東直己のレビュー一覧

  • 抹殺

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    ネタバレ

    うーん、設定は、やっぱり東さんだなぁと思うけど、どーしても現実的には無理かなって思ってしまう。
    自分、職業柄車いすは毎日使うだけに、車いすの殺し屋っていっても、街中や人ごみの中、簡単に行かないよ。
    宮崎がどうして殺し屋になったのか、まだ背景もよくわからないけど、こんなパーフェクトにいかないんじゃない?って現実に戻っちゃう。

    ま、あくまでも小説ってことで。

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    2014年04月21日
  • 旧友は春に帰る

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    ついに主人公の俺も、還暦...
    組長の桐原に至っては古希を迎えるという。

    スタート時には学生だったのに。

    渋みが増しているのが、よく伝わる。

    登場人物だけでなく、描写される街や文化も進歩している。第一弾の頃は、ポケベル、マッチだったのに。

    本作で、ようやっとネットカフェ。
    次作では、スマホ登場かな。


    しかし、ここでモンローが出て来るとは。
    なんだか、懐かしさがこみあげる。

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    2014年04月17日
  • 探偵は吹雪の果てに

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    シリーズものだが、本作では主人公が同年代になった。年齢と体力のギャップ、思い出したくない記憶など、感情移入のポイントが山盛り(笑)歳を取るって、なかなかよい。

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    2014年04月14日
  • バーにかかってきた電話

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    『探偵はサウナにいる。(じゃなくてよかったよ)』

    娯楽小説。でも、キライじゃない。中身に関して述べることはない。映画をみた。原作の方が好み。ただ、バーにかかってきた電話よりか探偵はバーにいる。の俺の方がが好きだった。

    シリーズで読む価値はありそうだ。

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    2014年03月30日
  • 探偵、暁に走る

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    ネタバレ

    いつもながらの俺さんワールド。

    きれいな彼女もできて羨ましい限り。

    ストーリー的には比較的まとまっといて読みやすくてよかったかと。

    ★4つでもいいかと思ったんだけどそこまでか?という気もするので厳し目の★3つで。

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    2014年03月28日
  • 古傷

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    法間シリーズ。

    前回は短編集のうちの一話のみしか出てこなかったキャラだったが、今回は長編の主人公に昇格。それだけにキャラは強く、口から出任せをいっているようで実は切れ者、無駄に(?)博識で的を得ており、シリーズ主人公として、これからも期待出来そう。今作に関しては、オチが中途半端であったのが少し残念。結局、闇は闇のまま、ということなのだろうが、何が闇だったのかも曖昧なままで、肩透かしを食らった感じ。まぁ、このキャラで今後に期待、かな。

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    2014年03月02日
  • 半端者

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    「俺」が探偵というか便利屋になる前のお話
    20代の「俺」はとても青い。
    可愛いなぁ~
    「俺」にもこんな時があったかぁ

    誰もが最初から大人であったわけではないのだ。
    お酒の飲み方も、遊び方も、だらしなさも
    まだ、少し迷いがあって
    でも、確かに「俺」の土台だなぁ。

    と、思わせる。

    高田氏・・も可愛いぃ。

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    2014年02月22日
  • 消えた少年

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    東作品は、登場人物が与えられた以上の役を演じる。
    一人一人の奥行きという感じが、とてもよく表れる。

    また、北海道ススキノという地域密着型も良い。
    石田衣良の『池袋ウエストゲート』に違いかな。
    こっちのが、先か。

    とにかく、シリーズものなのにダレた感がないのが素晴らしい。

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    2014年02月05日
  • バーにかかってきた電話

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    登場人物が多かったり内容があっち行ったりこっち行ったりで疲れた。

    ちゃんと頭を働かせて読めば楽しいんだと思う。

    ケンカも、酒も強い方がいいね!

