越前敏弥のレビュー一覧

  • ロスト・シンボル(下)

    Posted by ブクログ

    ロバート•ラングドン三作目。
    今作は宗教•科学から精神世界に広がり、個人的には飲み込みづらいものを感じました。
    けれど、私のように基礎的な知識がなくとも理解がしやすいよう言葉を尽くして説明されており、(翻訳は想像できないほど大変な作業だったのでは、、)短い章立て、謎の細かな回収、思わせぶりな言動の登場人物たちに引っ張られ、ぐいぐい読み進めることができました。

    なんというか、この世界には自身の理解を超えたものがあるかもしれないと考える謙虚さと、それゆえ他者が大事にしていることが理解できなくても、敬意を払う姿勢でいることが大切なのだと感じました。

    今作も前回より年月が経った設定で、ラングドンも

    0
    2025年04月14日
  • ロスト・シンボル(下)

    Posted by ブクログ

    映画は好きだけど、小説は「難しそう」と思って読んでない方は読んでほしいです。
    面白いですよ。

    映画の「ダヴィンチコード」「天使と悪魔」「インフェルノ」が好きで何度も見ているがいざ小説となるとどうしても難しくてイメージできずに挫折してしまうのではないかと思っていて中々手が出せずにいましたが、「ロストシンボル」がずっと気になっていたので読んでみました。
    上巻はゆっくりと物語を広げていく段階というか、その、ゆったり感に挫折しかけましたが中巻から物語が加速しだしてからはすんなり読めました。
    映画化されているシリーズでもあるので、イメージしやすく、トムハンクスと声は江原(吹替)で脳内再生されて楽しめま

    0
    2025年04月08日
  • 天使の傷 上

    Posted by ブクログ

    感想は下巻で書く

    ぜんぜん関係ないけど
    「なんで爺さんたちにはケツがないの!」(40ページ)
    そうなんです。
    歳をとるといつのまにかなくなるんです……そして、自分の立ち姿に愕然とするんです。
    ええ、みんなそうです。
    今、笑ってるそこの若い人、あなたもです。

    下巻へ続く

    0
    2025年04月04日
  • 天使と嘘 上

    Posted by ブクログ

    下巻で感想を書く

    イギリスで賞を取ったミステリー小説
    なかなか複雑な事情を抱えた主人公たち
    イーヴィのこの先がすごく気になる

    0
    2025年04月03日
  • ダブル・ダブル〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ライツヴィルで二人の男が死に、一人が失踪した。エラリーは失踪した男の娘リーマに請われ、捜査のためにライツヴィルに赴く。三人に関係する人々を当たったエラリーは、一連の事件は童謡になぞらえた見立て殺人であると睨む。最初の三人は「金持ち」「貧乏人」「物乞い」、新たな犠牲者は「泥棒」「医者」「弁護士」「商人」、そして最後の一人が「チーフ」だった。
    仲人役がすっかり板についたエラリー。警視や部下たちは登場せず、エラリーがデイキンやリーマとともに関係先を訪れる中で次々と殺人が起こる。「チーフ」の言葉が出た段階で結末は予測できたものの、それでも捻りが効いている。ライツヴィルには苦い思い出ばかりが溢れているの

    0
    2025年03月26日
  • ロンドン・アイの謎

    Posted by ブクログ

    12歳のテッドはいとこのサリムの希望で姉のカットと共に3人で観覧車ロンドン・アイに乗りに行く!
    チケット売り場で並んでいると一人の見知らぬ男がチケットを一枚譲ってくれるという
    チケットはいとこのサリムが使うことになり、彼は他の乗客と共にロンドン・アイに乗り込んでいく!
    時速0.9キロ、約30分で一周するロンドン・アイ
    しかし30分を過ぎてもサリムが降りてこない…
    さらにもう1周してしまったのか?
    しばらく待ってもサリムは降りてこない
    サリムは一体どこに消えたのか?
    気象学の知識は専門家並みだけど、コミュニケーションが苦手な少年テッドは姉と共にサリムの消えた謎に挑む! 

    この作品、本が好きな子

    0
    2025年03月24日
  • 十日間の不思議〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『九尾の猫』の前日譚にあたるこの作品は、エラリーが塞ぎ込み今後捜査には一切かかわらないと心に決めるきっかけとなった事件。
    記憶障害に苦しむ旧友ハワードに頼まれ、三度ライツヴィルを訪れたエラリー。ハワードは、父ディードリッチと、自分と同年代の若い継母サリー、意地の悪い叔父と四人で暮らしていた。一見平和に見える家庭だが、複雑な問題を抱えていた。短い滞在の中でエラリーは、ディードリッチがハワードの実の父親ではないこと、ハワードとサリーが恋仲になっていることを知る。そしてハワードとサリーの不貞が何者かの知るところとなり、恐喝されているということも。
    エラリーは二人に、正直にディードリッチに打ち明けるこ

    0
    2025年03月23日
  • 天使と悪魔(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    次々と事件が起こり、これが1日の出来事ということで驚きな上、主人公ラングドン、45歳大学教授にしては超人すぎないか、、と突っ込みたくなるほどのご活躍。
    宗教と科学、美術のフィールドで謎解きが展開する魅力的なミステリーでした。
    作品を通じて信仰をもつという生き方に想いを馳せました。
    今作でカトリック教会や教皇について少し知れたことで、今度映画で「教皇選挙」が公開されるのも気になるところです。

