越前敏弥のレビュー一覧
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どうやら人の嘘を見抜くことができることの利点ってポーカーガ強いってことだけらしいです
嘘には良い嘘と悪い嘘と良いウホがあると思うんですよ
良い嘘ってのはまあ人を守るためのものですよね
当然、悪い嘘ってのは人を傷つけるためのもので、良いウホってのはゴリラの機嫌がいいときのウホですな
(本文より)
「人はみな、自分が真実を欲していると思っているが、実際はその逆だ。正直さは意地が悪く荒削りで卑劣だが、嘘はもっと親切でなめらかで、情け深くなりうる。わたしたちが欲しているのは正直さではなく、思いやりと敬意なのだ。」
そしてサイラス&イーヴィーシリーズはまだまだ続くらしい!マッマジか!Σ(゚ -
Posted by ブクログ
老漁師サンティアーゴには、もう84日間も釣果がなかった。幼い頃から老人の見習いをしていたマノーリンは、一人前の漁師となったいまも老人を慕い、生活を気づかう。老人はそんなマノーリンをたのもしく思いながら、まだ自身のプライドも捨ててはいなかった。
翌朝、ひとりで漁に出た老人の釣縄に、巨大なカジキがかかる。そこから、老人とカジキの命を賭けた闘いが始まった。不眠不休の極限を超える死闘のなかで、老人は次第にカジキへの畏敬の念と、強い絆を感じるようになっていく。やがて運命の瞬間が訪れ、満身創痍となった老人に、しかし海は、さらなる試練を課すのだった――。
先日読んだ「傷を抱えて闇を走れ」に、「老人と海」に -
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ルーブル美術館長ソニエールの死の直前のメッセージを抱えて、暗号解読の指名者宗教象徴学者ラングドンと館長の孫娘は、解明の為逃亡する。
ラングドンの友人で聖杯探究者で宗教学者のティピングの城(!)へ逃げ込む。
銀行の貸金庫での緊張感。
ティピングの聖杯への確執。
ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」構図への解説。
小説といえど、魅力的で魅惑的な 謎解きの数々。
太宰治の「駆け込み訴え」から見る「最後の晩餐」とは、全く違う風景。
人生で一度だけ、ルーブルへ行ったことがある。
ダヴィンチ・コードにもでてくる観光最短コース。
それでも視界に入ってくる大作の数々に しっかり感動した。そして「モナリザ」の 他の作 -
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元旦に、BSで久しぶりにダヴィンチ・コードの映画を鑑賞。やっぱり、面白い。再読するなら、今でしょ。
2003年アメリカで出版。日本では、2004年。当時なかなかの評判だったと思う。
初めて読んだ時、冒頭に書かれた 秘密結社シオン修道会と異端のオプス・デイについて、「事実」部分と 小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいているという一文に とても惹かれた。
ルーブル美術館館長のダ・ヴィンチの人体図を模倣した死体から始まる 暗号のマトリョーシカ。
しかも 一泊2日の事件なのに、次々と大変な状況に陥っていく主人公達。
とりあえず、次巻へ。 -
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ラングトンの知人でイギリス人の宗教学者であるリー・ティービングが登場。
大胆であっけらかんとして、それでいて聖杯の探求に生涯を捧げている――そんな彼の登場で、一気に話が面白くなってまいりました!あまりに彼が好きになりすぎて、思わず生死の行方を調べてしまったほどです。笑
リーとラングトンによる「聖杯」の講釈が、この作品最大の見所といってもいいのでは。特に〈最後の晩餐〉については、今作が流行っていた当時、テレビなどでも解説を見た記憶があります。
私はキリスト教徒ではないのですんなりとこのストーリーを受け入れられますが、そうでない読者の反応はいかに……想像するだけで背筋が寒くなります。
キー・スト -
Posted by ブクログ
ネタバレ上中下 3巻セットの下巻。
読み終わった日を全く思い出せないくらい、読んで登録を忘れてたいた本。。もしやさらに一月前だったかも…。
という訳で、若干記憶が風化していますが、
・面白かった
・でもちょっと、殺人物なので(そんなもんかもしれないが)コロされているところの描写はツラかった
・これは事実とフィクションの境目がよく分からず、読んでるときヤキモキした。(最後の最後、解説でスッキリしたけど。)お話なので基本は信じずに読むし、そんなこと解説しながら展開できる訳はないのでしょうがないけど、本って、読んでるときはどこかしら学び・吸収モードになっている自分もいるこら、ちょっと座りは悪かったかな