東直己のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレおもしろかった
なにやらおもしろいとは聞いていたススキノシリーズ。
映画もおもしろかったし、いつかは読もうと思っていたのだが、なかなか1から順にお目にかかる機会がなくどーしたもんかなーと思ったいたところ、これはそれ以前のストーリーとのことで、手にとる。
飲んでんなー
ひたすら飲んでんなー
酒漬けの日々、としかいいようがないが、
それでも家庭教師ができてるところが笑える。
飲んでー飲んでー、賭けてー飲んでー
そうやって探偵さんができあがったってとこですか。
老人追い出し問題の決着が意外な決着をみたとこが好き。
あと「ケラー」のマスターが断然魅力的。
こーゆー人のいる店でお酒飲んでみたいです -
Posted by ブクログ
ススキノ探偵シリーズ。
《俺》はビルの8階にあるスナックで飲んだ後、そのビルの階段で若い男女に出会う。女性が嫌がっているらしいのを見て男を窘めると、女に唆された男にナイフで刺されてしまう。
腹の脂肪が厚いお陰で傷は浅く済んだが、犯人は捕まらない。
入院中に見舞いにきた霊能力おばちゃん・濱谷に、最近濱谷のところに入り浸っている女子高生のことで相談を受ける。
退院すると女子高生の素性を調べ始めて、更に自分を刺した犯人も追い始める。
その内、犯人と思われる男を割り出すが、その犯人・加賀埜という男と仲間のもう一人が別々に遺体で発見される。
なんというか、あれもこれも 色々な人間が複雑に絡んで、あ -
Posted by ブクログ
シリーズ1作目「探偵はバーにいる」に登場したあのモンローから、四半世紀ぶりに「お願い。助けて」と言うメールが来たところから周囲が慌ただしくなり、それから最後までハラハラしながらも懐かしくなったり悲しくなったりする話だった。
とにかくモンローと一緒になって追っ手から逃げようとする前半と、大切な人を守ろうと戦う後半で流れが一気に変わっていて飽きない。
消えた少年もそうだったけど、誰かを守ろうとする時の主人公〈俺〉が格好良い。
事件の解決法はなかなか気持ちの良いものだったけど、その後に判明する事件のその後と、真相があまりに悲しい。心に残る名作です。 -
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ネタバレ 購入済み
面白かった...けど
面白かった。
映画版を見てからだけど、映画版より「俺」のマサコちゃんに対する気持ちが伝わって良かった。
でも、最後のどんでん返しが尻すぼみかな?
映画版の方ストーリーの方が整合性はあったかな -
Posted by ブクログ
大泉洋主演の映画「探偵はBARにいる」の原作。同タイトルの小説もあるが映画のもとはこちらです。娯楽小説。
著者の東直己は、樽商、北大という北海道の2大アタマイイ大学を中退し、その後は大学の肩書とは程遠い商売などを転々として作家デビューを果たすのだけど、その中でススキノの某タウン誌の編集に携わっていたことがあり、その頃の経験がこの東京以北最大の歓楽街の裏表をいきいきと描く基盤となったのではないかなと思っています。
私自身ススキノにどっぷりつかっていた時期とかぶっているので、このススキノ探偵シリーズには非常に愛着があります。碁盤の目の街の曲がり角を駆け抜ける<俺>の息遣いを、肌で感じてしまいます