東直己のレビュー一覧

  • 探偵は吹雪の果てに
    人を食った表現のオンパレードであるものの主人公の気持ちや感覚が手に取るようにわかるのが不思議。
    基本的には主人公はなにもしていないにもかかわらず、勝手に周りがわらわら動いて抗いたい展開に巻き込まれていくのも、無理なく受け入れられる。
  • 探偵はひとりぼっち
    みんなから愛されていたオカマのマサコちゃんが、殺された。
    みんな悲しんだのに、犯人逮捕を望んだのに
    いつの間にか、口にしなくなる。
    マサコちゃんのことが大好きだった俺が
    犯人探しに立ち上がる。

    立ち上がったとたん、
    孤立無援、四面楚歌。
    ひとりぼっちってこういうことだったか。うんうん、なるほどね~...続きを読む
  • 待っていた女・渇き
    東直己さんのススキノ探偵シリーズが好きなので
    他シリーズも気になり読んでみました。
    かなりのハードボイルド。
    ススキノ探偵シリーズと比べて、
    主人公がかなりの常識人というのも対比できて面白い。
    同じ場所を舞台にしているので色々な登場人物が
    交錯するのも楽しめます。
  • 待っていた女・渇き
    東直己さんのススキノ探偵シリーズが好きなので
    他シリーズも気になり読んでみました。
    かなりのハードボイルド。
    ススキノ探偵シリーズと比べて、
    主人公がかなりの常識人というのも対比できて面白い。
    同じ場所を舞台にしているので色々な登場人物が
    交錯するのも楽しめます。
  • 半端者
    ススキノ探偵シリーズ、主人公「オレ」の若かりし日の話。
    私も若い頃のことを思い出した。
    甘く切ない若かりし日の恋。
  • 札幌刑務所4泊5日
    タイトルそのままの見聞録。
    4泊5日なら行ってみたいかな•••
    なんてことを思わせてしまう、マジメな人が読んだら激怒しちゃうかもって作品。
    血税を云々なんて言わず、この馬鹿な作者にひと時お付き合い下さい。きっと、笑いをかみ殺すこと必至ですよ。
  • 探偵、暁に走る
    ススキノ探偵シリーズ9作目。

    前3作はひたすらウザキャラを相手にしている内容だったせいか読むのに結構疲れた覚えがあるが、今回は久しぶりにサクサクと読めた。これまでのシリーズの最長作のようだが、全く苦にならなかったし、終わり方もすっきりと片がついたものであったので良かった。キャラ設定も良かったと思う...続きを読む
  • 旧友は春に帰る
    ススキノ探偵シリーズ11作目。

    1作目に出てきたススキノで断トツNO.1デリヘル嬢「モンロー」が再登場する。

    当時から25年が経過。
    心身ともに落ちぶれたモンローに若干ショックを受ける。

    しかしそれはあくまでも輝かしい過去を知っている主人公・「俺」の描写であり、他の登場人物からは『美人』『綺麗...続きを読む
  • 探偵はひとりぼっち
    ススキノ探偵シリーズを『消えた少年』以外、順々に読んでいるが一番好きな作品。

    人物の心情などが心に入ってくるように分かる文章が好きだ。

    面白い。
  • 待っていた女・渇き
    強烈な犯人たちだったけれど、
    なんだか、傍観者のはずの
    端野教授が一番クセモノな感じが・・
    しかし、人間狂ってて当たり前、みたいな人が多くて、驚き。
    バラバラな感じが、グワーッとひと固まりのおおきな事件になっていく、その感じがとても面白くて、
    飽きなかった。
    そんな中で探偵畝原さん、お父さんなところ...続きを読む
  • 待っていた女・渇き
    強烈な犯人たちだったけれど、
    なんだか、傍観者のはずの
    端野教授が一番クセモノな感じが・・
    しかし、人間狂ってて当たり前、みたいな人が多くて、驚き。
    バラバラな感じが、グワーッとひと固まりのおおきな事件になっていく、その感じがとても面白くて、
    飽きなかった。
    そんな中で探偵畝原さん、お父さんなところ...続きを読む
  • 立ち向かう者たち
    短編集。
    冒頭の「立ち向かう者たち」の
    主人公に共感してしまった。
    何かコトが起こるとこぞって被害者の立場から
    加害者を糾弾するマスコミ報道ばかりの中で
    こういう視線や立場からものが見れるって
    いいなぁと思った。

    「疑惑」には誰もが嫌悪してしまう女が出てくるけど
    その後に「責任」を持ってくるところ...続きを読む
  • 半端者
    ススキノ探偵シリーズ10作目。

    1作目よりも前、主人公・「俺」が探偵になる前の、
    大学生時代の物語。

    映画化を記念した作品とのこと。

    気に食わない喫茶店のマスターを嵌めたり。
    老人を守るためにヤクザに突っかかったり。
    恋に落ちたフィリピン人のために命を賭けたり。

    まさに青春という感じ。

    ...続きを読む
  • 消えた少年
    シリーズの中では今のところ一番。
    終始どきどきするのでスリル満点。
    ただし、中学生の失踪事件そのものはとても喜んで読めるものではなく、苦しいものであり、事件の真相が分かるたびに気持ちが悪くなる。
    読んでいて楽しいという類いではないけれど、先がきになるから読んでしまう。

    探偵もシリーズの最初の頃から...続きを読む
  • 半端者
    このシリーズは以前に既に何作か読んでいて
    映画を観てから主人公や高田に親近感を一段と感じるようになりました。
    そんなわけで、この作品は読みながらも、二人の顔がちらちらと浮かび、
    すっかりイメージがついてしまいましたが、
    それはそれで良い方向へ働いて(と思おう)
    北大生の時代の二人のお話、楽しく読みま...続きを読む
  • 札幌刑務所4泊5日
    一日で読破できる程度の分量と内容。いまなら、ホリエモンの獄中の体験記と比べて読むとより楽しめるのでは。
  • ライト・グッドバイ
    ススキノ探偵シリーズ8作目。

    題材は女子高生殺害事件。

    「容疑者と親友になれ。」というシリーズお馴染みキャラの退職刑事・種谷から依頼を受け、容疑者に近づく主人公・「俺」。

    この容疑者の度を越えた異常さ、気持ち悪さはさて置き…
    事件の犯人が最初からほぼ決定している、という設定が新しく感じる。

    ...続きを読む
  • 向う端にすわった男
    ススキノの探偵「俺」の短編集。
    「俺」の生活ってこんな感じなのね。
    結構、巻き込まれにいってる感じもあり、
    そういう人だから探偵なのかも。

    どの話も、よかった。
    表題作は、笑えた。
    「俺」も若いね。
  • 探偵は吹雪の果てに
    今回は「俺」の若い頃の彼女・純子が死んだと思っていたら生きていて
    再会するところから始まり、事件に巻き込まれていく。
    小説だから・・・といってしまえば仕方ないけど、どうしてこうも「俺」は
    事件に巻き込まれるのか(笑)
    その度に、古い付き合いの高田や桐原、松尾に助けられ事件を
    解決していく。

    発売さ...続きを読む
  • 半端者
    「探偵はバーにいる」シリーズです。
    まだ、探偵になる前北大生の頃のお話です。
    大学はほとんど行かず、バイト、バクチ等
    夜はススキノで飲んでいるのはこの頃からです。
    このシリーズ、他の作品も読んでみたいです。