越前敏弥のレビュー一覧

  • ロスト・シンボル(中)

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     こないだ角川の担当者が「タモリ倶楽部」で、「『ダ・ヴィンチ・コード』は版権が高いから、3分冊にせざるを得なかった」と言ってた( ´ ▽ ` )ノ
     本書もだから、「中巻」があるわけだ( ´ ▽ ` )ノ

     ラングどんのトンデモワールド大冒険は快調に続く( ´ ▽ ` )ノ
     随伴する美女、謎の老賢者、「ケープ・フィアー」もどきの極悪イラストレイテッド・マン、IQテストみたいな謎解き、大都市地下の迷宮……ツボを完璧におさえてるね( ´ ▽ ` )ノ

     にしても、憎まれ役の日系オバサン・サトウの描写、悪意に満ち満ちているなあ……(´ェ`)ン-…
     ダンちゃん、日本に恨みでもあるのかなあ……(

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    2018年06月11日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    ネタバレ

    作者の代名詞である理詰めのロジックで勝負する物語ではなく、事件の背景にある関係者の心理分析に力点が置かれており、真相の意外性もあるし、物語としての深みを感じさせる作品であった。

    (以下、物語のあらすじに触れています。)
    <猫>と名付けられた犯人による連続殺人事件が5件続き、エラリイに出馬が要請され、捜査に当たるものの、さらに4件の殺人が続き、なすすべもなく、焦燥に駆られるエラリイ。一見、無差別連続殺人と思われた事件だが、エラリイの分析によって、その特徴が次第に明らかにされていき、物語の約半分ぐらいのところで、被害者間の意外なつながりがわかり、重要な容疑者が浮かび上がる。
    無関係と思われた被害

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    2018年05月09日
  • ロスト・シンボル(下)

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    フリーメイソンが守る人類が失ってしまった言葉。それを手にすれば世界は混沌から秩序が生まれ、偉大な力が手に入る。
    なんとも夢物語のような話なのに、ダン・ブラウンの手にかかるとこれは絶対本当にあった話だと信じてしまう。どこまでが本当なのか…と考えれば考えるほどワクワクもしてくる。なにせ出てくる場所や物、人が実在するから余計にそうだ。
    これを読んで一番見方が変わったのがフリーメイソンに対する見方。怪しいオカルト集団だと思っていたのにそうではなかったと諭された。知識がない現象や物事は『怖い』と言うか感情が付きまとう。逆にしっかりと知り理解すれば見方が変わる。
    知に対する尊敬や好奇心が無くなってしまう事

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    2018年02月26日
  • 翻訳百景

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     実は、翻訳小説が得意では無い。
     名前がカタカナだし、聞き慣れない地名だし、習慣だし、世界観を理解するのに時間が掛かる。しかし、最初は読みつらいのだが、中盤で理解し終えた後の加速感というのはすごく面白くて、読み終えると読んで良かったなぁと感じる。

     翻訳家による、文芸翻訳にまつわるエッセイなのだが、言葉に対するこだわりはもちろん、構成や物語に対する情熱がすごい。そしてミステリ小説の翻訳の謎を丁寧に読者にしめすことになれているせいか、このエッセイでも情報の提示のタイミングが見事。

     ああ、問題があるとすると、また読みたい本が増えた。

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    2018年02月25日
  • 解錠師

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    8歳の時に、ある事件に遭い、発話が出来なくなったマイクル。不器用だが優しい伯父とともに暮らしながらも、孤独な日々を過ごしていた。

    高校で絵を描くことで、自己を表現し始める。
    また、鍵を開けると言う特技を持っていた。それを、先輩に知られある家に忍び込むことに加担し、警察に捕まり、保護観察処分となる。保護観察中、奉仕活動として忍び込んだ家のマーシュ家の庭にプール用の穴を掘り始める。そこで、マーシュの娘アメリアに出会い、互いに惹かれあう。
    しかし、マーシュにも鍵を開けられる特技を知られ、金庫破りと言う犯罪に巻き込まれていく…。

