感情タグBEST3
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俺や高田、桐原の青春が交錯する前日譚、すごくいい。
桐原はまだチンピラで、小さな正義感を満たしたことに対し俺に礼を言うところが不器用で青臭くて可愛い。高田はまだ真面目な学生をやっていて、なんというか俺との腐れ縁感もまだまだ乏しい。普通の友達って感じが新鮮。そして俺=未来の探偵は、まだまだ女に心を揺さぶられる。バーにかかって来た電話のようなある程度した男の抑制されたすけべ心ではなく、心の底から動揺し、矢作俊彦に手紙を書こうなどと突拍子もないことを本気で考える始末。若いなー。
荒磯の大将のエピソードや、家庭教師のエピソードなど、とにかく俺の日常的な部分が濃密に描かれていて楽しい。なかなかいい青春だよなー。
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俺と高田の若い頃を描いていて、桐原や桜庭との出逢いもわかって面白かった。
今は歳を重ねた後の話になっているが、若い頃の話という設定で、永遠にこのすすきの探偵シリーズを続けて欲しい!!
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ススキノ探偵シリーズの「俺」がまだ探偵になる前の話。
フラフラとススキノを飲み歩き、そこにいる仲間と遊び、金には困らず、女にはそこそこもて、情にあつい。そんな男に憧れる。
この本ではビックリするような事件も起きないし、話があっちこっちいき、どれも収束されず、ムダな感もなくはないけど、雰囲気としては最高なのだ。
読んでいるときは、まさにススキノにいたので、なりきっている自分がいる。
本ってそういうとこあるよな。
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ススキノ探偵シリーズ11作目。
しごく当たり前のことだけれど、ススキノ探偵の「俺」にだって若いときはあったのだ。
高田とはもちろん交遊があり、桐原ともすでに顔見知りだ。
どんな生活なのかと思えば、あまり大きな違いはない。
「俺」はやっぱり若くても「俺」で、基本的な性格は変わってはいない。
大学生活を送りながら、怠惰な時間を送る日々。
だけど、ススキノの歓楽街に出入りはするものの、まだススキノに溶け込んではいない。
親しくなった女性が姿を消したことから、「俺」は彼女を捜してどんどん深みにハマっていく。
気づけばけっこう怪しげなところまで踏み入っていて、謎は少しも解けそうにない。
いかにも「俺」らしい展開だ。
脇本先生に手紙を訳してもらう場面は、ちょっと「俺」がかわいそうになってしまった。
いなくなってから気づく気持ちって確かにある。
二度と会うことはないとはっきりわかってから、「俺」はようやく自分の気持ちに気づいたんだろう。
恋とは違うかもしれないけれど、ある種の喪失感じゃないだろうか。
「ススキノ探偵」シリーズを読んできたからこそ、この物語の面白さがわかる。
もしも、まだシリーズを読んでいないのにこの物語を手にしてしまったら・・・。
ぜひ、先にシリーズを読むことをお勧めする。
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おもしろかった
なにやらおもしろいとは聞いていたススキノシリーズ。
映画もおもしろかったし、いつかは読もうと思っていたのだが、なかなか1から順にお目にかかる機会がなくどーしたもんかなーと思ったいたところ、これはそれ以前のストーリーとのことで、手にとる。
飲んでんなー
ひたすら飲んでんなー
酒漬けの日々、としかいいようがないが、
それでも家庭教師ができてるところが笑える。
飲んでー飲んでー、賭けてー飲んでー
そうやって探偵さんができあがったってとこですか。
老人追い出し問題の決着が意外な決着をみたとこが好き。
あと「ケラー」のマスターが断然魅力的。
こーゆー人のいる店でお酒飲んでみたいですなー。
っつってもバーというもの自体に縁もゆかりもないんだが、おいしいお酒とゆーものには興味あり。
先日カクテルの世界チャンピオンの番組やってましたが
あーゆーひとがつくるお酒とゆーのはホントにどんなもんなんだろーと思うね。
酒と女と暴力と金と、
うーん、いい意味でハードボイルド要素満点でおもしろいっす。
しかし、潜入捜査の女性2人がそろってまだいわゆる半端者の学生2人と関係をもったのはなんのため??
え?ホントに愛なわけ??
そこんのところがイマイチよくわかんなかった。
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ススキノ便利屋シリーズの前章。
『探偵はバーにいる』の俺が大学生でだらだらと時を過ごしていた頃のお話。
友人高田に誘われ失楽園を原語で読む自主ゼミに出席、家庭教師のバイトが三件、それ以外はススキノで酒を飲み博打をして日銭を稼ぐ。
俺の性格は変わらないが、若い分やや鼻持ちならない。でも今でもそうか(笑)。
俺が一階に喫茶店モンデがある現在の住まいに引っ越す羽目になったところから物語が進みます。
もちろんお馴染みのケラーに毎日通いながら、ススキノで起こる騒動がどたばたと展開。
マドンナ役おフィリピンダンサー、ピンキーことフェ・マリーンとの恋も織り交ぜ、シリーズファンを楽しませる一冊でした!
