東直己のレビュー一覧

  • 探偵はバーにいる

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    北海道札幌のススキノで「探偵」みたいなことをしている北大中退のアラサー裏社会兄ちゃんのお話。
    頭が良いようだけど社会を斜に構えている理由はよくわからない。

    我が家は「ハードボイルド」の定義もよくわからないのだけど、おバカをちゃんと「低能」と言える設定はいいね。
    美人じゃない人のなかで見た目が残念な人を「ブス」と言い切るとことか。

    北大の後輩が偏差値底辺の短大女子と付き合っている設定もある意味リアル。
    おそらくその北大生は同じ北大の女子どころか一般的にもモテないのでしょう。

    頭も顔も性格もかなり底辺なうえに社会的モラルも性的貞節も持ち合わせていない彼女が失踪しても彼女の部屋でただ固まって過

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    2024年08月04日
  • 旧友は春に帰る

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    ハードボイルド!
    男は黙ってを地でいくスタイルが良い。

    それにしてもハヤカワはでかい。
    ブックカバーに入れるの苦戦した。。

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    2024年03月09日
  • 半端者

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    北海道のススキノを舞台とした作品に興味が湧いて購入しましたがシリーズの前日譚だとは知らず読み終え続編も読んでみようと思いました。

    正直読んでいて日常が右から左に動いているような動いていないような
    どこから面白くなるのかな?っと思って読んでいるような感じで読み終えてしまいました。
    あくまで私の感想です。
    でもススキノ探偵シリーズは全部読んでみたいと思います。

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    2024年02月17日
  • サイドストーリーズ

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    やはり読んだことのある本だと面白さが格段に違う。まほろは何度読んでも好きなお話だし、空気感がとてもいい。どのお話にも必ず喫煙シーンが出てきて一服ひろばが登場すると思ったらJTの企画だったとは。無理なくストーリーに溶け込んでいたからよかったものの、短編集だとやはり物足りない勘はぬぐえない。新しい作家さんやお話の発掘も兼ねていたけれどあんまりだったかな。
    天地明察を読むか否か、迷うところ。

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    2022年11月03日
  • 探偵ホウカン事件日誌

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    おもしろかった!この一言に尽きますね☆苗字にちなんで「幇間(男芸者)」と呼ばれる主人公の法間探偵。
    とにかくお世辞がすごい!でもまったくの的外れでもなく、ちゃんと見てるとこは見ていて、相手も褒められて悪い気はしなくなってくる。
    短編集ですが、前章の人物から紹介された依頼人が法間に頼みにくる、みたいなお話。保険金連続殺人事件のお話が好きです。実際にそんな殺人者がいたなぁ。
    脳内再生は大泉洋さんでした、もうそれ以外は考えられないくらいぴったり(笑)

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    2022年10月26日
  • 探偵はバーにいる

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    北海道ススキノで便利屋をなりわいにする俺が主人公。
    謎解きやミステリーを求めてる人向けではないが、俺のキャラクターがかなりクセが強く、
    楽しんで読めた。続編も読んでみたい。

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    2022年03月02日
  • 消えた少年

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    シリーズ3作目。
    教師って変態が多いのかな(笑)
    春子さんかわいい。
    個人的にはこのシリーズはどんどん読みやすくなっている。

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    2021年05月06日
  • バーにかかってきた電話

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    シリーズ2作目。
    ハードボイルド。
    前回よりも読みやすかった。
    復讐は悲しい。
    良い人が死に、悪い人が生き残る世の中。
    せちがない。
    女性は凄いね。
    男性より強い。

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    2021年04月19日
  • 探偵はバーにいる

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    ハードボイルドミステリー。
    昔のススキノはこんなかんじだったのでしょうか。
    世の中人脈が大事ですね。
    物事を始めるきっかけはなんでも良いんだ。

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    2021年04月08日
  • 探偵はバーにいる

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    前半乗りきるまで時間がかかったけど、後半は一気に読むことができた。コロナ以前はよくススキノに飲みに出ていたので情景が浮かびやすく、知っている地名が出て来るので想像しやすかった。
    今では舞台のススキノよりもクリーンな繁華街になっているとは思う。

    作中に出てくるスケタンのモデルとなった短大の子と付き合った思い出とかも思い出したりした(笑)
    私の在学期間は舞台の年代より少し後で短大女子大生ブランドが落ちた時だったが、その時代は校門に迎えのナンパ車が列をなしてたらしい。
    作中大通りの車列のくだりも出ていたが、そんな時代もあったんだなあ。

    コロナが落ち着いたらススキノで飲もうと思う。

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    2021年02月28日
  • 旧友は春に帰る

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    ススキノ探偵シリーズ。
    第1作に登場したモンローが再登場。

    久々に登場させた割に、魅力的な部分が文中では表現されず…

    結末は…
    しかも残酷な…

    作者が読者を傷つけるのもアリだとおもいますが、これはチョット…

    個人的には、ルパン三世における 峰不二子的な振舞い&オチがよかったなーと思った次第です。

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    2020年09月24日
  • 半端者

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    ススキノ探偵シリーズ。
    「俺」が学生時代の前日譚です。

