【感想・ネタバレ】怪談実話コンテスト傑作選 お不動さんのレビュー

あらすじ

稲川淳二、一柳廣孝、加門七海、東雅夫、福澤徹三が選考委員を務める『幽』怪談実話コンテスト。拝み屋を営む大賞受賞者をはじめ、上は87歳から下は13歳まで、世代を超えて寄せられた正真正銘の怪談実話!

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Posted by ブクログ

 気になる作家さんが居るとき、なるべく第1作目を読むようにしている。可能ならば、書かれた順に読みたい派だ。

 そんなわけで、最近気になっている郷内心瞳さんのデビュー作が収録されているこちらを手に取る。
 そうか。デビュー前から拝み屋としてのスタンスを出しつつ怪談書いてたのか。と驚いた。それから最初から構成力とか文体がずば抜けている。
 どうして書き始めたんだろう。供養という意味合いもあるだろうけれど、これでもかというくらい構成を練ったり、余計なものをそぎ落とすような文体は、書いてみた、だけでは収まらない気がする。それはいつか語られるのだろうか。

 それから、文末のコンテスト講評を見ると、表現や構成に厳しい世界なのねってなる。だから面白く読めるのか。ありがたや。

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2020年06月21日

Posted by ブクログ

ホテルの備品の話が、一番こたえたかな。
額縁のウラに御札。というのが、旅館やホテルの怪談あるあるだけど、備品というのがね。
こっそり見えないところに御札をはって、怪異がなければ知らぬが仏。そんな対処では追いつかない怪異なので、簡易ではあるけれど常備にしておくという。
怪異が起こるのが当たり前、となっている状況が怖いです。

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2015年04月06日

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