東雅夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
随筆は初めて読んだかも。
当時の様子や暮らしぶりなど良いな、と思うのですが、…どうも自分、泉鏡花の文章は、旧漢字旧かなづかいでないと、読むスピードが速くて、文章の情緒をしっかり理解できないと気付きました。
女の輪。
そんなの見たら、怖いな。
木菟俗見。
「貝の穴に河童の居る事」でしょうか、ところで舞台はどこなのですか。房州に、鏡花きてたんだぁ、と思うともえる。
千倉の沖の幽霊船というものは有名なのか。
ところで、鏡花の描く房州は、(他の作家がどう描いているのかよく知りませんが…あ猫の国か>千倉)砂と風の吹きすさぶ薄ら寒い印象でなんか良い。京都や近江八幡や金沢みたいな優雅さは求めるべくはないで -
Posted by ブクログ
随筆は初めて読んだかも。
当時の様子や暮らしぶりなど良いな、と思うのですが、…どうも自分、泉鏡花の文章は、旧漢字旧かなづかいでないと、読むスピードが速くて、文章の情緒をしっかり理解できないと気付きました。
女の輪。
そんなの見たら、怖いな。
木菟俗見。
「貝の穴に河童の居る事」でしょうか、ところで舞台はどこなのですか。房州に、鏡花きてたんだぁ、と思うともえる。
千倉の沖の幽霊船というものは有名なのか。
ところで、鏡花の描く房州は、(他の作家がどう描いているのかよく知りませんが…あ猫の国か>千倉)砂と風の吹きすさぶ薄ら寒い印象でなんか良い。京都や近江八幡や金沢みたいな優雅さは求めるべくはないで -
- カート
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試し読み
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- カート
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試し読み
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小池真理子怪奇譚傑作選 第2弾
小品ですが粒揃い
個人的覚書です
「仄暗い廊下の果てに」
時折見る同じ廊下の夢
「優しい既視感」
日本家屋の光の妖しさ
「襖の向こう側」
古く大きな日本家屋の襖の向こう側
「幸福の家」
幸福だったその時に留まる哀しい魂
「坂の上の家」
その家はドールハウスの中に
「私の居る場所」
私しか居ない場所
「千年烈日」
小池真理子の造語と思われる
千年の厳しい日々を示唆?
ストーリーとしては、不倫でありながら純愛
花の使い方とあわせ、夏目漱石『夢十夜』を思わせる
「妖かし」
無自覚に為出す怨念
「灰色の猫」
過去と繋ぐ公衆電話
ただ、ここまで公衆電話 -
Posted by ブクログ
怪奇譚傑作選として甘美恐怖と戦慄の世界の
エッセイと小説集
「霊の話」
小池さんの心霊経験談と母親からの体験談エッセイ。怪異の闇への起点。
「死者と生者をつなぐ糸」
お住まいの別荘地での出来事。生霊系エッセイ。
「現世と異界」
霊感の強いお母様の体験談エッセイ。
生と死のあわいに存在する意識。
「恋慕」
父の弟である叔父は、美しい母に恋をしていた。叔父の死を悼む母と少女。
死してもなお、慕われるのは母。
「花車」
学生運動のただ中の大学生活。
妊娠も結婚も、案外深くは考えられていなかったのかもしれない。誤って命を落とした女性が、死後に見せる幸福な姿。
「慕情」
「恋慕」の続編。
叔父との二度