【感想・ネタバレ】ロスト・シンボル(下)のレビュー

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Posted by ブクログ

 サスペンス小説として読みやすく非常に引き込まれる構成であり、終盤の黒幕の正体が明らかになる場面はそう来たかと息を呑んだ。その瞬間にいた主要人物の心情を想像すると苦しさがとても伝わる。
 何よりも知的好奇心を掻き立てる作品である。作中にもある「偏見は無知から」という言葉通り、キーとなるフリーメイソンについても怪しい結社という偏見を持たず、フラットに学びたいと思った。主人公のように真実を追求する知恵を持てるよう日々学びたいとも思える作品だった。

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2023年08月14日

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犯人の正体に驚きました。
ヒロインが友人の妹ということもあってか、おそらく恋愛表現はいちばん薄いです。

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2022年03月19日

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ネタバレ

ラングドン教授シリーズの中で暗号が1番難解な気が。何度も読み返してようやく理解できた。犯人残酷で容赦ないし、ラングドン教授が死にかけたり、後半からドキドキのサスペンスに目が離せない。犯人の正体もびっくり。アメリカではドラマ化してるので早く日本にも入って来て映像で楽しみたい。

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2022年01月26日

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まさかの展開に読みながら声をあげてしまったほど。
ラングドン教授の水没は、マラークの正体は、ピラミッドの謎は・・・そうくるか!と。

宗教と科学というのは、ダン・ブラウン作品の主要なテーマのひとつだと思うけれど、そこにたどり着くのかと思うとちょっとびっくりしてしまう。
それ以前に、今回の舞台がヨーロッパではなくてアメリカ、ワシントンDCであるということも驚き。アメリカ建国の父祖が実際にこのように考えていたのかどうかはわからないけれど、そうだとしたら世界はまだまだ謎に満ちている。知らないことを知っていくことの面白さ!

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2021年01月02日

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テンポ良い展開で、最後まで一気に読んでしまいました。
それにしても、天使と悪魔、ダ・ヴィンチコードの映画のイメージが強くて、活字で読んでいても頭の中で映像が自然と出てきてしまいます。

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2020年03月10日

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やっぱりダン・ブラウンは好きだなー。
おもしろいし、読み応えあるのは言うまでもなく、「かゆいところに手が届かない」ということがない。
読者を中途半端に放り出さずに、最後まできちんと書いてくれる。ちゃんとカタルシスを味わせてくれる。
最後近くは泣けました。

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2019年12月07日

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一晩で起こった内容とは思えない程のボリューム感。全身刺青の男マラークの手によって、ラングドン絶体絶命のピンチ!衝撃と感動の下巻。

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2018年12月01日

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ネタバレ

【ネタバレ】フリーメイソンの最高位、三十三位階に受け継がれる古の知恵のカギをめぐり、ラングドンが巻き込まれる事件劇。舞台はワシントン。物語全体としては、純粋知性科学・フリーメイソン、科学/宗教のスケールの大きなテーマを扱う一方で、問題は家族の愛憎に収斂していくありがちであるが素晴らしいプロット。世界を一変させる古の知恵とは、聖書のことであり、聖書に隠された象徴を読み解くことで、科学などの多くの知が得られる。そして、その聖書はワシントンの十字架(国会議事堂・テンプル会堂・ジェファソン記念館・リンカーン記念館)の中心部の丸中黒に位置する記念塔の地下に隠されている。ソシュール言語学では、記号をシニフィアン(意味するもの)とシニフィエ(意味されるもの)に分けた。この物語では、世界は多くのシニフィアンであふれているが、そのシニフィエを読み解く=見方を変える(パラダイム・シフト)ことで、より世界を知ることができると伝えている。聖書で表面的に示されているシニフィアンを読み解き、背後にあるシニフィエ(人類の究極の真理)を理解することで、近代科学は成長してきた。ニュートンなどの偉大なる科学者の研究が宗教と不可分であった史実は、身心二元論に始まる宗教と科学の二項対立を統合していく。かつて、柳宗悦の論考に、宗教とは山の登り方であり、つまるところ宗教は同じ頂を異なるアプローチで目指しているにすぎないというものがあった。この物語も、人間精神の覚醒という頂を設定し、そこへの異なるアプローチとして宗教を解釈している。このような回答は下巻についてだが、上・中巻の謎解き(暗号解読)もとても面白い。これを機に聖書や人間の無意識について学んでみたいと思った次第である。聖書の宇宙と人間の身体が連動しているのは、阿部謹也の論説にもあったが、中世ヨーロッパの考え方のようである。

