越前敏弥のレビュー一覧
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久しぶりに読んだラングドンシリーズ。
上・中・下巻とあるのかー、と思いながら読み始めたものの、面白過ぎて大興奮。
本当に、ページを捲る手が止まらない。
1日1冊のペースで読み終えた。
実在する作品や過去の人物たちも、数多く出てくるから、興味深く惹きつけられたところもある。
科学と宗教、そしてAI。
壮大なテーマに挑んだカーシュが、導き出した未来。
途中から、黒幕の正体には薄々、気づいてしまったが、面白かったー!!
丁度、サグラダ・ファミリア完成とされる今年、ガウディ展も観に行ったし、いいタイミングで、読めたことも嬉しい。
去年、発売された最新刊も読まないと。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ個人的にはダヴィンチコードに負けず劣らずといった印象でした。正直初めの100ページほどはダヴィンチコードと類似した進行のように思われ、魅力的なヒロイン、気の強そうなポリス(今回は兵長)、怪しそうな人物、血縁に関するワードや、あと少しで間に合わずに助けられないシーンには既視感を覚えた。しかしながら、ラストを含めた本書のラストスパートは私の予想を遥かに超えたものであった。
ヨーロッパ、宗教と科学、文化、芸術、悪の組織と好奇心をそそられるテーマであり、実際の読み応えも十分であった。
特にカメルレンゴについては、その宗教と科学の対立に賛同ができる部分もあった。神に対する信仰と言われても休日にミサへ行き、お祈りをするわけでもない私の置かれている環境と、強いて信仰心からなる行動を列挙するならば、仏壇や祭壇にお参りしたり、神社やお寺でお祈りすることはあるが、本当の意味で人の超越した神の存在を信じ切っているわけではない。
ただカメルレンゴの発言や、クライマックスから、宗教という枠組みでなくとも神を信じたり、超越したなんらかの存在や、そのような見えざる力に期待したり、縋ったりすることはこれまでも何度も経験してたと思う。大事なことは宗教という言葉にこだわらずに、全てのことに意味や論理的なことを科学に当てはめすぎないことのように思う。
論理的な考えに偏らずに、倫理、感情論も踏まえて考えること。そして全ての出来事に明確な答えを求めすぎないこと、神という存在を否定しないことは辛い時の手助けになるかもしれない。
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ネタバレここまで読んだライツヴィルシリーズの中で一番面白かった。
十日間のうち、八日目の最後まで殺人が起きない。それまでは、伏線なんだろうとは思いつつもこれがどう繋がってくるんだろうと思うような出来事が色々と発生する。エラリーの心の声が別フォントで表記されておりそれがツッコミみたいになってて(特に三日目)面白かったんだけど、結末を知るとこの心の声の部分でエラリーが犯人の狙い通り考え動いてたということがより明らかになっている…。
途中サリーとハワードの無計画な感じにもそれに協力してしまうエラリーにも若干イライラしたが、そういうイライラも回収してくれる結末になっていた。
犯人がエラリーのファンであることなど些細な部分も伏線になっていて、殺人事件をとりまく全体像が見事に解き明かされるのはさすがだった。
エラリーが探偵を辞めると宣言するのも納得のやられ方。最後の自殺誘導はどうなのと思いつつ、まぁ他にも見たことある結末なのでそういう時代だったのかなと…。
九尾の猫を先に読んでしまっていたけど、ここは順番通りに読むべきだった……。 -
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「ロンドン・アイの謎」の続編。
夏休み、美術館内で火事騒動が起き、煙が晴れると名画が何者かによって盗まれていた。少年テッドは推理で容疑者を絞りこんでいく。
シヴォーン・ダウドの持っていたテーマや視点を引き継いで、まるで最初からその人が描いたかのような物語として成立させている、ロビン・スティーヴンス、すごすぎる…!
