東直己のレビュー一覧
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2015.4.21-24
相変わらず政官財の癒着は最後の種明かしにほんのサラリと触れるだのスタンスがこの著者の味なのか。決して軽い内容のものではないものの、台詞回しに毎度爆笑しつつ読めるのもあえてのものかと1日で読み終えた。Posted by ブクログ -
2014.11.20ー76
探偵シリーズ4作目。
オカマのマサコちゃんの惨殺犯と噂のある代議士の後援会長の甥を追い詰めるものの犯人は見当違いとの結末はあっけないが、東直己ワールド全開で一気読み。Posted by ブクログ -
面白れえなあ。
マーロウよりも魅力的でかっこいいかもしれない。
映画になったというので読み返したけどやっぱ傑作だ。
探偵はヨレヨレで、ふざけてて、情けなくて、真実には自力ではたどり着けなかったかもしれないが、ズタボロでススキノを疾走する姿には読んでてこっちも力が入ってしまう。
数は多くて活きてない登...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。
映画版を見てからだけど、映画版より「俺」のマサコちゃんに対する気持ちが伝わって良かった。
でも、最後のどんでん返しが尻すぼみかな?
映画版の方ストーリーの方が整合性はあったかな -
2014.6.28ー46
ススキノ探偵シリーズ8作目とのこと。
東直己7冊目にして「バーにかかってきた電話」「流れる砂」に次ぐ面白さ。長編の割にストーリーの捻りには欠けるものの、相変わらず軽快な文章と会話で読み易さ抜群。Posted by ブクログ -
慕情。
まさしく、そんな副題が似合う一冊。
今回はハードボイルドだったな。
今ある自分の癖が別れた女の影響を受けていたなんて辺りや...
齢を重ねてからの思い、想い。
哀愁漂う慕情の一時。
今回は胸を打つ回だった。Posted by ブクログ -
大泉洋主演の映画「探偵はBARにいる」の原作。同タイトルの小説もあるが映画のもとはこちらです。娯楽小説。
著者の東直己は、樽商、北大という北海道の2大アタマイイ大学を中退し、その後は大学の肩書とは程遠い商売などを転々として作家デビューを果たすのだけど、その中でススキノの某タウン誌の編集に携わってい...続きを読むPosted by ブクログ -
孤軍奮闘する俺が意地を張り続ける中で、知人達が離れたり近づいたりと距離感を変えながら見守る塩梅の絶妙さはシリーズを熟読したファンならではの楽しみポイントか。
いつもながら嫌味を言う時の切れ味は天下一品。Posted by ブクログ -
ススキノ探偵シリーズ第三作。
畝原シリーズ読んだ後だと軽く感じるが、
その分読みやすい。
最後の犯人がちょっと強烈だった。
次映画化してほしいのはこの作品かなー。
描写に相当無理があるんだろうけど。
その場合、犯人役を誰がやるんだろうとか考えてみたり。Posted by ブクログ -
俺シリーズの中でも好きな作品。軽い俺なのに話は身近で難しい。本当にいい奴だなと思う。少年は助けるは最後は立ち上がるは、本当いい奴だからハッピーエンドで良かった。
その分犯人の印象が強く、モンスターとはこういうことかと。Posted by ブクログ