東直己のレビュー一覧

  • 向う端にすわった男

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    ススキノ探偵シリーズ第三弾
    今回は短編集です。

    今回読んで率直に感じたのが、このシリーズはある程度枚数があった方が面白いのでは無いか?と言う事です。

    展開が早いからか話についていけない所が何度かあったり、最後がなぜそうなるのかよく分からない所がありました。

    しかし、「調子のいい奴」は「俺」の良さがよく出ててなかなか面白かったです。あとがきを読むまで知らなかったんですが、モデル騒動と言うのがあったんですねぇ〜確かに調子のいい奴はどこにでも出没してそうです。あとがきもなかなか笑えました。

    さて、次回作はどうなるのか期待したながらウィスキーでも飲みましょうか。。
    お酒がよく合う小説に乾杯。。

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    2012年06月13日
  • 旧友は春に帰る

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    ネタバレ

    ススキノ探偵シリーズ10作目。

    1作目に登場したモンローがここで再登場。20代だった1作目から50代に歳を重ねた「俺」だが、モンローももちろん同様に歳を重ねている。久しぶりの再会にもかかわらず、喜びよりもモンローの老けぶりに落胆し、更に必死でそれを取り繕う「俺」の姿が何かリアル。そしてそんなモンローの為に、「俺」は身体を張って北海道からの脱出を手助けしたり、勝手に押し付けられた印紙の束のせいでヤクザに追われたり。「俺」の活躍は確かに読んでいて楽しかったが、結局モンローは周りの人間を振り回すだけの身勝手なオンナにしか見えず、後味悪い感じで終わったのがちょっと残念。

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    2012年06月11日
  • 駆けてきた少女

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    人様の日記で知ったディナーショー(?)を思いだしちゃって、いやぁ〜ぁ!
    主人公の台詞がやっぱり良い。後味が期待した感じではなかったから、星は少ないけど。

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    2012年05月21日
  • 向う端にすわった男

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    気楽によめる短編集。相変わらず短編は敬遠しがちだけれど、1編ずつがしっかりまとまり、かつ満足できるのでいいリズムで読めた。

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    2012年04月22日
  • 駆けてきた少女

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    ススキノ探偵シリーズ7作目。

    他のシリーズ・作品とリンクしているとか。
    やりたい放題だな…とは思いつつも、そっちも読んでみたくなる。

    大きく括ると性犯罪。生々しい題材なのに、のめり込んでしまう。
    そこは相変わらずの表現力。
    そして登場人物の魅力的な人間味。

    40代後半になった主人公・「俺」に対し、
    シリーズ当初と比べ感じる回数は減ったが、やっぱかっこいい。

    こんなおっさんになりたいとは決して思わないけど、かっこいい。

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    2012年04月26日
  • 駆けてきた少女

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    ススキノ探偵シリーズ7作目。
    今回は他作品とのリンク作ということもあり
    今までの作品とは少し感じが違います。
    内容は過激だけど、いつもより少しパンチは足りないかな。
    そこまで俺が活躍してないというか…
    でも気になるからリンクしている二作品も読みたいと思います。

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    2012年03月27日
  • 探偵は吹雪の果てに

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    ネタバレ

    ススキノ探偵シリーズ第六作目。
    前作のラストを読んで、俺がぬるくなったら
    読むのをやめようと思ってたのですが
    そんなことはなかったですね。
    ただ一気に15年ほど話が進むので、飛び過ぎな感はあります。

    今回はススキノが舞台ではありません。
    主要サブキャラもほとんど出てきません。
    でも俺が僕になる話。
    いつもと趣きは違うけど、楽しめました。
    パンチ不足は否めないけど。

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    2012年03月16日
  • 探偵は吹雪の果てに

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    ススキノ探偵シリーズ第5部。(短編除く)

    前作までは30歳そこそこだった主人公・俺が、、、
    胡散臭くて男臭くてかっこ良かった主人公・俺が、、、
    本作では40代半ばに。中年太りのおっさんに。

    結婚そして子供まで授かった前作ラスト。
    そこからの近い将来の展開を楽しみにしていただけに、
    冒頭でやや冷めざるを得ず。

    まぁそれでも面白かったから良しとする。
    細部に変化はあるものの、周りの登場人物の根本的な変わらなさは愛着すら湧く。

    15年前後飛んでいるため、現代社会は当然急成長している。
    しかし、探偵(便利屋)であるにも関わらず主人公・俺は、携帯すら持たないあり様。

    そして相変わらず面倒な事に

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    2012年04月26日
  • 探偵はひとりぼっち

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    ネタバレ

    ススキノ探偵シリーズ第四作。
    みんなに愛されていたオカマのマサコちゃんが殺された。
    悲しみにくれる仲間達。
    しかし、徐々に皆が口を噤んでしまう。
    昔、大物政治家がマサコちゃんと付き合っていたという噂が出たからだ。
    春子との付き合いにより穏やかになりつつある俺。
    ふと我に返った時には協力者はおらず。
    タイトル通り、本当に一人で奮闘する事になる。

