越前敏弥のレビュー一覧
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上中下、駆け抜けました。
一人ひとりにそれぞれの”神”がいる。
「宗教と科学」という一見相反するテーマを描いた本書ですが、それぞれの信仰する神を尊重すること。私はそれを大事にしたいなと感じました。
それにしてもラングドンが鉄人すぎる。
物語も終盤に差し掛かり、信じていた人が裏切っていたり、と思いきや裏切っていたわけではなかったり……。ジェットコースターさながらの激しさに、振り落とされないようついて行くので必死でした。
ああいった結末にはなりましたが、冒頭のカメルレンゴの演説は確かに心動かされましたね。まさに国際情勢が危うい今だからこそ、考えさせられます。
無関心な世の中を目覚めさせるには、や -
Posted by ブクログ
「テート・ベーシュ」っていうらしいです。
両方に表紙があって、両方から読む。
この小説では、片方が作中作として使われてる。
どちらから読んでもいいらしいですが
読み終わった感じではやっぱり
装丁通り「表:エセックス篇」から読んで正解。
エセックス篇では
医師シメオンがターングラス館で暮らす叔父に
「誰かが自分を毒殺しようとしている」と
訴えられて謎を解こうとする。
館の一室には叔父の弟を殺したかどで
その妻フローレンスが閉じ込められていて
一番怪しいのは彼女だが
部屋からは一歩も出られないのにどうやって?
対するカリフォルニア篇のほうは
役者志望の青年ケンが主役で
州知事の父を持つ友人の死 -
Posted by ブクログ
読んでいて面白い1冊でした。
しかけも。
ただ、読後感が微妙に終わったので、星3.8くらい。
4にはしにくい。
エセックス篇、カリフォルニア篇、どちらも好きな感じですが、個人的にはカリフォルニア篇の方がより好みです。どちらも現代ではないので、ゴシック風味、クラシック風味があります。
そしてイギリス小説、アメリカ小説を書き分けている、そんな印象もありました。
どちらから読んでもいい、とはあるものの、本の体裁としてエセックス篇から読んだら?という出版社サイドの意向を感じるのと、話全体の味わいをよりおいしく感じるなら、エセックス篇から。
アマノジャクな方はカリフォルニア篇からどうぞ(笑)
ほんの真 -
Posted by ブクログ
ネタバレテート・ベーシュ。
何これ、作り自体がおもしろー、初めて出会った。
でも意外と昔からやられている製本技法なんですね。
日本でも折原さんの作品でやられているとか。
イングランド南部のレイ島(干潮時は陸続きだが、満潮時には連絡路が水没してしまうような土地。陸繋島ってやつ?)。
この島唯一の建物、ターングラス館の主の病の原因を探る出だし。
次第に体面が剥がれ落ちてくるかのように、この家の住人が関わっていた忌まわしき罪が露わになってくるゴシックミステリ調のサセックス編。
本を閉じ、ひっくり返して180度回転させてページを開くと始まるカリフォルニア編。
うって変わって富と名声、成功と権力の夢の中を泳 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ75日間魚が釣れない老人
そんな老人を案ずる元々同じ船に乗っていた孫のような青年。
老人は78日目に大物が釣れるという個人的なジンクスを持っており、75日〜78日まで水飲みで海の上で過ごすことになる。初日にデカイ魚を発見し、そこから50時間ほどかけてデカイ魚を仕留めたが、帰りの道で何体ものサメに食われてしまう。どれだけ鮫に食われようと武器がなくなろうと老人は棒切れやナイフを駆使してデカイ魚を少しでも残そうとするも、けっきょくは骨しか残らなかった。
港村に帰って爆睡したが、ボロボロになってでかい魚の骨だけを持って帰ってきた老人を見て青年は泣き、他の漁師達は尊敬と遺憾の念を送る。
最後に通りかかっ