越前敏弥のレビュー一覧

  • 真っ白な嘘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編集。

    「後ろを見るな」をどこかの紹介でみかけて気になって読んでみた。

    全体的に不穏な空気雰囲気。どんでん返し。想像が膨らむ系。

    「危ないやつら」は普通に笑った。皆覚悟足りてる。

    短編集だからさくっと読めるのは良かった。
    でもやっぱり少し物足りなさはあるかも。

    裏面の最後にお読みくださいの丁寧な注意書きが読み終わってから見るとなんとも言えない。
    暫く背後に気を付けよ。

    解説も諦めましょう、で突き放してきて泣く。笑

    0
    2025年11月12日
  • クリスマス・キャロル

    Posted by ブクログ

    クリスマスが待ちきれず10月に買って読んでしまった。話は王道ではあるけれど、クリスマスの精神と、人はいつからでも変われるのだということに心温まる。寒いからこそ、家族で過ごす温かいクリスマスが好きなのかもしれない。

    0
    2025年11月07日
  • グッゲンハイムの謎

    Posted by ブクログ

    全作ロンドン・アイの謎がとても面白く、再びテッドとカットが見ることが出来るという喜びもあって期待値が上がりすぎた。
    それもそのはずで、原案者が若くして亡くなってしまったこともあり、作家が変わってしまったからだ。
    それでも設定やキャラをしっかり研究した上で練られているだけに再現性は見事だと思う。

    今回はニューヨークにいる叔母グロリアといとこのサリムを訪ねることで、物語が始まる。
    グッゲンハイム美術館で盗難事件が起き、働いている叔母が疑われてしまい、それを晴らすためにテッド、カット、サリムが奔走する。

    良くも悪くもテッドが3ヶ月でとても大人になっていて、人が使う比喩表現を理解して自分も敢えて使ったりだとか、あんなに嫌がっていた嘘を平気でつけるようになったのは驚きなのだが、大切な人のためならと割り切れるようになったようだ。

    肝心なミステリーにおいては、慣れてる人ならほぼ序盤で犯人はわかるし、手口や動機も大体予想がつくので驚きは皆無だった。その点が大きくマイナスというか、テッドの独特な視点がなくても解決出来ないか?とは思ってしまった。
    警察の調べが甘すぎる設定がなんとも…

    それでもテッドとカットの付かず離れずの姉弟愛というか絆が凄く再現出来ているからそこは変わらず良かった。
    カンディンスキーの絵も検索したくなる。
     
    "あの絵はひとりの人間の一部だったんだ。"
    このテッドの言葉が印象的。
    人が昔の絵画に魅了されるのは、間違いなく存在した画家の脳を現代で観られるからだと感じた。

    0
    2025年10月17日
  • クリスマス・キャロル

    Posted by ブクログ

    主人公であるスクルージは、お金ばかり大切にし、無愛想で周囲の人々と友好的な人間関係を築こうとしない。そんな彼のもとにクリスマスイブの夜、かつての共同経営者であったマーリーの幽霊が現れる。スクルージは突然の事態に驚きながら、3人の精霊と共に過去、現在、未来の自分、そして周囲の人々を巡る旅に出るというファンタジー作品。
    今作の面白い点は、主人公が精霊たちとの旅を通して、それまでの自分の行いを反省し、その後はしっかり改心した行動を他者に対してとる点である。個人的には、彼が老人でありながら人として変わろうとしたこと、それを確かな行動に移したこと、そして最終的には「クリスマスの正しい祝い方を知っている人」として人々に認められたことから、人はいくつになっても変われることを改めて感じさせられたし、自分もそのマインドを忘れてはいけないと思った。

    0
    2025年10月04日
  • 天使と悪魔(中)

    Posted by ブクログ

    カトリック教会に迫害された秘密結社イルミナティは、神より科学を信奉していたが、現在はその存在すら怪しいとされていた。実は彼らは迫害から逃れるため、友愛団体フリーメーソンを隠れ蓑に生き残っていたのだった。

    危険な反物質をセルンから盗み出し、次の教皇候補の4名を誘拐する。中巻ではすでに2名の死亡確定...彼らの目的は遠い昔の恨み辛みなのか、己の力を世に見せつけるための行動なのか、バチカン市国大混乱で下巻につづく

    0
    2025年10月01日
  • 天使と悪魔(上)

