越前敏弥のレビュー一覧

  • ロンドン・アイの謎

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    本格ミステリど真ん中といった感じで読んでいて気持ちの良い作品でした
    テッドとカットのコンビネーション、事件を通して描かれる2人の成長も見どころです

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    2025年09月02日
  • シートン動物記 傑作選

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    ファーブル昆虫記は子供向けのを読んだことがあったが、何故かシートン動物記は未読。完全に忘れていたのだが、偶然見かけて手に取ってみた。

    結果、大当たり。解説にある様に子供向けの、人と動物のふれあい等という話では無く、徹底したリアリズムに基づくドキュメンタリーと言うべき内容。翻訳も更にその魅力を高めているし、シートン自筆の挿絵がまた美しい。

    思うに、シートンは動物をひたすら観察し続け、共に生き続けて来たのだろう。だからこそ、実際には見ていないはずの光景すらもまるでその場にいたかのように、動物の心理すらも描き出すことが出来たのだと思う。動物をただ可愛い可愛いでは無く、人間と同じ存在として冷静に捉

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    2025年08月29日
  • シートン動物記 傑作選

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    読みはじめから面白くて、最後まで興味は尽きませんでした。本書には短編8作がおさめられ、原文に忠実に訳されており、大人向けです。シートンが描いた挿絵も入っています。

    野生動物の生態が面白いだけでなく、人間と動物の知恵比べにも夢中になり、いつも動物の方を応援してしまう自分がいました。

    語られるエピソードのひとつひとつが、深く記憶に残るものでした。

    ・愛する妻が殺されたのを知らずに、探しまわる夫のオオカミの姿
    ・死んだふりをすることで敵をおびき寄せる、母ぎつねの賢さ
    ・人間に捕獲されてしまった子ギツネに対する母ギツネの行動には、ドキッとさせられました。“これが野生動物の真の姿なんだ。こんな愛情

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    2025年08月29日
  • 靴に棲む老婆〔新訳版〕

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    間違いなくクイーン作品の中でも最高傑作と呼べるものの一つと言える。トリックはもちろんのこと、災厄の町から始まるこのシリーズの中でもとりわけ国名シリーズの雰囲気が強く、そういった点でもかなり好きな作品である。独特な一家が関わるライツヴィルらしさとエラリーとクイーン警視、ヴェリー部長刑事が全面に活躍する国名シリーズらしさのいいとこ取りのような印象を受けた。

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    2025年08月17日
  • 真っ白な嘘

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    この本は確かアガサクリスティの文庫を読んだときに巻末に載っていて面白そうだと思ったので読んでみた。他のアンソロで「後ろを見るな」だけは読んだことがあったけど(もちろんそのアンソロでも一番最後に収録されていました)他の短編も総じてクオリティが高く面白い!
    一見どういう意味…?という短編もありますが、じっくり考えてみると意味が分かって後からじわじわと怖さが来る作風が特に好みでした。

    以下お気に入り作品。
    「叫べ、沈黙よ」
    駅で電車を待つ男。そばに座っている男はどうやら耳が聞こえないらしい。駅員が語るその男の罪とは。
    これ最初どういう意味?と思って何回か読み返してるうちに理解して、ぞっとした。真相

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    2025年08月16日
  • 世界文学大図鑑

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    古代から現代まで様々な作品が取り上げられていて、それぞれの解説が図や写真も多く使われていて、わかりやすくておもしろい。さらにキーワードで関連する作品もあげられているのが興味深い(『罪と罰』のキーワードは「心理的リアリズム」で、前史であげられているのは『源氏物語』!)。おかげさまで読みたい本がまた増えてしまった。

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    2025年07月27日
  • 十日間の不思議〔新訳版〕

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    ハワード・ヴァン・ホーンは夢遊病に悩まされていた。その日も見ず知らずの安宿で目覚める。シャツには血がついている。死ぬことも考えたハワードだが、この街に住む旧友エラリー・クイーンを訪ねた。
    エラリー・クイーンは推理小説作家で、NY市警警視の父の捜査協力して素人探偵としても名を挙げていた。二人は10年ぶりの再会だった。
    エラリー・クイーンはハワードから相談を受ける。夢遊病の時になにかしているのではないか?
    ハワードの邸宅はライツヴィルにある。父親は富豪で「父」たる器量を持ったディードリッチ、父の弟で陰険なウルファート、二人の母親で時間の止まったような老婦人クリスティーナ、そしてディードリッチの若妻

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    2025年07月24日
  • 老人と海

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    ネタバレ

    いや、面白かった。名作と呼ばれるものは食わず嫌いぜすに読んでみるべきだなと思った。

    サンティアーゴが魚を見つけることができるのか、仕留めることができるのか、無事に帰ることができるのか、はらはらしながら読み進めた。

    途中の自分への問いかけが哲学的でとても考えさせられた。

    特に、印象に残っているのは魚を仕留めた終盤の内省である。

    “だが老人は、自分のかかわるあらゆることを考える性分で、いまは読むものもラジオもないので、あれこれと思いをめぐらし、罪について考えつづけた。あの魚を殺したのは、自分が生き長らえるためと食い物として売るためだけだったのではない、と思った。殺したのは自尊心のためであり

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    2025年06月27日
  • 天使と悪魔(下)

