東直己のレビュー一覧
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ススキノで探偵をする“俺”は、相棒である高田の後輩から、失踪した恋人・麗子の捜索を頼まれる。調査の過程で、麗子がバイトをしていたモデル事務所のオーナー・岬マリに会った“俺”は、なぜか既視感を抱く。だがその直後に何者かの襲撃を受け、捜索から手を引くよう脅されることに。事件は札幌で成長著しい北城グループの幹部殺害事件とつながっていたのだ―劇場映画第3弾となるオリジナルストーリーをノヴェライズ。
原作は十二冊(そんなにあったのか!)とも読んでいるが、映画はあいにく未見。新作もしばらく出ていないし、読んでみようと思った。これはこれで読ませるが、やはり著者に書いてもらいたかった。 -
Posted by ブクログ
東氏にしては、珍しく、ハードボイルドではない探偵もの。
口先三寸の阿諛追従探偵が活躍する一冊。
戦中の最中から、戦後。
現在の大企業も前身の企業はあったわけで、よく戦後裸一貫で築き上げたなんて立志史があるけれど、原初的貯蓄つまり興す為の資本金はどうやって作ったかってところを紐解くと、やっぱり戦後闇市の用心棒みたいなことから、満州から引き上げて来る時に、阿片を持ってきだの、陸軍の物資をギッてきただの、果ては殺しに至る黒い部分があっとのでは、と。
確かに、当時のことって、最早今の人には、いくら資料が残ってるとは言え、黒い歴史は爺さん達が墓場まで持ってってんだろうなー、なんて。
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Posted by ブクログ
畝原シリーズ「熾火」、ハーフボイルドシリーズ「ススキノ・ハーフボイルド」の2作品とリンクしている物語。
別に「駆けてきた少女」だけでも十分に話は出来上がっているけれど、3冊を読めば事件の裏に隠された「駆けてきた少女」ではわからなかった面も見えてくる。
面倒なことが嫌いなくせに、やけにおせっかいなところもある。
そんな憎めない「俺」も、気づけばけっこうな年齢になっている。
それでも、基本的なところはまったく変わらないのが嬉しい。
ススキノという限られた地域を舞台に繰り広げられる物語は、一匹狼的な探偵が巻き込まれるのは不相応なほどいつも壮大だ。
今回も、警察幹部を含む闇の癒着問題から、海外マフィア -
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