    Posted by ブクログ

    宗教象徴学専門ハーバード大学教授が、死体に焼き印されたイルミナティの文字を見て、スーパージェット機X-33で欧州原子核研究機構セルンへ向かうところからお話がはじまる。殺された科学者は、科学と宗教の歴史における最も厳しい争いのひとつを解決、それは宇宙を創造するビックバンの再現だった。その過程で反物質を生成するのだが...時を同じくしてバチカンでは、コンクラーベ(教皇選挙)が行われる中で、有力候補の4人の枢機卿が誘拐される。上巻最後の方でやっと映画を見た記憶が思い出される始末、なさけない。

    ちなみに反物質はあのUSSエンタープライズ号の燃料なんだって、P133。

    0
    2025年09月27日
  • 死の10パーセント フレドリック・ブラウン短編傑作選

    Posted by ブクログ

    最近にわかにはまっているフレドリックブラウンの短編集。
    各短編をコースになぞらえ、オードブルから始まり食後のコーヒーで締めるフレドリックブラウンのフルコースが味わえるという美味しい1冊でした。

    以下お気に入り作品。
    「殺意のジャズソング」
    友人と中古車販売業を営む主人公。ある日友人が何者かに暴行される事件が起こり、犯人の目星がつかないまま、今度は昔の音楽仲間の一人が殺される。
    最後のオチが予想外だった。信頼できない語り手。

    「死の10パーセント」
    俳優崩れの主人公がとあるきっかけで出会った男にマネジメントされトントン拍子にスターへの階段を上っていく。男との約束は、すべての10%を取り分として男に払う、ということ。
    主人公は死神とでも契約してしまったのか、悲惨な末路。そもそもその男と出会ったのが財布を拾って勝手にクレジットカードを使ってしまったからであって、悪いことはするもんじゃないなと思った。

    「真っ白な嘘」「不吉なことは何も」に比べたらオチがよくわからなかったりする作品もあったけど、訳者によるものが大きいのかもしれない。たまたま上記2作品は前2冊と同じ越前敏弥氏訳のものだった。
    3冊のフレドリックブラウンの著書を読んでみて、お酒を飲んだ後車を運転するシーンがたくさん出てくるんですが、飲酒運転が合法な世界なんだろうか。とかどうでもいいことが気になった。

    0
    2025年09月21日
  • ダ・ヴィンチ・コード(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    難しい、もう少し進むとさらに面白くなりそう。キリスト教に詳しいとさらに良いかも。これからどうなるのかドキドキ。

    0
    2025年09月08日
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    海外作品を増やしたくて読破

    結構古い作品なので、展開やトリックが当時は斬新だったのかと予想されるが今となっては、という感想

    作者の名前=探偵の名前、というのは面白い

    0
    2025年08月27日
  • クリスマス・キャロル

    Posted by ブクログ

    ケチで冷酷な老人が聖夜に幽霊たちと出会い、過去・現在・未来のクリスマスを体験する。  
     かつて自分にも温かい繋がりがあったこと、そしてそれを自ら手放してしまった事を痛感したスクルージ。当てつけのように感じていた聖夜の雰囲気が、やがて彼の孤独も溶かしていく。こちらの胸も暖かくなるようなお話でした。

    また、本作は文章が非常にユーモラスで、時おり作者自身が読者に語りかけてくる独特のスタイルも魅力的です。読み聞かせにぴったりな作品だと感じました。
    人が変わることの喜びを暖かく伝えてくれる、不朽の物語です。

    0
    2025年08月26日
  • アクション作品創作バイブル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「アクション作品創作バイブル」は、映画脚本のテクニックを解説したもの。
    具体的に、「ダイ・ハード」「ミッション・インポッシブル」「ターミネーター」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「メン・イン・ブラック」「マトリックス」「アベンジャーズ」などの作品をベースに、アクション映画特有の約束事、魅力的ヒーロー、特徴的悪役、被害者の人物設計などを比較解説。
    さらに、興奮を引き起こす5つの技巧(権威に抗う、未知との遭遇、障害を乗り越える、制約を克服、禁忌を破る)を説明。
    独創性を出せるかどうかは大事だが、逆にオリジナリティにこだわり過ぎて肝心のストーリーや人物像がハチャメチャでは本末転倒。
    そんな難題をいかに克服できるのか、本書はそのための初心者テキストとなっています。

