【感想・ネタバレ】飛蝗の農場のレビュー

あらすじ

ヨークシャーの荒れ野で農場を営むキャロルのところに、謎めいた男が転がりこんできた。嵐の夜、雨宿りの場所を請う男を警戒してことわる一幕を経て、不幸な経緯から、キャロルはショットガンで男に怪我を負わせる。看護の心得のある彼女は応急処置をほどこし、回復までの宿を提供することにしたが、意識を取りもどした男は、過去の記憶がないと言う。何もかもが見かけどおりでないかもしれない。そんな奇妙な不安のもとに始まる共同生活――背後で繰りひろげられる異様な逃避行! 幻惑的な冒頭から忘れがたい結末まで、圧倒的な筆力で紡がれる悪夢と戦慄の物語。驚嘆のデビュー長編。/解説=三橋曉

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Posted by ブクログ

大変に重厚な作品で、点でしかなかったものが線になり、全体像が見えてきてうほっ、となったものの、終盤明らかになるメインの仕掛けが個人的には興醒めする種類のものだったし、ラストが微妙な匂わせになっていたので、総合的には悪くはないけどなーという作品でした。
文体とか雰囲気は好きだったのですがミステリーなのかサスペンスなのかどっちかに振り切ってほしかった感じです。モロ個人の感想ですが笑。

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2024年05月12日

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