あらすじ
暗号解読官スーザンは暗号ソフトを〈トランスレータ〉で解読しようとするが、解読どころか、国家安全保障局そのものの機能さえも麻痺してしまうという絶体絶命の事態に……ソフトを凍結させるパスワードを求め、アメリカ、スペイン、そして日本を舞台に、究極の天才頭脳たちが火花を散らす、時限暗号解読作戦が始まった! 知的スリルと興奮に溢れ、すでに完成されていたダン・ブラウンの鮮烈なデビュー作!
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Posted by ブクログ
(上下巻合わせてのレビューです。)
ダヴィンチ・コードで一躍有名になった
ダン・ブラウンのデビュー作がとうとう文庫になりました。
海外の文学作品って人物名がやたら長いカタカナで出てきて、
訳分かんなくなるので苦手なのですが、
ダン・ブラウンの作品は別格ですな。
訳わかんなくてなりそうでも、面白いから許せちゃう。
文庫が出たら、ついつい買ってしまう。
そんな作家です。
Posted by ブクログ
面白かった
後半の盛り上がりはデビュー作ということを忘れるくらい
手に汗握る展開だった
やっぱり長い1日だった
結局味方?に殺されかけたってことか?
ウロオ殺し過ぎ
Posted by ブクログ
PCやネットが出てくる前に社会人になっていたけど、興味を示さず、ボーっと生きていたのが悔やまれる。その当時チコちゃんがいてくれたら。もしかしたら人生が大きく変わっていたかもされない。
Posted by ブクログ
ダン・ブラウンの処女作。ラングドンシリーズを読み終わってから読んでみた。
すでに、ラングドンシリーズにしても良いくらいのスピード感があった。違う場所で同時に展開していくところや、最後に全ての事件が全て集結し収束していくところなどは、ラングドンシリーズに似ているだろう。また、黒幕が主人公の守護者というのも似ている気がした。わかっていても騙されるのが一番の面白みなんだろう。
ストーリーも情報の電子化とサイバーテロ(に似せたもの)とのたたかいとう、今後起こり得ることを題材にしており、とても楽しかった。
【追記】他の作品や他人の作品を読んだ後に再読してみると、「ビックブラザーが見ている」などのオマージュも何点かあり、そういう発見を面白かった。
Posted by ブクログ
演出が派手すぎる部分も否めないが、知的でスピーディーにスリリングに二転三転するストーリーは秀逸。ダン・ブラウンの作品が初めてだったこともあり、先の展開が読めず、とても面白く読めた。
Posted by ブクログ
NSA(国家安全保障局)が誇る最強の暗号解析機デジタル・フォートレスに仕掛けられた難攻不落の暗号がついにその正体を現す。暗号を解く鍵を探し求める先の見えない旅とデジタル・フォートレスを巡る攻防の結末やいかに。とにかくテンポが良い。サクサクと映像がそのまま頭の中に飛び込んでくるような鮮やかで軽快な活劇が素晴らしい。これでデビュー作なのだから恐ろしい。
Posted by ブクログ
ザ・ハリウッド映画展開で、こういうエンタメとして無条件に楽しめる作品も気分が上向いて良い。暗号解読のプロと言語学の教授が一緒に解読するシーンでは、リベラルアーツの重要さを再認識させられた。並行して読んでいた新書の影響もあるのだが、専門外の人物から意外な解決策が提示されたりするよな〜、と本筋に関係ないことをしみじみと考えてしまった。
今作では可愛いものかもしれないが、毎度ダン・ブラウン作品での殺し屋からの生き残り方には少し笑ってしまう。映画のコナン君みたいにどんどん過激になっていく印象。
Posted by ブクログ
謎が次々と解けていく爽快感、クライマックスの手に汗握る展開の興奮が味わえる素晴らしい小説である。
確かに有名作品よりも壮大さに欠ける気がしたが、それを補ってあまりある丁寧さのあるように感じた。
一つだけ不満を言うなら日本について誤解がほんの少しある気がする、がまあ日本人向けに書いたものではないのでご愛嬌で済ましたい
Posted by ブクログ
物語終盤のスピード感あふれる展開には、思わず手に汗を握った。次に次に明らかになる事実と、複雑に作りこまれた複雑な罠、そしてそれを回避する手段。
刻一刻とリミットが近づく中、敵を打ち負かすことができるのかできないのか。終盤でも大どんでん返しの連続で、非常に面白かった。
上巻で散りばめられた数々の伏線が、徐々に関連付けられていく様は、ダ・ヴィンチ・コードや天使と悪魔にも見られるダン・ブラウンの腕の見せ所と言える。
情報化社会となった今でこそ取っ付き易い題材だが、これが15年も前に著された作品であることに、ダン・ブラウンの先見の明を見出だせると思う。
これだけ緻密に物語を練り込むには、相当な下調べが必要そうだ。感服。
Posted by ブクログ
ラングトンじゃないダン・ブラウン。完結編。
「日本人にとって、素数は、とても大切な数なんだ!!」
本当ですか?
