感情タグBEST3
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ずっと新刊が出ないので、書くのをやめたのか、体調が優れないのか、はたまたこの世の人でなくなってしまったのかなど考えて数年間読まずに最後の一冊を置いてしたのですが、そろそろ潮時だと思い、ついに読みました。
歳をとったとはいえ主人公である俺の偏屈でだらしなくも真っ直ぐで愛嬌があるところは健在で、まだまだ読み続けたいシリーズだと改めて思いました。
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映画は全て観ていたが、原作は未読だったので書店で目についたこの作品から読み始めてみた。
すすきの人だったこともあり、住所や文字から思い起こせる背景がいちいち懐かしくて切なくなる。
前の日にデンマークの小説を読んでいたので、聞き慣れた単語に安堵してかあっという間に読み終えてしまった。
エンタメ感のある展開は映画でも見てとれたのであまりギャップを感じることもなく、シンプルに楽しめた。
次はどれを読もうか今から悩んでる。
Posted by ブクログ
知り合いのスナックママ、ミーナから、旅行中の飼い猫の世話を頼まれた“俺”は、餌やりに訪れたマンションで変わり果てた姿となった彼女を発見する。行きがかりから猫のナナを引き取り、犯人捜しを始めた“俺”は、彼女の過去を遡るうちに意外な人物と遭遇、事件は予想外の方向へと進展する…猫との暮らしにとまどいながらも、“俺”はミーナの仇を取るためにススキノの街を走り抜ける。
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顔馴染みのミーナから猫の世話を頼まれた「俺」。
約束通り餌をやりに行けば、ソウルにいるはずの飼い主が殺されていた。
事件を担当した刑事の茂木から、猫を飼うのに必要なものを教えてもらう「俺」。
かくして、猫の世話をしながらミーナを殺したやつを「俺」は捜し始める。
「俺」もすっかり年を取り中年どころか初老のおじさんになっていた。
そんな「俺」が慣れないながらも猫の世話をし、しかも癒されている図はなかなか微笑ましいものだった。
若い頃とは違って無理のきかない年齢なのに、相変わらずやってることは無茶が多い。
真相に迫っていく粘りも変わってはいないけれど。
何気なく話をし、どうでもいいことで笑いあう。
ちょっとした知り合い程度では相手のことなんてわからない。
「俺」が見ていたミーナと、見えていなかったミーナはまるで別人だった。
でも、これほど極端ではないけれどけっこうありそうな気はする。
無意識にでも、相手を選んで見せる顔を変えているって、多かれ少なかれきっと誰でもしてること。
それにしても猫は怖い。
飼い主の仇を取ろうとしたんだろうけれど、猫の執念は凄まじい。
そういえば、犬が祟るってあんまり聞かないような・・・。
結局猫はこれまでどおり「俺」のところに居つくようだし、次回の登場を楽しみにしよう。
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ススキノ探偵シリーズ。お馴染みの登場人物で安心して読める。
いかがわしさと暴力描写が減ったような…。年かな^^;
猫好きなのでプラス一点(笑)
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ススキノ探偵シリーズ12作目。
このシリーズ、やはり抜群の安定感。
情報収集に人を使って流行のSNSを多用する反面、未だに携帯を持たない主人公「俺」の謎のポリシーが面白い。
ディープな世界を題材としているため理解できないような価値観を持つ人間が多く出てくるが、不思議とのめり込める事ができるのが大きな魅力。
端々での表現や言い回しも相変わらず巧いし、勉強になる。
題名の付け方にも納得。
離れて生きる息子がどうなってるか等々気になる部分もあるし、次回作も完全に楽しみ。である。
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安定期にドップリと入った感じ。20〜30代の話がもっと読みたい。高田の活躍が足りないし、いかがわしさがなくなった。ただし、この本のストーリーや展開は良く練ってあって、チビチビ読みには楽しめる。
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再読。ようやくススキノシリーズ読み終えたー。とぎれとぎれだったけど、やっぱ最初の頃の面白さはなくなった。俺も年を取ってバトルシーン?も少なくなったし。しかしまぁ恋人を心配する気持ちはわかるけど、やっぱ華がうざったい。そう思う時点でやっぱ私は恋愛に向いてないんだろう。俺が猫についつい話しかけちゃうというのは面白かった。もっと詐欺に関することが絡むのかと思ったけど、それは全然だったな。しかし女が男になりきることなんてできるのかね。
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複数回再読。
著者は、もう書くことが無くなってしまったのだろうか。
ワイズラックも少なく、伏線もあまりなく、行政の闇や個人の闇に深く入り込むわけでもなく。
従来の著者作品のダイナミックな構造よりは、ハードボイルドミステリという形式を選んだ保坂和志のような印象、生活や友人知人の描写が詳細であるだけに。
恋人と安定した生活をしている「俺」、ギラギラ感が減退してあまりかっこよくない。なんのために動き回っているのかもよくわからない。
猫の描写は非凡。細かい仕草まですごくよく見ている。そして、猫を通して人間を観察する筆者の眼力は、素晴らしい。
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ススキノ探偵シリーズの最新作(いまのところ)
前作は若き日の俺さんを描いて初々しくもなんだかなという感じだったけど、今回はそれなりに年取った俺さんが登場。
相棒の高田も活躍。
犯人の目星は結構早い段階で見当がつくんだけど、最後のごたごたはこのシリーズの特徴か?
ところで久しぶりに春子さんの近況を知りたいんだけど次回作くらいで触れてもらえないものだろうか?
まぁ及第点の★3つで。
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謎解きには重点を置いてない。会話中心だからサラサラ読めるんだな。流石に俺も年を取った。
手袋ははくのだ。
この世の中に絶対はないさ。絶対安全、なんてタワ言を信じて、原発なんか作るから、未だにあのザマだ(2011.9)
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そろそろだな。
作者、東氏も意図しているんだろうな。
連載当初、二十代の探偵が、今じゃ、50代半ば。
よくぞ、ここまで進めたものだと感心する。
本作の中で、次回あたりから、新シリーズに繋げるのかと思わせる布石が憎い。
ススキノの街を移動焼鳥屋から見るという。
情報屋としてやってゆくのかな。
例の松井を主人公にして。
ただ、相変わらず海外の探偵ものと同じように、着ているスーツ、装いに着いてのディテールは欠かせないな。
フィリップマーロウとはいかないけども。
派手さはないが、滲み出る中年の哀愁というものを感じさせる一冊でした。
次あたりで、完結かな。
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ススキノ探偵物語。登場人物がいちいち個性的で、話も面白い。
ただ、だれがゲイでバイでホモなのか、相関図でも書かないと理解しきれない複雑さがある。
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ススキノ探偵も50歳を超え、子供がもう成人している。
ススキノ探偵が、スナックのママからママの旅行中の間、猫の世話を頼まれたが、ママが死んでいるところを発見するところから始まる。
この猫、足音で玄関まで出迎え、玄関の鍵を回すと「ニャ~」と鳴き、可愛らしい。
それにしてもススキノ探偵はお節介。一文にもならない犯人捜しをする。このお節介さが、長年ススキノで便利屋をやっていける秘訣か。