越前敏弥のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今更…、ってかんじもしますが。遅ればせながら。父が、通常版ではなくて、豪華版のを持っていたので奪って読みました。この豪華版。いいですよ。高いけど。文中に出てくるいろいろなイメージや建物、絵画などがちゃんと図版で、しかもカラーで出てくる。ガイドブックみたいで楽しい。で、内容ですが。思っていたよりもおもしろかった。蘊蓄のあるシドニー・シェルダンってかんじ。もともと、宗教とか美術とか図像学とか秘密結社とかが大好きな分野なので、まぁ、そりゃぁ楽しめるよな…。しかし、後半の謎解きは、前半のものに比べてけっこう手抜きなかんじが?後半の暗号とかはわりと私でも予想ついたもの…。でももう映画化のキャストを知って
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Posted by ブクログ
ブラウン短編集、創元新訳版二冊目。
短編に加えて中編も収録。
全体的には事件物などストレートなミステリーが多く、先に読んだ「真っ白な嘘」「さあ、気ちがいになりなさい」の二作に比べて小ぶりな印象となりインパクトは少ない。
それでもどの話も古さは感じずオチも鮮やか、原文からなのか訳文からなのかはわからないけど筆致も好みのため読んでいて退屈もなし。
中でも「ティーカップ騒動」「さまよえる少年」「不吉なことは何も」「踊るサンドイッチ」が現時点では良し。
少しずつ、時間があるときに読める話だけを読んでいるけれど、「さあ、次はどんな話だろう」と読み始めて「これがどうなるの」と読み進めていく時間がな -
Posted by ブクログ
意識とは何か、死とは何か、と色々と考えさせられる内容だった。
この本の登場人物が「非局在型意識」という説を唱えるのだが、その説によってサヴァン症候群、解離性同一性障害や、それ以外のこの世で本当に起きた摩訶不思議な現象の説明がついてしまう。
怖いけれど、面白い。
死の捉え方自体を変えてしまう。
この小説は、2日間の出来事を上下巻に分けて物語っており、スピード感があり、臨場感も半端ない。
ストーリーの展開や、裏打ちされたものなど、著者ダン・ブラウンの知識、考察、探究心に舌を巻いてしまう。
映像化されるのが楽しみだが、現在69歳のトム・ハンクスの為にも早めにお願いしたい! -
Posted by ブクログ
海外の小説を初めて読んでみた。
そろそろ終わりかなと思ってもそこから更なる展開があり、飽きることなく読み進められた。
最後も意外な展開で楽しい気持ちにさせてくれる物語だった。
人間の意識に焦点を当てたミステリー。
「死が幻想である可能性が高い・・・意識は体が死んだあとも生きつづけるという考えです。もしそれがほんとうで、それを証明できるなら、数世代のうちに人間の精神は、いまとはまったくちがう前提-結局のところ、死はたいして恐ろしいものではないという前提に立って機能するようになる・・・」
『意識は体が死んだあとも生きつづける』とは生まれ変わるということだろうか?
物語にあるように死んだあ