東直己のレビュー一覧

  • 半端者

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    ネタバレ

    おもしろかった

    なにやらおもしろいとは聞いていたススキノシリーズ。
    映画もおもしろかったし、いつかは読もうと思っていたのだが、なかなか1から順にお目にかかる機会がなくどーしたもんかなーと思ったいたところ、これはそれ以前のストーリーとのことで、手にとる。

    飲んでんなー
    ひたすら飲んでんなー
    酒漬けの日々、としかいいようがないが、
    それでも家庭教師ができてるところが笑える。

    飲んでー飲んでー、賭けてー飲んでー
    そうやって探偵さんができあがったってとこですか。
    老人追い出し問題の決着が意外な決着をみたとこが好き。
    あと「ケラー」のマスターが断然魅力的。
    こーゆー人のいる店でお酒飲んでみたいです

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    2016年02月22日
  • 駆けてきた少女

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    ススキノ探偵シリーズ。
    《俺》はビルの8階にあるスナックで飲んだ後、そのビルの階段で若い男女に出会う。女性が嫌がっているらしいのを見て男を窘めると、女に唆された男にナイフで刺されてしまう。
    腹の脂肪が厚いお陰で傷は浅く済んだが、犯人は捕まらない。

    入院中に見舞いにきた霊能力おばちゃん・濱谷に、最近濱谷のところに入り浸っている女子高生のことで相談を受ける。
    退院すると女子高生の素性を調べ始めて、更に自分を刺した犯人も追い始める。
    その内、犯人と思われる男を割り出すが、その犯人・加賀埜という男と仲間のもう一人が別々に遺体で発見される。


    なんというか、あれもこれも 色々な人間が複雑に絡んで、あ

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    2016年02月11日
  • ライト・グッドバイ

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    再読。
    ススキノの便利屋-俺が見せる相変わらずのひねくれたモノの見方、妙な独自のこだわりと、年齢を重ねることで身につけた我慢強さのバランスが絶妙であり、シリーズの中で最も俺の良さが出ていると思う。
    ストーリーの中核をなす登場人物を遠慮なく徹底的にグロテスクに描く思い切りも当シリーズらしいです。

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    2016年02月08日
  • 札幌刑務所4泊5日

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    どんな内容かわからずに手にした本ですが、読みやすくて面白かったです。実話なんですね!
    刑務所の中なんて知らないことが一杯で、勉強になりました。
    この著者の方、おもしろいですね・・・
    適当に書いているように見えて、実はしつこく同じフレーズを繰り返すことで笑いがこみ上げてきたり、イマドキ世の中にあふれている、大して文章力もないのにライターをやっている人たちとは違うなぁって思いました(ごめんなさい)

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    2016年01月26日
  • 旧友は春に帰る

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    シリーズ1作目「探偵はバーにいる」に登場したあのモンローから、四半世紀ぶりに「お願い。助けて」と言うメールが来たところから周囲が慌ただしくなり、それから最後までハラハラしながらも懐かしくなったり悲しくなったりする話だった。
    とにかくモンローと一緒になって追っ手から逃げようとする前半と、大切な人を守ろうと戦う後半で流れが一気に変わっていて飽きない。
    消えた少年もそうだったけど、誰かを守ろうとする時の主人公〈俺〉が格好良い。

    事件の解決法はなかなか気持ちの良いものだったけど、その後に判明する事件のその後と、真相があまりに悲しい。心に残る名作です。

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    2015年06月19日
  • サイドストーリーズ

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    ダ・ヴィンチ編集部編のサイドストーリーズを読みました。

    姫川玲子シリーズ、榎本径シリーズ、さよならドビュッシー、天地明察、まほろ駅前シリーズなどの登場人物たちの「一服ひろば」を題材にしたサイドストーリー短編集でした。
    元のシリーズも楽しんで読んでいたので、これらの短編もおもしろく読みました。

    12編のうち半分は元のシリーズを読んでいないのですが、これを機会に読んでみたいな、と思いました。

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    2015年05月16日
  • サイドストーリーズ

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    タバコが小道具の12のシリーズのサイドストーリー。
    目的は東直己。久しぶりに「俺」に会えた。
    ちょっと、かっこよく描かれていて残念。ススキノ探偵もいいけれど
    探偵畝原に会いたいよ、書いてくれぃ、と思いを募らせた。
    姫川女史も多田と行天のコンビもDr.新条も、面白かった。
    読んでみたい本がまた増えたよ。罪作りな一冊ね。

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    2015年05月15日
  • サイドストーリーズ

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    ただの番外編の短編集だと思って読んでいたら、やけに煙草と一服ひろばが話に出てくる(--;)でも最後まで読んで納得!JTなんですね(^。^)y-~ このサイドストーリーズに出てくるシリーズは「天地明察」と「まほろ駅前」しか読んでいないけれど、どの話も好みで読破したくなった(^^)♪しかし積読、読みたい本をたくさん抱えているから、シリーズ名を控えておいて暇な時にでも読めたら良いかなと…(^-^;)

