越前敏弥のレビュー一覧

  • 靴に棲む老婆〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    決闘の介添人を頼まれたエラリーは、銃の実弾を空砲にすり替えることで流血沙汰を回避しようとする。しかし何者かによって再び実弾にすり替えられ、片方が死んでしまう。弾丸をすり替えたのは誰なのか。遅々として捜査が進まない中、さらなる事件が発生する。
    引き鉄を引いた人間はわかっているのに、被害者を死に至らしめた犯人はわからないという状況が絶妙。登場人物の癖の強さはシリーズ屈指。レギュラーメンバーの警視やヴェリーも大活躍。ヒロインのシーラも、ラスト含めて素晴らしい。
    捻れた事実を解きほぐして真実に辿り着く過程が爽快。特に、サーロウのチャーリーに対する「殺してやる」の意味に驚嘆。

    0
    2025年07月19日
  • ダ・ヴィンチ・コード Special Illustrated Edition

    Posted by ブクログ

    久しぶりに映画を見て、実際の絵画や建物の写真が入っている愛蔵版で読みたくなった。
    本で読むと、やっぱり面白い。
    こちらが先と思ってたけど、『天使と悪魔』の方が時系列では前。
    コンクラーベが行われた頃、購入したがやっと読み始めよ。、

    0
    2025年07月13日
  • オリジン 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    天才未来学者とAIによる壮大な自作自演。

    人類誕生はエントロピーで説明できるからやっぱり神様なんていなかったよ。人類はサイバー化していくよ。全部スーパーコンピュータで計算できたから正しいんじゃないかな。生い先短いからAIにやりたいようにやらせたら、最高のプレゼンが演出できて、ついでに気に入らない連中を破滅させてくれたよ。オブラートに包んだからそんなに悲観しなくてもいいよ(意訳)。

    エントロピーは揺らぎによって挙動を変えるけど、結局その揺らぎは自然発生するのか超自然的力によるものか、という議論になりそうな。AI無双になるとミステリーは何でもありになってしまうな。宗教のタブーは、日本人の宗教観

    0
    2025年07月08日
  • ロンドン・アイの謎

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ■普通に面白い
     ヤングアダルト向けの作品を得意とし、賞を取りまくっている作者による唯一の本格ミステリ、とのことだが、普通に面白い。
     文章は読みやすく、登場人物も少なく覚えやすく、キャラクターも立っており、状況もプロットも超シンプル。それでいてしっかりヒントや伏線がちりばめられ、無駄な描写もなく、1日で読めてしまう。
     こういう作品は普通に好み。

    ■古典
     現代作品であるにも関わらず、そのトリックは古典そのもの。「変装(して出てきた)」というのは、もはや古典のパターンであり、現代作品でもそれが踏襲されているのを見ると嬉しくなる。
     「超シンプルなプロット=観覧車に乗って消えた」というのは本

    0
    2025年06月30日
  • 天使と悪魔(上)

    Posted by ブクログ

    ラングドンシリーズ2上、面白かったです!
    映画で観てるので、情景を想像しながら読みました!海外小説の中でもとにかく読みやすいからいいですね!

    0
    2025年06月29日
  • ロンドン・アイの謎

    Posted by ブクログ

    観覧車に乗って消えてしまった従兄弟の行方を探すテッド。
    テッドの愛すべきキャラクターが良い。
    見る角度によって見えるもの違うよね。思考の柔軟性、持ち続けたい。

    0
    2025年06月29日
  • ロンドン・アイの謎

    Posted by ブクログ

    -あらすじ-
    主人公テッドのいとこサリムがロンドンに訪問してくる。
    テッドと姉のカットはサリムと共にロンドンで有名な観覧車"ロンドンアイ"に訪れるのだが、そのロンドンアイに乗ったサリムがそのまま姿を消してしまう。
    密室の観覧車で何が起こったのか?
    この不可解な事件を、アスペルガー症候群(物語上表記はないが恐らく)を抱えるテッドがカットの協力の元、独自の視点と論理的思考により真相に迫る物語