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2016年03月19日

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は〜〜!おもしろかった!謎解きって、自分では全くわからなくてもめちゃくちゃワクワクする。すっごく楽しい読書だった!あと、呼吸できる水なんてあるの?すごいね?!

この本を読んでると、オカルトじみたことも本当にあるんじゃないかって思っちゃうな。とりあえず、聖書を読んでみたいなと思った。そう言えば読んだことなかったので。この本を書き上げるために、作者はどのくらい調べ物をするんだろうってずっと考えてた。それくらい読み応えがある。面白かった〜!!

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2024年02月06日

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ダンブラウン、恐ろしい……
実在する信仰、都市、科学、建物、全てに気を配り、読者の知的好奇心を途絶えさせない物語を何作も……
難しい、本当に、難しいのよ!ちゃんと理解できてないところもたくさんあると思う。それでもめっっっっちゃおもしろい。

前作までは宗教信仰に深く関係していたので、「ふーん」くらいにしか思わなかったけど、今回は、夜中布団の中で「魂の質量」についての箇所に読んでいるとき、確実に死の恐怖を感じた。身体からなくなった魂はどこに行くのか。この意識はどうなってしまうのか、って。

純粋知性科学、学びたいなぁ。この間一人で美術館に行った時に気づいた。私、展示を見てると段々頭痛と息苦しさがひどくなる。これって展示物への人の思考が関係してるのではないか?って。笑

今作も哀愁のある人間関係だったけど、最後は少し軽くなって終われたかな?
ラングドン氏、毎回大変だけど、人類のためにこれからも頑張ってほしい。

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2023年02月14日

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オカルトや都市伝説好きとしてはたまらない要素が詰め込まれた夢のような小説。が、いかんせん高次元すぎてついていけないところも。ラングドンの話をたぶん8割理解できなかった笑。信じるか信じないかアナタ次第…っていうアレとは別物。教養ある人しか出てこないから置いていかれ放題。それでも読んじゃう。犯人の正体にびっくりどんでん返し的な要素もあり楽しく読めた。

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2023年01月04日

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なぜあんなに詳しく執念深いか、ベラミーの表情で読み取れました。最後の謎は予想できました。前2作と比べると、建築の要素が強く、いろいろ画像検索しながら読みました。

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2022年01月29日

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おもしろかった!かなり精神世界的というか、なんというか、というところはあるけど、やっぱワクワクするな!

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2022年01月12日

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配役はピーターをマッツミケルセン、キャサリンをジュリアンムーアでお願いします!もちろんラングドンはトムハンクスで!

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2021年02月25日

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ロバートラングドンのフリーメイソンの友ピーターからの講演の依頼。
すぐワシントンに飛んだラングドンに巻き起こる、事件の数々。

ダンブラウン作品は史実や実際の建造物とリンクしていて、よりリアルに迫ってくる。

ワシントンの秘密、聖書の謎、マラークの正体…衝撃の展開が次々と。
ピラミッドの謎を解いても解いても新しい問いが出てきて、ほんとうにラングドン&キャサリンにしか解けへんやんって思った笑

後解説にあったページ・ターナー(次々ページをめくりたくなる本)とはまさに、という感じだった。

個人的には、純粋知性科学という分野がとても印象深く精神や魂には質量がある。一人ではなく複数の方がより強い力になる。というのが、科学的に立証されていると知って、嬉しかった。
思考は現実化する、的な本はたくさんあるけど一番納得感があった。