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    2015年05月14日
  • 探偵は吹雪の果てに

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    2015.4.21-24
    相変わらず政官財の癒着は最後の種明かしにほんのサラリと触れるだのスタンスがこの著者の味なのか。決して軽い内容のものではないものの、台詞回しに毎度爆笑しつつ読めるのもあえてのものかと1日で読み終えた。

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    2015年04月22日
  • 探偵はひとりぼっち

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    2014.11.20ー76
    探偵シリーズ4作目。
    オカマのマサコちゃんの惨殺犯と噂のある代議士の後援会長の甥を追い詰めるものの犯人は見当違いとの結末はあっけないが、東直己ワールド全開で一気読み。

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    2014年11月20日
  • バーにかかってきた電話

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    面白れえなあ。
    マーロウよりも魅力的でかっこいいかもしれない。
    映画になったというので読み返したけどやっぱ傑作だ。
    探偵はヨレヨレで、ふざけてて、情けなくて、真実には自力ではたどり着けなかったかもしれないが、ズタボロでススキノを疾走する姿には読んでてこっちも力が入ってしまう。
    数は多くて活きてない登場人物がいるし、電話の主も意外性はあまりない。
    探偵、お前何やってんだ、と突っ込みたくなるが、ラストは思わずもらい泣き。
    映画もまあ面白かったけど、原作には遠く及ばない。
    大泉も松田も小雪も全くマッチしていないと思うのは私だけ?

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    2014年11月02日
  • 探偵は吹雪の果てに

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    既出のシリーズは全巻読んでいると思っていたのに、なんと初読のようです。
    いつもの仲間たちがほんの脇役でしか登場せず、俺とエキストラだけでほぼ構成された珍しい一冊。田舎町の住民を徹底的に馬鹿にしたような記述のオンパレードは、中途半端な遠慮がなくて清々しいほどです。東氏の問題意識は北海道の政官民が結託した汚職と、頭の悪い若者、文化人気取りの3つに向けられていて、ブレないところが魅力です。

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    2014年10月06日
  • 探偵はひとりぼっち

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    俺は、少しでも自分のことを知っている人のそばにいたかった。だが、それは悲しいほどにみっともない気持ちだと思った。

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    2014年08月07日
  • 探偵はひとりぼっち

    ネタバレ 購入済み

    面白かった...けど

    面白かった。
    映画版を見てからだけど、映画版より「俺」のマサコちゃんに対する気持ちが伝わって良かった。
    でも、最後のどんでん返しが尻すぼみかな?
    映画版の方ストーリーの方が整合性はあったかな

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    2014年07月05日
  • 探偵、暁に走る

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    2014.6.28ー46
    ススキノ探偵シリーズ8作目とのこと。
    東直己7冊目にして「バーにかかってきた電話」「流れる砂」に次ぐ面白さ。長編の割にストーリーの捻りには欠けるものの、相変わらず軽快な文章と会話で読み易さ抜群。

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    2014年06月28日
  • 探偵は吹雪の果てに

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    慕情。
    まさしく、そんな副題が似合う一冊。

    今回はハードボイルドだったな。

    今ある自分の癖が別れた女の影響を受けていたなんて辺りや...

    齢を重ねてからの思い、想い。

    哀愁漂う慕情の一時。

    今回は胸を打つ回だった。

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    2014年06月11日
  • 待っていた女・渇き

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    2014.5.25ー37
    結末が軽過ぎた感は否めないものの、相変わらずの軽快な展開と台詞回しで充分に楽しめた。

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    2014年05月25日
  • 待っていた女・渇き

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    2014.5.25ー37
    結末が軽過ぎた感は否めないものの、相変わらずの軽快な展開と台詞回しで充分に楽しめた。

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    2014年05月25日
  • バーにかかってきた電話

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    大泉洋主演の映画「探偵はBARにいる」の原作。同タイトルの小説もあるが映画のもとはこちらです。娯楽小説。

    著者の東直己は、樽商、北大という北海道の2大アタマイイ大学を中退し、その後は大学の肩書とは程遠い商売などを転々として作家デビューを果たすのだけど、その中でススキノの某タウン誌の編集に携わっていたことがあり、その頃の経験がこの東京以北最大の歓楽街の裏表をいきいきと描く基盤となったのではないかなと思っています。
    私自身ススキノにどっぷりつかっていた時期とかぶっているので、このススキノ探偵シリーズには非常に愛着があります。碁盤の目の街の曲がり角を駆け抜ける<俺>の息遣いを、肌で感じてしまいます

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    2014年05月16日
  • 探偵はひとりぼっち

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    孤軍奮闘する俺が意地を張り続ける中で、知人達が離れたり近づいたりと距離感を変えながら見守る塩梅の絶妙さはシリーズを熟読したファンならではの楽しみポイントか。
    いつもながら嫌味を言う時の切れ味は天下一品。

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    2014年03月31日