    -感想-
    テッドの普通とは違う視点や思考が事件解決に導くのだが、普通ではないいわゆる変わり者ということが欠点ではなく、強みとして書いていることに作者のメッセージを感じる。
    姉のカットが時

    0
    2025年06月27日
  • キャラクター

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     アリストテレスはキャラクターより出来事のほうが創作に芸術的技巧を要し、観客にも大きな影響を与えると考えていた。この考え方は二千年にわたって幅を利かせていたが、セルバンテスの『ドン・キホーテ』以降は小説がストーリーのおもな表現媒体へと進化し、十九世紀末になると、執筆に関する本の著者たちがアリストテレスの上位ふたつを入れ替えて、読者がほんとうに求めているのは印象に残るキャラクターだと主張した。彼らに言わせれば、プロットにある一連の出来事は、作家がキャラクター達を並べて掛けておく物干し綱にすぎない。
     この考え方では、プロットを物理的、社会的な平面で展開する数々のアクションやリアクションと見なす一

    0
    2025年06月19日
  • 老人と海

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    老人が三日もの日数、一匹の魚と対峙する話。あまり知ることのない釣りの世界が垣間見れて面白い。老人の哲学的な思想も興味深かったが、あとがきを見ていると私はまだこの本の面白さを理解するに足るほどの経験を積んできていないと感じた。人生を楽しんだ後にもう一度読み返したいと思う。

    0
    2025年06月18日
  • ダブル・ダブル〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ライツヴィルものの第4作目。クイーンは、執筆中だった「インド倶楽部の秘密」でやろうとしたプロットをクリスティの「そして誰もいなくなった」に先を越されてしまい、そのプロットを「ダブル・ダブル」で使ったといわれている。

    ニューヨークのエラリーのもとに届く匿名の手紙。郵便物はライツヴィルで起きる事件の新聞記事だった。病死した隠者、自殺した億万長者、失踪した飲んだくれの物乞い。そこへ父親の失踪を調べてほしいと魅力的な娘リーマが訪ねてくる。エラリーがライツヴィルを訪れ、事件を調べるうちに関係者の死が続き、この事件がマザーグースの童謡に合わせて起きていることに気づく。

    この話の前半の主役は妖精のように

    0
    2025年06月16日
  • 天使と悪魔(中)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    残忍なハサシンを前に、もはや絶望しかない。感想を書くのももどかしいほど、続きが気になって仕方ありません……!

    それにしても、一体作者の頭の中はどうなっているのでしょうか。
    ここに書かれているのはほんとうのこと?と調べたらうっかり重大なネタバレを踏みかけてしまい、もうこうなったらダン・ブラウンを信じて最後までついていきたいと思います。
    枢機卿の最期はどれも凄惨極まるものですが、私が「フィクションでよかった!!」と思ったのは保管庫のシーン。
    書棚をドミノ倒しにしてガラスの壁をぶち破るなんて、映像化されたらさぞ映えるでしょうが、どれだけの貴重な図書が失われたかと思うと……((;゚Д゚))ガクブ

    0
    2025年06月12日
  • 天使と悪魔(上)

    Posted by ブクログ

    突然ですが、皆さまは今話題の映画『教皇選挙』ご覧になりましたか?
    口コミの評価の高さを聞いて事前知識なしで鑑賞したのですが、明快なストーリー、神秘的な舞台裏、荘厳な舞台美術……いやはや、圧倒されました。好評につき現在も上映中ですので、機会がある方はぜひぜひ。

    さて。そんな『教皇選挙』のレビューを眺めていると、この『天使と悪魔』を思い出している方がちらほらおりまして。
    以前読んだ『ダ・ヴィンチ・コード』もかなり面白かったので、この機会に!と上中下3冊ぽちったわけです。

    開幕からシュタゲで知った「セルン」が出てきてテンションが上がっていたら、そこから核弾頭の何倍もの威力を持つ反物質が盗まれ、ま

    0
    2025年06月11日
  • 天使と悪魔(中)

    Posted by ブクログ

    この中巻を読んでいると、ローマに心惹かれ、巻頭の写真にあるパンテオンやキージ礼拝堂といったところに行きたくなりました!そして本の内容は、4つの場所を探す探索の過程が、すごくおもしろかったです。主人公たちがどうなるのか気になりながら、最終巻へ!