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2021年02月08日

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フリーメイソンという存在には、なにか良からぬ噂が多い秘密結社というイメージがあったが、本作によりその悪い印象が半分ほど払拭された。半分というのもどこまでが事実またはフィクションなのかわからないからだ。冒頭に事実と書いてあること以外はフィクションだとは思うが、ピラミッドや古の知恵などが実在するかもしれないと思わせられるところに面白さがあった。
純粋知性科学が人間の精神をテクノロジーとして捉えることも興味深い。この数千年の人間という歴史の中で、精神の仕組みがいまだに解明されていない以上、自分自身にもまだなにか秘められた能力や可能性があるのではないかと思えた。

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2020年02月02日

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ネタバレ

犯人の正体が分かった所で、腑に落ちない思いが。愛されていたと思うけれど、どうしてそういう思考になったんだろう。寂しさ?良く分からなかった。呼吸できる液体は全く知らなかったので驚かされました。死なないのは分かっていたので、逆にどう生き返らせるのか不安になったほど。人間の可能性や、科学、研究の進歩のすごさに唖然とするラスト。きちんと理解は出来ていないだろうけど、人間として生きていく事への希望と重さと、そして怖さと。痛すぎたり残酷すぎる描写があるのでそこは斜め読みでした。

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2019年08月24日

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ネタバレ

本当に最後の最後まで展開を読ませない!
そしてロバートが守りたいと思ったピーターが生き残ってくれてよかった!

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2019年05月19日

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全て間違っているが、全てにヒントがある。

(以下抜粋)
○死の直後に軽くなったということだ。微小な変化だったとはいえ、数値として計測された……そこにはとてもつもなく重要な意味合いがある。(P.115)

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2018年07月09日

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フリーメイソンが守る人類が失ってしまった言葉。それを手にすれば世界は混沌から秩序が生まれ、偉大な力が手に入る。
なんとも夢物語のような話なのに、ダン・ブラウンの手にかかるとこれは絶対本当にあった話だと信じてしまう。どこまでが本当なのか…と考えれば考えるほどワクワクもしてくる。なにせ出てくる場所や物、人が実在するから余計にそうだ。
これを読んで一番見方が変わったのがフリーメイソンに対する見方。怪しいオカルト集団だと思っていたのにそうではなかったと諭された。知識がない現象や物事は『怖い』と言うか感情が付きまとう。逆にしっかりと知り理解すれば見方が変わる。
知に対する尊敬や好奇心が無くなってしまう事は生きていく上で一番いけないことなのだと教えられた気がした。

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2018年02月26日

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ネタバレ

いよいよ下巻。
上巻の段階で割と展開が早かったので結末はどうもってくのか気になっていたが、まさに驚きの展開だった…。思わず言葉が出ちゃうほどびっくり。マラークの残忍すぎる犯罪シーンはなかなかえぐかったけど相変わらずストーリーに引き込まれた。暗号や謎の説明自体はやや理解に苦しんだが心揺さぶられる作品だった。

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2017年06月20日

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ネタバレ

これまでのダン・ブラウン作品はハーバード大学にあるボストンから、かなり強引にヨーロッパへえ呼び出されたものばかりだったが、今回強引な登場は変わらないものの、場所は国内のワシントンDCである。
加えて、これまで以上にフリーメイソンが中心話題であり、聖書の解釈、暗号の解読、女性キーマン、危険な権力組織とそのどんでん返し、ミステリーを主導するキーマンが実は!的な展開といった大枠では従来通りにもかかわらず、これまでと引けをとらない綿密に創り上げられた展開と場面設定は一体何なんだ!と。改めてストーリー構築の妙に感嘆してしまう。
しかも実在の組織や建築、芸術作品を組み合わせ、しかも新しい考え(純粋知性科学?)も組み込んでしまうあたり、小説家を超えてる?

