東直己のレビュー一覧

  • 待っていた女・渇き
    探偵畝原シリーズの華、姉川との出会いを描く「待っていた女」と娘・冴香との絆が深い長編「渇き」の併録されたハードボイルド完全版。

    畝原シリーズの中では一番のお気に入りです。
  • 待っていた女・渇き
    探偵畝原シリーズの華、姉川との出会いを描く「待っていた女」と娘・冴香との絆が深い長編「渇き」の併録されたハードボイルド完全版。

    畝原シリーズの中では一番のお気に入りです。
  • 向う端にすわった男
    ススキノを舞台に、ちょっと格好付けな『俺』が色々な問題事に首を突っ込んではボロボロになりつつ解決していく探偵。
  • 駆けてきた少女
    ススキノ探偵シリーズ7作目らしい。
    初めて読んだ。
    「探偵はバーにいる」は、映画で観た気がするのだが?
    こんな感じだった?
    全然覚えてない。

    けど主人公のキャラが立っていて、
    面白かった。
    ケータイ嫌いとか、
    タバコふかして酒飲みながら、半身浴とか。

    1作目から読んでみようと思った。

    一日で読...続きを読む
  • 探偵はバーにいる
    懐かしい。たまに読んでハードボイルド気取りたくなる。

    12オンス•タンブラァ、ススキノ、サイド•ベンツ、ラスティ•ネイル
  • バーにかかってきた電話
    映画はチラッとしか見てないけどいつか原作をじっくり読んでみたいと思ってました。いやいや中々おもしろい!一作目は読んだ記憶が朧げにあるんだけどなんか印象が全然違う。主人公の「探偵」は、大麻を育てたりギャンブルで小銭を稼いだり毎日飲んだくれて喧嘩してあんまりまともなことはしてない。80年代が舞台らしくて...続きを読む
  • 猫は忘れない
    ずっと新刊が出ないので、書くのをやめたのか、体調が優れないのか、はたまたこの世の人でなくなってしまったのかなど考えて数年間読まずに最後の一冊を置いてしたのですが、そろそろ潮時だと思い、ついに読みました。
    歳をとったとはいえ主人公である俺の偏屈でだらしなくも真っ直ぐで愛嬌があるところは健在で、まだまだ...続きを読む
  • バーにかかってきた電話
    世間一般から見ると、いわゆる「壊れてるヒト」の探偵がたまらなくカッコ良い。
    ススキノの住人達も個性豊かで愛おしいです。
    あくまで私自身の問題なのですが、映画上映時に観てからほとんど忘れていたのに、たまたま最近CSで観てしまったから、プロットがしっかりと頭に残っていて、「コンドウキョウコ」が勝手に脳内...続きを読む
  • 探偵はひとりぼっち
    お友達のマサコちゃんの殺人事件に探偵さんが追いかける。
    背後関係が複雑でドンドン孤独になっていく感が凄い。
  • 猫は忘れない
    映画は全て観ていたが、原作は未読だったので書店で目についたこの作品から読み始めてみた。
    すすきの人だったこともあり、住所や文字から思い起こせる背景がいちいち懐かしくて切なくなる。
    前の日にデンマークの小説を読んでいたので、聞き慣れた単語に安堵してかあっという間に読み終えてしまった。
    エンタメ感のある...続きを読む
  • 探偵はバーにいる
    レビューが両極端なのは読んでみて納得です。
    どちらかと云うと自分にとっては苦手な方の文章なので、読むのに時間がかかりました。
    最後まで読むと安直に捉えていた人物の意外な面が有ったりして続きが気になります。

    映画は全て観ているのですが、別物として楽しめました。
  • 探偵はバーにいる
    映画の方しか知らず、だいぶ遅ればせながら本書を手に取った。
    80年台の設定であり、洋物のまがい物じみたハードボイルド感がなく、日本的な湿り気と、ススキノとが入り混じり良い作品だった。
  • 待っていた女・渇き
    ススキノ探偵シリーズが読み終わったので、
    畝原シリーズに手を出してみました。

    篠原は、ススキノ探偵シリーズにも出てきたななどと思いながら読み進めました。

    キャラ的には、「俺」よりも畝原の方が好きです。

    ストーリーも面白かったです。
    少なくとも、ススキノ探偵シリーズの最後の方よりは…

    本シリー...続きを読む
  • 待っていた女・渇き
    ススキノ探偵シリーズが読み終わったので、
    畝原シリーズに手を出してみました。

    篠原は、ススキノ探偵シリーズにも出てきたななどと思いながら読み進めました。

    キャラ的には、「俺」よりも畝原の方が好きです。

    ストーリーも面白かったです。
    少なくとも、ススキノ探偵シリーズの最後の方よりは…

    本シリー...続きを読む
  • 探偵はバーにいる
    ハードボイルドは初めて手に取ったジャンル。ススキノの街の様子やバーでのやり取り、知らないお酒の名前、なんか新鮮だった。北海道弁で書かれている台詞が最初は読みづらかったけど、慣れてこればサラサラと読み進められた。28歳でオヤジかぁ。私はババァだな。人生は十人十色、自分の知らない生き方を覗き見ることがで...続きを読む
  • 探偵は吹雪の果てに
    東直己のススキノ探偵シリーズは、いわゆる第一期、つまり主人公の「俺」が20代後半から30代だった時代の作品(具体的に言うと『探偵はひとりぼっち』まで)しか読んでなかったので、このいきなり十年以上の年月が経過していて「俺」が春子と結婚し、別れ、そしてなんと中学生にもなる息子までいるという舞台の変化にあ...続きを読む
  • 消えた少年
    シリーズの長編3作目。
    「言葉のレベルを設定したのはあんただよ」とか、近年SNS等で有名人にチンケなクリシェで悪絡みする連中に対してなんかも使えそうで、今の世の中に投げかけても違和感のない言葉が多く見られる。先見の明がすさまじくないか。
    裏表紙のあらすじに「変質者による犯行か」とあり、前作までは...続きを読む
  • 探偵、暁に走る
    大泉が演じた初期の若き「俺」とはもはや別人といってもいい、50近くのデブと化している主人公なのだけれど、やっぱりファンとしてはそういう彼にも愛着がありますな。
    年々渋さと偏屈さに磨きがかかってるし、信念は曲げないし。

    「俺」と、おそらく作者自身がモデルであるのだろうと思われる物語の重要な位置をしめ...続きを読む
  • バーにかかってきた電話
    忘れないうちにまず言っておきたいのは、僕はモンデの店員が大好きです(無事でよかったな、兄弟ぇ)。
    相変わらず、何でもないようなところが面白い。偽名の読み方なんてどうでもいいのに「二十郎」の読み方を訂正して心の中の三船敏郎にこれまたどうでもいいことを言わせたり、あらゆる地の文が退屈でないのはすごい。...続きを読む
  • 探偵はバーにいる
    映画版未見。原作も初めて読んだが、この原作の第1作は映画版の3で設定が部分的に使われているのみで、映画版になってる3本は原作の2と5とオリジナルらしい。まぎらわしい。
    とにかく、品のないものも含めてワードセンスや細かな描写がおもしろかっこよく(おもしろかっこいいとしか言いようがない。この言葉を生んだ...続きを読む