東直己のレビュー一覧

  • バーにかかってきた電話

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    ススキノハードボイルドシリーズの第二弾。
    ミステリーとしてはたいしたことないけどなんとなくハードボイルドな雰囲気が好きです。エンターテイメントな作品として読むと楽しめるんじゃないかと思います。

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    2017年06月03日
  • 猫は忘れない

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    複数回再読。
    著者は、もう書くことが無くなってしまったのだろうか。
    ワイズラックも少なく、伏線もあまりなく、行政の闇や個人の闇に深く入り込むわけでもなく。
    従来の著者作品のダイナミックな構造よりは、ハードボイルドミステリという形式を選んだ保坂和志のような印象、生活や友人知人の描写が詳細であるだけに。
    恋人と安定した生活をしている「俺」、ギラギラ感が減退してあまりかっこよくない。なんのために動き回っているのかもよくわからない。
    猫の描写は非凡。細かい仕草まですごくよく見ている。そして、猫を通して人間を観察する筆者の眼力は、素晴らしい。

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    2017年05月20日
  • 駆けてきた少女

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    畝原シリーズ「熾火」、ハーフボイルドシリーズ「ススキノ・ハーフボイルド」の2作品とリンクしている物語。
    別に「駆けてきた少女」だけでも十分に話は出来上がっているけれど、3冊を読めば事件の裏に隠された「駆けてきた少女」ではわからなかった面も見えてくる。
    面倒なことが嫌いなくせに、やけにおせっかいなところもある。
    そんな憎めない「俺」も、気づけばけっこうな年齢になっている。
    それでも、基本的なところはまったく変わらないのが嬉しい。
    ススキノという限られた地域を舞台に繰り広げられる物語は、一匹狼的な探偵が巻き込まれるのは不相応なほどいつも壮大だ。
    今回も、警察幹部を含む闇の癒着問題から、海外マフィア

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    2017年03月12日
  • 探偵、暁に走る

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    探偵シリーズ、8作目。主人公は結婚、離婚し未だにススキノで探偵まがいを生業としている。
    地下鉄で偶然知り合った、ローカルTV番組に出ている画家、痴呆症の老女、難病にかかり寝たきりのヤクザとそこに拾われた男。
    おなじみの登場人物と、本作で新たに登場する人物が実によく絡み合ってストーリーは軽快に進んでいく。
    ミステリー要素もあり、625ページの長編だが、苦労なく読める一冊。
    星は3.5としたいが、半分はつけれないので3で。

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    2017年03月01日
  • バーにかかってきた電話

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    「探偵はバーにいる」よりは読みやすかった。
    面白くないわけではないけど…好みではないのかどんどん読める、という感じではなかった。
    映像向きなのかな?

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    2016年09月16日
  • 探偵はバーにいる

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    会話が多くて途中からどっちの言葉?って思う事が何度か…
    ま、気にせず読み進める。
    軽く読むには面白かったかな?
    どうしても主人公を大泉洋として読んでしまう…

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    2016年08月28日
  • 探偵はバーにいる

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    日本の一昔前のハードボイルド
    よくもまぁ酒を飲む。
    「俺」が毎回呑むラスティネイル、初めて聞いたカクテルだった。

    会話の多い内容で登場人物のジャンルが似ている事もあり、これどっちが言ってんの?ってなるけどまぁ気にならない範疇。

    映画とはキャラがリンクしないから、別物として考える。

    とりあえず小難しい本の合間の休憩としてはなかなかいいと思う。

    とりあえずラスティネイルを飲みに行こう。


    追記:ラスティネイル呑んでみた。蜂蜜ウィスキー。一杯目から甘いのをいってるんだね。大男らしいな。おそらくこいつはラムも好きだろう。

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    2016年07月15日
  • 探偵はバーにいる

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    破天荒な主人公だなと思いました。酒を飲んで、喧嘩して。。
    会話分が多いとことか、場面転換も多いとこを見ると最初から実写化を狙っていたのかなと思えてしまった。
    もう少し落ち着いた感じで読めるものが良かった。

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    2016年06月29日
  • 向う端にすわった男

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    ススキノを縄張りとした人助けの延長の探偵もどきが絡んだ事件もどきの短編集。
    出てくる人たちは全員個性が強くてちょっとお腹いっぱいな感じはあるが、ヒマな時に読むには良いと思う。

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    2016年06月22日
  • 探偵はバーにいる

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    2016.04.25

    久しぶりに読みにくい小説だった。
    私の頭が悪いのか?と疑った。
    終わりよければすべてよし、か。

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    2016年04月25日
  • 流れる砂

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    近野が…
    彼と引き換えにしただけの価値ある傑作と思えます。
    一気に読ませたなあ。
    ハードボイルドの主人公は、スーパーマンであるよりも、畝原みたいに弱味がいっぱいあってズタボロになっても、立ち上がる様がいいと思う。

