佐藤友哉のレビュー一覧

  • 青春とシリアルキラー

    Posted by ブクログ

    コロナ禍な今、そして何が起こるか分からない不確実な現代だからこそ響いてくるメッセージを感じました。自殺と他殺の境界線、そして自分にとっての幸せとは。エッセイの様な形式をとられている小説ですが、実際のこととして考えさせられる一冊でした。
    読後にぼくも言いたくなりました、「みんな死ぬなよ」

    0
    2022年07月16日
  • 転生!太宰治 転生して、すみません: 2【電子限定描き下ろしイラスト付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    原作未読。

    有名作品をいくつかつまみ食いして、文壇エピソードを多少知ってる程度の人間でしたが大いに楽しめて笑えました。

    乃々夏も奈緒子も生前太宰と交流があった女性と似通うところがあり、環境が変われども対峙する問題は同じという因果が面白い。

    結局、太宰の破綻は、太宰の他人に対する軽薄さと自分の可愛さ故にくるものである。おそらく生前の彼自身も理解はしながらも、向き合えずに心中してしまった。
    でも、それは少しでも相手に寄り添うことで変わるもので、今回はそれができて、かつての師匠や乃々夏、奈緒子と向き合うことで予想以上に明るくて勇気の持てる終わり方でよかった。

    1
    2022年04月30日
  • ベッドサイド・マーダーケース

    Posted by ブクログ

    ただ罪悪感の物語なのだと思います
    思い詰める人の、頭の中のぐちゃぐちゃが本の形をとったようでした 
    この本の中に思い詰める人、または罪悪感の説明が書かれているというよりも、この物語自体が説明になっていると感じました

    0
    2022年02月14日
  • 転生!太宰治 転生して、すみません: 1

    ゆ

    ネタバレ 購入済み

    めんどくさい太宰治が面白い

    「僕が手伝うから、芥川賞を、とってみないかね」

    異世界転生ものではなく、2017年にやってきた太宰治が、
    地下アイドルとして活動するも芽が出ない女子高生の乃々夏と芥川賞を目指す。

    煩いくらいにぐるぐるぐるぐる思い悩む太宰が、
    鬱陶しくも人間味が溢れていて面白い。
    ヒロインの乃々夏も可愛くて賢くて魅力的。

    読む前はちょっと癖のある絵かなと思ったが、
    ストーリーに合っているし、デザインもカッコいい。
    1巻はようやく物語のスタートに立ったばかりのようなので、
    続きが楽しみ。

    #笑える #アガる

    1
    2021年05月31日
  • ナイン・ストーリーズ

    Posted by ブクログ

    とってもよかった。

    サリンジャーのオマージュだって。
    読まなきゃ。

    ほかの作品も読まなきゃ。
    シリーズらしい。


    読むごとに、みんな好きで愛おしくて
    1番なんてとても選べなくなっちゃう感じ。

    0
    2017年02月14日
  • デンデラ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    圧倒的な世界観。

    主人公のカユがお婆ちゃんなのはわかってるのに、頭にはなぜか若く美しい姿が浮かぶ。

    ヤバイ。
    この作品、ヤバイ。

    0
    2014年04月14日
  • 1000年後に生き残るための青春小説講座

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この人は実のところエッセイとか書かないほうがいいんじゃないかと思っているのだけど、やっぱり読んでしまう。
    で、やっぱりどうしようもなく共感してしまう。
    諭されてしまう。

    青春汁が尽きたとか言っているけども、そんな事を書いてしまう時点でどうしようもなく青春していると思う。
    多分死ぬまで厨二病だ。ストイックに。

    0
    2013年09月02日
  • 1000年後に生き残るための青春小説講座

    Posted by ブクログ

    作家、佐藤友哉さんによる、小説講座。

    小説のハウツー本て、プロットの立て方とかキャラの創り方とか技術面を主にレクチャーするものと、作家の心得というか「小説とは何か」「なぜその話を書くのか、書きたいのか」ということを問いかけるものの二つにわけられる。

