越前敏弥のレビュー一覧

  • 真っ白な嘘

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    星新一とクリスティーが好きならと、bookmania1105さんにおすすめしていただいたフレドリック・ブラウン。

    とても面白かったです!!
    奇想天外な結末が星新一のような感じ。
    更にゾクゾク、ドキドキするようなスリルまで味わえる。
    大好きな『藤子・F・不二雄の異色短編集』にも怖さと意外さが似ていた。

    1番好きだったのはタイトルにもなっている『真っ白な嘘』
    新婚夫婦が格安で購入した家は曰く付きの物件で…。
    短いのに何でこんなにドキドキするんだ!
    没入感が高くて最高に好きなタイプの作品でした(⁠☆⁠▽⁠☆⁠)

    江戸川乱歩の『世界推理短編傑作集』に選出された『危ないやつら』も面白かったし、『世

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    2024年08月18日
  • オリジン 下

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    ネタバレ

    AIブームの中、もう一度読みたくなり再読。
    何度読んでも面白い。人間とテクノロジーの融合がこの先にあるかもしれないが、破滅ではなく進化であってほしい。

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    2024年06月29日
  • 死の10パーセント フレドリック・ブラウン短編傑作選

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    間違いない。大好きだ。読めば読むほど、この人の小説が好きになる。ミステリーもSFも、そして意外にもホラーテイストの作品まで、傑作揃い。もともっと読みたいぞ!!
    長編「シカゴブルース」を読んで、好きな方は必読だよ。

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    2024年06月24日
  • 老人と海

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    ネタバレ

    道をのぼった先の小屋では、老人がまた眠っていた。いまもうつ伏せのままで、若者がそばにすわって見守っている。老人はライオンの夢を見ていた。

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    2024年06月09日
  • 老人と海

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    ネタバレ

    すっかり忘れている。いやー、次から次へと、よく来るなあサメ。そして、ラストの1文がカッコいいなあ。こんなカッコいいラストだったっけ。

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    2024年06月08日
  • 天使と悪魔(下)

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    ネタバレ

    ダン・ブラウン「ロバート・ラングドン」シリーズの第1作目。どんでん返しの結末だった。

    本作を読む前、ロン・ハワードがメガホンを握った「天使と悪魔(2009)」を観ていた。そのため、大まかな流れは把握してはいたものの、登場人物、展開、セリフ、情景、結末に至るまで、映画と原作はまったくの別物だった。そのため、予め書いておくが、映画版を先に視聴した人は、本作を読むときに「別モノやんけ」と嘆息するかもしれない。

    上記の通り、本作「天使と悪魔」は、ダン・ブラウンが手掛ける「ロバート・ラングドン」シリーズの第1作目であり、同シリーズは「ダ・ヴィンチ・コード」、「ロスト・シンボル」、「インフェルノ」、「

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    2024年05月01日
  • ダ・ヴィンチ・コード(中)

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    前作での最大の謎を残したまま、話は盛り上がりを見せます。大体の謎はこの巻で解けたのではないでしょうか。今回は有力なイギリス人の友人の助けを得て、さらに壮大なスケールで話が展開されています。読む手が止まらなくて困る…(笑)やはりテーマ自体は少々難解ですが、詳しい解説があるうえに所々で真相に近づく謎解きがあるのでスカッとします。早く下巻が読みたい…

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    2024年04月14日
  • オー・ヘンリー傑作集2 最後のひと葉

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    ネタバレ

    最後のひと葉
    不器用だが優しい心を持ったベアマンの命懸けの最高傑作。心温まる。

    二十年後
    時が経てば人も変わる。旧友を想った切ない話。

    救われた改心
    宿敵であった刑事の優しさにほっこり。

    犠牲打
    自分の人生を犠牲にしてでも作品を掲載したかったのに皮肉な話。全てが計算通りいくわけではない。

    魔女のパン
    切ない恋の話。恋にはコミュニケーションが必要。善意がお節介でありがた迷惑なこともある。

    水車のある教会
    行方不明の娘との奇跡の再会。心優しいエイブラムに相応しい結末。

    運命の衝撃
    ホームレスだった男が急に大金を手にできると思うと不安でどうしようもなくなるが、得られないことが分かると喜ぶ

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    2024年04月07日
  • 新訳 賢者の贈り物・最後のひと葉

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    ネタバレ

    角川つばさ文庫の新訳シリーズ。絵も流麗で、現代の子供達にも読みやすいように現代の言葉が使われている。よく絵本にもなる「賢者の贈り物」夫婦が互いにプレゼントを贈るために互いの大切なものを売ってしまうのだが、最終的にそれが間違いだと気がつく。夫は代々大切にしていた時計を売って、妻は髪の毛を売ったが、妻の髪はまた伸びるが、売ってしまった時計は取り返しがつかないのでは…。日本ではアメリカ文学はあまり馴染みがないと思うが、これなら手に取りやすいだろう。

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    2024年03月21日
  • 天使の傷 下

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    最後の結末(?)はイーヴィーが誘導したのか?と思うような衝撃的な結末だった。
    殺されて当然だけど、もう少し引っ張ってほしかったし、なんならサイラスが捕まえて司法で裁かれてほしかったけど、こういう結末も悪くないのかもしれない。
    それにしてもサイラスとイーヴィーは大好きバディ。ドラマ化するならしてほしい〜

