越前敏弥のレビュー一覧

  • 天使と悪魔(下)

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    上巻、中巻を通して壮大なテーマの割には大味な感じがしていたのだが、それは下巻の終盤に見事に覆される。本書は世界的なベストセラーになり、2009年にはトム ハンクス主演で映画化された。小説は2000年『天使と悪魔』そして、2003年続編の『ダ・ヴィンチ・コード』と続く。このレビューを書いて、早速U-NEXTで映画『天使と悪魔』を鑑賞する。

    小説の印象についてサラッと書くと...トム・クルーズじゃあるまいし。縦横無尽に活躍する中年の大学教授が、現実離れしたアクロバットを展開したり、反物質がバチカンを消し去るまで、残り2時間、25分、20分なんだが緊迫感がまるで伝わらなかったこと。最後のドンデン返

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    2025年10月07日
  • オリジン 中

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    コンスピラシーネット・ドットコムのmonteとは誰なのか!?
    黒幕は一体…!?

    嘘や真実が交錯する中巻。

    早く真実を知りたい。
    下巻へ…!

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    2025年10月02日
  • 不吉なことは何も

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    小粒の作品が集まり、バラエティに富んでいて楽しめました。さまよえる少年と慇懃無礼な保険屋さん出てくる作品が面白かったし、ラストの中編も印象的でした。いつも読んでいるミステリとは異なる軽妙な文体で、作品舞台の雰囲気も味わえました。訳は越前先生、イベントで文庫に先生にサインしてもらったので宝です。

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    2025年09月26日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    ネタバレ

    『十日間の不思議』事件でダメージを受けたエラリイが復活するまでが割りと早い。あまりウジウジされても困るので良かった。事件解決後に再び心にダメージを受けたエラリイに与えられたセグリマン博士の言葉が良い。事件の展開は面白い。被害者たちの共通点が明かされるあたりから盛り上がってくるな~。他のクイーンの作品も新しく読みたいな。

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    2025年09月25日
  • オリジン 上

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    ラングドン教授シリーズ第5弾。

    7年ぶり?のシリーズ最新作も11月に発売ということで、ずっと積んでいたこちら、読み始めました!

    “われわれはどこから来て、どこへ行くのか”

    今回は宗教と科学。
    神の存在は、科学の進歩とともに消えていった。
    興味深い…!

    物語はどうゆう方向に進んで行くのか…
    中巻に進みます!

    それにしても人工知能のウィンストン欲しすぎる。

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    2025年09月23日
  • シートン動物記 傑作選

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    小学生の頃お気に入りで何度も読んだ本だったがオオカミと伝書鳩の話しか記憶になく懐かしくも新鮮な気持ちで読み終える。狩人との知恵比べや人間をからかったり動物にも人と同じ感情や能力があること、そして生活を知ることができる。
    懐かしさと捨てずにとっておきたかったと後悔。

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    2025年09月12日
  • ターングラス 鏡映しの殺人

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    19世紀のエセックスと20世紀のカリフォルニア、二か所に存在する謎めいた「ターングラス館」でそれぞれ起こる事件を描いた本作は、「テート・ベーシュ」と呼ばれる造りの本になっています。各章を読み終えるごとに反転する物語の構成はとても凝っていて、これは是非とも紙書籍で読むべき一冊です。どちらから読むことも可能ですが、個人的にはエセックス篇→カリフォルニア篇の方がよいんじゃないかな、と思いました。実際正当な向きとしてはこっちが正しいかな?
    ガラスの牢獄に閉じ込められた女性を巡る物語であるエセックス篇は、時代背景もあって幻想的な雰囲気に彩られています。一族の因縁の物語、そして見事な毒殺トリックに驚愕させ

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    2025年08月31日
  • インフェルノ(下)

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    これまでのラングドンシリーズは宗教がテーマで堅苦しく難しかったけど、本作は未知のウィルスとの戦いがテーマとあってわかりやすい。フィレンツェ、イスタンブールの描写が鮮やかでまた行ってみたくなった

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    2025年08月13日
  • ロンドン・アイの謎

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    阿津川辰海さんが、帯で貴方が一番最初に手に取る翻訳ミステリにして欲しいと書かれていたように、ティーンからでも楽しめる一冊だったと思います。

    殺人事件は起こりません(人が亡くなる描写はあるものの)

    失踪した従兄弟を兄弟で探し出す話なんですが、とても読みやすく、なんだか、あったかい物語でした。
    ティーンの方が。しかも姉がいる弟が読むと、あー!あるある!わかる!って共感がより出来るんじゃ無いな(笑)

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    2025年07月22日
  • 老人と海

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    ピューリッツァー賞を受賞した作品だけれど、正直まだ私には良さがいまいち分かりませんでした。基本的にずっと老人と魚が格闘しているだけで、登場人物の動きはとても少ない作品だと思います。なので老人の独り言や思考がメインの内容になるのですが、まだその全てを理解するには読解力が足りませんでした。また数年したら読み返したいと思いました。

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    2025年07月19日
  • ダブル・ダブル〔新訳版〕

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    こういう偶然に思える出来事が一連の殺人計画の一部だったというのは面白くないわけがない。マザーグースの歌詞の通りに人が死き、それが果たして偶然なのか何者かの意志によるものなのかについてエラリーも確固たる証拠をなかなか示せなかった。これが館や孤島ではなく、町という比較的広い範囲での出来事だからこそ、デイキン署長も偶然としか思っていなかった。作品を通してエラリーは事件の中に散らばる点を点線で繋いでいたが、それが終盤になって実線で繋がったときはたまらなくワクワクした。十日間の不思議と九尾の猫はそこまで好きではないが、災厄の町、フォックス家の殺人、ダブル・ダブルはライツヴィルシリーズでかなり好きである。

