越前敏弥のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
解説によると、物語の多くはシートンさんの実体験や身近な人からの伝聞などの実話に基づいているとのことだ。しかし文章は、淡々とというよりは力強く、動物が自然のなかでひとり(?)で経験したはずのことも、まるで見てきたかのような迫真性をもって生き生きと語られる。ノンフィクションではあっても、科学的な観察記ではなく物語なんだなと思った。
■ワーブ 灰色グマの一代記
平和を得るには戦わなければならないことを学び強くなったワーブも、狡猾な猫背グマに追われ逃げて、王者の交代。命のめぐりはさだめ。
鼻が教えてくれる感じなど、本能が強いところを見習いたい。
■暴れ馬のコーリーベイ
自由!安住できるとしても、 -
Posted by ブクログ
ネタバレあとがきにも書いてあったけど、エラリーがしきりに二面性を意識して慎重になっている。
見立て殺人は納得の動機を用意するのが難しそうだなぁと思うけど、うまい動機だと感じた。あとがきでも触れられていた僧正殺人事件も読んだが、動機はダブル・ダブルの方が好みだった。
最初の2件は犯人の手によるものではないというのも面白かった。(そこからそんなすぐにこれほどの計画を立てられるのに、最後あっさり自白したなという気はしたけど)
うまく繋がりすぎ感はなくもないけど、最後のエラリーの語りでの補強もあり、モヤモヤが残るほどではないと感じた。
ライツヴィルで散々苦しげな結末に向き合ってきたエラリーだけどついに堂々と -
Posted by ブクログ
今回はプラハが舞台で、相変わらず1日程度の時間軸で、一気にラングストン教授が事件に巻き込まれ、かつ解決して行く。
そして、もう一つの大きな特徴が、出てくる組織や様々なエピソードは全て実話、ということで、これがダン・ブラウン作品の大きな魅力となっている。
今回のタイトルは「秘密中の秘密」(原題)となっているが、これは同時にベストセラーともなった自己啓発系の「シークレット」をも想像させる。
CIAの有名な超能力者の開発計画「スター・ゲイト」等とも絡み、ポリティカルサスペンスの側面もある。
緻密な取材に、興味深いテーマ、テンポの早い展開に、練り込まれたキャラたちの動きもあって今回も楽しめた。
-
Posted by ブクログ
ラングドンシリーズ。純粋知性科学者のキャサリンとともにプラハを訪れたラングドン。キャサリンが講演を終えた夜、彼女は不吉な悪夢に脅かされ、翌朝に姿を消してしまう。そして彼女を探すラングドンは彼女の告げた悪夢とまったく同じ光景を目にした。いったい何が起こっているのか。キャサリンの書いた本を巡って繰り広げられる陰謀の正体は何なのか。
しょっぱなから不可思議でスリリングこの上ない展開に引き込まれます。狙われるキャサリンと彼女の原稿、謎の殺人者ゴーレム、各国の機関も入り乱れ、次々襲い来る危機にぐいぐい引っ張られっぱなし。その中心にあるのは「人間の意識」に関する問題なのですが、これってあまり意識したことは -
Posted by ブクログ
ようやくキャサリンと再会したラングドンはアメリカ大使ネーゲルから詳細を知らされることになる。しかし誰を信じればいいのか、まだまだ油断のできない展開。キャサリンの原稿に書かれていた重大事項は何なのか。そして「最大の謎」の答えは。
観念的な視点と科学的な視点、どちらからしてもやはり「意識」の問題って深すぎます。GABAって聞いたことはあるけれど、そんなにすごいのか! そして誰もがその答えをいずれは知ることになるのか……どうなのでしょう。
数々の事件の真相については意外とシンプル。そしてとんでもない怪物のように思える「ゴーレム」だけれど、彼の目的がただサーシャを救うことだけなのもシンプルです。ゴーレ -
Posted by ブクログ
「ロンドン・アイの謎」の続編
テッドはママとテッドの姉カットと3人で、ニューヨークに引っ越したグロリアおばさんとその息子
サリムに会いに行きます。
グロリアおばさんはグッゲンハイム美術館の主任学芸員になっていて休館中の美術館を案内してもらうことになり、、
そこで館内に煙が上がって騒ぎになっている間に
カディンスキーの(黒い正方形のなかに)という絵が盗まれてグロリアおばさんが捕まってしまいます。
テッドとカットとサリムが犯人を探します。
テッドが犯人を導く過程がとても面白いです♪
前作よりも彼らが成長している様子も良いです。
この作品は「ロンドン・アイの謎」の作者が刊行
から数か月後に癌で亡くな -
Posted by ブクログ
ネタバレおそらくどこかの巻末広告で見て。
父親を殺した男が、漂流していた大型ヨットで七つの遺体を発見した。
対立していた上院議員候補が二人、連邦検事が一人、
議員候補の側近、兄、船長に乗組員。
だが、話は政治的な方向には向かわない。
造船所もロブスター漁も失い、経済的に沈みつつある島で、
男は事件の前から州警察の刑事とその秘密を暴こうとしていた。
男の叔父は保安官補だが、男を犯人扱いする一方、
取引を持ち掛ける私立探偵があらわれる。
隣の島では、空き家に怪我をした若い女が入り込んでいた。
彼女を助ける少年の家庭では、母親は失踪、父親が暴力をふるっていた。
彼女は何者なのか。事件と関係があるのか。
-
Posted by ブクログ
ダン・ブラウンの作品は全て読んでますが、やっぱり面白い!あとがきで、作品作りに掛けている膨大な調査と時間に感服しました。これだけの内容を描こうとすると当然これだけの時間が掛かる事を改めて認識しました。作品数が少ないのも当然かと思いますが、それだけ濃い内容の物語ばかりです。
今回のテーマとなった”人間の意識”についても今までの作品同様に現在の科学技術等に則った現実の延長上にある様な話で、肉体と意識が別々に存在していて脳が意識の受信機としての役割を持っていると言うストーリー展開が本当であれば、解離性同一性障害についても納得がいく物語でした。
輪廻転生、幽体離脱などまだまだ現代では解明されてない事が