佐藤友哉のレビュー一覧
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BSのトークバラエティを書籍化したもの。
「その人の書く小説の方が小説家より頭がいいと思う」という言葉に笑ってしまった。
もっといろんな本を読んでみたいと思った。Posted by ブクログ -
「だからといって、百年も二百年もしんみりしていることはできない。生きているもの! きみはそれを、薄情と呼ぶのかい? あのねムギ君、気持ちはわかるが、生者と死者の区別ははっきりさせておきなさい」
(P.254)
今日が千秋楽。これですべてが終わり、そしてまたはじまるのだ。次の舞台が決まって、オーディ...続きを読むPosted by ブクログ -
走るがテーマですと言われて作家は書くのだろうか?
走らないこと、走ると飛ぶを比べる人、追いかける人、
いろいろ読めて面白かった。
俳優の岩松了のが、なんか後味ぞくっとする。
「熊の夜戦」
「いびきが月に届くまで」
「パン、買ってこい」
もよかった。Posted by ブクログ -
は〜〜感想書きたくないよ〜〜と思いながらアプリゲーをしていたが忘れるのはもっと嫌なので書きます。いやあ…佐藤友哉…好きだなあ……悔しいことに……
「そうだねえ、それは許せないことだねえ!世界の敵とはここにいたんだね。君はそれに気がついたんだ!だからどうする?この敵と戦う?そうなんだ。素敵なことだね...続きを読むPosted by ブクログ -
未読の作家のたくさんつまったオムニバス。それぞれの作家の傾向と実力の片鱗がうかかわれて楽しい読書だった。
走るということは苦しいけど楽しい。そんなテーマに集まった作家たちの目の付け所がみどころか。Posted by ブクログ -
けっこう突飛なSFものでした。
途中までかなりわくわくしながらめくったけど、真相がけっこう説明不足というかなんというか。もっと内面の描写とかいろんな重みとかほしかったなぁ。
電卓さんには一体何があってあんな見違えちゃったんだろう。
ジェノサイド、結局何がどうなってるか全然わかんなかった。最後のバッ...続きを読むPosted by ブクログ -
そもそも漫画を全く読んだことがないからか、浅井リョウさんの話と、その次以降の方々の話の展開がよくわからなかった。
でも、浅井リョウさんのは良かった。Posted by ブクログ -
8篇の物語が収められている。
今回の物語に特徴的なのは、「小説とは何か」という疑問だ。
「青と赤の物語」では、物語が禁止された世界を描いている。
物語があるから悪いことをする人がいる、そんな考えを持ったエライヒトたちが物語を禁じてしまったのだ。
全く因果関係はないのに、AだからBと決めつけてしまっ...続きを読むPosted by ブクログ -
『本』が出てくるアンソロジー。
神永さんと島本さんだけ? な状態。
彼女の正体があれ、という時点ででてくるのは彼? と
思ったら、その通りでした。
水戸黄門状態で、安定です。
しかし一番印象的だったというか、困るのは最後の話。
好きな文章の新作がもう読めない、というのは
ものすごく寂しいです。
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本をめぐる物語シリーズも第三弾ですね。
やっぱりわたしは島本理生さんのつむぐ物語がすきだなと思いました。
どの物語も読みやすいので空き時間にさくさくと読めるのも、アンソロジーのたのしいところかも。Posted by ブクログ -
小さな町で進行する連続主婦首切り殺人事件。犯人を追う夫たちの前に地球規模の恐怖が立ちはだかる。ジェノサイド/文明更新とは何か、そして「ほんとう」の真犯人は…。
近未来ジュンブンガク?震災後文学?なんと言っていいかわからない不思議な作品。もともと佐藤友哉の作風は掴みどころがないけれど、本作もまさにそ...続きを読むPosted by ブクログ -
きょうだい達の物語
サリンジャーの同名小説をモチーフにした作品らしい。
サリンジャー版は読んだことがないので、詳しくはよくわからないが。
鏡家のきょうだい達が語り、あるいは語られる。
『憂い男』
物語の中で語られる『憂い男』の物語に引き込まれる。
醜い顔となって、孤独に生きる憂い男。
そのうちに仲...続きを読むPosted by ブクログ -
僕の拡声器が壊れているのは知っています。
僕の言葉が間違っているのも知っています。
ですが、世界は僕より間違っているのです。
(P.20)Posted by ブクログ -
野間宏にJ・D・サリンジャーに武田泰淳に椎名麟三、そして太宰治。「戦後文学」というものを書いて世に送り出した先駆者君(太宰治以外正直許容無知)。なかでもサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』は世界で六千五百万部を売上げた前代未聞の驚異的ヒットを飛ばした作品であった。以上本文より云々。
太平洋戦争より...続きを読むPosted by ブクログ