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    月並みな表現ですが、おもしろかったです!この下巻でも、ローマを堪能できましたが、中盤から後半にかけては、意外な展開で、常に先が気になる読書でした。反物質の爆発の期限までの緊張感は、半端ではないです。本当はキリスト教の理解があれば、もっと楽しめただろうなぁと思うと、それだけが残念でした。

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    2025年06月19日
  • ロンドン・アイの謎

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    ロンドンアイと呼ばれる巨大観覧車に乗ったいとこが消失(一周しても降りてこない)どこに消えたのかを主人公の二人が追う。

    子供が小学校高学年になったら読むかな?
    と思って単行本を買おう買おうと本屋に通ってたもののいつのまにか消えてしまい…

    文庫化でようやく入手、大人が読んでも面白い。
    複雑なものを読みすぎてきたので、ストーリーの線はシンプルな構造と感じるけれど、主人公と姉のコンビのキャラクターが良くて読んでしまう。

    ちゃんと仮説を用意して、一つずつ潰していく方法で推理するのだけどワープや自然発火による消失など突飛な案もいったん挙げるテッドの頭の柔らかさ(別の固さもあるけど)がいい。

    アスト

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    2025年06月12日
  • ロンドン・アイの謎

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    文庫化を待ってました。評判に違わず、いいですね。人物描写がしっかりしていて、特に主人公のテッドがいい。

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    2025年06月01日
  • 天使と悪魔(下)

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    ラングトンシリーズ1作目

    宗教とタイムリミット・サスペンス、ミステリ的側面もあって終始飽きることなく楽しめました。
    参考図を見るだけでも楽しいし読むと凄くヴァチカンに行きたくなります!

    中盤から終盤にかけては宗教的に大丈夫なのかな…?と賛否分かれるのもわかる内容で、動機についても頭では理解できるけど心では理解できないと言うか、信仰の溝を感じましたね…。

    まだまだ作品が多くあるので楽しみです。

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    2025年05月25日
  • ロンドン・アイの謎

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    語り手が特殊な人物に焦点化していると、やはり面白い。
    子ども向けのようで、実にロジカルなのがとても魅力的。いいね!

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    2025年04月17日
  • 天使の傷 下

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    イーヴィはこの物語そのものだった

    『天使と嘘』『天使の傷』上下巻合わせて4冊の長い物語で、この下巻こそイーヴィそのものであり、ミステリーの核心だった

    テーマ自体は北欧ミステリーによく出てくるが、これはそれらの社会問題を提起する物語にとどまっておらず、純粋に人の心を動かす

    エンディングは悲しい
    この方法しかないことが悲しい

    でも、イーヴィはきっと乗り越える

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    2025年04月06日
  • 天使と嘘 下

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    人の心は所詮は脳内の電気信号が生み出す“気のせい”って、誰かが言ってた……

    臨床心理士サイラスは、未来のオリンピアンと期待視されたフィギュアスケーターの少女殺害事件の真相を追う。一方で、謎に包まれた少女を自分の過去の出来事と重ね合わせて、関わっていく。

    この少女イーヴィは、初期の『ミレニアム』のリスベットにちょっと似ている、が、スーパーレディにはなりそうも無い。

    『生か死か』同様に登場人物の人間模様がよく描かれていて、夢中になって読んでしまった。

    続き、いきましょう
    だってイーヴィの謎知りたいし〜

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    2025年04月03日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    十二年前の殺人事件に挑むエラリーのお話。どうあがいても不利になっていく状況を、冷静な視点と判断力で有利に変えていくエラリーが凄すぎた。ページ数の多さの割にサクサク読めるし、そこまで不快な妨害行為も無かったので面白かった。まあ遺書を盗んでエラリーに怪我させたヤツもいたんだけども。まあそれくらいはミステリのお約束ということで。無実だけを求めるだけなら良かったものの、真実を追求してしまったために悲しい結末を迎えてしまうのにびっくりしたけど、親の愛は偉大だなあと思わせるエンドだった。

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    2025年03月10日
  • 越前敏弥の英文解釈講義 『クリスマス・キャロル』を精読して上級をめざす

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    いまこの系統での英文学習をすすめています。
    原文が読めて文法も確認できて訳の練習にもなると三拍子そろっているからです★ 問題は問題で取り組め、参加者の会話をはさんだりという構成がいいのでとても読みやすい。

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    2025年03月07日
  • オリジン 下

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    これからの、AIと人間の共生について考えさせられる作品だった。
    中巻以降はいっきに読めた。
    ウィンストンは今もどこかに……

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    2025年01月05日
  • 天使と悪魔(下)

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    ネタバレ

    ただでさえ真相に近づいていくワクワクが止まらないのに、どんでん返しが起きて、しかも読んでるだけで用語が身についていくのも嬉しい
    いろいろ起こしてたのは個人的に信じまくってた人だったからショックは大きかった
    あと一瞬だけ世界史の授業で紹介されて嬉しかった

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    2025年01月03日
  • ダ・ヴィンチ・コード(上中下合本版)

    匿名

    購入済み

    映画では端折られてしまっていて、原作で「そういうことか」と納得する箇所が多く、楽しめた。
    なお、作中でダ・ヴィンチら知識人が様々な暗号を駆使してキリスト教の秘密を伝えようとするが、巻末の荒俣さんの解説は中世ヨーロッパの社会構造に言及し、上記のコンセプトに説得力を与えている。

    #ドキドキハラハラ #深い #エモい

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    2025年01月02日