    0
    2025年08月20日
  • ロンドン・アイの謎

    Posted by ブクログ

    自閉スペクトラム?の男の子が主人公。
    天気についてすごいこだわりがある。

    親戚の男の子の行方不明事件を解決する。
    たまに読んでてイライラするが、そのこだわりが事件の謎を解いていくのが良い。
    家族ももちろん支えてあげるけど、結局警察が主人公を信じてくれて話を聞いてくれたのが解決に繋がったのが、あるよな親身の身内より他人のほうが意見通る時と思った。
    子供は大人に守られているけど、振り回されてもいると感じた話だった。作者がお亡くなりになっているので、続編があまりなさそうなのが残念。

    0
    2025年08月14日
  • 天使と悪魔(下)

    Posted by ブクログ

    上中下、駆け抜けました。
    一人ひとりにそれぞれの”神”がいる。
    「宗教と科学」という一見相反するテーマを描いた本書ですが、それぞれの信仰する神を尊重すること。私はそれを大事にしたいなと感じました。
    それにしてもラングドンが鉄人すぎる。

    物語も終盤に差し掛かり、信じていた人が裏切っていたり、と思いきや裏切っていたわけではなかったり……。ジェットコースターさながらの激しさに、振り落とされないようついて行くので必死でした。
    ああいった結末にはなりましたが、冒頭のカメルレンゴの演説は確かに心動かされましたね。まさに国際情勢が危うい今だからこそ、考えさせられます。
    無関心な世の中を目覚めさせるには、やはり恐怖しかないんでしょうか。異星人の襲来とか。

    ところで、この作品は一体どんなふうに作られたのかと、「コンピューターでも再現できない」アンビグラムなどを見ながらずっと疑問だったのですが、謝辞に挙げられた名前の数々に納得。これだけの綿密な取材によって作り上げられた物語だったのですね。すごい。
    ただ、私が理解できていないだけでしょうが、やはり原爆が投下された国に住んでいる人間からしたら反物質をあんなふうに処理するのはどうなんだと。まあ地下で爆破させたらもろとも沈んでしまうわけですが、あそこにいた人たちは即死では……?とどうしても疑問に思ってしまいました。そして案の定塵と化した『図表』。。

    というかね、ほんとに「よく話し合って」!!!
    早合点で生まれた犠牲が大きすぎて目眩がします。どうか新教皇のもとで秩序がもたらされますように。

    下巻での怒涛の展開はさすがに荒唐無稽な部分もあって☆3つですが、口絵やgoogle検索でたくさんの画像を眺めながらちょっとしたローマ観光も楽しめる、圧倒的エンタメ作品でした。面白かった〜。

    0
    2025年06月14日
  • ターングラス 鏡映しの殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白い構成の本。表側からと表紙側の両側から物語が始まり上下ひっくり返して読む。話も表の話と裏の話では印象が変わる。良くできている。扱っている内容は現代にも通ずる人権の話。それもだ冒頭から匂わされてはいるけれども少しずつはっきりとわかっていく演出がにくい。ただ、お話自体はそれほど好みではなかった。現代に照らし合わせて考えさせられはするけれど、そこまで感情が動くことも、面白さにワクワクして読みやめられないこともなかった。後味も決して良くはない。

    0
    2025年06月08日
  • ダブル・ダブル〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ほかの方の感想にもありますがストーリーはラノベ感がすごい。あとがきには「ミステリ界屈指の萌えキャラ」とあってなるほど。越前さんの訳なので手に取ったのですが、他の作品もこんな感じなのかな…

    0
    2025年06月03日
  • ターングラス 鏡映しの殺人

    Posted by ブクログ

    「テート・ベーシュ」っていうらしいです。
    両方に表紙があって、両方から読む。
    この小説では、片方が作中作として使われてる。
    どちらから読んでもいいらしいですが
    読み終わった感じではやっぱり
    装丁通り「表:エセックス篇」から読んで正解。

    エセックス篇では
    医師シメオンがターングラス館で暮らす叔父に
    「誰かが自分を毒殺しようとしている」と
    訴えられて謎を解こうとする。
    館の一室には叔父の弟を殺したかどで
    その妻フローレンスが閉じ込められていて
    一番怪しいのは彼女だが
    部屋からは一歩も出られないのにどうやって?

