【感想・ネタバレ】立ち向かう者たちのレビュー

あらすじ

娘が被害者となった傷害事件の裁判。証人として法廷に立つ父親は、いつしか加害者の男性に肩入れしている自分に気づく。(「立ち向かう者」)卑猥語(ひわいご)の連発に絡(から)み酒。最近、酔い方が酷(ひど)くなった地方局の人気アナウンサーは、内心に鬱屈(うっくつ)を抱えていた。人生の曲がり角で思い切った決断をする彼だったが……。(「悪酔い男」)ほか、人生の断片を鮮やかに切り取った傑作全七編を収録。

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Posted by ブクログ

短編集。
冒頭の「立ち向かう者たち」の
主人公に共感してしまった。
何かコトが起こるとこぞって被害者の立場から
加害者を糾弾するマスコミ報道ばかりの中で
こういう視線や立場からものが見れるって
いいなぁと思った。

「疑惑」には誰もが嫌悪してしまう女が出てくるけど
その後に「責任」を持ってくるところが良かった。

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2012年04月28日

Posted by ブクログ



短篇集。
全編通して、幼少期の体験が良くも悪くも多分にその後の人生に影響を及ぼすことが表されている。その振れ具合が極端ではあるけども。

男の愚かさとしょうもなさを素敵に綴った一冊でした。
とは言え、一篇それぞれの凝縮具合は非常に濃厚だ。
読んでて、耳が痛くなるというか。痛切。
ジュブナイル的なラストの一話が、東氏らしくなくて新鮮だったな。

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2018年06月02日

Posted by ブクログ

東さん、路線変更したの?と最初に思った。ススキノシリーズとかが好きな人が手に取ると、この本は少し肩すかしかも。

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2012年03月01日

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