    ストーリー
    いつものバーで、いつものように酒を呑んでいた「俺」は、見知らぬ女から、電話で奇妙な依頼を受けた。伝言を届け相手の反応を観察してほしいという。疑問を感じながらも依頼を果したのだが、その帰り道、何者かによって殺されそうになった。そして、ひとり調査を続けた「俺」が知ったのは依頼人と同じ名前の女が、地上げ放火ですでに殺されていたことだった。

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    2014年01月29日
  • 向う端にすわった男

    Posted by 読むコレ

    短編集でした。というか、こんなに話の長さが違う短編集は初めてでした。
    ススキノ探偵シリーズは、自分が北海道出身で大泉洋が好きである贔屓目を差し引いても、楽しく読めるシリーズです。今回、短編集であっても、その安心感は変わりませんでした。
    関係ないけど、自分も、一度でいいからこういう暮らしをしてみたい・・

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    2014年01月06日
  • 消えた少年

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    この巻は、〔俺〕にとって大切な巻かな。前に助けた彼女、やっぱり出てきた。
    すっかりススキノシリーズはまってます。読みやすいんだもの。

    でもやっぱり喧嘩のシーンは空白とか行変えなく書いてあるから読みにくいな。行動•考え•視線•感情‥一緒に書くのだもの。

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    2013年11月22日
  • 逆襲

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    ハードボイルド短編集。

    法間探偵のシリーズモノかと思って読んだら、彼が登場するのは8話のうちの1話だけだった。とは言いつつ、一話一話、それなりに面白かった。結構なまでにバカバカしいノリの話もあれば、ドキッとするようなブラックオチの話もあったり。色々な話を楽しめた。「守護神」が一番好きかな。でも、やっぱり面白かったのは今後も続編が出される法間探偵モノ。その続編も読みたい。

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    2013年11月07日
  • 向う端にすわった男

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    シリーズはひと通り読んだつもりだったのに、全く記憶に残っていないということは短編集なので後回しにしていたのかな。
    「向こう端にすわった男」がまさかこんなオチだったとは、あんまり東氏らしくないですね。表題作より「調子のいい奴」の不気味さの方が、よっぽど持ち味が出ているように感じました。

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    2013年10月27日
  • 探偵くるみ嬢の事件簿

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    ネタバレ

    お初の作家さん。
    ソープ嬢探偵。
    本当に、昔の「ピンク街」と云う感じでほのぼの読めます。

    短編集です。

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    2013年12月01日
  • 探偵はひとりぼっち

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    映画化2作目の原作らしい。
    「俺」の生活の変化っぷりにちょっと笑ってしまった。ワンシーンワンシーンは面白いのだが、全体的にスピード感が無いのと最後に残るもやもや感が辛かった。。

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    2013年10月06日
  • 駆けてきた少女

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    探偵はバーにいるシリーズ第七弾。

    面白いのは他社の物語ともリンクさせているところ。時代背景、プロット、様々な要素を絡めている。
    構想が凄い。
    よくもまあ、ここまでできるものだと。

    ただ、今回の去勢ショーに関してはいかがだろうか。というか、『駆けてきた少女』
    石田衣良の『池袋ウエストゲートパーク』をまんま、パクってしまったんじゃねーか?と云う程に、内容が八割以上まるかぶり...

    まあ、面白かったから良いけどね。

    物語の主人公"俺"も当時は大学生だったのに、本作品では47歳か。
    大分、時がたったな。

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    2013年09月05日
  • 探偵はひとりぼっち

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    『探偵はバーにいる』シリーズ第四作。

    時代設定が古いんだけど、古臭さを全く感じさせない。
    レトロ感が溢れるわけではない。

    描写がとても、巧い。

    しかし、今回はちょっと結末が強引か?
    人と人生ってこんな感じか、と、感慨深くおもってみたり。

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    2013年08月27日
  • 猫は忘れない

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    ススキノ探偵物語。登場人物がいちいち個性的で、話も面白い。
    ただ、だれがゲイでバイでホモなのか、相関図でも書かないと理解しきれない複雑さがある。

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    2013年08月26日
  • 半端者

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    『探偵はバーにいる』の前日譚。

    主人公は探偵になる前の、まだ大学生。
    ホームである、バーのケラーはこの頃から。

    著者後書きでも記されているが、あえてキャラを抑えている。
    キャラが確立する前の、フィクションと私小説の間くらいの微妙な感じ。

    このシリーズ、ハードボイルドであるが、今回の一冊はかなり静か。
    陳腐な台詞になるが、ほんのり甘く切ない。

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    2013年08月26日
  • 探偵、暁に走る

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    地の文にも会話文にも、「ま、〜」が多すぎて読み心地がすこぶる悪い。
    主人公も他の登場人物も等しく「ま、〜」を多用するので、話者が誰か解りづらい。「まあ、」ならまだしも、「ま、」だとどうしても、良くも悪くも浮いて見える。

    内容は面白いのだが、文章力に難がある。文体は軽くても、文章力はしっかりしていてほしい。

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    2013年07月26日