    対するカリフォルニア篇のほうは
    役者志望の青年ケンが主役で
    州知事の父を持つ友人の死に疑問を持ち
    彼の妹と共に真実に迫ろうとする。
    友人の書いたターングラス館が舞台の小説に
    謎の鍵があるとみて
    エセックスに向かったふたりが知ったのは…。

    エセックス篇がミステリで
    カリフォルニア篇はサスペンスかな。
    私はエセックス編が好みでした。

    0
    2025年05月25日
  • ロスト・シンボル(下)

    Posted by ブクログ

    中巻の展開は、差し迫ってくる警官のシーンや、ピラミッドの謎解き部分はドキドキしながら読めたが、下巻は宗教観やお説経部分がだいぶ多く書かれていたので、ちょっと飽き飽きしてしまった。

    サトウが告げた大惨事の内容も、そんなに大事?と感じてしまった。(これは文化の違いだからなのかもしれないが…)

    謎解き部分がキーなのはわかるが、少し冗長的たったのと、マラークとの決着のところもそこまで盛り上がらず、結末はスッキリしなかった印象。

    天使と悪魔は最後まで面白かったのになぁ。
    次のインフェルノに期待。

    0
    2025年05月23日
  • ターングラス 鏡映しの殺人

    Posted by ブクログ

    読んでいて面白い1冊でした。
    しかけも。
    ただ、読後感が微妙に終わったので、星3.8くらい。
    4にはしにくい。

    エセックス篇、カリフォルニア篇、どちらも好きな感じですが、個人的にはカリフォルニア篇の方がより好みです。どちらも現代ではないので、ゴシック風味、クラシック風味があります。
    そしてイギリス小説、アメリカ小説を書き分けている、そんな印象もありました。
    どちらから読んでもいい、とはあるものの、本の体裁としてエセックス篇から読んだら?という出版社サイドの意向を感じるのと、話全体の味わいをよりおいしく感じるなら、エセックス篇から。
    アマノジャクな方はカリフォルニア篇からどうぞ(笑)
    ほんの真ん中に砂時計のイラストが2個。
    これも雰囲気を伝えてくれました。

    ケンとコララインはどうなるんだろう…
    後日談がないのが消化不良の原因かな。
    機会があれば読んでみてほしい1冊。

    テートベーシュとしては、エヴァン・ハンターのキャンディランド以来。
    もう一度そちらも読みたくなりました。

    0
    2025年05月12日
  • ターングラス 鏡映しの殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    テート・ベーシュ。
    何これ、作り自体がおもしろー、初めて出会った。
    でも意外と昔からやられている製本技法なんですね。
    日本でも折原さんの作品でやられているとか。

    イングランド南部のレイ島(干潮時は陸続きだが、満潮時には連絡路が水没してしまうような土地。陸繋島ってやつ?)。
    この島唯一の建物、ターングラス館の主の病の原因を探る出だし。
    次第に体面が剥がれ落ちてくるかのように、この家の住人が関わっていた忌まわしき罪が露わになってくるゴシックミステリ調のサセックス編。

    本を閉じ、ひっくり返して180度回転させてページを開くと始まるカリフォルニア編。
    うって変わって富と名声、成功と権力の夢の中を泳ぐ『グレート・ギャツビー』かのような世界感。
    映画俳優を目指す主人公のケンはひょんなことで知り合った知事の息子で著名な作家でもあるオリヴァーと親しくなる。
    オリヴァーは悩みを抱えているような素振りを見せたとある夜半に拳銃自殺してしまう。
    ケンはオリヴァーの妹のコララインと共にその真相を探る。

    2つの編はそれぞれがそれぞれの作中作のような位置付けとなっており、また作中の様々な登場人物やシンボル、エピソードがときに直接的にときにメタファーとして登場し、相互に行きつ戻りつするなんとも眩惑的な読み心地。
    まさに鏡に鏡を映したときに現れるような光景が広がっている。

    ただちょっとそれぞれのオチが普通のミステリ的。
    ちゃんと収まってるのだが、なんか急にそこだけ個々の作品に意識を戻されて、変に地に足着いた形になる。
    むしろわけわかんないくらいの匂わせ終焉の方がこの作品には合っていたのでは。
    あと、相互の絡み合いを重視するあまりか個々の展開のストーリーテリングの点で単調さを感じた。上手くいきすぎるというか。

    とはいえ総体として、本としての細工とタイトル、2編の物語が織りなすテーマ性が物凄くよく表現されている一冊。

    0
    2025年04月12日
  • 老人と海

    Posted by ブクログ

    2024年12月30日、キーウェストに旅行に行くために予習のつもりで読みました。キーウェストにはヘミングウェイの邸宅の一つが残っていますりいつか対岸のハバナにも行ってみたい。

    0
    2025年03月08日