しかも単に設定を使うだけではなく、空気感まで完全に再現されていて、読み始めてすぐ、また彼らに会えた!という喜びが湧き上がってきた(*ˊ ˋ*)♡
前作のおさらいがあったのも嬉しいポイント✧*。
テッドの語り口にも成長が見られ…どうやら比喩を覚えた様子。
比喩、暗喩、直喩を使い分けていて、説明までしてくれてすごい!(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
物語全体に散りばめられているpun(ダジャレ)がうますぎて最高d('∀'*)
数にとても拘りがある前作からの特徴は、引き続き今作でも見られて嬉しい(*ˊ ˋ*)
テッドとカットとサリムのトリオがそれぞれの持ち味を活かして、一歩一歩真相に迫っていく過程がとにかくワクワクした。
その過程で明らかになる登場人物たちそれぞれの事情に心を引き込まれた。
やっぱり人は単純ではないし、簡単に決めつけてはいけない。
子どもを守ることと、信じて任せることの間で揺れる親の気持ちにはとても共感できた。
その上で、自分ならどうするのかを考えさせられた。
今はカットとサリム、よかったね♪という気持ち(˶'ᵕ'˶ )︎
テッドだからこそ、見抜けた真実。
違いは、その人だけの価値になる。
そしてラスト一行が心に染み渡った。
一人一人がこう思って生きていける世の中であってほしい。
前作と合わせて、いつか子どもにも読んでもらいたい。 -
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ネタバレ第一部の終盤までエラリーは登場しないが、そのエラリー登場までの流れが良い。追い詰められたデイヴィーとリンダのもとに満を持しての登場にワクワクする。
事件自体は十二年前のもので、再検証という形で進み新たに殺人事件が発生したりすることはないため、そういう意味では地味になりそうなものだが、最後まで面白かった。ジェシカの自殺オチだったらガッカリだったけど、ハッピーエンドと見せかけて重い結末。序盤はこの登場人物たちにとって日本は敵か…と仕方ないことながらなんともいえない気持ちにもなったが、全体的な雰囲気も好みだった。
途中の窃盗事件の解決も鮮やかだったし、水差しに毒が入っていなかったことでベイヤードの無実を証明するのも気持ちの良い解決だった。
ライツヴィルシリーズ二作目ということで、前作「災厄の町」で登場したライト家も少し登場してその後が分かるのも嬉しかった。 -
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収録されている短編のうち「魔女のパン」がいい。テーマは、小さな親切、大きなお世話、だろう。
主人公ミス・マーサは、善意を施した相手に迷惑だと怒鳴り込まれ、善意の自分像をあっさり捨てられた女性だ。その姿勢は健全だ。ともすれば、いったん芽生えた善意を取り下げられない人は、実に多いからだ。行き過ぎた善意の押し付けと、それに対する反発は、今日に至るまで社会の対立軸としてあちこちで見かけるもので、読後に得られる教訓に古さを感じない。
説教じみていないところもいい。マーサの場合、その善意は相手から好かれたいという下心でもあった。宗教的な隣人愛ではなく、少し下世話で、妄想の様子は少女マンガ的でもある。読者としては、好感が持てる人物像だ。 -
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大人向けに、そのまま訳されたシートン動物記。
かなり硬い文章で描かれているが、読んでてドキドキハラハラした。
ワーブ 灰色グマの一代記
暴れ馬のコーリーベイ
オオカミ王ロボ
スプリングフィールドのキツネ
マガモの親子の陸の旅
だく足のマスタング
アルノー ある伝書鳩の物語
サンドヒルの雄ジカの足跡
個人的に、スプリングフィールドのキツネ、アルノー
ある伝書鳩の物語が好きだった。
どれも終わりが読めなくて、次のページをめくるまでハラハラする。
軽く読めると思って借りたら、かなりしっかりと読まないといけない本だったので、この一冊だけでかなり時間がかかった。
でも、読んでよかったと思える本だった。