あの人、この人!桐原や桜庭がこんなとこに~~!おーーー(感心)
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「探偵はバーにいる」のシリーズを映画も本もどちらも見ていない。かなり話題になってもいたし、そこそこ興味もあったのだが私なりには優先順位が低かったといえる。
本書がそれらの前日譚であるということを知らずに手にとってみた。
内容的にありがちなストーリーでありそうでいて、実はこれまでに経験したことのないスリルを随所で感じることができた。
ミステリーであるとの先入観をもって読んでいたが、殺人があったり、盗難があったりのいわゆる刑事事件がなかなか勃発しない。
「俺」は自堕落な日々の中で、自分自身に言い訳をしながら飲んだくれ、遊び歩いている、と思いきや、北海道大学の学生、つまり秀才であること、そして週1回のゼミには必ず出席すること、家庭教師のアルバイトを決して休まない等々のぎりぎりの線での自尊心を持ち合わせており、そのことが自分自身も読者も「俺」に安心し、許容している。
物語は作者の経験(体験)も盛り込まれているということであるが、どの部分が実話であるかはもちろん不明である。いつ、推理を働かせるような事件が発生するのか、今か今かと読み進んでいったが結局そういう意味での事件といえる出来事が出現したのは、九割方読み進んでからであった。
最後の一割で少しばかりの推理の要素を含んだ事件に巻き込まれ、とりあえずはハッピーエンドなんだろう、という終わり方で締める。
全般的に新鮮な文体で中身の濃い作品であった。
非常に興味をもった点
1 「飯島」の裏稼業が物語において何の影響も及ぼさない、単なる効果音的存在であったこと。
2 「俺」の氏名が最後まで明かされなかったこと。
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ススキノ探偵シリーズ第11作。今回は前日譚。大学に在学中の「俺」と高田たちの若き日々が描かれる。メインストーリーだけでなく、枝葉の部分がなかなか楽しい。
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ススキノ探偵シリーズの前日譚。学生の“俺”の物語。
“俺”は、学生の頃から白の麻スーツなんて着ていたのかと言う
話はさておき、ミツオが桐原のことだったり、サクラバが桜庭の
ことだったりと、その後の“俺”にまつわる人物たちが出てきています。
さすがに学生と言う事で、後の時代では数多く巻き込まれる
凄惨な事件には、まだ巻き込まれていません。
ただ、“俺”自身が、既にかなり危険な自体には巻き込まれていますが。
って言うか、“俺”って、学生の頃から碌でも無い生活をしていたのかと、
変なところでも、感心しました。
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高田との出会いや桐原との関係の始まりもわかって
とても面白かった。ほろ苦い青春の部分もグーでした。
以前すでに読み終わっているススキノ探偵シリーズの
「探偵はバーにいる」からまた順番に読もうかなぁ・・・
と考えています。
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ススキノ探偵シリーズ10作目。
1作目よりも前、主人公・「俺」が探偵になる前の、
大学生時代の物語。
映画化を記念した作品とのこと。
気に食わない喫茶店のマスターを嵌めたり。
老人を守るためにヤクザに突っかかったり。
恋に落ちたフィリピン人のために命を賭けたり。
まさに青春という感じ。
感性のまま危険を顧みず顔を出してしまうスタンスは
探偵になってからも変わってないが、全部が中途半端に終わっている。
シリーズ読者だからこそ、題名の深みをより感じられる。
そしてシリーズ読者だからこそ、お馴染みの登場人物の若き姿に触れる事ができる点も、面白い。
また、あとがきで作者は小説の映画化について言及している。
小説と映画では「伝え方」が違う。
それぞれが違う発信者としてのプロ。
そこに口を出すのはナンセンス。
そんな作者のスタンスにさらに好印象を覚えた。
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このシリーズは以前に既に何作か読んでいて
映画を観てから主人公や高田に親近感を一段と感じるようになりました。
そんなわけで、この作品は読みながらも、二人の顔がちらちらと浮かび、
すっかりイメージがついてしまいましたが、
それはそれで良い方向へ働いて(と思おう)
北大生の時代の二人のお話、楽しく読みました。
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「探偵はバーにいる」シリーズです。
まだ、探偵になる前北大生の頃のお話です。
大学はほとんど行かず、バイト、バクチ等
夜はススキノで飲んでいるのはこの頃からです。
このシリーズ、他の作品も読んでみたいです。
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ススキノの便利屋シリーズの前日譚。
若かりし頃の「俺」を始め、お馴染みの高田・ケラーの岡本さん・桐原などが登場し、現在の人格の兆しが見られるので、それだけで充分楽しい。
「俺」は中年になった今でも怠惰で捻くれた中に青臭い正義感を持っているが、流石に若い頃だけあってどれもまだ中途半端なのが微笑ましい感じです。
自分の若い頃を振り返る気持ちで読めるので中年のファンなら楽しめるでしょうが、本作からエントリーするとボンヤリした作品に感じるかな。
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9月-3。4.0点。
ススキノ探偵シリーズの、大学生時代。
主要人物の若い頃。