    本書は後者のタイプの本だ。
    後者のタイプの本で、有名なのに高橋源一郎さんの『一億三千万人のための小説教室』があるが、同じくらい面白いとおもった。

    0
    2013年08月31日
  • 1000年後に生き残るための青春小説講座

    Posted by ブクログ

    うーむ、ちょっとなぁ、いやぁ、わからんなぁと思いながら読み進める。
    そして最初から読み返すこと3回。
    読後感としてはモヤモヤとした気分、と言うよりザラッとした気持ち。
    切れ味のいいパンチというわけではなく、
    拳をグリグリと押し付けられるような妙な感覚。
    これを「青春汁」というのはどうかわからないが、また、1000年後まで
    残るかどうかわからないが、このように感じさせるのが狙いなのだ。
    この本でアジられている「ポップ」とはそういうことだ。

    0
    2013年03月30日
  • 1000年後に生き残るための青春小説講座

    Posted by ブクログ

    ◆帯コメント:円城塔
    「孤独だと伝わるくらいの孤独は孤独ではなく、
    佐藤友哉が伝えるものは、
    伝えられないものでできている」

    0
    2013年02月16日
  • デンデラ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    戦う婆ちゃんの話。いつの間にか村を襲撃する展開が、熊と戦う話に変わり、主人公はその戦いの中で熊と自分は同類だということに気づく。ライトノベル的ぶっとんだ設定、キャラクターとしてのばあちゃん。好きな作品です。

    0
    2012年09月15日
  • デンデラ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    生涯忘れることが出来ない小説を読んでしまった。強烈な作品。
    福寿草を踏み駆ける斎藤カユの姿は老婆ではなく、春の訪れに歓喜のあまり思わず疾走する少女のようだ。
    映画も見てみたいが、壮大なプロデュースをするなら、AKB48を起用して今から撮影を始めて、50年後、デンデラの舞台を撮るっていうのはどうだろう。

    0
    2012年03月15日
  • 放課後にはうってつけの殺人

    Posted by ブクログ

    冴えない日常を送っていた悟

    クリスマスの日父のクローゼットから血のついたコートを見つけそのことを家族の誰にも言えず1人持ち出し林の中で燃やそうとしていたらクラスメイトの三船に見つかった

    そこから始まった三船との犯人探し

    町には少し前から幼女殺害事件が起こっていた

    次々と起こる不幸な出来事

    始まりは7年前の雫ちゃん行方不明事件

    家族が向き合わなかったため起こり続けた事件

    0
    2026年08月20日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    言葉を扱うプロたちのトークはおもしろく、
    意外な一面や交友関係が知れたのも読んでいて楽しかった。
    作家さんたちがお勧めしている本がどれも本屋さんで入手するのが難しそうなものばかりで思わずにやにや。いつか出会いたいと思いながら読みたいリストに書き連ねた

    0
    2026年06月20日
  • 放課後にはうってつけの殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公、浅葉。

    父の机から血のついたコート。
    弟が帰ってきたので、咄嗟に自分の部屋のタンスに隠す。

    ニュース。
    女児の遺体。白いワゴン、目撃。女児のコート行方不明。
    白いワゴン、父のと同じ。コートはさっきタンスに隠したのでは?

    夜、コートを持って、公園で燃やす。クラスメイトの見船美和に目撃される。彼女に全てを話すことに。

    見船は痩せていて、そんなにかわいくない。

    父は犯人ではない?犯人だったら、そんなものを見つかりやすい場所に置いておくわけがない。
    一緒に探すことに。

    見船、父のアリバイを聞きたいと浅葉の家に来る。

    夜中に父の書斎、火事で燃える。

    祖母の家に泊まることに。

    もう見船には付き合わないことにした。

    学校からの帰り、バスで上野原と一緒になる。クラスの美女。

    草壁奏一郎、あやしい人。容疑者?
    たまたまビデオ屋でコーラをひっかけられら話す機会が。

    宿泊合宿。肝試し。
    熊。そして、人殺し。
    上野原は人殺しによって、浅葉の目の前で殺された。その後、浅葉は熊に襲われた。
    熊による被害二人、死亡。人殺しによる被害二人。浅葉だけが生き残る。