    0
    2025年06月08日
  • ダ・ヴィンチ・コード(中)

    Posted by ブクログ

    「日本人だから」という大枠で語ることを控えると、もともとあまり触れてこなかったという理由で「罪」「主」「教会」といったものに造詣が無い。よく分からない。そもそも信心深くない。起こっている事態が「派閥争い」「権力闘争」と落とし込むことではじめて、理解がなんとなく出来る。それは普遍的なものだから。「神」自体が普遍的なものであるか?その議論はここではしない。

    聖杯=女性、飽くなき肉欲への探求をテーマとした物語がめちゃくちゃある。『トリスタン』『眠れる森の美女』『白雪姫』馴染み深いものがほとんどだ。裏テーマというか本質がそこにあるという。すごい。辻褄が合う。

    興味深いが教義が云々、宗派の思想云々は

    0
    2025年06月07日
  • ダ・ヴィンチ・コード(下)

    Posted by ブクログ

    読み終わりました!
    ちょこちょこ原作と映画違うんだなぁと楽しみながら読みました!
    みたことある方もぜひ読んでみてほしいです!

    0
    2025年06月04日
  • インフェルノ(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズの定石通り、今作もラングドンは満身創痍になりながら、美女のパートナーと暗号解読に勤しみます。
    ラングドンは警察関係者や探偵ではないから、事件と関わりを持たせるために、知人が被害者や犯罪者になりがちです、、笑
    思わせぶりなストーリー展開がやや読みづらく、途中で他の本で休憩しながら読み通しました。
    ばら撒かれたウイルスとは共存の道を歩むことになるのか、(ばら撒かれないよう阻止されると思ってた、関係者全員の徒労感を思うと労いたい気持ちでいっぱいになります)前作同様作者の思想が色濃いようにみえる結末です。

    作中で触れられていたイタリアの建築やダンテについて興味が湧いたので、視覚情報を補完する

    0
    2025年06月03日
  • 老人と海

    Posted by ブクログ

     諦めは時に救いにもなるのかもしれない。
     自分ではプライドや自尊心が働いて諦めきれないことを、周りが諦めさせてくれるのは一種の幸福なのかも。

    0
    2025年06月02日
  • 天使と悪魔(上)

    Posted by ブクログ

    序盤はところどころ宗教的な話や科学的な話がわからないながらも、読み進めるうちに、反物質が紛失していることが発覚したところから、面白くなり始めました。この反物質、核爆弾並みに危険な代物。そして舞台は、まさに少し前にニュースでも話題になっていたコンクラーベが始まろうとしているヴァチカンへ!ここまでのところは、ダヴィンチコードと変わらぬ面白さです。

    0
    2025年05月31日
  • 十日間の不思議〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とにかくサリーとハワードの愚かな思考と行動にウンザリ。それに付き合うエラリイにさえ苛立った。それだけ血肉が通った人物描写だったんだろう。結末は、犯人がエラリイの性格まで読み込んだ上での計画実行。最後に犯人を追い詰めたとはいえ、殺人に手を貸してしまったエラリイ。まんまと踊らされたエラリイは、これを最後の事件と言い切る。犯人は非常に魅力的だった。

    面白かったんだけど、もったいぶった感じが読みにくい。

    0
    2025年05月28日
  • インフェルノ(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ部分が少し場当たり的にも感じたが、疾走感はさすがで始まりから最後まで十分楽しめる内容だった。
    逃亡シーンはもはやお決まりのパターンで、逆に安心出来るくらい。
    基本、ラングドンの大きな勘違いから始まるところも安定の流れ。

    前作より謎解き部分はシンプルなので読みやすいかも。
    それにしても、結局総督は何者だったんだろう。

    0
    2025年05月28日