いろんな事件があり、フィリピン女性との恋有り。
シリーズをずっと読んでいる人なら、面白いと思う。
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読み始めたら、あれ「俺」が学生?高田ともあまり親しくないような・・・?と変だなぁと思ったら、帯には「探偵はバーにいる」の前日譚の文字があり、ススキノ探偵シリーズの一番初めにあたる物語でした。このシリーズは札幌が舞台で、元北海道民としては、北海道弁や札幌の情景がとても懐かしい。ハードボイルド風ではあるけれど、あまり堅すぎず読みやすいです。ただ、少し下ネタ的な話が多いので、苦手な方はご注意を。
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北海道のススキノを舞台とした作品に興味が湧いて購入しましたがシリーズの前日譚だとは知らず読み終え続編も読んでみようと思いました。
正直読んでいて日常が右から左に動いているような動いていないような
どこから面白くなるのかな?っと思って読んでいるような感じで読み終えてしまいました。
あくまで私の感想です。
でもススキノ探偵シリーズは全部読んでみたいと思います。
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ススキノ探偵シリーズ。
「俺」が学生時代の前日譚です。
シリーズのレギュラーメンバーの
若かりし頃が書かれていて興味深いです。
このパターンで、「俺」について書かれていない時期の話を書いて欲しいです。
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授業にも出ないで昼間から酒を飲み、思い通りにならない現実に悩みながらも、また酒を飲む。ひょんなことから知り合った謎のフィリピン女性、フェ・マリーンと恋に落ちた大学生の“俺”は、行方不明となった彼女を捜して、ススキノの街をひたすら走り回る。若き日の“俺”、高田、そして桐原の人生が交錯し、熱く語らい、ときに本気で殴り合う。
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若き日の俺さんの物語。既に俺さん時代が過去のものなんで更に過去と言われてもそれほど違いは感じない感じ。
詳しい人はフィリピーナのダンサーが襲来した時期というのはひとつのトピックなのかもしれないけどね。
同じく若き日の高田や桐原との絡みなどそれなりに面白かったけどそれ止まりなんでまぁ★は3つというところで。
ちなみにジャンルはミステリーではなく青春ということで。
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「俺」が探偵というか便利屋になる前のお話
20代の「俺」はとても青い。
可愛いなぁ~
「俺」にもこんな時があったかぁ
誰もが最初から大人であったわけではないのだ。
お酒の飲み方も、遊び方も、だらしなさも
まだ、少し迷いがあって
でも、確かに「俺」の土台だなぁ。
と、思わせる。
高田氏・・も可愛いぃ。
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『探偵はバーにいる』の前日譚。
主人公は探偵になる前の、まだ大学生。
ホームである、バーのケラーはこの頃から。
著者後書きでも記されているが、あえてキャラを抑えている。
キャラが確立する前の、フィクションと私小説の間くらいの微妙な感じ。
このシリーズ、ハードボイルドであるが、今回の一冊はかなり静か。
陳腐な台詞になるが、ほんのり甘く切ない。
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俺シリーズ。”探偵はBARにいる”より以前のお話。
現在を描いてから、過去を書くと現在の段階で俺が確立している為、
作者がどう描くのか楽しみにしていたが、俺は俺であり、良かった。
この作品を読んでから、再度1作目より読みたい。
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地元ネタ。というと、面白いかイタイか。読めるか読めないかってな感じなんだけど。わりかし「読める」ほうに分類される。
「俺」のようなヤカラは今も昔もススキノにはうようよしているし、なんちゅうか自己分裂してんじゃねぇのか?っちゅうぐらい、増殖もしてるが。
それでも、一昔前。なんだよな。あの辺・この辺とあたりつけて読めるのが地元ネタのいいとこ。
しかし、タクシーの運ちゃんが「景気悪くて・・・」うんぬんのくだりが、今もって同じこと言ってるぞぇw
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ススキノ探偵俺シリーズの前日譚。
映画化記念らしい。桜庭の出し方は唐突。桐原はミツオと名前からして、かなりガキっぽくイメージしてしまった。謎解きは相変わらずのドタバタ結末。
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しかし東直己は人気がないんだろうか。レビューを書いてる人のなんと少ないことか。ススキノ便利屋シリーズ。映画化が決まったから、その前日譚を書くことになったそうだ。俺も高田も桐原も桜庭もモンデも出てきて、おーと思った。全てが若いなーって感じ。若いけど、俺は何も変わってないというか。やっぱり映画の前に全部再読しよう。
2018.3.13
再読。やっぱススキノシリーズも尻すぼみというか、最初の頃の方が面白かったよな。まぁこれはサイドストーリー的な感じだからな。桐原が出てくるのは覚えてたけど、桜庭も出てたんだな。このころから相性が悪いというか、縁起の悪い相手だったんだな。交通事故で死にそうになるなんて。しかし高田はなんていい人なんだ。こんな俺に付き合ってくれるなんて。