    雫ちゃん行方不明事件、家族でたまたま知り合った子。父、事件に関係?
    今回の宿泊合宿でも父、アリバイなし。

    上野原、文通相手がいた。

    上野原の親友という体で家にお悔やみに行く。上野原の部屋で文通相手の文通をゲット。

    その住所に見船と行くことに。

    上野原、体を売っていた。クラスのマドンナはセックス大好きだった。
    その住所の相手は、裏ビデオを撮って、販売もしていた。
    その販売先相手のリストをゲット。見船は、その相手から猟銃も奪う。
    ここらへん空イヤミス感が加速していく。

    浅葉、上野原のことを考え、オナニーしまくり。

    販売先リストに父の名前もあった。
    父を問い詰める。
    ロリコン裏ビデオを見ていたことを認め、犯行は否認するも、錯乱して飛び出し、交通事故で死亡。

    弟、行方不明に。

    オナニーしまくって、賢者タイムで
    犯人にたどり着く。

    犯人、母親。
    弟は床下から死んだ姿で出てきた。
    最初の被害者は父がやった。それ以外は母親が父に先を越される前にと、殺していた。

    見船、家にやってきて、母親を猟銃で撃つ。
    家で被害者の服見つかって、父にはアリバイがある相手もいたので、母親しかいないと思っていた。

    雫(最初の犠牲者)、見船の妹だった。

    見船、父に近づくため、セックスもしていて、処女も喪失していた。

    母親、最初の被害者を殺したのが父田と思っていたが、熊が犯人だったのに途中で気づいた。

    息子は、自首を勧められて殺した。

    父、自殺?
    と思われたが、実は見船が仕向けた。認識したと嘘を告げた?

    見船は実の父に暴力を日ごろ受けている。それを利用し、浅葉の家に呼んだ。これから、浅葉の家でイチャイチャ。

    最後に実の父も殺す計画。
    父が乗り込んできて猟銃ぶっぱなした。浅葉の母親も実の父が殺したことにする。
    猟銃を奪って父を正当防衛で殺したことにする計画。

    フリッカー式の佐藤友哉っぽい。それが好きならば本作も好きだろう。幼児性愛や児童売春やオナニーなど下ネタ系が苦手な人はパスすべき。

    0
    2026年05月28日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    作家の人たちってこんなに話上手いんだなと驚く。
    飲み会の場で話しているようなフランクさもありつつ芯を食った内容になっている。
    紹介されている本も面白そうなものばかりで、ウォッチリストにたくさん入れた。話し手さんの本も未読のものは代表作くらいは読んでおこうという気になった。

    0
    2026年05月19日
  • 放課後にはうってつけの殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    悟。コート。燃やす。見船美和。上野原。弟、透。雫ちゃん行方不明事件。白いワゴン。赤い軽自動車。売春。買春。支笏湖。道子。恥。家族。家族を維持するだけ。

    0
    2026年02月21日
  • 放課後にはうってつけの殺人

    Posted by ブクログ

    ちょっとびっくりした。まさかこんな本だとは。
    ・キャラクターが濃い(みんなおかしい)
    ・色々とギリギリ。
    苦手な方は、どうにも無理だと思う。
    でも自分はけっこう楽しんでしまった。
    そこはかとなく初期の白井智之さんのような雰囲気。読後感はB級ホラー映画を見たときに近い。

    0
    2026年01月11日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    本好き芸人であるオードリー若林と小説家達とのトーク本。小説家であっても一人の人間。人の面白さから読みたくなった本が沢山ありました。
    書き手の面白さから本を手に取りたくなる一冊。

    0
    2025年12月16日
  • 放課後にはうってつけの殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ずっと不気味な雰囲気が淡々と続いている感覚。
    登場人物は皆、どこかが少しずつ狂っている。それが重なってしまうと起きる最悪な結末。
    だが、読みやすさはあり、読後感が悪いわけでもなく、個人的に好きな作風だった。

    0
    2025年11月27日