東直己のレビュー一覧

  • サイドストーリーズ

    Posted by ブクログ

    それぞれの作品の番外編というか、タイトル通りサイドストーリーを集めた短編集です。
    読んだことがあるのもちらほら。
    名前だけ知ってて、気になってはいるけど〜というシリーズも結構収録されていて、良いきっかけになりました。

    中田永一はやっぱり面白かった。脇役だった彼がいい味だしてます。
    あとは中谷七里も。音楽シリーズしか読んでないけど、他にもいろいろミステリ出してるし、これを読む限りそっちも良さそうですね。

    初めてのものだと、「校閲ガール」「君たちに明日はない」「北天の馬たち」「まほろ駅前」が読みやすくて惹かれました。
    ぜひそのうち本編を読んでみたいとおもいます。

    0
    2015年07月01日
  • 猫は忘れない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ススキノ探偵シリーズの最新作(いまのところ)

    前作は若き日の俺さんを描いて初々しくもなんだかなという感じだったけど、今回はそれなりに年取った俺さんが登場。

    相棒の高田も活躍。

    犯人の目星は結構早い段階で見当がつくんだけど、最後のごたごたはこのシリーズの特徴か?

    ところで久しぶりに春子さんの近況を知りたいんだけど次回作くらいで触れてもらえないものだろうか?

    まぁ及第点の★3つで。

    0
    2015年04月23日
  • ライダー定食

    Posted by ブクログ

    東氏らしからぬ?一冊。

    命を持った箸達の短編は中々に面白い。
    ショートムービーで観てみたい。
    トイストーリーなんかより、ブラックで。

    0
    2015年03月27日
  • 半端者

    Posted by ブクログ

    若き日の俺さんの物語。既に俺さん時代が過去のものなんで更に過去と言われてもそれほど違いは感じない感じ。

    詳しい人はフィリピーナのダンサーが襲来した時期というのはひとつのトピックなのかもしれないけどね。

    同じく若き日の高田や桐原との絡みなどそれなりに面白かったけどそれ止まりなんでまぁ★は3つというところで。

    ちなみにジャンルはミステリーではなく青春ということで。

    0
    2015年03月04日
  • 猫は忘れない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    謎解きには重点を置いてない。会話中心だからサラサラ読めるんだな。流石に俺も年を取った。
    手袋ははくのだ。
    この世の中に絶対はないさ。絶対安全、なんてタワ言を信じて、原発なんか作るから、未だにあのザマだ(2011.9)

    0
    2015年03月01日
  • 探偵ホウカン事件日誌

    Posted by ブクログ

    ほうかんとあだ名される探偵の物語。
    正直、お世辞の辺はうっとおしいの一言なんだけど、東先生らしいシニカルな探偵物としてはそれなりかなと。

    0
    2015年02月08日
  • 抹殺

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    社会で生き残る事は、ある意味悪人と悪人のぶつかり合いなんだろうな。
    「別れ話」の、結構みんなドロドロしているのに「心遣い」によって救われている部分が不思議に優しい。
    悪と悪がぶつかり合って強いものが生き残るという言葉を思い出した。
    主役二人の結論がでていないところもいいわ。

    0
    2015年02月05日
  • 流れる砂

    Posted by ブクログ

    ご当地モノにはついつい手が出てしまいますよね(笑)。
    東氏作品は札幌が舞台。なもんで、私には外せない作家の一人なのであります。
    だけど、なかなか(古本では・・)手に入らないんですよね・・・東氏作品。
    なので東氏作品はまだ2冊目です。
    読み始めた頃は内容的に薄いかも・・・と懸念しました。
    序章がちょっと長く、イマイチかなぁ~って。
    ちょっと我慢して読んでいたら、いろいろな要素が絡み合い、事件も大きくなり面白くなってきます。
    でも、謎の新興宗教を結びつけるまではしなくてよかったのでは?とも思いました。
    そこの部分が浅く感じるからです。
    それはそれで、違う物語ができるんじゃないかなぁ~と思うのですが

    0
    2015年01月22日
  • 流れる砂

    Posted by ブクログ

    ご当地モノにはついつい手が出てしまいますよね(笑)。
    東氏作品は札幌が舞台。なもんで、私には外せない作家の一人なのであります。
    だけど、なかなか(古本では・・)手に入らないんですよね・・・東氏作品。
    なので東氏作品はまだ2冊目です。
    読み始めた頃は内容的に薄いかも・・・と懸念しました。
    序章がちょっと長く、イマイチかなぁ~って。
    ちょっと我慢して読んでいたら、いろいろな要素が絡み合い、事件も大きくなり面白くなってきます。
    でも、謎の新興宗教を結びつけるまではしなくてよかったのでは?とも思いました。
    そこの部分が浅く感じるからです。
    それはそれで、違う物語ができるんじゃないかなぁ~と思うのですが

    0
    2015年01月22日
  • 旧友は春に帰る

    Posted by ブクログ

    2014.11.24ー77
    25年ぶりに助けを求めて来たモンローを逃がす俺。25年の歳月の重みが切なく・・。

    0
    2014年11月30日
  • ライト・グッドバイ

    Posted by ブクログ

    後書きにあるように、良い意味でぬるい。

    余裕がある。
    シリーズ当初の二十代から、今では四十路半ば。
    男の余裕を存分に感じる。
    かと言って、物語の疾走感というか、展開の速度感は相変わらず素晴らしい。
    緊張と弛緩の操り方が実に巧み。

