越前敏弥のレビュー一覧
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ネタバレ75日間魚が釣れない老人
そんな老人を案ずる元々同じ船に乗っていた孫のような青年。
老人は78日目に大物が釣れるという個人的なジンクスを持っており、75日〜78日まで水飲みで海の上で過ごすことになる。初日にデカイ魚を発見し、そこから50時間ほどかけてデカイ魚を仕留めたが、帰りの道で何体ものサメに食われてしまう。どれだけ鮫に食われようと武器がなくなろうと老人は棒切れやナイフを駆使してデカイ魚を少しでも残そうとするも、けっきょくは骨しか残らなかった。
港村に帰って爆睡したが、ボロボロになってでかい魚の骨だけを持って帰ってきた老人を見て青年は泣き、他の漁師達は尊敬と遺憾の念を送る。
最後に通りかかっ -
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”<ポッツ靴>はアメリカの靴ーどこでも3ドル99セント” 製靴業で一財産を築いたポッツ家の現当主コーネリア。彼女には2人の夫との間に6年の子供がいた。先夫との間の3人の子はいずれも変人揃い。現夫との間の子、3人はまともであるが、コーネリアからは抑圧されていた。
そんなある日、名誉を傷つけられたとして長男は異父弟に対し、拳銃での決闘を申し込む。彼らと関わることになったエラリーは、実包を空砲とすり替えて重大な結果を回避しようとするのだが、思わぬ事態が生じてしまった。そして更なる悲劇が……というお話。
強圧的な姿勢で家族に臨む女主人と、不満を持ちながらも彼女に逆らうことのできない子どもたち。自 -
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指輪をなんとか探し当てたディヴィット。しかし今度は命を狙われ、スペインの街を逃げ惑う。間一髪、相手を返り討ちにする事で自分は助かる。
また、スーザンの方は、真犯人と思わしき人が二転三転すると同時にトランスレーターが実はウイルスにかかっているだけで、解読不能暗号など無かったことに気づく。全ては、起死回生を図った副長官がウイルスソフトを回避したがために感染したのだった。熱暴走するトランスレーターは爆発を引き起こし、各人を暗殺しようとした真犯人の副長官も巻き込む。
スーザンは助かり、メインバンクにしかけられたワームを止めるため、暗号解読に力を注ぐ。
暗号とは?みたいな話が多く、難しかった…
そして、 -
Posted by ブクログ
時々、こういう古典を読みたくなる。
エラリーとクイーン警視父子のやりとりが好きで読んでいるようなもの。
事件のトリックとか謎の解明の方法とか今読むとなんだかなという感じになってしまう。
個人的には、もっと安楽椅子探偵っぽいのが好きだ。なので、本作のように、事件がニューヨーク全体を恐怖に陥れる描写や、事件解決のために一般女性に危険な囮捜査をさせたり、最後は高名な学者に会いにウィーンまでいって精神医学的議論の上事件の真相を明らかにしていく流れは、読んでいて疲れる。
真相を知っても、勝手なエラリーのこじつけのようにも感じ、なるほど!とはならない。
でも、いいのだ。
あの二人の会話、醸し出す空気感を