越前敏弥のレビュー一覧

  • ロスト・シンボル(上)

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    ラングドンシリーズ。
    今回の舞台はアメリカ、ワシントンD.C.。
    フリーメイソンが守り続ける古の叡智を奪い取ろうとする敵役、誰が敵で誰が味方か…というところにまたしても巻き込まれるラングドン教授!読み進めるのに加速度がついてしまう、続きが楽しみ。

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    2020年12月28日
  • インフェルノ(下)

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    ネタバレ

    人類の未来を永久に変えてしまう、恐るべきゾブリストの野望---。
    破壊的な「何か」は既に世界のどこかに仕掛けられた。WHO事務局長シンスキーと合流したラングドンは、目に見えぬ敵を追ってサン・マルコ大聖堂からイスタンブールへと飛ぶ。しかし輸送機の中でラングドンに告げられたのは、驚愕の事実だった! ダンテの<地獄篇>に込められた暗号を解読し、世界を破滅から救え! 怒涛のクライマックス!
    (当書裏表紙あらすじより)

    私は根が単純なので作家のミスリードには大抵引っ掛かります。今回も見事に引っ掛かりました。
    と言いますか本作は前編と中編の様々なところに仕掛けられていて後編で怒涛の謎解きが展開されていき

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    2020年11月28日
  • オリジン 下

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    美術知識が豊富にあると、より楽しめる作品でしょう。絵画や建築についても、深掘りしてみるきっかけになりそうです。

    描写が細かくて実際に目でみたいなと思うシーンが数多くありました。

    優秀な読者ではなかったかもしれないが、楽しめました。ダン・ブラウンの作品は多くが長編なので、思い切って手にしないと読むタイミングを失ってしまうかも。

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    2020年11月11日
  • オリジン 下

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    自然災害の多い日本という国に住んで人間も自然の一部であるという考え方を当然に思って生きている自分としては、キリスト教の「神は超絶的唯一最高の存在でそれに似せて作られた人間は他の生物とは一線を画した特別な存在である」とは思っていないので、このお話の「重大発表」は別に何を今さら騒いでいるの?って感じでした。
    地動説やダーウィンの進化論にキリスト教会が騒ぐのもピンとこなかったけれど、この本を読んで少しその感覚が理解できました。

    アメリカ人とか信仰とは別にキリスト教文化が社会基盤になっている多くの国の人が時として傲慢に思えるのは、人間は特別な存在だと思っているからなのかも。
    全部じゃなくても仏教とか

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    2020年11月10日
  • オリジン 中

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    スペインが舞台なので、やはりガウディさんが出てきた。聖家族教会も不思議な形で暗号や象徴めいたものが多いから、やはり重要な舞台になりそう。
    針小棒大でご都合主義な展開は相変わらずだけど、うまく騙しながら知的好奇心を刺激してくれるのならばいいかと目を瞑ることにする。

    ただ、アメリカは王族がいないからわからないのだろうけれど、フィクションで実際とは違うとは言え今の時代の話として実在の国の王族やその婚約者を登場させて主要な登場人物として動かすのはどうなのだろう?
    自分だったら日本が舞台で秋篠宮ポジションの人が陛下を差し置いて娘の婚約者と大活躍みたいな話を韓国の人が書いて世界的ベストセラーになったりし

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    2020年11月08日
  • オリジン 上

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    ロバート・ラングドン教授シリーズの第5作め。
    もう毎回このパターンでいくのでしょう。
    最初に身近な人物から命題が与えられ、それを公表されると不利益を被る組織にラングドンさんは狙われて美女とともに逃走。逃げ回る過程で律儀な誰かが残した暗号を解きながら破壊的行為を行った相手を追いつめていく。

    毎度のごとく大袈裟な設定&人物描写はイマイチだけど、命題や謎解きが多くの人の興味を引く宗教や団体に絡むものだし、もう『水戸黄門』的に読むことにしました。

    今回はスペインが舞台で命題は「われわれはどこから来たのか。われわれはどこへ行くのか。」というゴーギャンの絵のタイトルみたいなヤツ。
    知的好奇心を刺激して

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    2020年11月07日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    ニューヨークを舞台に連続絞殺事件が起こる。手がかりもなく、目撃者も容疑者もまったくいない。“猫”と呼ばれる犯人が残したものは死体とその首に巻きつけたタッサーシルクの紐だけだった。前の事件で自信を無くしたエラリーは、関わり合いになりたくないと思うが、周囲の勧めもあって調査に乗り出す。
    エラリーの落ち込み具合がひどく、事件解明も遅々として進まずもどかしい。
    次に誰が殺されるのか、被害者の共通点がわからずパニックを引き起こすような連続殺人事件。そして殺害動機。昔の作品なのに、古さを全然感じない。

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    2020年10月29日
  • インフェルノ(下)

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    人口が減少している日本にいると世界の人口爆発の問題がなかなか理解しにくいんだけど、確かにアフリカの難民キャンプとか生産的な労働はしないで子供だけ増やしてる悪循環は半世紀以上変わらないし、目先の倫理やキレイごとだけでは先が見えずに悪化していくだけのことってたくさんあるよなぁ…って思いました。

    マキアベリさんの「目的は手段を正当化する」というセリフは悪い使われ方ばかりするけれど、政治家はもっとマクロ的な視点からも物事を見なくてはいけないし、日本の今の政治屋のように権力を握って傲慢になり自分やお友達のためだけに動くのは社会の末期症状だな…とも思いました。
    こういうとき無宗教な日本人は地獄なんて信じ

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    2020年10月18日
  • インフェルノ(中)

