越前敏弥のレビュー一覧

  • 真っ白な嘘

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    本屋で平積みされてて、なんで今さらフレドリック・ブラウン?!と思ったら新訳だった。懐かしさとあと刊行中のSF短編全集を買うかどうか迷い中ということもあって購入。SFは読んでたけどミステリはほとんど読んでなかったんで何か新鮮。いづれも意外なオチが決め手で、テイストはガジェットや宇宙人が出てこないだけでSFの短編と印象は変わらない、あぁ、フレドリック・ブラウンだなという感じ。収録作の中では巻末の「後ろを見るな」がやはり仕掛けとして秀逸。
    SF短編全集がますます欲しくなってきた。

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    2021年04月26日
  • ロスト・シンボル(上)

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    ロバート・ラングドンシリーズ3作目。今回のテーマはフリーメイソン。ちょっと前にニュースになっていた、アメリカの連邦議会議事堂が実はこんなところだったんだって驚く。聖書に隠される暗喩された知識についても含めて、今回も最後まで興味深く読んだ。

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    2021年04月14日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    ライツヴィルシリーズ第一作。推理だけでなく小説として面白く、読み始めると止まらなくなる。訳も相変わらず読みやすくて助かる。真相はほぼ自分でも推理できた。傑作と言われるのも納得。

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    2021年04月11日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

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    戦争で心を病んだフォックス大尉。父が母を毒殺したという過去が彼の心理に関わっていると思われ、父の無実を証明することが彼を救う手段になるのではないか、ということで相談されたエラリイ。十二年前の事件の細部を繙き、真実を明らかにしようとするミステリ。
    描かれる事件は十二年前に起こった、一見単純に見える毒殺事件のみ。ということでミステリとしては地味なんじゃないか、読み進むための求心力があるのだろうか、などと思ってしまいましたが。それは杞憂でした。フォックス大尉とその妻の苦しみ、事件が町に落とした波紋、ライツヴィルという町の雰囲気、といった物語性が魅力的。そして丁寧に過去の細部を検証していく中で起こった

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    2021年04月05日
  • 十日間の不思議〔新訳版〕

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    九日目に謎は解かれた
    恐喝してきたのはだれだったの?
    それもハワードとサリーのお芝居だったの?
    謎は解けたの……?

    そして遅れてやってきた十日目
    真実は……?

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    2021年03月28日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    トリックそのものは小ぶりだが、薬屋の台帳や水差しに残った跡から見せる推理は鮮やかで、らしい。そして、「ヨードチンキ」ならぬ、アスピリンの謎が、最後に悲劇的な真相を導くのにはニヤリ。

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    2021年03月22日
  • デセプション・ポイント(上)

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    『天使と悪魔』『ダ・ヴィンチ・コード』の著者による最新作…と思いきや、
    ラングドンシリーズの合間に書かれた作品。文庫化につき購読。

    アメリカの大統領選挙を舞台に、NASAやらデルタフォースやらNRO(国家偵察局)やらが出てきて、
    “これらの団体は実在する”と書かれたダン・ブラウンらしい作品。
    現職大統領の対立候補として有力なセジウィック・セクストン上院議員は
    現政府のNASAに対する莫大な費用を取り上げ、大統領の座を狙う。
    昨今のNASAの成果の無さも相まって、セクストン上院議員は国民からかなりの支持を得ていた。
    その娘・レイチェルはNRO職員として、ホワイトハウスに近い仕事をしている。

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    2021年03月14日
  • デセプション・ポイント(下)

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    大統領選挙を舞台にした一大スペクタクルの下巻。
    もはや大統領選挙は主題では無い気もする。

    下巻のあらすじを書くと言うのは上巻のネタバレが大前提になってしまうので書きづらい。
    でも書いてしまおう。

    隕石の秘密を知った3人(レイチェル・トーランド・コーキー)は
    デルタフォースに狙われながらも何とか潜水艦によって助け出され、
    レイチェルの上司、ピカリングの指示でNRO本部へ戻るべくヘリコプターに乗り込む。
    それをしったNASA長官のエクストロームと大統領側近のマージョリー・テンチは
    レイチェル達が事実を発表するのを阻止するために暗躍する。

    一方、隕石についての大統領の発表を受け大打撃を受けたセ

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    2021年03月14日
  • 十日間の不思議〔新訳版〕

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    ネタバレ

    推理小説における探偵の意味というのを考えてしまった。

    謎を解きました。めでたし、めでたしにはならない事をこう描くのか。

    若い頃じゃなくて、今、出会えた方がよかったのね。

    クイーン、こわい(~_~;)

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    2021年03月03日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    ネタバレ

    殺人は一件だけで、しかも百ページを超えてもまだ起きない。トリックも軽量級で、迂生でさえ最初の手紙の下りで、ほぼこの先の展開が読めてしまった。そんなわけで「エラリー・クインの最高傑作」てな惹句に惹かれて、緻密過ぎる謎解きや、凝りまくったトリックを期待すると当てが外れる。巻末の解説に依ると、本作はエラリー・クインが所謂パズラーに一種の行き詰まりを感じていた時期の作らしい。なるほど。とは言え、読んでてすごく楽しかったのは事実。

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    2021年03月01日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    ネタバレ

     本格推理と言うよりも、家庭小説と呼んだ方がいい作品ですね。

     クイーンがこのライツヴィルの作品で変わったというのが、よくわかります。

     勿論、小説の基本は推理だともいわれるわけですので、これだけの力量があるのは当然だったのだと思うのですが、離れてしまったがゆえにこれまで読まなかったことに大後悔です。

     とても家庭的な悲劇な作品でした。読みごたえがありました!