まぁ、江戸時代とか、数学が流行したときがあるので、そういうのとのからみなのかも。
しかし、エンシェロンもまだなかった時代に、これを書いたっていうのは、すごいねぇ。
このもっともらしい嘘をつくっていく力は、ものすごいものがある。
そして、嘘がときに、現実を捉えてたりするのかもと思わせる何かがあります。
Posted by ブクログ
コンピュータ系の話なので少々古臭くなるのは仕方が無い、ストーリー的にはハラハラドキドキでかなり面白かった。洋物苦手だけど、これは他も読んでみたいなダンブラウン。
Posted by ブクログ
「ダヴィンチコード」で有名なダンブラウンのデビュー作。
NSA(国家安全保障局)の、「どんな暗号でも解読してしまう装置」が「誰にも解けない暗号」によってシステム麻痺させられてしまったところから、物語は始まります。なんか「矛盾」のような話ですね。
解決編となる下巻では、「誰にも解けない暗号」の正体が明らかにされます。
暗号を扱っていることから、理系ミステリーと呼べるかもしれません。
Posted by ブクログ
この物語の醍醐味は、数々仕掛けられたトラップによる混沌の中から真実の一筋の光芒が見出される瞬間にある。まさにその瞬間に「やられた!!」「まいった!!」「そーゆー事だったのか!!」と読者が感じ入りダン・ブラウン氏の仕掛けた罠の術中にあることを知るのである。
Posted by ブクログ
―――史上最大の諜報機関にして暗号学の最高峰、米国家安全保障局のスーパーコンピュータ「トランスレータ」が狙われる。
対テロ対策として開発され、一般市民の通信をも監視可能なこの存在は決して公に出来ない国家機密だった。
「国防」は通信傍受をどこまで正当化できるのか
ダン・ブラウンのデビュー作
インターネットやそれに類するものの記述が多々あるけど
やっぱ98年に書かれたもんやから
今読むと若干萎える部分も
それでも、プロットとスピード感は見るべきものがあると思う
日本人として出てくる人物の名前は笑うところ
Posted by ブクログ
下巻になってやっと登場人物に動きがでてきて面白くなってきた。タンカドの3本の指を突き刺しながら死んでいったのが愛に溢れた行為ゆえの姿だったのが読後感がよい。
Posted by ブクログ
謎解きの多い作家さんだが、今回は人間性の方がメイン。国家機密を扱う人々も結局個人の感情に引っ張られて行動するという話だった。相変わらず面白い。
Posted by ブクログ
アメリカの諜報機関NSAが持つ、暗号解読のスーパーコンピュータ「トランスレーター」。
全世界の通信を全て監視できるこのシステムの公表を迫り、元局員が解読不可能な暗号ソフトを開発・・・というお話。
ひっぱりだして、久々に読みました。
24のような時間に追われた緊迫感がどきどきして好き。
この事態を引き起こした人物は、まあ、予想通りか、という感じではあるものの、最後のカウントダウンがやっぱりどきどきです。
Posted by ブクログ
指輪をなんとか探し当てたディヴィット。しかし今度は命を狙われ、スペインの街を逃げ惑う。間一髪、相手を返り討ちにする事で自分は助かる。
また、スーザンの方は、真犯人と思わしき人が二転三転すると同時にトランスレーターが実はウイルスにかかっているだけで、解読不能暗号など無かったことに気づく。全ては、起死回生を図った副長官がウイルスソフトを回避したがために感染したのだった。熱暴走するトランスレーターは爆発を引き起こし、各人を暗殺しようとした真犯人の副長官も巻き込む。
スーザンは助かり、メインバンクにしかけられたワームを止めるため、暗号解読に力を注ぐ。
暗号とは?みたいな話が多く、難しかった…
そして、私には理解しがたいカタカナ語が多く、巨大パソコン施設を想像しにくい…
暗号解読も最後だけで、なんだかとっても付けた感じ。ただ、疾走感は素晴らしく、最後はサクサク読めた。これは、映像で見るのが一番だな。
Posted by ブクログ
パスワードっていいね
やっぱり映画を観てるみたいで、すごいハラハラ!