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    毎度のことながらロバート・ラングドン教授を通じた作者のイタリア美術や歴史・宗教に関する造詣の深さに脱帽。
    10年程前の作品だけど、人工的に作られた未知の病で人間を減らして地球環境のバランスを取ろうとする考え方やWHOが槍玉に上がる設定が、コロナで大騒ぎしている今と被ってリアル感がありました。中世に猛威をふるった黒死病が象徴的に何度も出てくるんだけど、その病は中国からイタリアへ渡ったとか…。

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    2020年10月18日
  • インフェルノ(上)

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    宗教象徴学者のロバート・ラングドン教授シリーズ。
    日本にいると全く感じない人口爆発の問題とダンテの『神曲』が絡んだ物語でした。

    国としての成長がないのにどんどん子供を作っているアフリカ等の貧困国にキレイごとばかりの援助をしている国際機関を問題視する考え方は一理ある。
    「地獄の最も暗きところは、倫理の危機にあっても中立を標榜する者たちのために用意されている。」との言葉は、とても奥深い。

    実際にはキリスト教国の深い信仰心を一般の日本人は理解できないし、物語中たくさん出てくるイタリアの宗教美術も同じ意味で深い意味までは理解できない。
    それでもこのシリーズが人気があるのは、美術・歴史・宗教に対する

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    2020年10月17日
  • インフェルノ(上)

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    ダンテの神曲読んでみようかしら!とか思ったけど100年早いだろうな…いつか読めるようになりたい…
    ダン・ブラウンの作品はどれも観光案内かと思ってしまうほど海外旅行への誘惑に駆られる…
    フィレンツェ行きたい

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    2020年08月09日
  • 越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文 あなたはこれをどう訳しますか?

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    高校程度の英文法を一通り学んだ人を対象にした、英文和訳の本。一通り勉強した人でも間違えやすいところや勘違いしやすいところを解説している。
    基礎編、難問編、超難問編と3部構成で、最初に短い英文和訳問題があり、その後に解答と解説がある。超難問編では、翻訳学校の生徒で正答率5%なんていうものもある。著者は翻訳学校で教えていたこともあるそうで、解説は分かりやすい。新書なので分厚い参考書よりとっつきやすいし、ためになる本だった。

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    2020年07月18日
  • 天使と悪魔(中)

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    おいおいー!やばいやばい!

    宗教的な倫理が崩壊してゆく様が描かれる。
    惨たらしい殺され方。宗教と科学の対立が生んだ空しい戦争は
    どういう結末を迎えるのか。ラングドン達に残された時間はもう少ない。正義とか悪ではない。
    彼らは一体、何のために戦うのか。

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    2020年06月11日
  • ロスト・シンボル(上中下合本版)

    購入済み

    面白いが難解

    他の作品と同じように、歴史や宗教の話がたくさん出てきて勉強にはなる。ただ、若干難しく、
    読むのにかなり時間がかかった。今回のテーマはフリーメーソンで、ワシントンを舞台に物語が
    展開。ハラハラドキドキの連続だが、残虐非道かつ狡猾な犯人は、悪魔の化身そのもの。得体の
    知れないCIAのサトウは、はじめは敵か味方かわからなかった。宗教と科学が一体となった純粋知性
    科学はどこまで研究が進んでいるのか知らないが、フリーメーソンには政府の要職を占めるメンバーが
    多数いるといわれるだけに、陰で世界を動かしているのはフリーメーソンだという陰謀論のほうが、む
    しろ現実味があると思う。

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    2020年05月19日
  • オリジン 下

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    最後までまさかの展開が立て続けにあり、スルスルと読ませるダン・ブラウンのすごさがこの小説でも発揮されていた。

    毎度の美術にまつわることの綿密な調査には驚かされるし、今回は科学についても深い考察が見て取れて、見識を広げさせてくれる一冊でした。

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    2020年05月12日
  • オリジン 下

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    いつもとは違う感じでは、面白かったのだが、オチは読めてしまった。いつものハラハラ感も薄かったような。

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    2020年04月30日
  • オリジン 中

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    面白くなってきました。

    「悪名高き〝サグラダの螺旋〟か。ラングドンはのぼってみようと思ったことさえなかった。  サグラダ・ファミリアの目もくらむような螺旋階段は、《ナショナル・ジオグラフィック》誌の〝世界で最も危険な階段トップ 20〟の第三位に選ばれている。上のふたつは、カンボジアのアンコール・ワット寺院の不安定な階段と、エクアドルの〝悪魔の大釜〟と呼ばれる滝の脇の断崖に刻まれた苔むす階段だ。」

    —『オリジン 中 (角川文庫)』ダン・ブラウン, 越前 敏弥著

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    2020年04月26日
  • インフェルノ(下)

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    「ウイルス」「パンデミック」「PCR」等の文字を見ると、ノンフィクションではと思えるほどです。
    スピード感溢れる展開は一気読みです。

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    2020年04月13日
  • オリジン 中

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    上巻を読んで、気になる気になる!と思っていたカーシュの発見についてはまだたどりつかないし、誰が黒幕で誰がラングドンやカーシュの対立側なのか二転三転するからはらはらするし、とにかく下巻のラストまで読まないと落ち着きません!(もはや感想ではないけれど)

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    2020年04月05日
  • オリジン 上

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    ロバート・ラングドンシリーズ。
    ラングドンの教え子、かつ友人である天才科学者・未来学者のカーシュが、おそらく宗教界に激震を与えると思われる新たな科学的発見を大々的に発表する!というところから始まる。
    新たな発見とは何なのか、発表させまいとする宗教界の重鎮たち、発表の会場となったグッゲンハイム美術館、そしてスペイン王宮。
    多くの人たちの思惑が入り乱れ、さらにカーシュが発明した超有能なAI・ウィンストンも加わって、これからいよいよ物事が大きく動き出す、といったところ。
    早く続きを読まなくちゃ。

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    2020年04月01日