【感想・ネタバレ】遠野物語と怪談の時代のレビュー

あらすじ

『遠野物語』は怪談への熱狂から生まれた! 怪談スペシャリストの東雅夫が、その誕生と時代の諸相を怪談史の視点から探究。明治後期に文壇を席巻した怪談文芸の潮流をひもとき、怪談実話『遠野物語』に迫る。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。

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Posted by ブクログ

東先生の怪談愛が、鏡花愛が溢れた一冊。
怪談界隈に出入りしていると、おお!あの時のお話!とか、このことだったの!と思うことばかり。
怪談としてのバイブル。

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2014年05月20日

Posted by ブクログ

『遠野物語』及びその成立の事情を民俗学からではなく、怪談という視線で評価・解釈したらどうなるのか。

一章では怪異柳田の気質・筆致についてを、二章から四章では当時の文壇におけるいわば怪談ブームについて、二章では百物語会とその裡を飛び回ったジャーナリストを、三章では「怪談の親玉」こと泉鏡花を、四章では水野葉舟・佐々木喜善について触れ、終章ではその他怪談会などに影響を受けた作家などについて描く。ライトな読み口で、(怪談に限定されているが)文壇の様子が怪談愛たっぷりの筆致で綴られている。

民俗学サイドからの『遠野物語』成立の事情について『遠野物語の誕生』(石井正己著)が引き合いに出されており、併せて読むのも面白いかも知れない。

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2013年06月02日

Posted by ブクログ

遠野物語を民俗学的ではなくあくまでも怪談文学として取り扱い、その怪談としての信ぴょう性や、当時の怪談文学の流行、それを取り巻くものなどが中心として書かれていた。

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2013年05月20日

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