    俺が幸せになるのは良い事だけど、
    切れない刀になりそうなのが正直、不安なラストでした。

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    2012年03月11日
  • 悲鳴

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    ネタバレ

    作者は強く憤っていて主張したいのだろう。それはわかる。
    でもエンタメ小説を読む者としては、毎度毎度、北海道警と札幌市役所(北海道庁だったかな?)と土建屋とヤクザの癒着が結末では正直飽きる。

    俺12冊と榊原2冊と畝原3冊を読んで、しばらくこの作家とは離れたくなった。でも俺の12冊目は結構好きなんだよなぁ。13冊目が出たらまた読むんだろうなぁ。。。

    0
    2012年03月10日
  • 悲鳴

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    ネタバレ

    作者は強く憤っていて主張したいのだろう。それはわかる。
    でもエンタメ小説を読む者としては、毎度毎度、北海道警と札幌市役所(北海道庁だったかな?)と土建屋とヤクザの癒着が結末では正直飽きる。

    俺12冊と榊原2冊と畝原3冊を読んで、しばらくこの作家とは離れたくなった。でも俺の12冊目は結構好きなんだよなぁ。13冊目が出たらまた読むんだろうなぁ。。。

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    2012年03月10日
  • ライト・グッドバイ

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    ススキノ便利屋シリーズ8作目。

    便利屋の「俺」ももう49歳。古馴染みの退職刑事、種谷の依頼で、未解決の女子高生行方不明事件の容疑者と接触する。

    容疑者の檜垣のウザさが凄すぎる。巻き込まれる「俺」が本当に気の毒。前作のカシワギ嬢といい、嫌われキャラを描くの、ほんと上手い。嫌悪感しか湧かないキャラだが、ここまで突出すると笑えてしまうものだ。お馴染みキャラの高田や、ススキノ住人仲間の協力を得て、事件証拠の発見に奮闘する姿も面白い。

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    2012年03月04日
  • ライト・グッドバイ

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    ススキノ探偵8。
    読んでから2ヵ月半経つが、内容をもう覚えていない。
    このシリーズは非常に面白いが、その場限りか?

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    2012年03月05日
  • 探偵はバーにいる

    購入済み

    飲んだくれな主人公

    私はお酒を飲まないので、大酒を飲んでいる描写があると、なんか酔っ払ってしまいそうでした。主人公がどのようにしてお金を稼いでいるのかという部分についてもう少し説明があってもいいかなと思いました。主人公の交流関係が既にできあがっている状態から始まるので、やや説明不足感があるなと思いました。
    とはいえ、札幌の住人ですので、地域の描写はよくわかり、あの辺だな?なんて思いながら読むことができました。

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    2012年03月02日
  • 探偵はひとりぼっち

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    あれっ!?
    自分の中でちょっと飽きちゃったのかな。。。
    今まで読んだのより、途中で長く感じてしまいました。
    面白い事に変わりはないんだけど。

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    2012年03月01日
  • 立ち向かう者たち

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    東さん、路線変更したの?と最初に思った。ススキノシリーズとかが好きな人が手に取ると、この本は少し肩すかしかも。

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    2012年03月01日
  • 消えた少年

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    「俺」かっこいいですね。
    でも今回は結構ギリギリな探偵という感じで、
    危なっかしいなぁ・・・。

    事件の内容は
    ちょっと不気味で気持ち悪いんだけど、
    テンポよく一気に読めました。

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    2012年02月27日
  • 探偵はひとりぼっち

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    ススキノ探偵シリーズ4作目。(短編除く)

    オカマ殺人事件に大物政治家が絡む。
    周囲が大きな力に怯え事件から目を背ける中、オカマの友人である主人公・「俺」が心身共にボロボロになりながら奔走する…

    という内容は面白かったが、最後の真相発覚でがっかり。

    とはいえ今後のシリーズを読むのが楽しみになる伏線が2つは張ってあったので、続きが楽しみ。

    シリーズ物の醍醐味。

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    2012年04月26日
  • 探偵くるみ嬢の事件簿

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    読みはじめてから、生臭い話なんだと気が付いた間抜けな話はさておいて、ミステリーとして読んでもそれなりに楽しめるのではないか。どの話にもきちんと伏線を張った上での解決が用意されているのが好印象。最後はベタなハッピーエンドだがそれがまた嬉しい。ただ主人公の職業が違えばばまた話は変わってきたのではと想像したりする。それなりに面白かったけどね。

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    2012年02月12日
  • 半端者

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    ネタバレ

    地元ネタ。というと、面白いかイタイか。読めるか読めないかってな感じなんだけど。わりかし「読める」ほうに分類される。

    「俺」のようなヤカラは今も昔もススキノにはうようよしているし、なんちゅうか自己分裂してんじゃねぇのか?っちゅうぐらい、増殖もしてるが。

    それでも、一昔前。なんだよな。あの辺・この辺とあたりつけて読めるのが地元ネタのいいとこ。


    しかし、タクシーの運ちゃんが「景気悪くて・・・」うんぬんのくだりが、今もって同じこと言ってるぞぇw

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    2012年01月29日