越前敏弥のレビュー一覧
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こんな解錠師もいていいのだと思う。陳腐だけど唯一自分の意志で開けた鍵は恋人の心。鍵を開けることへの興味から、知人の思いつき、大人の思惑によって鍵を開ける手段としてのみの存在となり、唯一のつながりは恋人のアメリア。
しゃべることをやめた主人公と恋人をつなげるのは、芸術域まで高められた絵物語。たった1年の間に起こった主人公の大きな人生の変化と、そして守るものができた行動は、彼の人生の新しい扉を開ける。今はまだ、刑務所の中で鍵の中の生活だけれども、その鍵は時間が書けば物理的ではなく、いつか解錠される。
主人公の閉まっていた無防備な心の扉を勝手に開いていく友人や大人は、その解錠の腕前だけを認め、本当に -
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ネタバレ一気に下巻読み終わった~~。
面白かった~。で、最後はスッキリ終わってめでたしめでたし。
ハリウッド・エンターテイメント的な壮大さでスピーディーな展開が、映画を観てるように感じさせてくれる。
途中、船の上でのアクションシーンがいまいち、イメージしづらかったので、星4つ。
上巻を読んでるときは、テンチやエクストロームが一番悪い奴だと思ったけど、まさかアイツだったとは!
でも、一番イヤな奴だったレイチェルの親父・セクストン上院議員が、ああいう結果になって「ざま~みろ」と笑える結果に終わってよかった。
女を舐めたらあかんでー。
でも、もし本当の隕石を発見して、そこの虫が入ってたら。。。。と思 -
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ネタバレ叩きつぶすのではなく、ほかの人間に譲りわたすことによって恐怖から解放されたアレックス・マクナイト。
メイヴン所長その他の登場人物との掛け合いも抜群。
P. 143の意味がわからない。
「ローズ」
「ファースト・ネームのほうはわからずじまいか」
「マクシミリアンです。公判のときにわかりました」
「マクシミリアン? そりゃ、教えたくなかったろうな」
・・・何で?
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わたしの心臓の直ぐ側には、一発の銃弾が眠っている。わたしが景観だった時代にローズという男に撃たれたものだ。あれから14年が過ぎた今、私立探偵となったわたしのもとにローズの署名のある手紙が届く。手紙は、最近わたしの身辺で起きた連続 -
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今から10年ほど前、本書はベストセラーになり、世の中は空前のダ・ヴィンチブームとなった
レオナルド・ダ・ヴィンチといえば代表作のモナリザが浮かぶが、私にとってのモナリザは、小学校の美術室にあった不気味な絵でしかなく、まさにトラウマの代表(笑)
この絵が醸し出すミステリアス、特にその表情のない目は、少年の心を恐怖のどん底にたたきこむと同時に、多くの人を惹きつける
本書は、そのミステリアスなモナリザを描いたレオナルド・ダ・ヴィンチ、そして彼が主題として描いてきたキリスト教に隠された秘密をこれでもかというくらいに、あやしく刺激的に探究させてくれる
有名な絵画、様々な暗号、秘密結社やキリスト -
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ダン・ブラウンのデヴュー作であるが、この時すでに読者を罠にかける手練手管は、完成している。暗号は紀元前から存在していた技術であるが、コンピュータというとてつもなく速く演算をする道具を手にして暗号は進化していくことになった。解析と進化のいたちごっこである。 NSA(国家安全保障局)は、スーパーコンピューターにて、全てのメールによる情報を解読し、平和を維持している。このことの善悪が本書のテーマである。すなわち、私文書のプライバシーはどこまで守られるべきか? 私文書のプライバシーは守られるべきと考え、NSAを去った一人の天才プログラマーが壮大なリベンジをNSAのプロジェクト責任者と彼のつくったスーパ