越前敏弥のレビュー一覧

  • ロスト・シンボル(中)

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    ピーターを人質に取った男の要求は、「古の門を解き放つこと」
    心当たりがないながらも、暗号に挑むラングドン。
    そして男の魔の手は、ピーターの妹キャサリンにも。

    この男の言動すべてが不可解で不愉快。
    誰が味方で敵なのか、ストーリーが進むにつれてわからなくなっていく感覚が怖い。

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    2018年09月06日
  • ロスト・シンボル(上)

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    友人であり恩師であるピーター・ソロモンに、代理で講演を頼まれたラングドン。
    急いで向かった講演会場で彼を待っていたのは、ピーターの切断された右手首だった。

    久しぶりに読むと登場人物を忘れてしまっていて、ちょっと入り込むのに時間がかかりました。
    推理する気も起こらない難解さがありますが、いろいろな事件や人物がどう絡んでいくのか楽しみ。

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    2018年09月03日
  • ロスト・シンボル(下)

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    ネタバレ

    映像化もされていないので久々にダンブラウンを手に取りました。
    現代社会において未だ謎とされている一般的にはオカルト的な分野を科学や事実に基づいて切り開いていく話の進め方は、難しい式を解けた時のような達成感があります。
    今作では人間が神を待っているのではなく、神が人間を待っているという描写に成る程なあと非常に納得しました。
    謎解きそのものよりも、現代に生きるわたしたちが聖書など実在するものを難解にしていて本来の答えを導き出せないだけなのではないか?
    地球が丸ければ海が流れてしまうと非難した当時の人々の考えも確かに!としか言えません。
    角度を変えて見れば答えはすぐ近くにあるのかもしれない、オカルト

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    2018年07月27日
  • インフェルノ(中)

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    不思議なボッチェリーチェの絵画の中に仕込まれた暗号を読み解いたラングドン教授はヴェッキオ宮殿に向かった。途中、彼を捕縛せんと警察や兵隊を躱しながら500人広場にたどり着く。そこで出会うはずだったダンテのデスマスクは何者かに盗まれていた。謎解きと追いつ追われつの逃避行はスリリングに展開し読者を飽きさせることがない。一級のエンターテイメント。

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    2018年07月05日
  • インフェルノ(上)

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    ダンテの神曲をテーマとした。ダン・ブラウンの作品。ダンテ神曲の第1章 インフェルノは地獄の有り様を描写しているが、ボッチェリーチェの有名なダンテの神曲をテーマにした絵画が多層の地獄の層を下に堕ちていくイメージを上手くモチーフにしながら、人口爆発の地球の近未来の姿と重ね合わせている。今回の事件を画策し、ラングドンと知恵比べをしていくのは、天才的な遺伝学者。人口抑制の為パンデミックを自ら作り出した微生物で起こそうと仕込み、フィレンツェで自らの命をたった。彼が仕掛けた危機を回避するべくラングドン教授が奮闘する。

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    2018年07月05日
  • デセプション・ポイント(下)

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    良くも悪くも、ダン・ブラウン
    これぞアメリカ、ハリウッド映画そのまま
    本当かウソかわからないくらいのギリギリ知識をうまく使っているところはいいところ。
    でも、大勢の人が傷つき仲間が死に物が壊れたのに主人公は九十九死に一生を得た後、すべて忘れてハッピーエンドみたいな終わり方は、チョット違和感がある。

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    2018年03月20日
  • ロスト・シンボル(上)

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    展開がスピーディで面白い。
    翻訳がすごく読みやすい。
    フリーメイソンを含め、知的欲求が高まる。それだけでも刺激的。

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    2018年02月25日
  • 生か、死か

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    ネタバレ

    せっかく自分たちの世界を築ける、誰の目もはばかることなく愛し合えるようになった矢先の悲劇があったにもかかわらず、刑務所で他の受刑者に純粋さを感じさせるような真人間のままで生き永らえる...という設定に無理を感じたけど、それなりに楽しめたかな。都合のいい設定もありながらも、ラストはまぁ期待通り。とはいえ、あっけなく殺された親子は不憫やし、作者の予定調和的な部分と無理な設定が感じられて、ちょっと残念かな。

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    2018年01月23日
  • ダイアローグ

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    ダイアローグの主原則
    ①ダイアローグがかわされるたびに、シーンを進展させる行動(アクション)や反応(リアクション)が生まれること