    0
    2014年10月16日
  • 探偵はひとりぼっち

    Posted by ブクログ

    ☆3.0
    うーん…。
    何だかあっけない終わり方。

    「俺」がオカマのマサコちゃんの死の真相を追うことで、色々な勢力に狙われ、強力な親友、高田まで負傷して入院。
    窮地に陥った「俺」がどのように奪回していくのか、と思いきや、アレ?これで終わり?って感じで肩透かしをくらった気分。

    色んな「大人の」事情に真っ向勝負を挑む「俺」の無謀さにハラハラしつつも、胸がすく思いをしていたのでちょっとがっかりしてしまいました。

    ストーリーは変えてあるものの、映画の方が面白かったです。

    0
    2014年09月12日
  • 札幌深夜プラス1~ススキノエッセイ~

    Posted by ブクログ

    東直己が、喰うために連載していたコラム集。
    生きていくためには雑文を書き留めて売っていかなければならないのね。面白いけれど、普通。作家って大変ね。

    0
    2014年09月03日
  • バーにかかってきた電話

    Posted by ブクログ

    これも先に映画見ちゃったけど、最後のどんでん返し的には小説先のほうが良かったかも。しかし、大泉さんとか松田龍平くんとか、見事に役にはまってる。

    0
    2014年08月10日
  • 探偵はバーにいる

    Posted by 読むコレ

    色々と経緯があって積読を掘り起こす事に。
    札幌・ススキノ界隈を舞台にしたハードボイルドもの。
    酒、女、博打、喧嘩、風俗、ヤクザ、クスリと教科書通りの舞台装置ですが、どれもやり過ぎ感はなく、馳星周程ではない適度なノワールの雰囲気を味わえます。
    退廃的な生活を夢見る身としては程よくリアルで堪りませんね。
    ミステリの側面から読むと、主人公が首を突っ込むには切っ掛けが弱い気もしましたが、ホワイダニットとして意外性のある結末にも驚かされましたし、読み応えは十分。
    北海道出身という贔屓目を差し引いてもお勧めできる娯楽作品かと。

    0
    2014年08月09日
  • 猫は忘れない

    Posted by ブクログ

    そろそろだな。
    作者、東氏も意図しているんだろうな。

    連載当初、二十代の探偵が、今じゃ、50代半ば。
    よくぞ、ここまで進めたものだと感心する。
    本作の中で、次回あたりから、新シリーズに繋げるのかと思わせる布石が憎い。

    ススキノの街を移動焼鳥屋から見るという。
    情報屋としてやってゆくのかな。
    例の松井を主人公にして。

    ただ、相変わらず海外の探偵ものと同じように、着ているスーツ、装いに着いてのディテールは欠かせないな。

    フィリップマーロウとはいかないけども。

    派手さはないが、滲み出る中年の哀愁というものを感じさせる一冊でした。

    次あたりで、完結かな。

    0
    2014年07月03日
  • 探偵はひとりぼっち

    Posted by ブクログ

    円山の麓近く 本筋が渋滞してる時には脇道 中の島 占い師 UFO 理論 権威 感心してもらうために必要 自分が納得 でも実際には自分の直感が勝負 自分に自分がある 結果がものを言う 対話のイニシアチブ フグ田タラちゃんのような口調 幌平橋 中島公園 ヤラセの襲撃 中札内村のジンギスカン 堤 フィールドワーク 醜聞しゅうぶん 「コンサバ(コンサバティブ / conservative)」とは、本来アメリカの政治用語で、古風、昔ながら、保守的、といった意味だそうで、現在でも本来は政治用語のようです。 輪島が横綱だった頃 プロレスに転向 肥後=熊本 蛯原 牧園 社会の底辺で生きる客引き 種谷 胃腸薬

    0
    2014年06月21日
  • 向う端にすわった男

    Posted by ブクログ

    『探偵はバーにいる』シリーズの短篇集。

    最新作では還暦を迎えている主人公の俺も、この頃はまだ二十代。

    時の趨勢を感じる。

    ただ、どうしても60年代、70年代辺りの話になるとどうも...

    ただ、今回の作品は巻末の著者後書きが面白い。
    小説なのに、あたかもそこの登場人物のモデルがいるかのような問合せが多いとか。

    世の中、それだけ腐った人間が跋扈してるということか。

    0
    2014年06月05日
  • 旧友は春に帰る

    Posted by ブクログ

    いつもながらの俺さん物語なんだけど、なんと1巻に出てきたモンローが再登場。
    前回は絶世の美女のように書かれていたような気もするが寄る年波には勝てぬということか。
    最後のモンロー旦那の独白とラストの1行が泣ける。
    ちなみに俺さんが新聞は朝日新聞と言っていたのにはちょっと笑えた。さすがは似非インテリ!

    0
    2014年05月01日
  • 向う端にすわった男

    Posted by ブクログ

    ススキノ探偵シリーズの短編集。
    本編と比べると話のスケールはなおしょうもないのだが、
    出てくる人間のどうしようもなさが変にリアルで面白い。

    全編とも最後は何とも言えないやりきれなさがある。

    0
    2014年04月24日