【感想・ネタバレ】ロスト・シンボル(下)のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラングドン教授シリーズの中で暗号が1番難解な気が。何度も読み返してようやく理解できた。犯人残酷で容赦ないし、ラングドン教授が死にかけたり、後半からドキドキのサスペンスに目が離せない。犯人の正体もびっくり。アメリカではドラマ化してるので早く日本にも入って来て映像で楽しみたい。

0
2022年01月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【ネタバレ】フリーメイソンの最高位、三十三位階に受け継がれる古の知恵のカギをめぐり、ラングドンが巻き込まれる事件劇。舞台はワシントン。物語全体としては、純粋知性科学・フリーメイソン、科学/宗教のスケールの大きなテーマを扱う一方で、問題は家族の愛憎に収斂していくありがちであるが素晴らしいプロット。世界を一変させる古の知恵とは、聖書のことであり、聖書に隠された象徴を読み解くことで、科学などの多くの知が得られる。そして、その聖書はワシントンの十字架(国会議事堂・テンプル会堂・ジェファソン記念館・リンカーン記念館)の中心部の丸中黒に位置する記念塔の地下に隠されている。ソシュール言語学では、記号をシニフィアン(意味するもの)とシニフィエ(意味されるもの)に分けた。この物語では、世界は多くのシニフィアンであふれているが、そのシニフィエを読み解く=見方を変える(パラダイム・シフト)ことで、より世界を知ることができると伝えている。聖書で表面的に示されているシニフィアンを読み解き、背後にあるシニフィエ(人類の究極の真理)を理解することで、近代科学は成長してきた。ニュートンなどの偉大なる科学者の研究が宗教と不可分であった史実は、身心二元論に始まる宗教と科学の二項対立を統合していく。かつて、柳宗悦の論考に、宗教とは山の登り方であり、つまるところ宗教は同じ頂を異なるアプローチで目指しているにすぎないというものがあった。この物語も、人間精神の覚醒という頂を設定し、そこへの異なるアプローチとして宗教を解釈している。このような回答は下巻についてだが、上・中巻の謎解き(暗号解読)もとても面白い。これを機に聖書や人間の無意識について学んでみたいと思った次第である。聖書の宇宙と人間の身体が連動しているのは、阿部謹也の論説にもあったが、中世ヨーロッパの考え方のようである。

0
2016年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

犯人の正体が分かった所で、腑に落ちない思いが。愛されていたと思うけれど、どうしてそういう思考になったんだろう。寂しさ?良く分からなかった。呼吸できる液体は全く知らなかったので驚かされました。死なないのは分かっていたので、逆にどう生き返らせるのか不安になったほど。人間の可能性や、科学、研究の進歩のすごさに唖然とするラスト。きちんと理解は出来ていないだろうけど、人間として生きていく事への希望と重さと、そして怖さと。痛すぎたり残酷すぎる描写があるのでそこは斜め読みでした。

0
2019年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本当に最後の最後まで展開を読ませない!
そしてロバートが守りたいと思ったピーターが生き残ってくれてよかった!

0
2019年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いよいよ下巻。
上巻の段階で割と展開が早かったので結末はどうもってくのか気になっていたが、まさに驚きの展開だった…。思わず言葉が出ちゃうほどびっくり。マラークの残忍すぎる犯罪シーンはなかなかえぐかったけど相変わらずストーリーに引き込まれた。暗号や謎の説明自体はやや理解に苦しんだが心揺さぶられる作品だった。

0
2017年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これまでのダン・ブラウン作品はハーバード大学にあるボストンから、かなり強引にヨーロッパへえ呼び出されたものばかりだったが、今回強引な登場は変わらないものの、場所は国内のワシントンDCである。
加えて、これまで以上にフリーメイソンが中心話題であり、聖書の解釈、暗号の解読、女性キーマン、危険な権力組織とそのどんでん返し、ミステリーを主導するキーマンが実は!的な展開といった大枠では従来通りにもかかわらず、これまでと引けをとらない綿密に創り上げられた展開と場面設定は一体何なんだ!と。改めてストーリー構築の妙に感嘆してしまう。
しかも実在の組織や建築、芸術作品を組み合わせ、しかも新しい考え(純粋知性科学?)も組み込んでしまうあたり、小説家を超えてる?

0
2017年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

その日ラングドンを待ち受けていた謎解きも徐々に明かされていく。その途中に待ち構えていた、衝撃の事実。ダンブラウンさんの小説は、先の読めない展開にスリルが感じられるところが好きで、本作もその例にもれません。主人公であるラングドンが本作ばかりは本当に死んでしまうんじゃないかという展開に息をのみました。
唯一残念だった点は、最後の謎です。ちょっとわかりにくかったのではないでしょうか・・・?隠されていたのは聖書で、それが実際に埋められているといわれても当惑してしまいました。古の知恵が聖書に隠語で語られていると言われても・・・。それから、純粋知性科学というのもよくわかりませんでした・・・。

0
2016年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映像化もされていないので久々にダンブラウンを手に取りました。
現代社会において未だ謎とされている一般的にはオカルト的な分野を科学や事実に基づいて切り開いていく話の進め方は、難しい式を解けた時のような達成感があります。
今作では人間が神を待っているのではなく、神が人間を待っているという描写に成る程なあと非常に納得しました。
謎解きそのものよりも、現代に生きるわたしたちが聖書など実在するものを難解にしていて本来の答えを導き出せないだけなのではないか?
地球が丸ければ海が流れてしまうと非難した当時の人々の考えも確かに!としか言えません。
角度を変えて見れば答えはすぐ近くにあるのかもしれない、オカルト的要素がグッと身近に感じる作品でした。

0
2018年07月27日

「小説」ランキング