下巻の分け方が巧妙。
上巻にて絶妙に謎を残しながら下巻は疾走感があり、夢中になって読んでしまった。年甲斐もなく徹夜してしまう程だ。
ラングドンが辿り着く真相しかり、キャサリンが知らず知らずに命を狙われる原因。読者はラングドン教授になりきるのではなく傍観者としてこの物語に関わった方が健全に思う。最終最後まで読めば少し納得のいかない部分もあるが、そんな事は些細に感じてしまう程、ラングドン教授シリーズは面白い。
ゴーレムがサーシャを命をかけて守ろうとする意味、ゴーレムが命を賭けて守ろうとしているものはとても切なく、単純に危険人物としての印象がガラリと変わってしまう。ゴーレムの非情な行いにつ -
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えーっ、怖かったー
怖かったけど、面白かったーっ
ミステリーもあまり読んでこなかったし、
翻訳本は避けてきたし、
いや、でもこれは読んでよかった。
そろそろ終わる?と思っても、まだページはかなり残っている。
この人が悪もん?え?えっ?どういうことーっ???
この連続で、ページを捲る手が止まらなかった。
ヴァチカンやローマに行くことは今後もないだろうけど、映像でいいからこの小説の舞台の雰囲気を味わってみたい。
また、映画「教皇選挙」を配信で見ることとしよう。
この小説の映画化されたものは、今のところ見る予定はなし。
だって、残酷なシーンを映像で見たくない。
私の拙い想像の範囲で留めておき -
Posted by ブクログ
緻密で美しい文章が
素晴らしい。
初めてのダンブラウンですが
まるで難解なジグソーパズルの様
上巻から
ん?あれ?このピース変?と
思った箇所がチラチラあっても
開示された情報ピースを
見直し探すと
なんとなく、それっぽいピースがあり
それをはめて先に進んでしまい。
ラストのラストまで
間違ったピースに気がつかない笑
凄く計算された
美しい数式の様な物語に
大満足しました。
他の作品を読んでいないので
余計にかもしれません。
映像化も念頭にあるのか?は
わかりませんが
プラハやチェコでチェックするべき
いわくつきの場所が可能な限り網羅されていて
物語に上手く組み合わされて -
Posted by ブクログ
はじめてのダンブラウン
老後は チェコ共和国に移住したいレベルのプラハマニアです。プラハが舞台ということで予約注文しました。
物語の中に出てくる場所には
すべて脚を運んでいて
(十字架砦 地下シェルター 大使公邸以外)
どれも素晴らしい場所なので
読んでいて本当に楽しく嬉しく
地図を広げ
撮りためた写真を見ながら
素晴らしい読書体験ができました。
プラハは作中にもある通り
大戦を生き残った奇跡の古都であり
その位置付けを日本語にするなら
「ヨーロッパの京都」
このひと言で日本人なら
理解できると思っています。
(実際に京都とは姉妹都市)
プラハの名所や歴史
伝承を巧みに織 -
Posted by ブクログ
ダン・ブラウン氏の小説は肌に合っているのかもしれない…。 ダ・ヴィンチ・コードを読んで、同作の映画を見て過去作も読んでみようとこの本を手に取りました。どんどん先へ先へと読み進めてしまいます。ストーリーの展開が上手い!情景描写も過去の回想シーンも丁度いい塩梅、かつちゃんと感情を揺さぶられる組み立てをしているのでダレずに読めました。
こうした小説に出てくる専門知識や豆知識はあまり鵜呑みにしないようにしているのですが、ブラウン氏とラングドンの知識には脱帽します。冒頭に事実がどうのという一文がありますが、そういう解釈もできなくはないか…?という姿勢で楽しんでます!中巻も続けて読んていきたいと思います