    ②そうした行動は語りの表層で具現するが、登場人物の行動の水脈はサブテクスト(言外の意味)から目に見えぬ形で流れている

    潜在的欲求

    欲求の対象

    究極課題

    シーンの課題

    動機

    シーンの支配者

    敵対する力

    シーンの価値設定

    サブテクスト

    ビート

    進展

    駆け引き

    転換点

    真の姿

    真の進展

    テクスト

    明瞭化

    性格描写

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    2018年01月28日
  • 九尾の猫〔新訳版〕

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    エラリーこんなにうじうじしてたか?!って思いつつ。
    最後の結論を出すところが少しモタモタして感じられたけど、気になって一気に読んでしまった。
    エラリーが自身を失った事件を読んでいないので、読みたくなった。

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    2017年10月27日
  • 生か、死か

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    主人公オーディは、勉強もスポーツもできて、おまけに正義感の塊 自分とは正反対の不出来な兄貴の面倒も見る 刑務所内でも聖人さながらの立ち振る舞い 読んでいてだんだん「いくらなんでもこんな奴おらんやろ~」とつっこみたくなった
    クズ兄貴の方がまだ生身の人間ぽくてリアルだと思う
    モス&クリスタル夫妻  この二人の深い愛の結びつきは、よかった

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    2017年05月01日
  • インフェルノ(中)

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    上巻に引き続きビジュアブルな文章が続きます
    謎解きへのマテリアルが全て揃い、いよいよ核心へと向かう中巻です

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    2017年03月27日
  • パズル・パレス(下)

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    事情があって下巻から読んだからかもしれないけど、ストーリーが出来上がりすぎてて真の暗号に関するプログラム取り扱いの問題を取り上げているとはいえないような未熟さがあった。しかし、時代背景を考えると、その時代にこれほどの構想の積み上げはすごいのかもしれない。
    一方で、この手の小説は時代背景を強烈に意識する必要もあり、書籍ネタとしては難しいのかもしれない....

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    2017年01月24日
  • 生か、死か

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    あらすじに惹かれて手に取った一冊。
    物語の全容が見え出す中盤までは貪る様に読み進めて、
    なんとなーく「あぁ…」と気付いてからも一気読み。

    正直に言えば、色々な名作をキメラにしたような感もあり。
    (頼りになる黒人囚人の親友と、冤罪でありながら希望を失わず刑に服する聡明な白人て『ショーシャンク~』っぽさがどうも…)後半のドンパチもハリウッド好みなんじゃないだろうかとかとか。
    それでいて、筆致には淀みが無く引き込まれるのは、単に著者の力量なんでしょう。邦訳の越前さん(『解錠師』!)のザクザクした感じもとても良かったです。
    シリーズ物を手掛けてきたそうで、それも主人公から脇役へ主役が移行するパターン

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    2017年01月15日
  • ロスト・シンボル(下)

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    事件が一段落した後のエピローグ部分が冗長。このシリーズ、謎解きとアクションが絡んだスピーディーな展開がキモなのに、全てが終わった後に延々と説明されても読書の緊張感は保てない。

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    2016年12月05日
  • ロスト・シンボル(中)

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    相変わらず逃亡中のラングドン教授。一晩でいろいろな場所を移動するのだが、それっぽい謎感を醸し出しながらも大して話は進まない。(どうでもいいけど、この「中巻」というのをやめて欲しい。上・下巻で十分。)

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    2016年12月02日
  • ロスト・シンボル(上)

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    とりあえずピラミッド持って逃げまくるラングドン教授。ヒロイン的な女性が若干年配なので映画化は難しいか(笑)。

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    2016年11月21日
  • インフェルノ(中)

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    中巻に入って話が急展開して面白さがアップした。舞台もフィレンツェからヴェネチアに移りますます観光気分も煽られた。
    一体誰が敵だか味方だかわからない状況、続きが楽しみ。

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    2016年11月07日
  • インフェルノ(上)

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    いきなり面倒な事件に巻き込まれ、命を狙われて逃げ回る。逃げながら謎を解いて問題解決の糸口を見つける。しかも、その時間が1日か2日!その間飲みも食べもせず、寝もせず、トイレにも行かないで極度の緊張状態で生き抜く。しかも何故か美女を連れて…

    もう四度目になるこのパターン、面白いけどいい加減飽きてきた。別の切り口はないの?

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    2016年11月05日
  • パズル・パレス(下)

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    また恋オチ…壮大なスケールなんだけど、ネットの話だからどこか卑小さが感じられ、もっと言うと、その道に明るくない自分には何が何だか。ただ、副館長、しつこし。これが処女作というのには驚き。これが原点か。様々な専門知識で必死にくらいつこうとする読者を煙に巻きながらも、しっかりと伏線をこしらえ、意外な側面から事実が紐解かれるダンブラウンの骨頂は、ここから始まったのか。

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    2016年09月29日