越前敏弥のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
おかしな質問をしてもよろしいでしょうか?おかしな返答をしてもかまわなければね。
これぞウィット!
他にも新しい衛兵にカメルレンゴが話す、神は全能で慈悲深いのになぜ人類の苦痛を未然に防いでくれないのか、という質問にたいして、自分の息子を慈しみ、すべての力を注いで苦痛から守る意志はあるが、スケボーに乗るのは許すか?という話は頭良いなー!役立ちそうな大まかな助言を与えたあとは子供の自由にさせて自ら失敗をさせるわけですね?→それを機に本人がもっと気を付けるようになるでしょう。→つまり、子供の苦痛を未然に防ぐ力をもっていても、愛すればこそ、子供に体験から学ばせることを選ぶのですね→苦痛は成長の一部です、私たちはそうやって学びます→その通り。
こういう説明の仕方ができるようになりたいなー。自分のことにちゃんと落とし込んで相手に気づかせる、というのはなかなかできん・・・
しかし、こういうの書ける人ってどれくらいの取材をしとんやろ・・・
いよいよ次は最終巻!現状謎はまったくわからん。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ意外にもイーヴィの能力を活用してずんずん事件解決へ、という展開ではなかった。
折角の魅力的な設定を、そういうありありな消費で無駄にしないのがまた良い。
これはもはや殺人事件の解決は舞台に過ぎず、サイラスとイーヴィの絆を育むための、遠回りで不器用な道のりを見守る物語。
事件の謎や、次第に明らかになっていく綺麗とは言い難い事実、意外な真相もきっちりできており、決して悪くはないのだが、やはりそれ自体はどこかで出会ったことのある展開で、幕間で繰り広げられる2人の物語がとにかく印象的で面白い。
今作だけでは両者の過去は全く清算されず、至るところに次作以降へのフックが取り残されている点多数で、今後どう回収されていくのが楽しみなシリーズ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレとある花火大会の夜のお祭りムードの翌日、学校で人気のスケートチャンピオンの少女、ジョディが帰宅していないことが判明。
その後、凌辱の痕跡と共に死体で発見されるという至ってありきたりな展開。
容疑者もすぐに見つかるが、いかにも冤罪っぽいなぁというにおいぷんぷん。
主となる事件の展開だけを見ると、ありきたり感満載なのだが、この事件解決の過程を盛り上げる味付けとしてのヒロイン、イーヴィと、その保護者替わりのサイラスのキャラクター造形、彼らの過去を種としたサイドストリーが秀逸でぐいぐい読まされる。
イーヴィはかつて世間を賑わせた事件の関係者。
腐乱死体が発見された建物から、後日隠し部屋から見るも無残なほど不衛生な状態で救出された”箱の中の子”、”エンジェル・フェイス”。
人の嘘を見抜く力を持ち、人間関係で常にマウントを取れる異能力者だが、かつての事件の心理的影響からか、社会適応性が著しく低く、その暴力性から児童保護施設で暮らす日々。
知人からの相談をきっかけに心理カウンセラーとして彼女と出会ったサイラスは、彼女を里子として引き取ることを決め、一緒に暮らし始める。
サイラス自身も兄が家族を惨殺した猟奇的事件の被害者であるが、当時新米、現在は少女殺害事件の捜査責任者、レニーの保護下に置かれ、現在は臨床心理士として自立している。
レニーから少女殺害事件への協力を求められ、被害少女には隠された面があると睨み調査を進めるが、やはりきな臭いにおいが、、、という上巻。
下巻はイーヴイの能力が事件解決に影響を与えることになるんだろうなぁ。。
いや、面白いシリーズものが出てきました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編ながらとても面白い作品ばかりでよかったです。
個人的には代表作もおもしろいがハッピーエンドで終わった春の献立表が好き。
何作品かは、あまりよく理解できなかったけど、次作も読んでみようと思いました。
カバーのゴッホ:夜のカフェテラスが素敵だなと思いました!
・警官と賛美歌
気持ちを入れ替えた時には時すでに遅しって印象でした。
・賢者の贈り物
お互いの大事なものを売ってお金を作り、その売ってしまったものに関するプレゼントをもらうという話。
・忙しい株式仲買人のロマンス
結末のそこまでになってしまうとは驚き。
・洒落男の失敗
見栄を張ったばっかりにすれ違ってしまう話。
・御者台から
結末がちょっと無理やりな気がした。
・第九十九分署の外交方針
うーん、ちょっと理解があまりできなかった。言葉の冗談があるけど、あまり理解できないのと日本軍の話があるので、そちらに意識がいってしまった。
・金のかかる恋人
思い込みとか固定観念とかで縁を逃してしまうお話。
・桃源郷のはかなき客
マダムは、実は百貨店の靴下売り場の人。1年間のお給料を1週間の「レディ」生活を過ごして見たかった。相手も理由は同じ感じ。実はドレス屋の集金係。
・ハーグレイヴズのふたつの顔
役者さんと少佐の話
・アイキー・シェーンスタインの惚れ薬
駆け落ちがすんなり行くよう薬が欲しいと言われ、失敗になるよう渡したらその薬を協力者の父の方に使われ駆け落ちは成功してしまったという話。
・富の神とキューピッド
裕福な息子の見初めた彼女は渡欧寸前で求婚に踏み切れなかった。
最後の逢瀬の時間、渋滞などがあって、時間ができ求婚成功。
裏では実は父親が渋滞にお金をかけていた。
・緑のドア
歯科の前でカードを配っていて、自分には「緑のドア」と配られる。「緑のドア」の前に行くと彼女との出会いが。実は、歯科の目の前でやっている劇場の演目が「緑のドア」
・マックの救出代
友人マックが若い娘と結婚すると聞いた。恋に取り憑かれたマックを救うため1計を案じるが、実は、マックは牧師の代わりの司式だった。
・振り子
妻の不安をよそにゲームに出かける夫。帰ると妻は母の見舞いに行くという手紙を見て、妻がいないことに不安を覚える。帰ってきたら埋め合わせしよう。そう心に決めるが、妻が母は大したことなかったようで帰ってくる。
歯車は音をたてず元通りになり、最初のやり取りへ。
・自動車を待たせて
見栄の話とちょっと近い。お互いがお互いのその職業などを名乗ってしまい、実は・・という話。
・春の献立表
タイプライターで再会する話。