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    2025年07月20日
  • 靴に棲む老婆〔新訳版〕

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    ネタバレ

    決闘の介添人を頼まれたエラリーは、銃の実弾を空砲にすり替えることで流血沙汰を回避しようとする。しかし何者かによって再び実弾にすり替えられ、片方が死んでしまう。弾丸をすり替えたのは誰なのか。遅々として捜査が進まない中、さらなる事件が発生する。
    引き鉄を引いた人間はわかっているのに、被害者を死に至らしめた犯人はわからないという状況が絶妙。登場人物の癖の強さはシリーズ屈指。レギュラーメンバーの警視やヴェリーも大活躍。ヒロインのシーラも、ラスト含めて素晴らしい。
    捻れた事実を解きほぐして真実に辿り着く過程が爽快。特に、サーロウのチャーリーに対する「殺してやる」の意味に驚嘆。

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    2025年07月19日
  • ダ・ヴィンチ・コード Special Illustrated Edition

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    久しぶりに映画を見て、実際の絵画や建物の写真が入っている愛蔵版で読みたくなった。
    本で読むと、やっぱり面白い。
    こちらが先と思ってたけど、『天使と悪魔』の方が時系列では前。
    コンクラーベが行われた頃、購入したがやっと読み始めよ。、

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    2025年07月13日
  • オリジン 下

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    ネタバレ

    天才未来学者とAIによる壮大な自作自演。

    人類誕生はエントロピーで説明できるからやっぱり神様なんていなかったよ。人類はサイバー化していくよ。全部スーパーコンピュータで計算できたから正しいんじゃないかな。生い先短いからAIにやりたいようにやらせたら、最高のプレゼンが演出できて、ついでに気に入らない連中を破滅させてくれたよ。オブラートに包んだからそんなに悲観しなくてもいいよ(意訳)。

    エントロピーは揺らぎによって挙動を変えるけど、結局その揺らぎは自然発生するのか超自然的力によるものか、という議論になりそうな。AI無双になるとミステリーは何でもありになってしまうな。宗教のタブーは、日本人の宗教観

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    2025年07月08日
  • ロンドン・アイの謎

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    ネタバレ

    ■普通に面白い
     ヤングアダルト向けの作品を得意とし、賞を取りまくっている作者による唯一の本格ミステリ、とのことだが、普通に面白い。
     文章は読みやすく、登場人物も少なく覚えやすく、キャラクターも立っており、状況もプロットも超シンプル。それでいてしっかりヒントや伏線がちりばめられ、無駄な描写もなく、1日で読めてしまう。
     こういう作品は普通に好み。

    ■古典
     現代作品であるにも関わらず、そのトリックは古典そのもの。「変装(して出てきた)」というのは、もはや古典のパターンであり、現代作品でもそれが踏襲されているのを見ると嬉しくなる。
     「超シンプルなプロット=観覧車に乗って消えた」というのは本

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    2025年06月30日
  • 天使と悪魔(上)

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    ラングドンシリーズ2上、面白かったです!
    映画で観てるので、情景を想像しながら読みました!海外小説の中でもとにかく読みやすいからいいですね!

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    2025年06月29日
  • ロンドン・アイの謎

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    観覧車に乗って消えてしまった従兄弟の行方を探すテッド。
    テッドの愛すべきキャラクターが良い。
    見る角度によって見えるもの違うよね。思考の柔軟性、持ち続けたい。

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    2025年06月29日
  • ロンドン・アイの謎

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    -あらすじ-
    主人公テッドのいとこサリムがロンドンに訪問してくる。
    テッドと姉のカットはサリムと共にロンドンで有名な観覧車"ロンドンアイ"に訪れるのだが、そのロンドンアイに乗ったサリムがそのまま姿を消してしまう。
    密室の観覧車で何が起こったのか?
    この不可解な事件を、アスペルガー症候群(物語上表記はないが恐らく)を抱えるテッドがカットの協力の元、独自の視点と論理的思考により真相に迫る物語

    -感想-
    テッドの普通とは違う視点や思考が事件解決に導くのだが、普通ではないいわゆる変わり者ということが欠点ではなく、強みとして書いていることに作者のメッセージを感じる。
    姉のカットが時

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    2025年06月27日
  • キャラクター

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    ネタバレ

     アリストテレスはキャラクターより出来事のほうが創作に芸術的技巧を要し、観客にも大きな影響を与えると考えていた。この考え方は二千年にわたって幅を利かせていたが、セルバンテスの『ドン・キホーテ』以降は小説がストーリーのおもな表現媒体へと進化し、十九世紀末になると、執筆に関する本の著者たちがアリストテレスの上位ふたつを入れ替えて、読者がほんとうに求めているのは印象に残るキャラクターだと主張した。彼らに言わせれば、プロットにある一連の出来事は、作家がキャラクター達を並べて掛けておく物干し綱にすぎない。
     この考え方では、プロットを物理的、社会的な平面で展開する数々のアクションやリアクションと見なす一

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    2025年06月19日
  • 老人と海

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    ネタバレ

    老人が三日もの日数、一匹の魚と対峙する話。あまり知ることのない釣りの世界が垣間見れて面白い。老人の哲学的な思想も興味深かったが、あとがきを見ていると私はまだこの本の面白さを理解するに足るほどの経験を積んできていないと感じた。人生を楽しんだ後にもう一度読み返したいと思う。

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    2025年06月18日