東直己のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ススキノ・ハードボイルドシリーズ第八弾。
「殺人容疑者と親友になれ」
退職した昔馴染みの元刑事が厄介な依頼を持ちかける。
未解決の女子高生行方不明事件の証拠となるべき死体を見つけるためだという。
偶然を装い、男に近づいた俺だったが、その男は、一緒に酒を飲むのはまっぴら御免という俺が最も嫌いなタイプだった。
生涯最低の一冬を描く氏の辣腕ぶりをとくと御観覧ください。
酒飲みの呑み方指南としても、最高の出来栄えですわよ。
まあ・・・後味の悪さは否めませんが・・・・・・二日酔いだと思って。
シリーズを読み込んでいる方には、お馴染のキャラクターの意外な一面が見られるおまけ付き。 -
Posted by ブクログ
家にある小説を手当たり次第に本棚に登録し、少しづつ感想を書いているが、東直己作品が意外と多いことに自分でも驚いた。そういえば一時期ハマってたなぁと懐かしく思い出す。
酒とタバコをこよなく愛する「俺」が、行きつけのバーを事務所代わりにして依頼を受け事件解決に奔走する探偵物、札幌を舞台にしていることから通称『ススキノ探偵シリーズ』と呼ばれている。
『探偵はBARにいる』は、大泉洋主演で映画化もされたススキノ探偵シリーズの初作品。
ある日、コンドウキョウコと名乗る女性から人捜しの依頼を受ける。調査を続けるうちに依頼人や探し人の裏に反社会的勢力や地元政界の影が見え隠れし、それらに臆する事なく立ち振