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2017年05月06日

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「天使と悪魔」「ダビンチコード」に続く作品。今回もハラハラの展開で、一気に読ませてくれます。
今回のテーマはフリーメイソン。テーマが変わっただけで、展開が若干ワンパターンという突っ込みをいれたくならないでもないが、安心して楽しめつつ、知的好奇心も刺激してくれるミステリーであることは間違いない。
次の作品も積読になっているので、ちょっと間をおいてから楽しむことにしよう。

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2017年03月07日

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家族の物語。ハッピーエンドとは言い難いけど、ラストはあたたかい終わり方。一貫して、かたちのない、だけど確かなものを探し求める物語。

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2017年01月08日

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ネタバレ

その日ラングドンを待ち受けていた謎解きも徐々に明かされていく。その途中に待ち構えていた、衝撃の事実。ダンブラウンさんの小説は、先の読めない展開にスリルが感じられるところが好きで、本作もその例にもれません。主人公であるラングドンが本作ばかりは本当に死んでしまうんじゃないかという展開に息をのみました。
唯一残念だった点は、最後の謎です。ちょっとわかりにくかったのではないでしょうか・・・?隠されていたのは聖書で、それが実際に埋められているといわれても当惑してしまいました。古の知恵が聖書に隠語で語られていると言われても・・・。それから、純粋知性科学というのもよくわかりませんでした・・・。

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2016年01月13日

Posted by ブクログ

悪い奴は絶命するいつものパターン。

溺水の描写は読んでいても息苦しくなる。

ピラミッドの暗号は難しすぎて流し読みした。

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2019年12月22日

Posted by ブクログ

制限時間ぎりぎりに暗号を解いたラングドンとキャサリンだったが、マラークの魔の手はすぐそこまで迫っていた。
マラークが殺人を犯してまで求め、ピーターたちが命をかけてまで隠そうとした “失われしことば” とは。

理解できるレベルを超えてしまった。
「人間」って何なんだろう。

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2018年09月10日

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ネタバレ

映像化もされていないので久々にダンブラウンを手に取りました。
現代社会において未だ謎とされている一般的にはオカルト的な分野を科学や事実に基づいて切り開いていく話の進め方は、難しい式を解けた時のような達成感があります。
今作では人間が神を待っているのではなく、神が人間を待っているという描写に成る程なあと非常に納得しました。
謎解きそのものよりも、現代に生きるわたしたちが聖書など実在するものを難解にしていて本来の答えを導き出せないだけなのではないか?
地球が丸ければ海が流れてしまうと非難した当時の人々の考えも確かに!としか言えません。
角度を変えて見れば答えはすぐ近くにあるのかもしれない、オカルト的要素がグッと身近に感じる作品でした。

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2018年07月27日

Posted by ブクログ

事件が一段落した後のエピローグ部分が冗長。このシリーズ、謎解きとアクションが絡んだスピーディーな展開がキモなのに、全てが終わった後に延々と説明されても読書の緊張感は保てない。

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2016年12月05日

Posted by ブクログ

事態は国家の危機にまで飛んでます。
何も知らないラングドン視点で話が進み、読者もラングドンと同じようにパニック状態から少しずつ知っていける。
助けが入ったりもするが、誰が味方で誰が敵なのか、目的がなんなのかも全くわからない状態で話が進むので、後半で混乱する。
そして、話のスピードが速い。
速いうえに、かなり心理的に追い詰められるので、早く先を読みたくて途中で止まらなくなる。

ワシントンの有名な観光地が舞台で、そこにたくさんの謎が隠されていて、本当にそうなのか実際に見てみたくなった。

宗教と科学と、そして人間ドラマが展開さていく。
記号や象徴の謎解きも面白いし、サスペンス要素もたくさんある。
残虐なシーンも出てきて、歴史、サスペンス、パニック、アドベンチャー全てが詰まった一冊。

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2015年06月16日

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