ラングドンシリーズが好きだけど、頭のいい人たちが活躍するのは気持ちがいい!
デイビッドがかっこよかった!
Posted by ブクログ
ダン・ブラウン氏の得意なテンポ感は十分に本書でも出ているかと思いますが、ストーリー展開はまあまあというくらいの印象でした。最後のパスキーのくだりは正直あまり感心しませんでした(詳しく書くとネタバレになるので書きません)。それはないでしょ、というのが読後感ですが、著者の初期作品ですからそこはそのように見てあげて、むしろその後のベストセラー作品への発展の礎になったということで評価したいと思います。
Posted by ブクログ
リアリティがあり、真犯人の野望の内容も現実味があり、ミステリーの要素がより濃く出ている気がする
他の人の評価が低かった為期待していなかったが、想像以上に面白かった
Posted by ブクログ
思わせぶりな表現が多く、先に先にと気が急く。けれど視点がころころ変わるその切替の早さがテンポよく、一気に読ませる。本筋からズレる感想だが、原爆投下に対してアメリカ国民がどう考えているのか間接的に窺えた。
Posted by ブクログ
事情があって下巻から読んだからかもしれないけど、ストーリーが出来上がりすぎてて真の暗号に関するプログラム取り扱いの問題を取り上げているとはいえないような未熟さがあった。しかし、時代背景を考えると、その時代にこれほどの構想の積み上げはすごいのかもしれない。
一方で、この手の小説は時代背景を強烈に意識する必要もあり、書籍ネタとしては難しいのかもしれない....
Posted by ブクログ
また恋オチ…壮大なスケールなんだけど、ネットの話だからどこか卑小さが感じられ、もっと言うと、その道に明るくない自分には何が何だか。ただ、副館長、しつこし。これが処女作というのには驚き。これが原点か。様々な専門知識で必死にくらいつこうとする読者を煙に巻きながらも、しっかりと伏線をこしらえ、意外な側面から事実が紐解かれるダンブラウンの骨頂は、ここから始まったのか。
Posted by ブクログ
先の展開が読めてしまうのはダン・ブラウンの処女作故か。最後のパスコードは、先に答えがあっさり思い浮かんでしまうほどで残念。
でも、当時のIT事情から、ここまで書き上げていたことは、下調べ等相当されたに違いないと感心しました。
Posted by ブクログ
なかなか面白かった。
解説にもあるように、確かに荒削りな印象はあるものの、
『ダ・ヴィンチ・コード』や『天使と悪魔』、『ロスト・シンボル』で磨かれていく
スピード感とエンターテイメント性の片鱗を十分垣間見ることができる。
ただやっぱり伏線のボリュームや謎の量などは、先のそれらには及ばず、
想定の範囲内で決着したかなーって感じ。最大の敵もなんだかあっさりだったし。
他のレビューでも書いたけど、ボクは伏線や謎に気づかないことが多いけど、
最後のキーはすぐに分かった。逆に単純なだけに(笑)。
Posted by ブクログ
パスワードについて、後半全員で慌てている辺りがピーク。それまでは、これといった感じはない。
ただ、出てくる日本人の名前はもうちょっと考えて欲しい(笑)引っかかって仕方なかった。
Posted by ブクログ
でもこうやって続けざまに読み比べてみると、この方の作品っていうのは「謎解き」部分のテーマの調査に感銘を受けなくはないんだけれど、それ以外の部分は常に同じような人物配置、時限爆弾みたいな「時間との勝負!」による緊迫感、最後のどんでん返し・・・・・・とワン・パターンですねぇ。 ついでに言えばこの作品に登場させた日本人の取扱いに関しては苦笑せざるをえない・・・・・。 いえね、わかるんですよ。 ノース・ダコタのアナグラムになりそうな名前をつけた結果としてタンカドになったというのはね。 でも、日本人読者の多くが「へ?? それ、どんな字書くの??? だいたいそんな名前の友達は自分の人生の中で出会ったことないし・・・・・ ^^;」と感じちゃったのではないかしら??
広島原爆の話が出てくるけれど、この話もねぇ・・・・。 被爆国の国民としてはどうにもこうにも腑に落ちないというか、居心地が悪いというか・・・・・。 原爆投爆国の人が被爆国のことを扱って作品を書くとこうなるのか・・・・・(ため息)っていう感じ(?)でしょうか。
(全文はブログにて)