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    2016年01月04日
  • 流れる砂

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    近野が…
    彼と引き換えにしただけの価値ある傑作と思えます。
    一気に読ませたなあ。
    ハードボイルドの主人公は、スーパーマンであるよりも、畝原みたいに弱味がいっぱいあってズタボロになっても、立ち上がる様がいいと思う。

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    2016年01月04日
  • 待っていた女・渇き

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    作者のシリーズはどれも読ませるけど、畝原はキャラが突出していない分ストーリーに引き込まれる。
    畝原がまともな分、周りが壊れている。
    悪党どもがおぞましい。
    仲間がいい仕事するけど、最後は自分でけりをつけて、かっこいいね。

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    2015年12月20日
  • 待っていた女・渇き

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    作者のシリーズはどれも読ませるけど、畝原はキャラが突出していない分ストーリーに引き込まれる。
    畝原がまともな分、周りが壊れている。
    悪党どもがおぞましい。
    仲間がいい仕事するけど、最後は自分でけりをつけて、かっこいいね。

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    2015年12月20日
  • サイドストーリーズ

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    一服ひろばについての、アンソロジー。

    ひとつが30ページ程度なので、読みやすかったです。
    しかし読んだ事がある本が、3冊だけ。
    とはいえ、どれも今現在がどういう状態なのか
    分からないという話はなかったです。

    最後から2番目。
    女って恐ろしい…と思うには十分な話でした。
    確かにこれは恐喝になります。
    こうなった場合、即座にその場を離れるのが鉄則。
    けれどそれを本当に実行できるかと言われると
    多分無理な気もします。

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    2015年11月03日
  • 札幌刑務所4泊5日

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    とってもばかばかしいけど面白かった。
    ーーー
    ハードボイルド作家は考えた。「一度は刑務所というものに入ってみたいものだ……」
    かくして、ちょっとした交通違反の反則金をテッテイ的に踏み倒し続けた著者は、念願の押しかけ入所を果たしたのであったーー。
    入ってみてわかった、塀の中の不可思議なオドロキに満ちた実態とは? 読めば読むほどしみじみと可笑しい、傑作ドキュメンタリー!

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    2015年09月23日
  • サイドストーリーズ

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    サイドストーリーっていうテーマが面白かった。わたしは本篇を読んだことがあるのが偏食気味なので中田永一さんの百瀬こっちを向いてと、中山千里さんのさよならドピュッシーだけだったのでその二本を読みましたが、ファンにはたまらなく豪華であろうサイドストーリーがたくさんでした。
    大好きなあの小説たちの違う話、もっと読みたいなって思った。

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    2015年09月07日
  • サイドストーリーズ

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    ネタバレ

    【収録作品】「鯨と煙の冒険」中田永一…『百瀬、こっちを向いて。』番外編/「一服ひろばの謎」貴志祐介…「防犯探偵・榎本径」シリーズ番外編/「皇帝の宿」宮木あや子…『校閲ガール』番外編/「街で立ち止まる時」東直己…「ススキノ探偵」シリーズ番外編/「同窓会」垣根涼介…「君たちに明日はない」シリーズ番外編/「心の距離なんて実際の距離にくらべれば、」狗飼恭子…『遠くでずっとそばにいる』番外編/「平和と希望と」中山七里…『さよならドビュッシー』番外編/「ゴロさんのテラス」笹本稜平…『春を背負って』番外編/「雁首仲間」冲方丁…『天地明察』番外編/「落としの玲子」誉田哲也…「姫川玲子」シリーズ番外編/「オレン

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    2015年08月21日
  • 半端者

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    分かりやすいハードボイルド。
    常に行動から描写し、後に心理が続きます。
    ただただ無骨にまっすぐに、不器用な雰囲気が男だね。

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    2015年08月04日
  • 探偵は吹雪の果てに

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    こういうのはもう、聞き飽きた。こいつらは、オリジナリティというものに恵まれていない こういう怪我は、薄汚い、クズの金で治すべきだ 失楽園ミルトンのだぞ。渡辺淳一のじゃなくて。そこんとこ、間違えないでくれ。間違えないよ。あんたはクリスチャンなのか?親がな。だから、正義の陣営に入っちまった人間が、どれほどバカんなるか、それは知ってる 寄る年波には勝てない 卑下ひげ 今年で、45 になる もう60よ、私 俺の知識はいつも中途半端だ いわれ謂れ 女の腐ったみたいなヤツ 付添婦 深川市 清田区のホスピス 斗己誕 スピーカーはボーズ 奥寺御殿 心朗らかにシャワー・トイレを使った 坪内翁おきな この歳になっ

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    2015年07月10日