    アメリアに会った頃、金庫破りとしてアメリカを渡り歩く頃、二つ

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    2017年12月23日
  • デセプション・ポイント(下)

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    上巻では隕石の謎が明らかになり、下巻ではその謎を知った者が何者かに追われ、命を狙われる。。。
    同時進行でさまざまな陰謀が動く。首謀者は誰か?何のために?
    上巻と同じく専門用語が多くてなかなか読み進まなかったところもあるが、それでもスリルたっぷりで、とにかくやっぱり面白かった!
    レイチェルとトーランドの恋バナももっとスリリングであれば言うことなかったのになぁ。。。なんてね(笑)

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    2017年12月05日
  • デセプション・ポイント(上)

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    ラングドンシリーズだと思って読んでみたら違った(笑)
    でもこれはこれで面白い。
    北極で見つかった大きな隕石を巡って、ホワイトハウスとNASAの間でどんな陰謀が隠されているのか?専門用語など多くて理解も少し難しくて読むのに時間がかかるが、それでもとにかく先が気になって仕方がない!
    上巻では大統領の座を狙い強引な手を使うセクストン議員、どうにも現大統領と重なって仕方ない(笑)

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    2017年11月17日
  • デセプション・ポイント(下)

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    間一髪の回避の連続で、ずっとハラハラさせられっぱなしです。そして己惚れが強く、周りの全て(決して自分は含まない)を犠牲にしてでも権力に固執する政治家の怖さと情けなさにもう…。一度読み始めると先が気になり読み進めてしまう良き本でした。

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    2017年09月19日
  • デセプション・ポイント(上)

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    大統領選とNASAの大発見をからめた、とにかく勢いを感じさせ、先を読ませる内容がすごい。ふと気付くとそんなに話自体進んでないのですが、怒涛の展開!みたいな気分にさせます。これは訳者もうまいんだろうなあ…。

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    2017年09月08日
  • ロスト・シンボル(下)

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    ネタバレ

    いよいよ下巻。
    上巻の段階で割と展開が早かったので結末はどうもってくのか気になっていたが、まさに驚きの展開だった…。思わず言葉が出ちゃうほどびっくり。マラークの残忍すぎる犯罪シーンはなかなかえぐかったけど相変わらずストーリーに引き込まれた。暗号や謎の説明自体はやや理解に苦しんだが心揺さぶられる作品だった。

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    2017年06月20日
  • ロスト・シンボル(中)

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    ネタバレ

    中巻ではピラミッドにまつわる古の謎を解き明かしながら、ラングドンがCIAからの逃亡する様が描かれる。
    ダン•ブラウンの書く逃亡劇は本当に面白い。ハッとする瞬間で場面が瞬時に切り替わるので一度にいくつもの楽しみを抱えている気分になる。
    ただ少し残念だったのはCIAのサトウと落ち合った時にあっさり手を組んだため、今までの大掛かりな逃亡劇は一体何だったんだと少し拍子抜けしてしまった。
    とはいえ、マラークが大きく動き出しいよいよ話が大ネタに進もうとしている。
    早速下巻を読み始めよう。

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    2017年06月15日
  • ロスト・シンボル(上)

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    ネタバレ

    「ダヴィンチコード」に次いで読んだダン•ブラウンの作品。
    今回のテーマはフリーメイソンと、その組織内で古くから受け継がれているという人類の秘密。ラングドンを取り巻く人物のキャラクターなどはやや「ダヴィンチコード」と共通していた。
    でもやっぱり話の展開の仕方が上手く、少し読み始めてすぐに噺に引き込まれた。
    上巻で既に話は大きく展開される。奇妙な状況に振り回されるラングドンに心を重ねながらハラハラとする展開、細やかな場面転換がクセになる。
    フリーメイソンのピラミッドを持って連邦議事堂から脱出するところで上巻は終わる。

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    2017年06月12日
  • ロスト・シンボル(上)