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    2024年03月06日
  • 老人と海

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    1920年代から30年代にかけて活躍したアメリカの作家たちを指す「失われた世代」という言葉の響きが、若い頃の私にはやたらと格好良く思え、それらの中心的存在だったヘミングウェイの小説に俄然夢中になった。当然、代表作の「老人と海」にも目を通したのだが、現在となってはあまり記憶に残っておらず、ほとんどが忘却の彼方へと消し去られてしまった。此度、新たな解釈による訳本が出版されたのを機に、およそ40年ぶりに本作と向き合った

    90日近く獲物に恵まれずにいる老漁師と巨大なマカジキ、サメらとの攻防を描いたストーリーには、神話にも似た荘厳さが漂い、その研ぎ澄まされた描写はまさにシンプル・イズ・ベストの極みと表

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    2024年03月02日
  • 天使と悪魔(下)

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    ラストまで読むと、「天使と悪魔」というタイトルがしっくりきます。そんなことをしなくても神の存在は示せたはずなのに、「悪魔」に魅入られてしまったのか、黒幕が哀れでした。でも、そこまでを含めて、神の計画だったのかもしれない…。

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    2024年02月29日
  • 天使と悪魔(中)

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    上は、ちょっとイライラするシーンもありましたが、中はサスペンス感が増して展開が早く、面白かったです。
    作品はフィクションですが、芸術作品に興味を持つきっかけになるかもしれません。
    ものすごく良いところで終わるので、中を読んだら下は必読ですね。

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    2024年02月28日
  • ダ・ヴィンチ・コード(中)

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    映画を先に視聴。
    トムハンクス演じるロバートラングドン教授とソフィヌブーの掛け合いと謎解きが本格的に深みへと進む。
    ラングドンがキリスト教の宗教観を丁寧に解説しながら進むので読みやすい。

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    2024年01月21日
  • 天使と嘘 下

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    まさか犯人がこの人か…と思わなかった結末。
    最後までハラハラさせてくれる作品だった。
    サイラスとイーヴィーのこの後がとても気になる。

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    2024年01月10日
  • オー・ヘンリー傑作集2 最後のひと葉

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    安定した面白さ。と言うか、面白い作品を集めているようなので、当然かも。

    収録作は、
    最後のひと葉
    二十年後
    救われた改心
    魔女のパン
    水車のある教会
    運命の衝撃
    ラッパの響き
    ジェフ・ピーターズの人間磁気
    運命の道
    都市通信
    赤い酋長の身代金

    最初の「最後のひと葉」は、よく知られた作品。秋の終わり、ジョンジーが重い肺炎にかかり、窓の外のツタの葉が落ちていくのを見ながら、「最後の一枚が落ちるとき、わたしも死ぬ」と言いだすが、嵐になっても最後の1枚は残り、ジョンジーは回復する。一方、同じ建物の1階に住む、画家のベアマンが嵐の翌日から肺炎に罹り亡くなると言う、心を震わせる作品。

    最後の「赤い酋

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    2024年01月04日
  • オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物

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    オー・ヘンリーの作品の特徴は、ユーモアと皮肉が入り交じり、最後にどんでん返しかある作品が多いかな。
    結果「心あたたまる」作品だけでなく、残酷といったことばで評したほうがよい結末のものが多いことになるが、どれも人間観察の鋭さと深さゆえに、豊かな人間味を味わえる。

    ・警官と賛美歌 貧しさ故、寝るところも食べるものもないため、犯罪をして留置所に入りたいといろいろ手をつくすが…
    ・賢者の贈り物 代表作と言われるだけあって、印象深く読めた。貧しい夫婦のお互いを思いやる愛を描くが、甘い雰囲気はなく、少し突き放したところがあり、どことなく照れたような作者の視線が感じられる作品だ。
    ・忙しい株式仲買人のロマ

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    2024年01月01日
  • 天使と嘘 上

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    想像上のサイラスは中肉中背のイカしていない臨床心理士かと思ったが、身体を鍛えたりしていたり、全身にタトゥーが入っているので少し俗っぽい感じなのかも。
    イーヴィーは17歳のカルテのアンジーっぽい容姿かな。
    ジャケ読みだったけど、面白い作品に出会えて良かった。

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    2023年12月29日
  • クリスマス・キャロル

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    過去・現在・未来を見せる精霊たち。強欲で冷酷で無慈悲なスクルージ老人の見に起こる不思議な導きのお話し。
    変わってしまった今の自分を過去を振り返ることで忘れていた感情を思い出し、現在の自分を変えることで、未来を明るく照らすことができるー。
    150ページ程の薄さで読みやすく、毎年クリスマスの時期に読み返していきたい大切な一冊です。

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    2023年12月14日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    原題
    CAT OF MANY TAILS
    Ellery Queen
    1949
    このままで終わるのか、裁判か。お。
    荘厳なエンディング。どうだ、こうか。
    奇妙な違和感。
    大勢の兄弟。常に妊娠していた母。
    自分の子供は二人も死産。
    誰が犯人なんじゃ。ああ。


    こんなミステリー、小説、本を読むために読書してるんだ。もっと、楽しい読書をしなくちゃ。できるだけ(生きて読書できるだけ)楽しむぞ。素晴らしい、作品。
    ぼっとしている時間はない。どんどん読み進めよう。楽しもう。

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    2023年11月16日