    シリーズのレギュラーメンバーの
    若かりし頃が書かれていて興味深いです。

    このパターンで、「俺」について書かれていない時期の話を書いて欲しいです。

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    2020年08月20日
  • ライト・グッドバイ

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    ススキノ探偵シリーズ第8作。

    最初から容疑者が決まっていて、
    元刑事の依頼で、
    その容疑者と親しくなってネタを掴むミッションを遂行する話。

    とにかく容疑者が不快です(笑)

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    2020年07月30日
  • 探偵くるみ嬢の事件簿

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    市を上げて、そちら方面に力を入れている場所に
    今日も若い女性がやってきた。

    ここまで手厚いと、確かに生活しやすそうです。
    7話の短編で、うだつの上がらない刑事コンビに
    助言をしてみたり、自力で解決してみたり。
    仕事が仕事なので、そちら方面の話が出たりしますが
    そこまで関係ないので、さくさく読めます。
    壺売りが来たのには笑えましたがw

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    2020年06月12日
  • 逆襲

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    犯罪活劇からサイコサスペンス。
    八篇の短編集。東直己氏と言えば、ハードボイルドだが、本作は微笑ましくもある挿話が多めかな。
    短編集だが、起伏を持たせて最後も綺麗に落とすところはさすが。
    とはいえ、社会派の要素はきっちり入っとるね。
    いつも一日中テレビの前にいるやや痴呆の入った爺ちゃんが、女に振られた孫のために爆弾を作り商店街の裏手で八人を爆殺するは喝采だ。

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    2019年10月10日
  • 探偵はバーにいる

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    本シリーズが原作の映画作品は全て鑑賞しているので、今更感はありながら手を出してみました。シリーズ初作品とあってか、主人公<俺>の年齢設定28歳に先ず驚き。流石に【ススキノの顔利き】という人物設定において些か説得力に欠けるのは否めず。また、主人公の心情描写と実際の出来事の境目が曖昧で、場面場面で何が起きているのか非常に分かり難かった。ハードボイルドに成り切れない俺の三枚目なキャラクター、テンポよく進むストーリーなど魅力的な部分はありながらも、乱雑さが目についてしまった。続けて手を出してみるか非常に悩ましい。

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    2019年10月12日
  • 駆けてきた少女

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    悠然とあたりを睥睨へいげい 若い燕 キチ…ええと、今の言葉で言うと、世界に一つだけの花の中で、兎に角、何かこう頭の中で主張が渦になって止まらない、…頭の中で主張や真理が唸りを上げて飛び交い、沸騰している人、常に悪意に満ちた声に攻撃されている人、という逃したいて、そういう人が経営or運営している喫茶店や食堂などが、あんな外観をしていることが多い 拗音ようおん 稀の上にも稀だろう 地産地消が大切 鴨鴨川 蜷川 高中正義のサウダージのあの淡い哀しみも加味したつもりの命名だ 耳に快いこころよい 屯するたむろする キャバクラや射精産業に勧誘する連中だ 白石区しろいしく 天花粉てんかふん 道庁赤煉瓦の庭を

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    2019年07月24日
  • サイドストーリーズ

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    まあまあまあ、短篇は得手不得手があるので全体的な評価は 微妙になってしまいました。
    しかし、自分が思い入れがある作品のサイドストーリーはやはり気になります。
    百瀬~の田辺くんを主人公とした『鯨と煙の冒険』はよかった。百瀬~でも田辺くんのキャラクターは光っていたのでこの話が読めて嬉しかったです。
    『多田便利軒、探偵業に挑戦する』は話はどうということもないのですが、相変わらずの多田×行天コンビにニヤつきます。
    ただ全てのストーリーにJTの企画らしく必ず煙草、喫煙シーンがあって(不必要に)もうそれだけで気持ちが削がれた。
    今の世にこういう企画は合わないと思う。

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    2019年05月31日
  • 札幌刑務所4泊5日

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    『探偵はバーにいる』で一躍有名になった著者。
    ハードボイルド作家は考えた。
    フリーライターとして、一度は刑務所に入所してみたいものだ、と。
    かくして、小説家の彼が珍しいルポタージュ。
    いかにして、留置所ではなく刑務所に服役するか。殺人、強盗、放火...そんなことをしては服役期間が長過ぎて体験記を書くことができない。
    そこで、そこそこ数泊で出所できる方法を考えた。
    交通違反、原チャで18キロのスピードオーバーで捕まる。そして、反則金の督促を徹底的に踏み倒す。
    そこから紆余曲折ありながらも、なんとか刑務所に服役成功!
    一冊の本を書き上げるために、正しく身をもって、前科者になるという、素晴らしく

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    2019年03月12日
  • 探偵はバーにいる

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    ストーリーとしてはあまり目新しい所もなく、主人公の性格設定や会話を楽しむという作品なのかなと思う。
    ハードボイルド風テイストのつもりなのだろうが、あまり笑えない会話が多くて、映画の方が面白い珍しい作品だと思う。

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    2018年09月02日