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    「天使と悪魔」「ダビンチコード」に続く作品。今回もハラハラの展開で、一気に読ませてくれます。
    今回のテーマはフリーメイソン。テーマが変わっただけで、展開が若干ワンパターンという突っ込みをいれたくならないでもないが、安心して楽しめつつ、知的好奇心も刺激してくれるミステリーであることは間違いない。
    次の作品も積読になっているので、ちょっと間をおいてから楽しむことにしよう。

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    2017年03月07日
  • ロスト・シンボル(中)

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    「天使と悪魔」「ダビンチコード」に続く作品。今回もハラハラの展開で、一気に読ませてくれます。
    今回のテーマはフリーメイソン。テーマが変わっただけで、展開が若干ワンパターンという突っ込みをいれたくならないでもないが、安心して楽しめつつ、知的好奇心も刺激してくれるミステリーであることは間違いない。
    次の作品も積読になっているので、ちょっと間をおいてから楽しむことにしよう。

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    2017年03月07日
  • 生か、死か

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    ネタバレ

    スティーヴン・キング絶賛という惹句はあまり信用しないのだが、これは文句なく傑作。早川書房好みだね。読者にあまり心のうちの見せないオーディの過去が徐々に明かされる毎に、これは悲しい愛の物語なのだと思った。兄のカールの過ちのせいで大学を追われ、事件の現場に偶然居合わせたというだけで、全てを失い、こんな苛酷な運命ってある?でもカールのことがなければ、ベリータとは出会えなかったかも知れないし。まさに禍福はあざなえる縄のごとし。

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    2017年02月21日
  • インフェルノ(上)

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    いきなりのシーン。まず、ここはどこ?あなたは誰と思わずにはいられないストーリーから始まる
    。主人公のラングドン教授がどうして撃たれたのか?また、シエナは何者なのか?

    警察や暗殺者から何故狙われるのかが、話を追って分かってくるんだと思う。とにかく、今は逃げるは恥だか役に立つ?この前の人気ドラマじゃないけどタイトルを地でいくストーリー。

    これから緊迫した話の中どう展開していくのか楽しみ。

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    2017年01月26日
  • 天使と悪魔(中)

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    ハサシンのヴィットリアに対する欲情丸出しな描写が気持ち悪いことを除いては文句なし。実際にカメルレンゴに布教活動されてたら私もキリスト教の信者になってただろうな。そのくらい巧みな話術。映画見てるから結末は分かるけど、下巻も楽しみ!

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    2016年11月26日
  • 天使と悪魔(中)

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    ネタバレ

    先に映画を見ていたので、『あ、ここでヴィットリアがさらわれるの?』とか、違うところをチェックしてしまった。

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    折しもヴァチカンは新ローマ教皇選挙会の当日。だが、次期教皇候補四人が揃って失踪していた。そこへイルミナティを名乗る人物から電話がかかる。かつて科学者を迫害した協会への復讐のため、教皇候補を一時間に一人ずつ殺していくというのだ。殺人はどこで行われるのか。反物質の隠し場所は。その鍵が17世紀に書かれた詩に隠されていることに気付いたラングドンは、知力と体力を尽くして、殺人ゲームに挑むが―――。(裏表紙より)

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    2016年11月21日
  • 生か、死か

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    釈放前夜に脱獄した主人公。設定から面白かったが、主人公、その友人、FBI捜査官の3者の視点が交差しながら物語が進行していき、引き込まれた。最後ちょっとあっけなかった感じはするが、非常に面白かった。

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    2016年11月18日
  • インフェルノ(中)

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    謎を解きながらも組織から追いかけられる展開はスケールが大きくて、いかにも映像向きだなあといった感じで、映画を見るのが楽しみ。『否認』と『世界終末時計』については、はなるほどとひとつ賢くなった気がしました。特に『世界~』の方は、上巻にあった人口増加のグラフを思い出し、ぞっとするものがありました。さて、敵と味方が入り乱れ、解決へ向かう下巻にGO。

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    2016年11月15日