    ただ個人的には生きたまま焼印を押される描写が辛すぎ、再読はできないかなという気持ちになりました。

    0
    2025年03月21日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ニューヨークで発生した連続絞殺事件。被害者に共通点はなく、捜査は難航する。そんな中、市長直々に特別捜査官の任務を拝命するエラリー。一人また一人と犠牲者が出る中、分かったことはターゲットの年齢がどんどん若くなっているということだけ。
    遅々として進まない捜査に業を煮やした市民は自警団を結成、混乱状態に陥ったニューヨークはさながらゴッサムシティ。
    エラリーはついに、犠牲者たちがみな同じ産婦人科医カザリスによって取り上げられていたことを突き止める。カザリスは、犠牲者の近親者として警察に接近していた人物でもあった。逮捕されたカザリスは全てを自供するが、実は一つ目の事件の際にはアリバイがあった。カザリスは

    0
    2025年03月11日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ライツヴィルシリーズのエラリーは、感情豊かで心優しい青年。エラリーの心の動きも言葉ではっきりと書かれているので、それがしっかりと読者にも伝わってくる。そのため、前作に引き続きこの作品もどこか憂いや悲しみが漂っている。
    ほんの些細な好奇心が、大切な人の命を奪い、大切な人の人生を奪ってしまった。それを何とか隠し通そうとするエラリー。残酷な事実を覆い隠すために吐く優しい嘘。それでも、真実を希求するものにはきちんと伝える信念を持っている。
    推理小説としての要素の部分で言えば、「毒は誰が、どこに仕込んだのか」という点が最後まで残る謎となっている。エラリーは事件現場を舞台に、当時の状況を詳細に再現していく

    0
    2025年03月09日
  • ダ・ヴィンチ・コード(下)

    Posted by ブクログ

    宗教学や美術に造詣があればより理解できたかと思いましたが、知識のない自分でも知的なミステリーとして、とても楽しめる作品でした。
    映画の方はストーリーが駆け足で登場人物の言動にある背景がよくわからず、少し置いて行かれたような気持ちになりましたが、美術館や教会などの周辺状況を視覚的に見てイメージしやすかったので、原作の魅力を理解する上で観ておいてよかったと感じました。
    難しいテーマであるけれど、登場人物が少ない上に書き分けがしっかりされているために読み進めやすく、スピード感があるため一気読みしてしまいます。評判通り多くの人に読まれ愛される作品であると実感しました。

    0
    2025年03月08日
  • 老人と海

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み終えても正直よく分からずYouTube等で解説を見てやっと理解。人の人生をテーマにしてるとは。何年後かに再読したい一冊。

    0
    2025年03月08日
  • 災厄の街〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公は国名シリーズと同じくエラリー・クイーンで、作家で警視の息子という設定は共通している。だがこちらのエラリーは、皮肉屋で理屈っぽい国名シリーズのエラリーとは異なり感情豊かで思いやりがあり、ロマンチスト。さらには武闘派でもある。だからこそ、残酷な運命に翻弄される一家の悲しみがエラリーを通してダイレクトに伝わってくる。
    舞台となるライツヴィルはセント・メアリ・ミードのような、隠し事など決してできない小さな町。町の名士であるライト家をめぐる騒動は、ローマン・ホリデーよろしくあっという間に拡散する。口さがない人々はただ陰口を叩くだけでは飽き足らず、それが正義とばかりにまるで集団ヒステリーか魔女狩り

    0
    2025年03月08日
  • 災厄の街〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冒頭から、EQは不動産屋にて部屋を借りようとするも、いかにもな曰く付きの家(災厄の家)を借りることになり、(エラリイ・スミスという偽名で)珍しい始まり方で面白い。
    その後、いつになったら事件が起こるのかと思えば、そこそこ話の進んだp188にて。

    著名な作家がやってきたらしいということで町ではちょっとした騒ぎになったものの、パットは最初からスミスではなくEQであることに気づいており、その後、EQとコンビめいたやりとりをしていく。

    災厄の家を建てた新婚夫婦だったはずの2人がメインとなる話だが、ノーラはジョンに命を狙われている、ジョンは妻を殺すと言い、ノーラは献身的にジョンを信じて犯人はジョンじ

    0
    2025年02月28日
  • オリジン 中

    Posted by ブクログ

     上巻から一気に、展開のスピード感が上がった。読んでいて、早く先を読みたいと思いながらも、まだ読んでいたいと思う。
     結末に期待してます。

    0
    2025年02月24日
  • ダ・ヴィンチ・コード(上)

    Posted by ブクログ

    再読、といっても映画で話題になって時期だからもう20年近く前になるね笑
    再読した今の方が面白さを感じた!

    0
    2025年02月18日
  • 不吉なことは何も

    Posted by ブクログ

    「生命保険と火災保険」、「姿なき殺人者」に出てくるヘンリー・スミスがいいキャラだった。シリーズ化してさらにドラマ化してほしい。

    全部面白かったけど、「サタン一・五世」、「踊るサンドイッチ」がミステリだけでなく恋愛要素入ってて粋だった。「踊るサンドイッチ」は読みごたえあり!面白かった!

    0
    2025年02月16日
  • オリジン 上

    Posted by ブクログ

     読む前は、タイトルの「オリジン」の意味が何か、不思議だった。上巻を読んでみて、何となく予想がついたものの、確信がない。
     意味深なタイトル、スピード感がありつつ、先の読めない展開。次巻が楽しみだ。

    0
    2025年01月15日
  • デセプション・ポイント(上)

    Posted by ブクログ

    大統領選挙陣営の駆け引きは勿論面白いが、その水面下に行われる駆け引きに目が離せない。すぐ先を読みたくなってしまうほど引き込まれている。

    0
    2025年01月08日
  • 天使と悪魔(下)

    Posted by ブクログ

    個人的にはダヴィンチコードのほうが面白かったけれど、ラストに向かってどんどん真相が明らかになってテンポが良くて面白かった

    0
    2024年12月24日