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    2021年02月25日
  • ロスト・シンボル(下)

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    配役はピーターをマッツミケルセン、キャサリンをジュリアンムーアでお願いします!もちろんラングドンはトムハンクスで!

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    2021年02月25日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

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    ベイヤード・フォックスの息子デイヴィーと、
    タルボット・フォックスの養女リンダ
    夫婦の心配事をエラリイは解決できるか?

    情報を集めて集めて……集まってきた情報も加えて解きほぐす。
    フォックス家はどうなるのか??

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    2021年02月19日
  • インフェルノ(下)

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    昔読んだけど映画版とずいぶん違った記憶
    こっちの方が好き
    犯人は進撃の巨人のジークと似た考え方だった

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    2021年02月17日
  • オリジン 上

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    AIやUberなど、時代の最先端をうまく混ぜながらこれまで同様巧みな構成で物語が進んでいきます。
    カーシュの発表までに何ページ使ったんだろうかというくらいもったいぶりますが、それでも楽しいから読んじゃうんですよね。

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    2021年02月14日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    一時、離れていました。

    久しぶりのクイーンです。
    新訳という事で思った以上に読みやすかったです。

    肝心の本編も面白かった!
    12年前の殺人の再調査。聞いただけでもワクワクするじゃありませんか?

    過去を振り返りながら調査を進めるエラリィ。

    楽しませて頂きました。
    面白かった‼️

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    2021年02月09日
  • 災厄の街〔新訳版〕

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    中学生のころ、エラリー・クイーンのいわゆる"国名シリーズ"をいくつか読んで、「エラリーってかっこいい…」と憧れていたことを思い出した。はっきりと「美形」として描かれていたのか覚えていないが、若く、長身?で、切れ者?で、そして鼻眼鏡だか縁なし眼鏡だかをしょっちゅう磨いていたような(眼鏡萌えだったのかもしれない)。あとなんといっても名前が素敵。エラリー・クイーン。説明が前後したが、これは20世紀アメリカの推理小説作家名=従兄弟同士の二人の共作のためのペンネームであり、作中の探偵役(ややこしいことに職業は推理小説作家)の人物の名前でもある。

    それで急に、果たして探偵エラリー・ク

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    2021年02月07日
  • パズル・パレス(上)

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    アメリカの国家安全保障局(NSA)が舞台。
    もとNSAの職員によって、暗号解読界を揺るがしかねない新たな暗号アルゴリズムが作られ、その公表を阻止したい側と、新たな暗号を手に入れてビジネスを拡充したい側、そもそもNSAの存在をよく思っていない側、いくつもの思惑が重なって非常にスリリングな展開になっている。
    内容は暗号とか数学とかなので理解はできないのだけれど、とりあえず誰が何をしたいのか、黒幕はどこにいるのか、というミステリーとしては十分に楽しめている上巻。

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    2021年02月07日
  • 真っ白な嘘

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    ネタバレ

    ――

     星の数だけひとが居て、
     星の数だけ物語がある。




     1頁開いて、これから待ち受けているであろうとんでもないボリュームに胸が踊った。文庫ってやっぱ8.5ポイントくらいがいちばん読みやすいよねーと思っているんだけれど、そのうち読み難くなるのかな…やだな…
     にしても18編も詰め込まれているとは。
     美味しいものばかり並んでall you can eat. 但しデザートに、これだけは必ず最後に食べていってね、という絶品スイーツが待ち構えていて。お腹空いてるのか?
     しかし美味しいなぁ、とぱくぱく食べていると、一貫して含まれている鋭い毒がいつの間にか身体中に回っていて、知らず識らず世

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    2021年02月03日
  • ロスト・シンボル(下)

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    ロバートラングドンのフリーメイソンの友ピーターからの講演の依頼。
    すぐワシントンに飛んだラングドンに巻き起こる、事件の数々。

    ダンブラウン作品は史実や実際の建造物とリンクしていて、よりリアルに迫ってくる。

    ワシントンの秘密、聖書の謎、マラークの正体…衝撃の展開が次々と。
    ピラミッドの謎を解いても解いても新しい問いが出てきて、ほんとうにラングドン&キャサリンにしか解けへんやんって思った笑

    後解説にあったページ・ターナー(次々ページをめくりたくなる本)とはまさに、という感じだった。

    個人的には、純粋知性科学という分野がとても印象深く精神や魂には質量がある。一人ではなく複数の方がよ

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    2021年02月08日