越前敏弥のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ちょっとおばかだけどご主人想いの犬・ビンゴ、厳しく優しいモリー母さんに育てられた勇敢なワタオウサギ・ギザ、孤独な一生を戦い続けた灰色熊のワーブ、誰にも屈することなく、人間に負けない妻への愛を貫いたオオカミ王・ロボ。厳しい自然界で生きる動物の姿を確かな筆致と彼らへの愛情豊かに綴った、世界中で読まれているシートン動物記。装いも新たにつばさ文庫からリリース。
とか書きながら実はこの年になるまでシートン動物記読んだことなかったのデス!!>< ライアーソフト「黄雷のガクトゥーン」の登場人物(というか動物…)に「ロボ」という大きな犬がいて、それの元ネタ全然知らなかったんですが何気なくつばさ文庫のラインナップ見てたらオオカミ王ロボ…!? あっ!シートン動物記だったのかーー!!と騒いじゃいましてね。またしても、世界で読み継がれる名作や偉人の伝記を読んでいない自分に恥を感じ、購入しました。ちゃんと読んでみたかったの。こういう機会を得ることが出来るので、スチームパンクシリーズにはほんと感謝しております(*´ `*)
表紙は可愛いイラストですが中身は……! 壮絶だ……! 動物達の世界ちょう厳しい……!! ちょっとムツゴロウさん的なほのぼの世界を予想していた私は大いに戸惑ったぞw でも、動物達のどちらもに過剰に肩入れすることなく客観的に厳しく辛い自然界、動物界の真実を克明に描いているなあと思いました。意外とあっけなく味方を見捨てたり、そういうものだと理解したり、単純に思ったり。シビアゆえに単純、単純ゆえにシビアと言う感じがしました。ワーブの一代記が一番長いのですが、誰にも頼らず一生を戦い続けて、ぼろぼろになって、最後は毒ガスの中で眠るように死んだワーブには涙(´;ω;`) それからブランカを探し求めて人間達に抵抗さず捕まって、そのまま死んでいったロボもバスの中で読んでて涙ぐんでしまった。モリー母さんの最期も…(´;ω;`)
最近読んだことをすぐ忘れてしまうのですが、戦い続け、必死に生き続けた彼らをすぐ忘れたくはないなあ…と思いました。そう、小さな動物だってみんな必死で生きてる、戦ってる。時には人間以上の知恵と勇気で生き延びようとする。その動物達に、いろいろ教えられることのなんと多いことか…と思いますっ -
Posted by ブクログ
2012 このミス 海外1位。
8歳の時に言葉を失ったマイク。
リート伯父さん、恋人アメリア、師匠ゴースト。いくつかのポケベル。
手に汗握ったー。
ラストに向かう場面では、あまりにも怖くて斜め読み。そしてまた気を取り直して、一字一句漏らさぬように読むくらい怖くて緊張させられる。
アメリアもいい。
文字での意思の疎通じゃないところも。
行った事がある地名の情景がありありと浮かび、さらにリアルさを増す。
でも、鍵の細かい描写にはあまり興味を持てず、謎解きと言うほどでもなく、嫌なヤツはとことん嫌な馬鹿で、気持ちいい本ではないという感想。
だけど、マイクの未来に幸あれと思うくらい実話のように感じている。 -
Posted by ブクログ
『解錠師』、原題では“The Lock Artist”。
このタイトルの響きは物語の始まる前と後では異なって聞こえ、読み終えた今ではそれはそう、あたかも錠が解放される瞬間のようにすべてが正しい位置にぴたりと収まっているような印象すら与える。
英語で「鍵師」は“locksmith”、「金庫破り」は“safecracker”と呼ぶそうだが、マイクルが単なる“smith(金属細工師)”や、ましてや“cracker(破壊者)”ではなく、本物の“artist(芸術家)”であるということには読者全員の賛成がもらえると思う。
幼い頃とある事件を生き延びた「奇跡の少年」がやがて「解錠師」となり、運命の坂を転げ落ちる様・・・に眉間にしわ寄せながら、手に汗握りながら、はやる気持ちを抑えながら夢中になって読みました。
まだ読み終えてない人に言いたいことがあります。
大丈夫、最後に扉は開かれる。 -
Posted by ブクログ
構造がとりにくい文章をしっかりどれが主語で述語動詞で、と把握していき、andが何と何を結んでいるのか、notがどこを否定しているのか、などをきちんと考えながら英文和訳していくもの。翻訳学校で誤答が目立つものを取り上げ、ポイントを解説している。
大学受験の時にはこういう複雑な英文を何度も読み直してやっと論理的に破たんしないような構造を見つけ出す、という勉強をしたけれど、受験が終わるとなかなかそういう英語を集中的に見る機会も少なくなってしまった。なのでこの本を読むと、また京大の英文和訳とか集中的に勉強してみたくなる。
分かりにくいところをとりあえず日本語に直して解答をすると、まさにそこが問題、というように解説がなされる。否定の省略文など、ポイントとなる部分は、異なる問題を使って何度も出てくるので、定着を図りやすくなっている。after allを「なんと言っても」、「やはり」と訳す、などの話も参考になった。ただB-11の"She never rejected her customers because they had little money to spend."は、neverがbecause節だけを否定していて、「彼女は客たちがあまり金を持っていなかったから断ったのではない」と訳すとおかしいのだろうか。解説では「~からといって
~しなかった」となって、要するにher customers以下全てが否定されていることになっているが、「彼女が断ったのは、金が少なかったのではない」(結局断ったことは断った)とする解釈もあると思う。
ともかく、ここまで深く理詰めで英語が読めるようになりたい、と思わされた1冊で、精読の訓練に良いと思う。ただ解説がものすごく丁寧、という訳ではない。本書にも似たようなことが書かれていたが、こういう勉強を大学受験でしなかった人は、拒否反応を示してしまいそう。(12/11/09) -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
1000万部を超えるベストセラーとなった『ダ・ヴィンチ・コード』はじめミステリーの名翻訳家として知られる著者が、長年にわたって予備校や翻訳学校で教えてきた中で、「日本人なら必ず誤訳する英文」の例を収集し、解説したものが本書である。
まずは問題に挑戦し、それから訳例と解説を読むという構成になっている。
英語に自信のある方々はぜひご一読いただきたい。
大学受験生、TOEIC学習者、仕事で英語を読む必要のある方々、翻訳家志望者…相当の英語力がある人でも、そう簡単には正解できない、手応えのある問題がそろっている。
きっと「目からウロコ」の連続だろう。
とはいえ、難解でひねくれた英文を集めたわけではない。
英語としては自然だが、日本語の発想や学校で習った文法の誤りなどによって、日本人が誤読しやすい英文が集められているというわけである。
読者は自分の英語読解力に欠けていた部分を発見し、飛躍的な進歩を遂げることができるに違いない。
本書は実力のある人をさらに上へ押し上げる、他に類を見ない一冊である。
[ 目次 ]
A 基礎編(文の構造 時制・態 否定 助動詞・不定詞 動名詞・分詞 比較 関係詞 ほか)
B 難問編
C 超難問編
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]